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日本航空JALマイレージバンクと特典航空券GETの傾向と対策
JALマイル / マイレージを貯める
JALマイル / マイレージを貯める方法は以下の通り。
- JAL、及び提携航空会社の有償フライト
- JAL / 日本航空、及び提携航空会社の有償フライトを利用することで、区間マイル数×チケットクラスによる積算率のマイルを獲得できる。フライトマイル積算率はチケットのクラスにより150%〜10%と幅がある他、一部格安航空券になるとマイル加算が無いものもあるので注意が必要だ。マイル積算率の詳細についてはJAL本サイトも参照してほしい。
- 提携ホテルの宿泊
- JALが提携するサービスを経由してホテルに宿泊すると宿泊料金に対してマイルが加算される。提携サービスには日本航空が独自に行うホテル予約サービスの他、Expedia、Booking.com、一休、るぶぶなど多岐にわたるが、提携サイトで予約する場合は、JAL本サイトからリンクを踏んで予約をしないとマイル加算はされないので注意。マイル加算は各サービスにより異なる(詳細はJAL本サイトを参照)。
- 提携ショッピングサイトやレストラン
- JALが提携するショッピングサイト(Amazon、ビッグカメラ、ベルメゾンなど多数)でのお買い物、その他、提携レストラン、レンタカー、引越サービスなどでもJALマイルが貯まる。貯まるマイルは例えばAMAZON(アマゾン)だと、200円で1マイルなど。詳細についてはJAL本サイトを参照してほしい。
- 提携クレジットカードの利用
- JALが発行するクレジットカード(JALカードなど)や提携クレジットカードでもマイルが貯められる。マイル換算率はJALカードの場合で200円1マイル(特約店では200円2マイル)であるが、年会費3,240円を支払って「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入会すれば、常時カード利用200円で2マイルが加算される。更に【セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード】を使えばJALカードよりもザクザクマイルが貯まる。
- 各種ポイントの交換
- JALマイレージバンクと提携しているポイントがあれば、そのポイントからJALマイルへ交換することも可能。私達が貯めているマリオット・ボンボイ・ポイントも提携ポイントの一つ(3ポイント1マイル交換 / 詳細はマリオット・ボンヴォイ・アメックスカード特集ページを参照)であるし、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードで貯まるポイントもJALマイルへの交換が可能だったり、各種ポイントサイトのポイントもマイル交換が可能・・・など、日本の航空会社だけあって様々なポイントプログラムと提携している。
この他にも様々な貯め方が存在しているのがJALマイレージプログラムの強みの一つなのだが、すべてを紹介するには多すぎるので、詳しくはJAL本サイトの「マイルを貯める」ページを参考にしてほしいと思うが、一番マイルが貯まりやすい方法は【JALの飛行機にお金を出して乗る】ということで間違いない。
JALマイル / マイレージを使う
貯めたJALマイル / マイレージを使う方法も各種用意されている。主なマイルの使い道は以下の通り。
- JAL、及び提携航空会社の特典航空券に交換
- JAL便は往復12,000マイルから、提携航空会社の便は片道75,000マイルから交換可能。予約方法は「往復」の他「片道」だけの予約も可能ではあるが、片道予約をした場合の必要マイル数と燃油サーチャージなどは割高となる場合が多い。(JALのマイル特典旅行の詳細は後述)
- JAL便の座席アップグレード特典に交換
- JAL便の場合、アップグレード対象の航空券の場合はマイルを使って座席のアップグレードも可能となっている。必要マイル数は片道最低9,000マイル〜となり、フライトによって異なるが、例えばハワイ行きでは、プレエコで片道15,000マイル、ビジネスで片道20,000マイルとなっている。(詳細はJAL本サイトを参照)
- 「どこかにマイル特典航空券」に交換
- この「どこかにマイル特典航空券」というのは、行き先が決まっていない国内のどこかの航空券に往復6,000マイルで交換できるというJALのユニークなマイル交換サービス。通常、日本国内であっても往復12,000マイルが必要になるが、この「どこかにマイル」なら半額の6,000マイルで可能。行き先は申込時に4つ候補が上がってきて、そのどこかに行っても良いと思ったら申し込み。その後3日以内に行き先がランダムに決定されるという、ミステリーツアーのような楽しさのあるユニークな特典旅行となっている。
- eJALポイントに交換
- JALマイルは、JALの航空券やパッケージツアー購入などに使えるeJALポイントに交換も可能。1マイル=1eJALポイント=1円となる。マイルの価値はおよそ1マイル=2円と言われているため、あまりお得な交換先とは言えないが、マイルをポイント交換することで、ポイントの有効期限が交換から1年間になるので、有効期限が残り少ないマイレージの延命手段として交換先に選ばれる傾向にある。
- その他
- その他、JALマイルはWAONポイントや、各提携会社のポイントやクーポン、JAL特選の商品などにも交換可能となっている。詳細はJAL本サイトを参照。
JAL マイル / マイレージの有効期限
JALマイル / マイレージの有効期限は「3年間」(厳密にはマイル獲得から36ヶ月後の月末)。例えば、2019年4月15日にJALのフライトに搭乗してゲットしたマイルは、3年後、2022年4月30日まで有効となる。
JALマイルの有効期限を無しにする方法はあるが、それは最上級会員クラスの「ダイヤモンド会員」、もしくはその下の「JGCプレミア会員」、および積算獲得マイルが100万マイル以上のミリオンマイラーになると手に入る「JGCファイブスター」になる必要があり現実的でないため、通常の会員の場合は、有効期限が切れそうなJALマイルは期限内に、eJALポイント(有効期限1年間)などに変更する必要があるので注意しよう。
なお、余談ではあるが学生のみが作れる学生専用クレジットカード「JALカード navi」を持っていると、学生の期間中はマイルの有効期限がなくなる特典が受けられる。また20代限定の「JAL CLUB EST」、55歳以上のシニア世代限定の「JMB G.G WAON」といったクレジットカードの場合、マイルの有効期限が60ヶ月(5年間)に伸びたりもするので、もしも該当資格があって何とかJALマイルの有効期限を伸ばしたいと考えている場合は、上記クレジットカードに入会するのを考えてみてもいいだろう。
JALマイルを使った特典航空券 / 特典旅行と必要マイル数
貯めたJALマイルの使い道としてもっともポピュラーな利用方法は「特典旅行 / 特典航空券に交換」だと思うが、このJALマイルの特典旅行は、「JAL便のフライト」「提携航空会社のフライト」「ワンワールドアライアンス航空会社のフライト」でそれぞれ必要マイル数が異なる。
また必要マイル数の決定方法も、JAL便のフライトの場合は目的地ごとに決まっているが、提携航空会社のフライト、およびワンワールド航空会社のフライトでは、実際のフライト距離のマイル数によって決定される。少々ややこしい設定とはなっているが、各特典旅行のマイル数について、順番に見ていきたいと思う。
特典旅行:JAL国際線 - 必要マイル数(片道)
JAL国際線の必要マイル数は以下の通り。2018年よりJALでは特典航空券に「特典航空券PLUS」という新システムが導入され、残席数に応じて必要マイル数がかなり変動するようになったので注意が必要だ。なお、この「特典航空券PLUS」はJAL国際線のみの設定で、提携航空会社、ワンワールド航空会社の特典航空券には設定が無い。
※ Y:エコノミークラス、PY:プレミアムエコノミークラス、C:ビジネスクラス、F:ファーストクラス
特典旅行の発券手数料、変更、払い戻しについて
JALの特典旅行の発券手数料は、インターネットからは手数料無料であるが、電話での発券には「5,000円+消費税」の発券手数料が掛かる。特典航空券の変更については、JAL便の場合は【変更不可】であるが、ワンワールド特典旅行、提携航空会社の特典旅行については、出発48時間前まで変更可能(区間の変更、航空会社の変更などは不可)となっている。変更手数料はネットでは無料、電話では5,000円+消費税が掛かる。
また、特典旅行の払い戻しについては「税込3,100円」で可能。つまり、JAL便での特典航空券の変更をするには、まず手数料を支払って、予約をすべてキャンセルし、口座にマイルを戻して、再度新規予約をする、という流れとなる。
JALマイル / マイレージの特典旅行の取りやすさを検証
JALマイルの特典旅行 / 特典航空券について詳細をお伝えしたところで、いよいよ本当に気になる「JALマイル / マイレージでの特典旅行の取りやすさ」について徹底検証してみたいと思う。ちなみにJALの特典旅行の予約開始は出発360日前の午前10時〜となっている。
ハワイ特典旅行は?
まずは一番競争率の高い「ハワイ行き特典旅行」について見てみよう。上の写真は、予約開始されたばかりのハワイ行き特典航空券の予約画面。JAL(日本航空)の場合、関西空港(KIX)、東京・成田(NRT)、東京・羽田(HND)からハワイ行きが出ているので、普通の日であれば、早めに予約さえすれば無理なく特典旅行が取れる状況にある。
また、JALのハワイ行き特典枠はANAのハワイ行き特典枠よりも座席数が多い傾向にあるため、ANAに比べてもハワイ旅行の取りやすさは「上」。そのため「ANAじゃないと嫌!」でなければ、JALマイルを使ったほうがマイルの特典ハワイ旅行は取りやすい傾向にある。
ピークシーズンのハワイ特典旅行
ついでにピークシーズンのハワイ特典旅行もチェックしてみよう。上の写真は直近に迫ったゴールデンウィークのハワイ行き特典旅行であるが、さすがに4月28日あたりのチケットは無いが、なんと5月2日とかで良いなら、なんと片道2万マイルのハワイ行き特典航空券が残っているではないか!
他に年末年始のハワイをチェックしてみたが、そちらはとんでもない必要マイル数(片道10万マイル超え)になってしまっていたが(汗)、GWに関しては少し旅程をピーク日程からずらしてやれば、1ヶ月後に迫っているこのタイミングであっても、一人4万マイル+燃油代があればハワイにだって行けてしまうのだ。
提携航空会社の特典旅行
提携航空会社の特典旅行の状況もチェックしていこう。上のハワイ繋がりで、ハワイアン航空もJALの提携航空会社の一つになっているが、特典航空券を検索してみたところ、日本からハワイへのフライトの特典枠は設定していないようで、ハワイ間の移動(オアフ島⇔ハワイ島など)の国内線フライトのみを見つけることが出来た。
このように、JALマイルで提携航空会社の特典航空券を予約しようとする場合は、その航空会社がJALの特典枠に開放しているフライトの傾向を知っていないと、うまく特典旅行の枠を検索できない事態にも陥ってしまうため、ある程度の予備知識が必要となる傾向がある。
JALマイル経由のエミレーツ航空・特典旅行はお得
このJALマイル経由で予約する提携航空会社の特典旅行についてお得情報を一つ。それは、JALマイルで予約するエミレーツ航空の特典旅行についての情報で、例えばエミレーツ航空のマイルを使って大阪→ドバイのビジネスクラス特典旅行を獲得しようとすると、片道86,250マイル+諸経費(燃油サーチャージ+空港使用料)が掛かるのだが、JALマイルで予約すると、なんと片道60,000マイル+諸経費、、、と約26,000マイル少なく取れてしまうのだ。
ただし、JALマイル用に用意してある特典枠は、本家のマイルで取得する枠より少ない傾向にあるので、例えば年末年始や、ゴールデンウィークなどの繁忙期には、競争率が高くなり取りにくくなったり、エミレーツ側がJALに対して特典枠を開放しないこともあるので、取りやすさに関しては、ピークシーズンはエミレーツ航空直で取るほうが成功しやすい。
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