沖縄観光でおすすめの「オリオンビール工場見学」
沖縄のビールといえばおなじみの「オリオンビール」。
「オリオンビール」の工場は沖縄本島の北部・名護市にあり、ビールが実際に作られている現場を工場見学することができ、沖縄観光の隠れた人気スポットとなっている。その人気の秘密は、工場見学のあとに作りたてのオリオンビールの試飲(1人2杯まで)ができるところ!
「ビール工場見学の後にできたての生ビールが飲める!」
これはビール好きな私達も参加しなくては(笑)!・・というわけで、沖縄旅行に行った際、オリオンビール工場見学に参加してきたので、その詳細を実体験レポートしてみたいと思う。
オリオンビール工場見学の申込方法 / 営業時間
この沖縄観光「オリオンビール工場見学・ハッピーパーク」は、空いていれば現地に直接行っても受け付けてもらえるが、団体の申込みなど、混み合う状況も想定して、事前に予約をしておくと安心だ。
オリオンビール工場見学の予約 / 申込方法は、オリオンビールのホームページ / オリオンハッピーパークからインターネット予約するか、もしくは直接電話にて予約となる。
電話予約の際の電話番号はオリオンビールの本サイトの予約ページに記載されているので参考にしてほしい。
インターネットの予約ページで確認するとよく分かるが、直近の日程はほぼ埋まっていて予約不可となっている。沖縄旅行中に突然「オリオンビールの工場見学に行こう!」と思いついても予約枠はほぼ埋まっていて予約はできない状態だ。
沖縄旅行が決まったら旅行の半月~1ヶ月前くらいには見学の予約を入れるようにすると希望の日程を押さえられるだろう。
なお、オリオンビール工場見学 / オリオンハッピーパークの営業時間と、工場見学のスケジュールは以下の通り。
オリオンビール工場見学 / オリオンハッピーパーク
営業時間 | 9:00 - 17:00 / 受付 |
休業日 | 毎週:水曜日、木曜日 / 年末年始 |
所要時間 | 約60分 |
スケジュール | 10:00 より開催(全10回 / 日) |
参加費用 | 大人(18歳以上)1名につき500円(税込) |
小人(7歳以上17歳以下)1名につき200円(税込) |
幼児(0歳以上6歳以下)大人1名につき1名無料 |
定員 | 1グループ5名まで |
※注意したいのは、ツアーの参加料金。以前は無料で見学できたが2023年4月1日(土)より上記の入場料金が必要となった。
※また、入場料金の支払いは当面の間は現金のみ。クレジット・電子マネーの取り扱いは準備でき次第対応とのこと。
オリオンハッピーパーク(工場見学)へのアクセス方法 / 行き方
オリオンビール工場見学は、オリオンビール工場の施設内「オリオンハッピーパーク」の施設にて行われる。
オリオンハッピーパークへのアクセス方法は、公共機関を使っての移動はちょっと難しいので、レンタカーやタクシーを使っての移動がおすすめだ。カーナビ検索はマップコード「206 598 867*32」。
オリオンビール工場見学の施設の道路を挟んで向かい側には、来場者用の無料駐車場も備わっているので安心。ただし車のドライバーさんは、もちろんビールの試飲は出来ないので注意しよう。(ドライバーさんにはソフトドリンクが提供される)
オリオンハッピーパーク・オリオンビール工場見学へ
それではここからは、実際の私達のオリオンビール工場見学の様子を写真と一緒にお届けしていきたいと思う。上の写真はそのオリオンハッピーパークの施設の入り口。
ちなみに建物の壁の看板に「やんばるの森」という宣伝が載っているが、こちらはオリオンビール工場見学の最後の試飲会場にもなっているビアホール(営業時間 10:00 - 17:30 / 定休日 水曜日)だ。
受付を済ませる
オリオンハッピーパークの中に入ると、正面にオリオンビール工場見学の受付があるので、そちらで工場見学の参加手続きを済ませよう。
工場見学は1日10回開催されている。時間きっかりになるとすぐに始まってしまうので、10分前には到着しておこう。
なお、予約した時間に遅れそうな場合は、電話連絡が必要。
参加証バッジを受け取る
オリオンビール工場見学の受け付けを済ませると、上のような工場見学の参加証となるバッジを受け取るので、胸などわかり易い場所に付けておこう。
左が通常のバッジで、右は車の運転手 / ドライバー用のバッジ。
なおこのバッジは、オリオンビール試飲の際に、ビール(運転手バッジはソフトドリンク)と交換となる。
オリオンビール工場見学の始まり
時間になり、いよいよオリオンビール工場見学が始まる。説明をしてくれるオリオンビールの担当スタッフに付いて移動しよう。
若者グループが多い
私達がこのオリオンビール工場見学に参加した時は、平日だったためか、年配の人も居たが、多くは若い同性のグループだった。
また日本人だけでなく、中国人や韓国人などの海外旅行者も結構多かった。
オリオンビールの原料
オリオンビール工場見学は、まずはオリオンビールの原料となる麦芽(モルト / 発芽した麦)とホップ(アサ科の植物)などの説明が行われる。
オリオンビールは麦芽は、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダなどの厳選したモルトを使っているそうだ。
オリオンビールの仕込み
オリオンビールの原料の説明の後は、実際に原料を仕込む施設へと向かう。
ここでは粉砕した麦芽を仕込槽に入れて加熱を行い、ビールの原料となる麦汁が作られる。加熱処理をしている設備なので、室内温度は38度ぐらいとかなり蒸し暑い。
オリオンビールの発酵タンク
仕込みの過程で出来上がったビールの素になる麦汁は、建物の外にあるバカでかい発酵タンクへと移される。
この発酵タンクの容量は1つ190キロリットル。350mlのビール缶 約54.3万本分が貯蔵されている。量が多すぎてピンとこないが、例えば1日1本ずつ350ml缶を飲み続けたとして約1,500年かかる量だそうだ(汗)。
要するに、あの発酵タンク1本は、一人が一生を掛けても飲みきれない量のビールが貯蔵されているというわけだ。
75-0140酵母
発酵タンクへは見学で訪れることはできないが、その模型がこの工場見学の施設には用意されており、そこで、この発酵タンクのプロセスの説明が行われる。
この発酵プロセスでは、様々な企業秘密があってあまりお伝えできないそうであるが、その中で唯一オリオンビールの発酵に寄与する酵母菌の紹介だけは行われる。それが「75-0140」酵母。
数字だらけのよく分からない名前の酵母菌・・・と思いきや、実はこれ「75(名護)-0140(美味しい)」という語呂合わせの名前となっているのだ(笑)。
このビール発酵プロセスは7日で若ビール、さらに十数日かけて美味しいビールが作られるそうだ。
そうして出来上がったビールは、珪藻土のろ過装置で濾過されていよいよ瓶詰め、缶詰される。
瓶・缶・樽詰め作業
濾過されたオリオンビールは、機械を使った瓶・缶・樽詰め作業へと送られる。
基本的な作業は全てロボット作業になるが、異物が混入していないかなど大事な検品作業は専任のスタッフが肉眼で行っている。
オリオンビールはリサイクルも重視
また、このオリオンビールの製造は、その製造過程でできたものを再利用 / リサイクルしたり、またリサイクルの素材を使って製造過程に組み入れたりと、リサイクルの観点でもかなり力を入れている。
普段何気なく飲んでいるビールも、こうして詳しく知ることでより愛着が湧いてくる。
オリオンビールのビデオ鑑賞
オリオンビール工場見学の最後は、見ることが出来なかった部分を含めてビデオ鑑賞が行われる。これでオリオンビールの工場見学のパートは終了となる。
オリオンビールの試飲タイム
約35分ほどのオリオンビール工場見学が終わり、いよいよお待ちかねのビール試飲タイムが始まる。館内の案内に従って進んでいこう。
昭和40年代の沖縄の風景
オリオンビールの試飲会場であるビアホール「やんばるの森」に向かう道中には、オリオンビール創業時代の昭和40年代当時の沖縄の「まちやぐぁ」(沖縄の方言で商店の意味)を再現したコーナーも用意されている。
昭和感満開のお店の中
この「まちやぐぁ」の中を覗くとこれまた懐かしい昭和の風景が広がっている。
そう言えばうちの実家も(江戸時代頃から建っていた古民家)昔はこんな土間があったなぁ。このノスタルジックな世界観は、昭和時代に青春を送った人の心に刺さる風景だろう。
ビアホール「やんばるの森」
おっと昭和を懐かしんでいる場合ではない(笑)。懐かしい昭和の商店を過ぎて奥へと進むと、工場見学者おまちかねのオリオンビール試飲会場「やんばるの森」があらわれる。
スタッフによるビールサーブ
お店の中に入ると、バーカウンターがあらわれる。こちらでまず最初にビール1杯をいただく(最初の1杯はバッジを見せるだけで2杯目にバッジと飲み物を交換)。ミヅキはオリオンドラフトビールを、私は運転手なのでビールではなくノンアルコールビールをバッジと交換でいただく。
このビール試飲タイムは時間が区切られており、制限時間は20分。ゆっくり飲んでいると2杯目が飲めなくなってしまうので、1杯目はサクッと飲んでお代わりをもらおう♪
ビアホール内の様子
オリオンビール試飲真っ最中のビアホール「やんばるの森」の中の様子。
工場見学をした人は無料でできたてのオリオンビールがいただけるとあって、オフシーズン(2月終わり)の沖縄といえど結構な数のゲストが参加している。
オリオン初のプレミアムクラフトビール「75BEER」
この試飲タイムでは、通常のオリオンドラフトビールだけでなく、オリオン初のプレミアムクラフトビール「75BEER」(黒ビールのような味わい)もいただくことができる。1杯目は普通のオリオンビール、2杯目は75BEER・・・など、飲み比べてみるのもおすすめだ。
75ビールを飲んだ感想は、しっかりとした味わいが特徴。75ビールも美味しいけれど、さっぱりとライトな味わいが好きな私達は普通のオリオンビールのほうが好みかな。
食事も楽しめる
このオリオンビール工場見学の試飲会場であるビアホール「やんばるの森」は、試飲会場としてだけでなく、カジュアルレストランとして営業時間内は食事なども楽しめる。
オリオンハッピーパーク内のショップ
オリオンビール工場見学は試飲タイムの20分で終了となる。美味しい出来たてのビールを試飲したあとは、ビアホールに併設されたショップでお土産探し。ボールペンやキーホルダーなどバラマキ用のお土産も置かれている。
Tシャツや限定グッズなど、このショップならではの限定品もあるので、お土産を買いたい人はぜひ利用しよう。
支払いはクレジットカードが使えない商品も
このオリオンビール工場内のショップは、ビールなどの一部商品はクレジットカードでの購入ができないので注意しよう。普段、あまり現金を持ち歩かない私達にとって、このクレジットカード利用不可はちょっと残念なところ。今後の改善に期待したいところだ。
お得情報:車で10分のイオン名護店もチェック!
ちょっとしたお得情報として紹介しておくと、このオリオンビール工場見学のオリオンハッピーパークから車で10分走ると「イオン名護店」に行くことができる。
一部のTシャツや限定グッズなどは「オリオンハッピーパーク内のショップ」で買わないと他ではなかなか手に入らないが(一部は空港や街のお土産店で購入も可能)、オリオンビールなどはイオンに行ったほうが安くてお得。
更にイオン名護店に置いてあるビールの種類はオリオンハッピーパーク内ショップよりも多く、更に沖縄のお土産も手頃なものからたくさん置いてあって、クレジットカードも使えるので、レンタカーがある場合はこの「イオン名護店」に行くのがおすすめだ。
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