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国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

目次

  1. 液体類の機内持ち込み・国際線
  2. 液体類の制限規定は【全ての航空会社で同じ】
  3. 液体類の機内持ち込みの制限規定
  4. 液体類とみなされる物
  5. 100mlを超えても制限されない物
  6. 機内に持ち込み可能な液体類の容量を超えると「没収されて破棄」

液体類の機内持ち込み・国際線

国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

国際線の飛行機に乗る際には、液体類の持ち込みに制限があるのを知っているだろうか。この液体類の規定を知らずに、制限オーバーの液体類を持ったままフライトに乗り込もうとすると、荷物検査の際に容赦無く没収されてしまい、返ってくることもなければ補償されることも無い。

大事な化粧品や、高価な香水も例外なく取り上げられてしまい非常に悲しいことになるので、国際線の飛行機に乗るときには、必ずこのページに書かれていることをちゃんと把握した上で、機内用の手荷物の準備をするようにしよう。


液体類の制限規定は【全ての航空会社で同じ】

国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

まず、この液体類の機内持ち込み制限について、航空会社で異なると勘違いしている人も多いが、実はこの液体類の制限規定は【全ての航空会社で同じ】なことに注意しよう。なので、エアアジアやスクート、ベトジェットなどのLCCに乗るから規約が厳しいとか、ANAさんやJALさんならこのぐらいは持ち込ませてくれるだろ、、ということは無く、制限オーバーのものを持ち込もうとすれば、どの航空会社であっても一律に没収されるので注意しよう。

また、液体類の検査は、出国や乗り継ぎなどの空港の「保安検査場」にて行われるので、一旦荷物検査と出国審査を済ませてエアサイド(保安エリア内 / クリーンエリア内)に入った後であれば、そこにある免税店でワイン(液体)や、化粧品のクリーム(液体)などを購入しても直行便の場合は問題ない

しかし、次に乗り継ぎのフライトがある場合は、乗り継ぎの際も荷物検査が行われ、制限オーバーの液体類を持っていると没収される(免税店で買ったとしても没収対象)ので、次に乗り継ぎがある場合は、免税店での液体類も購入しないように注意しよう。

※ EU内で乗り継いで日本に帰る場合、例えばローマ > ウィーン > 成田で乗継便で東京まで戻るケースでは、ローマの空港保安エリアで買った液体類は、専用の密閉袋に入れられて、ウィーンでの荷物検査はパスすることができるが、こういったケースは特殊なので、乗り継ぎ便利用の際は、基本的には出発の空港では液体類を買わないように心がけよう。

液体類の機内持ち込みの制限規定

国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

では、液体類の機内持ち込みの制限の規定を見ていこう。飛行機に手荷物で持ち込める液体類の制限は以下のとおり。

  • 液体類の1つの容器は100mlまで。
  • 液体類はまとめて1つの封ができる透明袋(ジップロック / 縦20cm × 横20cm以内)にまとめておく。
  • 一人が持ち込める液体の合計量は1000ml(1リットル)まで。※ 20cm×20cm以内の透明袋にまとめて入れば1000ml以内とみなされる。
  • 液体用透明袋は一人1枚のみ持ち込み可能。

つまり一つの容器の容量は100ml以下で、20cm×20cm(袋の外側の大きさ)以内の透明保存袋に、液体類を全てまとめて入れておけばOKということだ。しかし、通常の歯磨き粉のチューブでも軽く100mlを超えてくるので、歯磨き粉はコンビニなどで売っている小さいサイズのものを用意したり、化粧品を飛行機の機内に持ち込む際には、100ml以下の移し替え容器を準備するなどの対応を怠らないようにしよう。


液体類とみなされる物

国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

通常の生活では「液体?」と思うものでも、飛行機の機内に持ち込む際には液体類とみなされ、100ml以上だと没収される物も多い。その代表的な液体類をイラストで挙げてみた。味噌、漬物(汁気が多いもの)、瓶詰めのジャムや海産物(「ごはんですよ」なんかも液体類)、缶詰、ボディーソープ(ジェル状のものも液体類)、歯磨き粉、クリーム状の化粧品や日焼け止め、ヘアワックス、ヨーグルトやゼリー、、、こういったものも液体類に分類される。

つまり、クリーム状、ジェル状といったものは全て液体として判断される。また、液体類の制限とは直接関係ないが、中にガスが入っていて噴射するヘアスプレーは、液体類かどうか以前に「ガス噴射物」は機内持ち込み不可なので、それも注意しよう。


100mlを超えても制限されない物

国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

赤ちゃん用の必需品や、糖尿病の薬など、必ず携帯しなくてはいけない液体類もあるが、医薬品とベビー用品の液体類については、必要量は100mlを超えて機内に持ち込むこともできる。(液体類を保冷するために必要な氷なども規制免除の対象になる。)

ただし、空港で事前に申請をする必要があるので、それら該当の液体類を持ち込む際は、荷物検査の前に申請するのを忘れないようにしよう。


機内に持ち込み可能な液体類の容量を超えると「没収されて破棄」

国際線・機内への液体類持ち込み「注意点」と「持ち込み方法」

機内に持ち込むことができる液体類の制限は、海外旅行に行く際には基本中の基本。

1つ100ml以内、合計で1000ml以内。この制限を超えると「容赦なく没収されて破棄される」。自分の手元に戻ってくることは無い。

せっかく楽しい海外旅行も、出発前にお気に入りの化粧品が没収されたり、旅先や空港で買ってきたとっておきの香水なんかが、保安検査で容赦なく没収されて破棄されたり・・・なんてことになると、一気に悲しい思い出になってしまう。

私達も、空港の荷物検査の時に制限オーバーの液体類を持ち込もうとして、荷物を没収されてパニックになっている旅行者を何度も見てきた。この液体類の制限については、飛行機事故やテロを防ぐための、絶対に守らないといけない重要事項でもある絶対厳守の規則でもあるため、このぐらいなら大丈夫だろうという甘い考えは禁物だ。

もしも規定オーバーになる液体類を持ち込みたい場合は、スーツケースに入れて受託手荷物として持っていけば問題がない(危険物を除く)ので、もしも海外旅行先でお土産に液体類を持って帰りたい場合は、預け荷物の方に入れて、機内持ち込み荷物には入れないようにするようにしよう♪