京都 鞍馬観光には電車で向かうのが便利!
【鞍馬寺】があったり【くらま温泉】があったり【貴船神社】があったり、、、と観光する人も多い京都・洛北の鞍馬や貴船へは、電車で向かうのが簡単で便利。
もちろん、鞍馬や貴船にはバスで向かうこともできるんだけど、京都は観光都市なので、道路が渋滞することが多く、バスだと時間どおりに到着しないことが多くて、時間だけが過ぎてイライラ、、、。なんてこともあるから、あまり時間に余裕がないときの観光には向いていない。
レンタカーとか自家用車がある場合も、鞍馬や貴船周辺は観光シーズンになると駐車場もいっぱいになって駐車場を探すのにも一苦労だったり。もちろん道中の渋滞も苦痛。その点、電車は時間ピッタリに移動できるので、旅行中の計画も立てやすい!
ということで、私達も車はこの出町柳駅の駐車場に停めて、今日はこの叡山電鉄・鞍馬線に乗って終着駅の【鞍馬駅】まで行ってみるよ!ついでに現地の駐車場事情も調査!
まずはこの【叡山電鉄・京阪電気鉄道の出町柳駅】から出発ー!【鞍馬駅】の手前には貴船神社がある【貴船口駅】もあるので、貴船に行きたい人もぜひ参考にしてね。
インフォメーション窓口に並ぶ
このインフォメーション窓口は1日乗車券だけでなく、定期券なども扱っているので少し混むこともあるけれど、窓口は2箇所ほどあるので、そんなに待つことはないので安心しよう。
支払いは現金のみ
このインフォメーション窓口で買える1日乗車券はクレジットカードで買うことはできない。支払いは現金のみなので注意してね。日本もかなりキャッシュレスが進んできている気がするけれど、こういう場所はまだまだ未対応。早くこういう場所もクレジットカードが使えるようになってくれると便利なんだけどなぁ。海外から来た観光客の人も、日本は現金がかなり必要になるので不便だろうなぁ。
私達が買った【白龍園の観覧券が付いた1日乗車券】
私達が買ったのは、【二ノ瀬駅】で降りたところにある【白龍園】の特別観覧券がセットになった1日乗車券。【白龍園の特別観覧券】は実はこの出町柳駅でしか買うことができなくて、それも1日先着100名しか買うことができない。もちろん当日券のみ。
(2019年の春の特別観覧のみ試験的に人数制限を解除し、更に白龍園の入り口でも観覧券を購入することができるので、もしも白龍園を見たい人は、行ってみるのもおすすめ)
ちなみに、【白龍園の観覧券】のみは1300円で、1日乗車券付きの観覧券は2000円。【出町柳駅】から【二ノ瀬駅】までは片道 380円、往復 760円なので、この【白龍園特別観覧券】と【1日フリー乗車券】がセットになったものを買ったほうが60円だけ安くなって、更に何度でも乗り降り自由なので、やっぱりここはセットの乗車券がベストだよね。
乗り場を間違えないように注意してね
叡山電車は鞍馬行き(鞍馬本線)と、八瀬比叡山口駅行き(叡山本線)の2ルートがあるんだけど、私達が向かう【二ノ瀬駅】や、【貴船口駅】【鞍馬駅】にアクセス出来るのは「鞍馬行き / 鞍馬本線」なので、乗り間違えないように注意しよう。
叡山電鉄はいろんな電車が走っている
叡山電車には、色んな種類の電車が走っているので、乗り物が好きな人にはそれを色々見ながら乗るのも楽しい。
今から私達が乗るのは【800系(デオ810形)】。このデオ810形車両は1993年4月に登場。811号車の編成は「柳をイメージした黄緑」のデザインになっている。車いすやベビーカースペースも設置されていて、とても使いやすい車両だ。
それでは、電車に乗ってしゅっぱーつ!
路線図の赤いラインを走る
電車内の路線図を見てみよう。緑色のラインの【八瀬方面】と赤いラインの【貴船 / 鞍馬 方面】がある。私達が乗っているのは赤いラインの方だ。【宝ヶ池】までは同じだけど、そこから二股に分かれてしまうのでもしも乗り間違えた場合は宝が駅までの間に乗り換えをしよう。
この赤いラインの路線には、出町柳駅から出発して約20分ほどにある「市原駅」と「二ノ瀬駅」との間は【もみじのトンネル】と呼ばれる場所があって、約250mの区間がおよそ280本のイロハモミジ、オオモミジに囲まれる絶景の場所がある。初夏には「青もみじ」、秋には「紅葉」が車窓いっぱいに広がる光景はまさに圧巻。
ちょっと叡山電車さんに写真をお借りして季節毎の【もみじのトンネル】を紹介したいと思う。
もみじのトンネル - 初夏の【青もみじ】
これは、5月上旬〜10月中旬まで見ることができる青もみじの様子。溢れんばかりの緑色のもみじがとても鮮やかで美しい。
もみじのトンネル - 秋の紅葉
11月上旬〜下旬ごろまでは、このような見事な紅葉の絶景を車窓から眺めることができる。また、この紅葉の時期には「貴船神社のライトアップ」に合わせて「貴船もみじ灯篭」というイベントとしてライトアップもされるので、この時期訪れる人は夕方からの観光としても楽しめるだろう。
もみじのトンネル - 冬の【雪景色】
京都の冬は底冷えがして本当に寒いけれど、雪が積もった日にはこんな綺麗で幻想的な景色を見ることができる。
この叡山鉄道は四季を通じて風情のある景色を楽しめるので、時期に関係なくいつでも楽しめるだろう。
春の沿線の様子
そして、これが現在乗っている春の時期の様子。車窓からは桜の木や桃の木が見える。ピンク色がとても可愛いく、流れる景色を見ているだけでワクワクしてくる。
この電車は市街地沿線を走っており、また大学も数箇所あるので、見どころが多い観光列車でも有ると同時に市民の大切な足でもある。そんなわけで、電車の中は日本人半分、外国人半分といった感じ。とは言っても日本人の半分以上は観光客だったりもするので、8割くらいは観光客だ。
市原駅の桃と桜の共演
市原駅のホームに電車が止まると、赤に近い濃いピンク色の桃の花と淡いピンク色の桜の花が同時に楽しめる。見頃は4月上旬頃。
二ノ瀬駅は無人駅
私達は【白龍園】に向かうため一旦、二ノ瀬駅で下車。二ノ瀬駅はとっても味がある無人駅。改札も踏切もない。たまに鶯の鳴き声が聞こえる、とても静かで風光明媚な駅だ。
二ノ瀬駅の周辺はタイムスリップしたかのような景色が広がる
二ノ瀬駅から道路に降りるまでの通路と階段には苔が生え、草木が生い茂っている。昔見たことがあるような、とても懐かしい風景が広がっており、まるで昭和にタイムスリップしたかのような景色が広がっている。
1日乗車券を購入していれば、何度でも乗り降りは自由なので、ぜひ一度降りて周辺の景色を楽しんで散策してみてほしいと思う。
ただし、【二ノ瀬駅】周辺にはレストランやカフェは無いので注意。【白龍園】が公開されている時期であれば、白龍園に併設されている【お休み処 河鹿荘】(和風カフェ)で甘味をいただける。駅からは徒歩7分ほどなので、景色を楽しみながら歩いていくのも楽しいだろう。
次に乗る電車は900系(デオ900形)
【二ノ瀬駅】から【鞍馬駅】に向かおうと無人駅のホームで待っていると、向こうから900系(デオ900形)がガタゴトとホームに入ってきた。やった!展望列車だ!
このデオ900形車両は1997年10月に登場し、【展望列車「きらら」】の愛称で親しまれている。この【展望列車「きらら」】の車体の色はもみじをイメージした塗装で2パターン有り「901-902号車は「メープルレッド」、903-904号車は「メープルオレンジ」となっている。
ちなみに、写真の向こう側に写っている【出町柳駅行きの電車】は、800系(デオ800形)で852号車の車体の色は「鞍馬の雲珠桜をイメージしたピンク」になっている。
展望列車はロマンスシートもある!
【展望列車「きらら」】の中に入ると、こんな感じでロマンスシート(2人がけシート)の座席が向き合っているクロスシートも設置されている。3人組や4人組のグループや家族で旅行をしている人には、ワイワイと旅気分が盛り上がって嬉しいシートだよね。
乗り込んですぐに気づくのがこの窓の大きさ。車体表面をできる限りガラスで覆ったことで、車内からのパノラミックな展望を楽しむことができるようになっている。
窓に向かった座席も!
そして展望列車と言われるだけあって、車両中央の8席は窓側に向かって設置されている。この座席に座ることができれば、車窓から京都の景色を堪能しながら向かうことができるのでおすすめだ。
ちなみに、この【展望列車「きらら」】に乗るために座席の予約や特別な料金は不要。他の車両と同様に普通運賃のみで乗車することができるのは嬉しい。
この【展望列車「きらら」】に乗りたい場合は下の叡山電鉄の時刻表を参考にしてね。
【展望列車「きらら」】の時刻表はこちらからどうぞ!
沢山の人が降りる【貴船口駅】
【二ノ瀬駅】から【鞍馬駅】までの間に【貴船口駅】がある。この【貴船口駅】で降りていく人は【貴船神社(きふねじんじゃ)】への観光が多い。夏になると旅館やお食事処で【川床料理】を楽しめるので更に賑わう場所だ。
鞍馬駅に到着!出町柳駅から何分?
【出町柳駅】から途中下車無しで【鞍馬駅】まで乗ると31分で到着する。周りの景色を楽しみながら30分ほど電車に揺られる旅はとてものんびりしていて、、、忙しい日常を忘れさせてくれる。
鞍馬駅では天狗がお出迎え
電車を降りると、ホームの柱には大きな天狗の面が飾られている。そう、ここ鞍馬は【鞍馬天狗】で有名なので、こうやって到るところに天狗の面が飾られているのだ。
観光に来た人も、この天狗の面を写真に収めようとあちこちで写真を撮っている。
叡山電鉄で使える交通系ICカードは?
叡山電鉄はレトロな雰囲気が漂っているけれど、こんな感じでICカードが使えるので、1日乗車券では無く、普通に切符を購入する人はICカードで乗り降りすると便利かもしれない。
叡山電鉄で利用できる交通系ICカードはPiTaPaの他、ICOCA、Kitaca、Suica、PASUMO、TOICA、manaca、SUGOCA、はやかけん、nimocaの各カードとなっている。(2019年4月現在)
トイレも完備
駅にはトイレもあるので安心だ。
コインロッカーと自動販売機
写真のように、沢山の種類の自動販売機と、色んなサイズのコインロッカーが用意されている。スーツケースが入るような大きなサイズのものも用意されているので、かなり便利。ただ、この一番大きなサイズのロッカーは2個だけなので、「アテにして向かったら埋まってた」なんてことになる場合もあるので、「現地に到着した時に空きがあればラッキー」程度に思っていたほうがいいかもしれない。
コインロッカーの利用時間と値段
コインロッカーを使うことができるのは【9:00〜17:00まで】。時間外の出し入れはできないので注意しよう。
利用料金は1日単位の利用となり、夜中0時で更新となる。例えば、夕方16時頃にロッカーに入れて翌朝10時頃に取り出す場合は2日分の料金が必要となる。
ロッカーの料金は、小型:300円、中型400円、大型600円。
また、連続で利用できるのはロッカーに入れた当日を含む3日まで。4日以上経過するとロッカーから出されて30日間別の場所で保管される。もちろん、その保管期間内も1日単位で料金が加算されていく。そして預け入れ日から30日以上が経過すると処分となる。
もしもロッカーの鍵を紛失してしまった時は、鍵の交換費用として1500円が必要となるので無くさないように注意しよう。
鞍馬駅前にある大きな梅の木
鞍馬駅を出るとすぐに目に飛び込んでくるのが濃いピンク色の花が綺麗な【梅の木】。あまりの鮮やかさにみんな足を止めて記念撮影。
花弁がぎっしりと詰まった梅の花
お花見の時期なので、この木もてっきり桜だと思っていた私。家に帰って調べたら【梅の木】だったと知ってビックリ!梅は1月〜3月頃に咲く花だと思っていたのでまさかこんなお花見の時期まで咲いているとは。
実は桜でお花見をするようになったのは、江戸時代からで、それ以前はお花見と言えば【梅の花】だったんだとか。そう言えば、次の元号の【令和】の由来は日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」。「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」。素敵な一説だ。ちょうど今のお花見の時期のことを詠んでいたのかなぁ。【令和】って本当に素敵な元号だ。
鞍馬駅の大天狗
鞍馬駅の直ぐ側にはとても大きな天狗の顔のモニュメントが設置されている。2002年からこの鞍馬駅に登場したこの大天狗、実は今までに二度ほどこの大きな鼻が雪の重みでへし折れている(汗)。
ちゃんと治療されてよかったね
治療中は絆創膏を貼って、なかなか痛々しい感じだけど、治療してちゃんと元通りになって良かったね。
鞍馬駅周辺の案内地図
駅前には駅周辺の案内地図が掲示されていて、【鞍馬寺】【由岐神社】【くらま温泉】など鞍馬の観光名所やハイキングコースなどが紹介されている。この案内図を見ながら行く場所を決めるのもあり。
ちょっと近くを散策しながらお昼ご飯を食べに行こう
現在、13時過ぎ。お腹が空いてきたので、この鞍馬駅周辺でランチにしよう。どこか美味しそうなお店はあるかなぁ?モリオがスマホで検索。
鞍馬駅周辺はお土産物屋さんがたくさん
この鞍馬駅周辺にはお土産物屋さんが数件並んでいる。この鞍馬の名物は【木の芽煮】(きのめだき・きのめに)。山椒の葉と実に昆布を加えて、長時間醤油で煮て作る時雨煮のことだ。この周辺のお店ではそれぞれオリジナルの佃煮を作って売っている。木の芽煮以外にも葉山椒、実山椒、ちりめん山椒、山椒昆布、葉唐がらし、蕗しぐれ等も製造して販売している。美味しそうだなぁ。
少し遅めのお昼ご飯の後は鞍馬寺へ山門(仁王門)
そして、さっきのお蕎麦屋さん【和み家 心天狗 (こてんぐ)】さんから目と鼻の先の場所にある【鞍馬寺】へ。写真は鞍馬寺入口部分にある【仁王門】。
鞍馬山の地図と鞍馬と貴船の観光所要時間
中に入ろうと入口まで行くと鞍馬山の案内地図が置いてある。鞍馬寺の中はかなり広く、全部見ようと思うとかなり時間がかかるので、3〜4時間程度の余裕を持って来たほうがいい。
全部歩く場合は・・・(愛山費300円)
山門(仁王門)→徒歩5分→由岐神社→ 徒歩20分(九十九折参道)→鞍馬寺本殿金堂・金剛床→徒歩30分→ 魔王殿→徒歩20分→貴船神社→徒歩40分→貴船口駅という所要時間で、それぞれサラッと観光する時間も含めるとやはり4時間位はかかるだろう。
ケーブルカーに乗る場合は・・・(ケーブル寄付金、大人・片道200円、小学生以下・片道200円)
山門(仁王門)→徒歩2分→普明殿(ケーブル山門駅) →2分→ケーブル多宝塔駅→徒歩10分→鞍馬寺本殿金堂・金剛床となり、そこからはまたケーブルで折り返してもいいし、歩いて由岐神社へ向かってもいいだろう。貴船までは向かわないパターンだとかなり時間短縮になる。
【ケーブル時刻表】※運行間隔は、15分~20分毎。
■始発
山門駅 (上り)・・8:40
多宝塔駅(下り)・・8:45
■終発
山門駅 (上り)・・16:30(1~5月・9~12月)
・・17:00(6~8月)
多宝塔駅(下り)・・16:35(1~5月・9~12月)
・・17:05(6~8月)
お土産を買って帰ろう
夕方になってきたので、そろそろ帰ろう。鞍馬は【木の芽煮】が有名だけど、実は他の佃煮もとっても美味しいのでぜひ試してみて欲しい。私達はモリオが大好きな【おじやこ煮 ちりめん山椒】を購入。65gで864円。山椒の香りがフワッと香ってとっても美味しい。
鞍馬駅の駐車場情報と価格
鞍馬駅には駐車場が併設されている。
営業時間:「8時~20時」
料金:「普通乗用車 1日500円」
駐車台数:「20台程度」
この他にも近くには個人の方が経営しているような駐車場(1回500円)も数カ所あり。また、コインパーキングも数箇所あるけれど、どれも小規模で観光シーズンにはすぐに満車になるし、そもそも行楽シーズンは道路自体が渋滞して大変なので、車がある人は私達のように出町柳の駅の駐車場に車を置いて叡山電鉄に乗って来る方が、落ち着いてゆっくり観光できるのでおすすめ。
鞍馬駅は【近畿の駅百選】にも選ばれている
鞍馬寺周辺をブラブラして駅まで戻ってきた。これだけでも京都洛北の観光気分を十分に味わうことができる。写真の右手に見えているのが鞍馬駅の駐車場。
この鞍馬駅は実は【近畿の駅百選】にも選ばれている特徴ある駅。駅舎の中はどんな風になっているのかな?早速中を見てみよう。
鞍馬駅の中は昭和レトロ
駅の中はレトロな雰囲気で統一されている。天井から下がっているシャンデリアもこの雰囲気によく合っている。
鞍馬駅の中から外を見たところ
駅の中は少し暗めになっているので、外がかなり眩しく見える。何だか映画で見た昭和初期の小学校とか、、、そんな雰囲気が漂っている。
鞍馬駅の中には天狗がたくさん
鞍馬駅のホームにも天狗のお面がたくさん掲げられていたけれど、駅舎の中にも大きなお面が飾られている。
最後の浮世絵師「月岡芳年と義経展」
私が鞍馬駅に行った時は、駅舎内で「月岡芳年と義経展」というのが催されていた。【月岡芳年】というのは江戸末期に活躍した「最後の天才浮世絵師」と言われる浮世絵画家。彼が描いた「源義経」と「源平の様々なシーン」が展示されており、電車を待つ時間も退屈すること無く楽しく過ごすことができた。
鞍馬駅の駅舎の中にはベンチ
鞍馬駅の中のベンチは向かい合って座るように並べられている。向かい側とは程よい距離があるので窮屈感は無く、ゆったりと落ち着いて座ることができる。
また、駅舎の中には飲み物やアイスクリームなどの自動販売機も設置されている。
鞍馬・台風21号の爪痕
鞍馬駅の駅舎の中心には2018年の台風21号で倒れた樹齢110年の杉の大木の切り株が飾られていた。この叡山電鉄鞍馬線は昭和2年(西暦1927年)に12月25日に設立されたので、それよりも約20年も前からこの鞍馬の地で育っていたのこと。
こんな大木が倒れるなんて、確かに台風21号は本当に酷い台風だったよなぁ。鞍馬と貴船を繋ぐ道も通行止めになったりしていたけど、修復されてかなり開通してきたので、ようやく元に戻ってきた感じだ。
鞍馬駅の切符売り場
鞍馬駅の券売機。現金のみ使用可能。また、ICカードへのチャージはできないので、ICカードへチャージをしたい人は写真右側の窓口に行って駅員さんに声をかけよう。
鞍馬駅の改札口
電車が来るまでは勝手にホームへは出られないようになっている。停車中の列車に乗る人だけがこの改札を出てホームに向かう。
鞍馬駅周辺には猿が出る
この鞍馬駅周辺の山には野生の猿が住んでいる。たまに駅にも降りてくるようだ。もしも猿に出くわした時は騒がず、知らんふりをして相手をしないこと。下手に騒ぐと襲われたりするので気をつけよう。食べ物も絶対に与えてはいけないので注意しよう。
鞍馬駅から電車に乗って京都市内へ
それでは、楽しい洛北観光を終えて京都市内へ戻ろう。時間が許せば、帰り道に【貴船口駅】で降りて貴船観光をするのも楽しいだろう。
帰りに乗る電車は行きで乗ったのと同じ800系(デオ810形)の812号「柳をイメージした黄緑」の電車だ。【鞍馬駅】は始発になるので、よっぽど混雑したシーズンでなければ席にも座れる。
京都市内から鞍馬・貴船方面へのプチ観光
京都市内から洛北・鞍馬や貴船方面へのプチ観光案内はどうでしたか?半日あればゆっくりと見て回れるし、鞍馬寺周辺だけ見るのであれば、京都市内からなら3〜4時間あれば行けるので(内、往復の電車が31分×2で約1時間)、「あまり時間はないけれど、京都らしい自然と景色を満喫したいなぁ」と思う時は、【叡山電鉄 出町柳駅】から電車に乗って【鞍馬駅】まで遊びに来てみよう!
それでは、京都の洛北【鞍馬】や【貴船】で、思い出に残る素敵な観光を楽しんでくださいね♪
最新の記事
人気の記事