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【JALハワイ コロナ後】B789 ビジネスクラス JL73 ハワイ・ホノルル→東京・羽田 の機内の様子と機内食 JAL SKY SUITE Ⅲ【飛行機の搭乗記】
JAL B789 ビジネスクラス ハワイ・ホノルル→東京・羽田
JALで行くハワイ旅行の日本への帰国便。日本航空 - JAL B789 ビジネスクラス JL74 羽田→ハワイ・ホノルル の機内の様子と機内食を搭乗レポート!
JALはSKYTRAXで「5スターエアライン」に認定され、APEXでも日本の航空会社で初めての「WORLD CLASS」にも選ばれているエアライン。そのJALのB789 ハワイから東京・羽田へのビジネスクラスはどんな乗り心地なのか、機内食はどんな料理が楽しめるか、など詳しく紹介していきたいと思う。
JAL B787-900(B789)座席マップ / 座席表
まずは日本航空 / JAL B787-900(B789)の座席マップから。座席は以下のように、一番前がビジネスクラス、真ん中がプレミアムエコノミークラス、後ろ側がエコノミークラスとなっている。
[ JAL B787-900(B789) / 座席表 ]
※ スクロールして全体を閲覧可能
このJALのB789の座席マップの特徴は、エコノミークラスの窓側の座席が2列席になっているところ。ハワイ旅行といえばカップルや新婚旅行、そして私達のような夫婦だけといった2人グループでの旅行も多い場所なので、こうして2人席が多く設定されているというのはとても嬉しいところだ。
JAL B789 ビジネスクラスの機内の様子
JAL 73便 B789 ビジネスクラスの機内の中。今回のフライトはビジネスクラスはなんと満席状態になっていて、私達2人の座席は窓際の一番前と一番後ろとバラバラになってしまった。入札アップグレードの場合は事前座席指定ができないので仕方がないが、いや、それにしてもハワイの飛行機の人気度はスゴいなぁと実感する。
JAL B789 ビジネスクラスの座席
こちらがJAL B789 ビジネスクラスの座席。「JAL SKY SUITE Ⅲ(JAL公式サイト)」と名付けられたこのビジネスクラス席はJALの一番最新のビジネスクラスシートとなっており、座った時のプライベート感と、座席を斜めに配置したことでフルフラットにしたときのゆったりとした長さが非常に快適なビジネスクラスシートとなっている。
座席には各種アメニティと、就寝時の掛け布団になる大きくてふかふかのブランケット、枕クッションも用意されている。シートベルトは三点式のかっちりシートベルトとなっている。離陸時と着陸時は三点シートベルトの着用が必要だが、それ以外のシートベルト着用時は肩部分のベルトはバックルのところで外せるので、普通の二点式シートベルトとしても使用できる。
座席のリクライニング
座席のリクライニングパネル。簡単な操作でスタンディングポジションからフルフラットポジションまで調整できる。腰部分には高さと膨らみを調整できるクッション機能も付いていて私達のような腰痛持ちの人にも快適。
座席をフルフラットにしたところ
座席をフルフラットにしたらこんな感じ。ハワイ・ホノルルから東京・羽田まで(JL73便)は、往路に比べて2時間ほど長い約9時間のフライト。時間的なことを考えると、ハワイ行きのビジネスクラスよりも、ハワイから帰ってくるフライトのビジネスクラスのほうがお得感があるかもしれない。
個人モニター
座席の前には約17.5インチの液晶の個人モニター。もちろんタッチパネル式になっていて操作しやすい。
書籍ポケットと収納式テーブル
モニターの横には書籍専用ポケットと食事の時に使う収納式テーブル。
充電設備
サイドテーブルのところには、マルチタップの充電コンセント×1、充電用USBポート×1、イヤホンジャックが備わる。機内でのスマホやラップトップPCの使用も快適に行える。
収納ボックス
充電パネルの上部分には収納ボックスも備わる。この収納ボックスは蓋裏にはミラーが付いているので、座席に座って化粧直しやコンタクトレンズの脱着などの際に非常に便利。
モニター操作コントローラー
座席横にはモニター操作用のコントローラー。もちろん日本語にも対応。
読書灯
コントローラー上には読書灯。各座席の天井にも別の読書灯が付いているが、こちらの読書灯は角度調整ができるのでより使いやすい。
可動式アームレスト
座席通路側には可動式アームレスト。フルフラットにしたときには一番下まで押し下げるとベッドの一部になってより快適に眠れるほか、アームレストの内側は小物入れにもなっているので何かと便利だ。
天井の読書灯とシートベルトサイン
各座席の天井には読書灯とシートベルトサインのランプ。
天井照明
また天井には七色に色が変わる天井照明。フライトの各シチュエーションで色が変わる。
JAL 73便 ビジネスクラスの座席アメニティ
JAL 73便 B789 ビジネスクラスの座席アメニティも詳しく見ていきたい。座席には、ブランケット、スリッパ、ヘッドホン、機内食メニュー、そして各種アメニティが用意されている。
JAL 機内アメニティ
JALの機内アメニティは、歯ブラシセット、除菌シート、アイマスク、蒸気アイマスク、耳栓、モイスチャーマスクが専用巾着袋に用意されている。ビジネスクラスのアメニティというと有名ブランドのものが用意されていたりするが、JALハワイの機内アメニティはJALオリジナルのものが用意されている。
カーディガンも借りられる
また機内用のカーディガンの貸し出しもある(搭乗すぐにCAさんが配って回ってくれる)。なお機内は寒くはないが、温度調整が苦手な体質の人は借りておくとフライトが快適になる。
JL73便、いよいよハワイ・ホノルルを出発!
乗客の搭乗も終わり、いよいよJL73便はハワイ・ホノルルを出発し、東京・羽田へと向かう。JL73便はハワイ時間の正午過ぎに出発し時差19時間の日本へと戻っていくのだが、このハワイ旅行から帰る時の飛行機の風景は、ハワイ旅行での出来事が色々と思い起こされて少し物悲しくも感じてしまう。さよなら、ハワイ。また物価がマシになった頃に戻ってくるよ(笑)!
JAL 機内安全ビデオ
飛行機は滑走路へと向かい始め、JAL B789の機内の個人モニターには機内安全ビデオが流れ始める。この機内安全ビデオは他の航空会社が映画のようなビデオクリップを作っているのに対して、JALのビデオは普通に作られていて真面目な感じ。これが日本航空らしさなのかもしれない。
ダイヤモンドヘッドを眼下に眺めながら
そうして飛行機は離陸すると、すぐに窓からダイヤモンドヘッドが眼下に現れる。だんだんと遠ざかっていくハワイの風景。ちなみにこの景色は飛行機の前方向かって左側の座席なので、もしもハワイからの帰りの便でこの風景が見たい場合は、左側の窓側の座席を指定しよう。
JAL B789 ビジネスクラスの機内の様子
JAL B789 ビジネスクラスの座席に座ったところからの機内の様子がこちら。360度写真になっているので実際にビジネスクラスに乗ってる気分でグリグリ動かして見てほしい。
さて、飛行機も安定航路に入ってシートベルトサインも消えたところで、ちょっとトイレに行ってこよう。
JAL B789 ビジネスクラスのトイレ
ビジネスクラスのトイレの中。基本的な設備はビジネスクラスもエコノミークラスも変わらないと思う。なおトイレはウォッシュレット式になっている。
トイレのアメニティ
トイレには、歯ブラシセット、マウスウォッシュ、化粧水やローション、消臭スプレーといったアメニティも用意されている。歯ブラシは定期的にリストックされている模様。
紙コップもあるよ
手洗いのところには紙コップも付いているので、歯磨きをする時に快適だ。
機内食の準備
飛行機のシートベルトサインが消えて少しすると、機内では機内食の準備が始まる。まずはお手拭きが配られ、それと同時に食べたい機内食メニューとドリンクを聞かれるのでそれに答える。
ハワイからの帰りの飛行機ということで、ハワイ旅行の余韻に浸るために、私達は食事のお供の飲み物はシャンパンを注文することにした。食事のオーダーが終わると、座席のテーブルにはテーブルクロスが掛けられる。このテーブルクロス(次の写真)は、日本の航空会社らしく手ぬぐいのようなデザインになっていてとても良い。
機内食のお供のドリンク
JALのビジネスクラスで用意されていたシャンパンはロゼタイプのメゾン バーティン ベスラ・ド・ベルフォン ロゼ ブリュットという銘柄のもので、食中酒としてふさわしい美食家のために作られているワインなのだとか。確かにあっさりとした飲み口。また食前のおつまみに日本のあられも配られる。
JAL ビジネスクラスの機内食は空の上の特別なレストラン「BEDD」
いよいよJAL ビジネスクラスの機内食がやってくる。JALのビジネスクラスの機内食は空の上の特別なレストラン「BEDD」というものになっていて、日本や世界で活躍する料理人やソムリエが監修した料理が楽しめるスペシャルな内容の機内食になっている。
私達が搭乗したJL73便 ハワイ・ホノルル→東京・羽田の機内食メニュー(2022年11月)は以下のようになっていた。
- JAL ビジネスクラス機内食 / ハワイ・ホノルル→東京・羽田 2022年11月
- 食事 - BEDD
- 軽食
- ライトミール(到着前)
- リフレッシュメント
- チーズの盛り合わせ
- ハーゲンダッツ アイスクリーム
- JALオリジナル麺(カップ麺)
- うどんですかい
- そばですかい
- 茶菓・おつまみ
- フィナンシェ
- クッキー
- チーズスナック
- 海鮮ドライおつまみ(あたりめ・さきいか)
- あられミックス
- ドライ納豆
- 飲み物
- ワイン
- メゾン バーティン ベスラ・ド・ベルフォン ロゼ ブリュット(シャンパーニュ)
- アルベール・ビジョー マコン・リュニー レ・シャルム 2018(白ワイン / シャルドネ)
- フレスコバルディ ニポッツァーノ リゼルヴァ キアンティ・ルフィナ DOCG 2016(赤ワイン / サンジョヴェーゼ)
- マイヤー・ネーケル ピノ・ノワール エディション オールド ヴァイン 2018(赤ワイン / ピノ・ノワール)
- シャトー・メルシャン 萌黄 2021(日本のワイン / シャルドネなど)
- 日本酒
- 御慶事 純米吟醸 雄町(青木酒造 / 茨城県)
- 松の司 純米大吟醸 JALオリジナル(松瀬酒造 / 滋賀県)
- アペリティフ&カクテル
- シェリー
- カンパリ
- 梅酒
- マティーニ
- ウイスキー
- シーバス・リーガル
- ジャック・ダニエル・ブラック
- ジャパニーズウイスキー(各便で異なる)
- スピリッツ
- ボンベイサファイア・ジン
- アブソルート・ウォッカ
- ブランデー&リキュール
- コニャック・レミーマルタン
- コアントロー
- その他
- 各種ビール
- 焼酎
- ソフトドリンク
- JALオリジナルドリンク「スカイタイム ももとぶどう」
- コカ・コーラ
- コカ・コーラ ゼロ
- スプライト
- ジンジャーエール
- ほうじ茶
- 冷緑茶 綾鷹
- ジュース
- スパークリングウォーター
- コーヒー JAL CAFE LINE
- デカフェコーヒー
- 緑茶
- 紅茶
- ハーブティー
メインの機内食は「和食」か「洋食」から選べ、到着前のライトミールメニューはワンメニューとなっている。またスナックやカップ麺、各種リフレッシュメントはいつでもいただくことができるようになっている。
今回、私達はミヅキが「和食」、私(モリオ)は「洋食」の機内食を注文。どんな内容になっているのか、実際の写真と一緒にお届けしたい。
JAL73便 ビジネスクラス機内食 BEDD「洋食」
まずは私がいただいた機内食の「洋食」メニューから。今回のJAL73便ビジネスクラスの機内食は、前菜とメイン、サラダなどがワンプレートでやってきて、最後にデザートが食後にやってくるスタイルとなっている。
今回私の食べた洋食メニューは、ハワイ・ホノルルのレストラン「PARIS.HAWAII」(現在は閉業)のシェフ 山中 裕哉 監修のメニュー内容となっている。メインディッシュはキアヴェ炭で焼いたUSビーフステーキ。
ビーフテンダーロイン キアヴェグリル
洋食のメインディッシュ「ビーフテンダーロイン キアヴェグリル」。ハワイらしくキアヴェ炭で焼き上げられたビーフに、つけ添えにはタロ芋とマウイオニオンの炒めものが添えられている。
ビーフはさすがアメリカンビーフで肉々しく、アメリカンビーフが大好きな私は美味しくいただいた。タロ芋の添え物は素朴な感じで普通。
クレソン・パパイヤ・フェタチーズのサラダ
クレソン・パパイヤ・フェタチーズのサラダ。パパイヤの甘みがいい感じのサラダだ。
オードブル
オードブル料理には、左からホタテのソテー、バターナッツスカッシュとマカダミアナッツのサラダ、ベリーポークのハワイアンラム煮込み。盛り付けは素朴な感じだが、味付けも見た目通りの感じになっている。
JAL73便 ビジネスクラス機内食 BEDD「和食」
続いてミヅキがいただいた「和食」メニュー。監修はJALコーポレートシェフの内山 直樹氏監修のメニューとなっている。
今回の73便では私達の席は離れているので味見することができなかったが、ミヅキ曰く「美味しくなかった」とのこと。機内食というのは出発地のケータリング会社が作っていると思うので、日本人の口に合った味を作るのは難しいのかもしれない。
デザート - シナモンケーキ
和食と洋食のどちらも、デザートにはこちらのシナモンケーキがやってきた。このシナモンケーキも残念ながらパサパサして美味しくなかった。ビジネスクラスといえ、ハワイ発の飛行機の機内食はあまり期待しないほうが良いかもしれない。今後の改善に期待したい。
アイスクリームでお口直し
デザートがちょっと残念だったので、アイスクリームも追加でもらうことにした。アイスクリームはハーゲンダッツのバニラ。ごちそうさまでした♪
食事の後は映画タイム
食事の後は機内の明かりが消えて就寝タイムに入る…が、せっかくのビジネスクラスなので私達は張り切って映画を見ることに。私は結局映画を3本、ミヅキは4本近く見たとのこと。旅行からの帰りの便は、飛行機を降りてからは家に帰るだけなので、こんな感じで好きなように時間を過ごせるので気が楽で良い♪
ビールとおつまみ
映画を見るお供にはやっぱりビールが良い、、というわけで私はCAさんに頼んでビールとおつまみの さきいか をいただく。
ビールとフルーツ
ミヅキは映画を見るときにビールとフルーツをもらったらしく、ミヅキの撮った写真にこんな一枚が残っていた。それにしてもビールの泡、多すぎやしないか?(笑)
カップ麺もいただく
映画を見ている途中、小腹も空いてきたので私はJAL終えリジナルのカップ麺「うどんですかい - UDON de SKY」をもらうことにした。このカップ麺はいつでも好きな時にいただくことができるのでとても嬉しい。
東京到着の3時間前
東京到着3時間前。窓の外はこんな感じで夕方っぽい空の景色が広がっていて、機内では明かりが灯され2回目の機内食の準備が始まる。
お疲れモード
ミヅキも私も映画を見すぎてちょっとお疲れモード(笑)。トイレに行く途中、ミヅキの席に立ち寄ってみると、疲れた目をしながら手を振るミヅキの姿。しかし、こうして体を伸ばして思う存分寛げるビジネスクラスの座席は、やっぱり良いなぁと思う。さて、そろそろ機内食がやってくる。
2回目の機内食 - チキンファヒータサンド
2回目の機内食でやってきたのは「チキンファヒータサンド」にヨーグルト、そしてフルーツ。ファヒータというのはメキシコ料理でグリルした肉料理のことを指すようで、アメリカでも一般的に馴染みのある肉料理の呼び方でもあるようだ。
さて、そのチキンファヒータサンドのお味の方は、私は「ちょっと味が薄いかな?」と思いながらも食べることができたが、ミヅキは「ちょっと美味しくなかったので残してしまった」とのことだった。今回のハワイからの帰国便、JALさんのビジネスクラスの機内食は、全体的にちょっと残念な内容だったなぁと思う。
日本に到着!ただいま!
そうして私達を乗せたJAL73便 B789 は約9時間のフライトを経て日本へと帰ってきた。お疲れさまでした。そしてただいま!
JAL73便 B789 ビジネスクラスのまとめ
ハワイ・ホノルルを出発して東京・羽田へと戻る JAL73便 B789 ビジネスクラスはいかがだっただろうか。座席はフルフラットで非常に快適で、9時間のフライトでも(映画を見すぎなければ・笑)全然疲れることはないので、やはりビジネスクラスのロングフライトはとても良いと思う。
今回のJAL ビジネスクラスのフライトで残念だったのはやはり機内食。日本の航空会社であるJALさんだから、美味しい機内食を期待していたけれど、実際はちょっと味が私達の口には合わなかったものが多かったのが心残りだった。今後の改善に期待したいと思う。
その他の機内のサービスに関しては、もちろん日本のCAさんが丁寧に行ってくれるので、言葉の心配も無いので、海外旅行に慣れていない人にとっても非常に快適な空の旅を楽しめるはず。この記事が、JALのビジネスクラスに乗ってハワイ旅行に行ってみたい人の参考になれば幸いだ。それでは、JALのビジネスクラスで楽しかったハワイ旅行の思い出を振り返りながら、快適な空の旅を!
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