チャイナエアライン 大阪→台湾・台北 エコノミークラス B77W
こんにちは、モリオです。今回搭乗するのは、チャイナエアライン CI157便、大阪・関空(KIX)発→台湾・台北桃園空港(TPE)行き - 機材B777-300ER(B77W)のエコノミークラス。この飛行機の機内の様子や、座席マップ、座席の広さ、そして気になる機内食など、このチャイナエアライン エコノミークラスの機内体験をできるだけ詳しくお届けしたいと思う。
飛行機の優先搭乗のメリット
この飛行機の優先搭乗のメリットといえば、他の人に遮られること無く、ゆったりと自分の座席に乗り込むことができることと、早く座席に座れることで、頭の上の荷物入れに先に荷物を入れられるというところ。エコノミークラスの場合、混み合う路線になればなるほど、通常の搭乗タイミンだと頭上の荷物入れスペースは空きが少ないこともしばしば。なのでこのスカイプライオリティの優先搭乗は、エコノミークラスの利用で非常に重宝する。
さて、それでは飛行機の機内へと進もう。今回のチャイナエアラインの飛行機の機材は B777-300ER(B77W)。遠距離路線でも活躍している大型ジェット旅客機の一つだ。
チャイナエアライン B777-300ERの座席マップ
そのチャイナエアライン B777-300ER(B77W)の座席マップは上のようになっており、機材の前側からビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、そしてエコノミークラスの3クラス制の座席表となっている。
ちなみにエコノミークラスの後ろ側には3列分だけ窓側に2人席が設けられているが、こちらは有料座席となっている。また非常口ラインの座席も有料座席として設定されており、他の航空会社のように上級会員でも無料では押さえることが出来ない。
ビジネスクラス
飛行機の機内に入って最初のエリアはビジネスクラス。このチャイナエアラインのビジネスクラスは、サイドテーブルに木目があしらわれていたり、ライトもインテリア風にデザインされているなど、非常に扇子が良い感じに仕上げられている。いつか乗ってみたいなぁ。
プレミアムエコノミークラス
ビジネスクラスの後ろにはプレミアムエコノミークラス。座席のヘッドレストには「Reserved Seat - 保留座」と書かれており「勝手に座るんじゃねーぞ」という感じが伝わってくる(笑)
エコノミークラス
そしてプレミアムエコノミーエリアを抜けると、今回私達が利用するエコノミークラスの座席が現れる。エコノミークラスのエリアも、壁には木目などがあしらわれ、照明も優しい暖色系が使われていて良い感じ。座席の色もオレンジとチャコールブラウンでなんだかおしゃれな雰囲気にまとめられている。
チャイナエアライン B77W エコノミークラスは、最初のシートマップでも紹介したとおり、3-4-3の座席配列となっている。
チャイナエアライン B77W エコノミークラスの座席
やっと私達が今回座るエコノミークラスの座席に到着。普通のエコノミークラスの座席はこんな感じで布張りのシートになっている。
実際に座ってみたところ
実際にエコノミークラスの座席にミヅキ(女性 / 身長160cm / 中肉中背)が座ってみたところがこちら。パッと見た感じシートピッチが狭いのかなと思ったら、前席との間隔も意外とゆったりと設定されていて快適だ。
座席のリクライニング
座席のリクライニングは、背もたれと座面が一緒にスライドする感じになっていて、エコノミークラスとしては深めのリクライニング角度を保っている。
レッグスペース
足元のレッグスペースがこちら。こちらはミヅキが座ったときのレッグスペースの写真だが、ゆったりと広めに設定されているのがわかる。なお、フットレストなどの装備は無い。
以外に広いレッグスペース
私(男性 / 身長170cm / 中肉中背)が座ったときのレッグスペースがこちら。男性が座ってもそこそこ広めの設定になっているようだ。
ちなみに足元のシートポケットには安全のしおりとエチケット袋が入っているだけで、雑誌などは置かれていない。
個人モニターと充電設備
座席の前には、個人用モニターが備わり、モニター下部には充電用のUSBポートも1つ備わっている。また座席と座席の間の下部にはマルチタップの充電用コンセントも装備されているので、フライト中の電源確保は困ることはない。
座席のテーブル
座席には折りたたみ式のテーブルも備わる。
ヘッドレスト
座席の背もたれには、角度と高さ調整ができるヘッドレストが備わる。
飛行機の窓
飛行機の窓は物理ブラインダーを上げ下げするタイプになっており、離陸と着陸の際は、ブラインドはしっかりと上げておこう。
ヘッドホンの配布
チャイナエアライン CI157便は短距離路線のため、座席には特にこれといったアメニティは置かれていないが、後でCAさんがイヤホンジャックを配ってくれる。
上級会員向けのアメニティ / ミニピロー
また、チャイナエアラインでは上級会員向けにミニピロー(ミニ枕)のアメニティが用意されており、上級会員が座る席には上の写真のようにミニピローがあらかじめ置かれている。しかし、当日の空港などで席の変更をした場合は無いので注意。私達も今回、空港で座席の調整をしたため、席にはこのミニ枕は用意されいなかった。
なお、チャイナエアラインでは上級会員に対する対応がとても良く、このミニピローのアメニティ配布や、フライト前のCAさんからの挨拶、そして機内食の優先配布などのサービスが行われる。また台北の空港ではスカイプライオリティのチェックインカウンターが、通常のエコノミークラスのカウンターと同じぐらい用意されていたりと、本当に上級会員の扱いがとても良いので、私と同じようにスカイチームのゴールド会員を持っている人は、このチャイナエアラインのフライトは非常におすすめだ。
天井の読書灯
さて、エコノミークラスの座席の詳細に戻ろう。座席の上には読書灯とシートベルトサインのランプ設備が置かれている。
頭上の荷物入れ
座席の頭上には荷物入れが用意されているが、後ろの方の座席になると、機内の備品などが入っていて荷物が入れられないこともあるので注意しよう。
チャイナエアライン CI157便の出発
乗客が全て乗り込んだところで、いよいよ私達を乗せたチャイナエアライン CI157便は離陸のために滑走路へと向かい始める。
チャイナエアラインの機内安全ビデオ
飛行機の機内ではチャイナエアラインの機内安全ビデオが流れ始める。チャイナエアラインのこの機内安全ビデオは水墨画風のイラストと実写を交えた構成となっており、結構真面目な感じに作られている。
チャイナエアライン CI157便 は空の上へ
そうして飛行機は空の上へ。飛行機の窓からは美しい空の風景が広がっている。
チャイナエアライン エコノミークラス 機内の様子
安定航路に入ったところのチャイナエアライン CI157便 エコノミークラスの機内の様子がこちら(360度写真 / お好きな角度にドラッグ可能)。この写真を見て分かる通り、このCI157便は満員御礼状態になっている。乗客の多くは台湾の人で、日本路線がどれだけ人気なのかがよく分かる。
ちなみに、こういう満員になるような人気路線の場合、2人で乗るときに事前の座席指定を一つ飛ばしにして、運が良ければ3人席を2人で使いたいなぁと画策しても、間に人が入ってくることが多いのでおすすめではない。
私達も今回のフライトで、空港でわざわざ人が居ない3人席を一つ飛ばして取ってもらったにも関わらず、最後の方で別の人が近くに彼女が座っているのを理由に私達の間に座ってきたので、カップルや夫婦で隣同士に座りたいなら、事前の座席指定はおとなしく並びで取るほうがいい。
チャイナエアライン B77Wのトイレ
さて、機内では機内食の準備が進められているが、その間に私もトイレに行ってこよう。このチャイナエアライン B77Wのエコノミークラスのトイレは、機内の真ん中あたりと後側に備わっている。トイレの壁にも木目があしらわれていて、何だかいい感じだ。
トイレの中の設備など
トイレの中の設備は一般的で、ベビー用の収納テーブル、うがい用の紙コップ、便座シートなども用意されている。トイレはウォッシュレットは付いていない。
個人モニターのエンターテイメント
さて座席に戻ってきた。機内食まではもう少し時間がありそうなのでその間、個人モニターで映画でも見ておこう。このチャイナエアラインでは個人モニターでたくさんの映画を楽しめるが、外国の飛行機なので日本語対応の映画は限定的となっているため、必然的に日本映画を見ることが多くなる。
台湾入国に必要な書類に記入
映画を見ていると、CAさんが「ウェルカム台湾?」と言いながら用紙を配っているので受け取る。これがその配ってくれた用紙となるが、この用紙は外国人が台湾に入国するために1人1枚必ず記入しなくてはいけない用紙となっている。家族で一枚ではなく、1人1枚必要なのでちゃんと人数分もらうようにしよう。
チャイナエアライン CI157便の機内食
チャイナエアライン CI157便はフライト時間が3時間ではあるけれど、レガシーキャリアのフライトなので機内食もちゃんと付いてくる。しかもスカイチームの上級会員の場合は、他の乗客よりもかなり早めに機内食が配られる。
チャイナエアラインのエコノミークラスではだいたい2種類から機内食を選ぶことができるが、今回のCI157便では「チキン」と「ポーク」の機内食が用意されており、私は「チキン」の機内食を選択。やってきたのがこちらの機内食だ。
内容的にはチキンの照り焼き丼に、豆サラダ、カットフルーツ、パンとバター、そしてデザートの栗あんパイとなっている。気になるお味は普通。
ミヅキの機内食
ミヅキが頼んだ機内食はもう一つの「ポーク」で、やってきたのがこちら。内容的にはメインが違うだけで、私の食べたチキンの照り焼き丼の代わりに豚の生姜焼きとライスが付いた機内食になっている。お味はちょっと豚が臭かったが食べられないことはないとのこと。同じ日本発の飛行機でも機内食には当たり外れがあるようだ。
台湾ビール
そして機内食のお供に私達が飲んだ飲み物は台湾のローカルビール「台湾ビール」。味はあっさりめで飲みやすく、食事にも合わせやすい。
約3時間ほどで台湾の台湾桃園国際空港に到着
そうして機内食を食べ終わって、ちょっとぼーっとしていたら、飛行機はまもなく着陸態勢に入り、私達を乗せたチャイナエアラインCI157便は台湾・台北桃園空港に到着した。このフライトは飛行時間が3時間程度と、本州から日本の沖縄に飛行機で行くのとあんまり変わらないフライト時間になっているので、本当にあっという間に台湾にたどり着く。おつかれさまでした。
チャイナエアライン B77Wエコノミークラス・まとめ
台湾のフラッグシップキャリア・チャイナエアラインのエコノミークラスはいかがだっただろうか。
このチャイナエアラインの大阪⇔台湾のフライトは所要時間が3時間程度ということもあり、海外旅行の路線としては非常に気楽で利用しやすいものになっているが、その分乗客の数も多く、事前に座席指定をしていないとカップルや友達同士、夫婦、家族などで一緒に旅行すると飛行機の座席が離れ離れになってしまうことも多いので、楽しい旅行をしたい場合は、少し追加料金が掛かっても、ちゃんと事前の座席指定をしておくのをおすすめしたいと思う。
また、このチャイナエアラインのB77Wエコノミークラスの座席は短距離路線としては十分広さがあり快適。また、スカイチームの上級会員に対するサービスも、ベトナム航空などの他のスカイチームの航空会社に比べて手厚いのも私的にはポイントが高いところ。私のようにスカイチームの上級会員資格を持っている人は、ぜひこのチャイナエアラインを利用してみてほしいと思う。
それでは、チャイナエアラインで快適な空の旅を!
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