ジェットスター ケアンズ行きエコノミークラスガイド
こんにちは、モリオです。今回の搭乗記 / レビューするフライトはジェットスター航空(JQ)B787-8、関西国際空港(KIX)発→ケアンズ(CNS)行きのJQ16便 エコノミークラスです。
このジェットスターのケアンズ行きフライトは、ジェットスターのセール時には往復5万円前後でも発売されている、非常にリーズナブルな旅程なので、気軽にオーストラリア・ケアンズに旅行に行きたい人にとってとても魅力的なフライトになっています。
そんなジェットスター・ケアンズ行きのフライトは一体どんな内容になっているのか、ジェットスターは格安航空会社(LCC)ということで不安な人も多いと思うので、このレポートを参考にジェットスターケアンズ行き購入の参考にしてください。
初めてのケアンズ旅行でジェットスター
今回のジェットスター・ケアンズ行きフライトは、実は私達にとって初めてのケアンズ旅行。ケアンズといえば世界遺産・グレートバリアリーフの玄関口として知られる地域。
そしてそのケアンズに行くのに、日本から一番お得に行けるフライトがこのジェットスター航空のフライトです。私達が購入した航空券は、なんと、燃油サーチャージ&諸税込み、スーツケース20kgを含んで往復1人5万円を切るという超格安なチケット。
ジェットスターは日本では、ジェットスター・ジャパン(GK)が国内線を飛ばしているので何度も利用していますが、長距離となる国際線は今回が初めて。ジェットスターは格安航空会社(LCC)なので、その初めてのフライトは期待と不安が入り乱れます…が、なにはともあれ乗ってみたいと思います。
ジェットスターのチェックインカウンターは、フライト時刻の3時間前からオープンということで、それよりも10分ほど前にジェットスターのカウンターにやってきましたが、そこにはすでにカウンターのオープンを待つ人の姿。
この感じであれば、ジェットスター国際線を利用するときは、フライトの3時間前には空港到着しておいたほうが良さそう。
あと、オンラインチェックインを済ませておけば、チェックインをしていない人とは別の列に並ぶことができて時短になるのでおすすめです。
荷物検査は思ったよりも緩い
チェックインカウンターで待つことしばらく。私達の順番がやってきました。受託手荷物は20kgまでなので、Mサイズのソフトケースならしっかり詰め込んでも充分クリアすることができます。
また機内持ち込み荷物はジェットスターは1人7kgの制限がありますが、関西空港では地上係員の人が目で見て測るかどうかを判断しているようで私達の手荷物は測られること無く、専用のシールを貼り付けられておしまい。
多分、LCCで受託手荷物(預け荷物)枠を購入している人は、そこまで厳しく測られたりすることは無いのかもしれません。
搭乗者で日本人は半分以下?
無事手荷物の預け入れも終わり、プライオリティパスでANAビジネスクラスラウンジで時間を潰したあと、搭乗ゲートへ向かった私達。ゲート前にはすでにたくさんの人が搭乗時間を待っていましたが、その顔ぶれは日本人は半分以下?といった感じ。
ジェットスターは安くでオーストラリアから日本までやってくることができるので、オーストラリア人にとっても需要の高い路線なんだろうなぁ。
ジェットスター航空 B787-8 機内へ
搭乗ゲートが10分程遅れてオープンし、私達もジェットスター B787-8の機内の中へ。ジェットスター B787-8は前方にビジネスクラス、後方にエコノミークラスの座席を配置した2クラス制。座席表(座席マップ)は以下のようになっています。
座席表はスライドします。動かすと機内の全体像が把握できるのでチェックしてみてください。
ジェットスター B787-8 座席表
私達が利用するエコノミークラスは3-3-3の座席配列になっていて、後方の窓側2列のみツインシートが置かれています。ちなみにツインシートは予約時には座席指定で選択できないことがほとんどなので、ジェットスターのB787-8に搭乗するときは、ほぼ3人席を利用することになります。
なお、非常口席に搭乗する場合は、予約時に高い座席指定料金(片道4,500円)を支払う必要がありますが、非常口列の中央3席(バルクヘッド席)はスタンダード料金(片道950円)で予約することが可能となっています。
ジェットスター B787-8 エコノミークラス席
今回のジェットスターのフライトでは、私達は中央のバルクヘッド席を予約。バルクヘッド席のメリットはレッグスペースがとても広いということ。またジェットスターのバルクヘッド席は前に向かって左と中央の席の肘掛けは持ち上げることができるので、2人で座るときは左席と中央席を取ると快適です。
ヘッドレスト
エコノミー席(バルクヘッド席)の座席の詳細も見ていきましょう。ジェットスターの座席にはヘッドレストが取り付けられており、高さと角度調節が可能となっています。ただ、角度を変えても首をホールドしてくれるほど曲がらないので、快適に眠りたい場合は、首枕を別で用意するのがおすすめです。
マガジンラック
前の壁にはマガジンラックが用意されています。しかし、非常口席は離陸時などは床に荷物を置くことができず、頭上の荷物入れにすべていれる必要があるため、こういうところは非常に不便です。
フットスペースは広々
足元のフットスペースは広々としていて快適です。このフットスペースの広々とした快適さを取ってバルクヘッド席に座るか、もしくは荷物を足元の前(前席下の床)に置ける便利さを取って普通の座席に座るかは、非常に悩ましいところです。
非常口席の個人モニター折りたたみ式
このジェットスターB787-8の機材は全席に個人モニターが装備されています(使用するには別途756円が必要)が、非常口のレーンの個人モニターは折りたたみ式となっていて、離陸時や着陸時には使用不可となっています。
通常席のモニター
一方、一般席の個人モニターは普通のレガシーキャリアと同じく、前席の背面に取り付けられていて、離陸時や着陸時も使用可能。足元のレッグスペースの広さ以外は、バルクヘッド席よりも通常席のほうが非常に快適です。
モニター用ヘッドホン
また、個人モニター用のヘッドホンは、離陸前にCAさんが座席に配ってくれますが、たまに忘れて配ってくれないこともあり、その場合は声を掛けてもらうようにしましょう。
天井部の読書灯&送風設備
座席の天井には読書灯と送風設備も用意されています。
ジェットスター・ケアンズ行きエコノミークラスの機内の様子
飛行機の乗客の搭乗後、機内安全の案内が終わり、私達を乗せたジェットスター(JQ)B787-8は空の上へ。わたしたちが座っているエコノミークラスの後部の様子がこちら(360度写真)。
このフライトはGWが終わった安い時期を狙って搭乗したので、搭乗率は6割ほど。余分にお金の掛かる非常口席は、このときは見事に空いていました。
なお、ジェットスター便では、非常口席は空いているからと言って勝手に座るとCAさんに注意されます。このフライトでも一人、日本の女性の方が勝手に座っていて注意されていたので気をつけましょう。
ジェットスター国際線の有料機内食
ジェットスター国際線、日本とケアンズとを結ぶ路線では離陸後1時間ほどしたタイミングと、着陸3時間前ぐらいの2回ほど有料機内食サービスがあり、CAさんがワゴンを押しながら各席を回ってくれます。(注文は2回のタイミングだけでなくいつでもOK)
気になるジェットスターの有料機内食メニューは以下のようになっています。
食事メニューはサンドイッチやラップサンドなどの軽食メニューがメインとなっています。なお、ビールは1本10AUドルなど、お酒類は少々高めの価格設定ですが、ジェットスターはアルコール類の持ち込みは禁止となっていて、飲み物の封を開けると没収となるので注意しましょう。
また支払いは、Visa / Master / JCB / AMEX のクレジットカードのみとなっていて現金での支払はできないので、機内食を利用する場合はクレジットカードの用意をお忘れなく。
オーストラリア入国カード
またジェットスターの機内では、オーストラリア入国の際に必要な入国カードも配られるので、飛行機を降りるまでに必要事項を記入しておきましょう。案内は日本語で書かれていますが、記入はすべて「英語」で行います。
なお、入国カードの項目にはオーストラリアでの滞在先情報の欄もあるので、滞在するホテル名、住所、電話番号も記入できるよう紙にプリントしておくかスマホにメモしておくなど事前に用意しておきましょう。
あと、オーストラリアは食品などの持ち込みが厳しく制限されており、生鮮食品は基本的に持ち込み禁止、レトルトなどの加工食品や医薬品(病院で処方されたもの)も申告が必要なので、持ち込みの項目にチェックを入れて入国時に申請しましょう。
食品など、申告しないといけなさそうなものを持ち込んだ場合は、とりあえずこの入国カードの持ち込み荷物の欄の適当な場所にチェックを入れて、入国時に申請するようにしましょう。
ジェットスター機内食を買ってみた
日本からオーストラリアまでのフライト時間は約7時間。途中絶対にお腹が空くだろうということで、私達は機内食のコンボメニュー「Combo fave」(ベジタブルパイ2個とビール1本、プリングルスがセットになったもの / AU$23)とホットコーヒー(AU$5)を購入。
このコンボメニューでセットになっているパイは、オーストラリアのベーカリーメーカー「Vili’s」のもので、見た目は素朴なんですが、食べてみるとなかなか美味しく、トマトケチャップも添えられているので食べやすく◎。
また、ビールにはオーストラリアのクラフトビール「バイロンベイビール」も用意されていて、何気にこのジェットスターの機内からオーストラリアが始まっている感じで旅行気分が上がります。
私達が購入したのは全部でAU$28(約3,000円)と安くはないですが、オーストラリア旅行の始まりの機内食と考えると、これはこれでいいかもしれません。
ジェットスターの個人モニターで映画
機内食の食事の後は、個人モニターのデンターテイメントで映画を鑑賞。このジェットスターJQ16便はケアンズには朝方に到着するので、着いてからの体のパフォーマンスを考えると機内では寝るのが一番良いのですが、海外旅行の飛行機ってワクワクしてやっぱり起きてしまいます(笑)。
しかし、このジェットスターのエンターテイメントに入っている映画は日本語訳対応のものが少ないのが難点。その辺を考慮して、有料エンタメ(756円)を申し込むかどうかを決めるといいかも。
USB充電ポートの注意事項
またこの個人モニターは充電用USBポートが付いているのですが、ここにも一つ注意事項が。それは「USBを差してもうまく充電できない」ということ。この個人モニターは色んな人が使いすぎて、ポートの接触が悪くなっていて、グッと押さえたり、コード横に引っ張ってテンションを掛けてやらないと充電が始まらないこともあるのです。
私達はバッグに爪楊枝を持っていたので、それをUSBポートのぐらついている隙間に入れて充電回路を確保しましたが(笑)、このジェットスターの個人モニターのUSB充電を快適に利用したいときは、爪楊枝みたいなものがあるといいかもしれません。
飛行機の機内の温度は?
そうして約7時間のフライトの後、私達はケアンズ(CNS)に到着。乗り心地的には普通のレガシーキャリアの国際線に乗っているような、そんなフライト体験でした。
ちなみにジェットスターはLCCなので、機内の温度は気になるところだと思いますが、体感としては「ジェットスターの機内の温度はパーカーやカーディガンなどの上着はあったほうが良いけれど、パッカブルダウンまでは要らないかも?」です。
ただ、Tシャツ1枚だけだと寒いかもしれないので、重ね着で調整できる服装で乗り込むのがおすすめです。
ジェットスター ケアンズ行きエコノミークラスガイドまとめ
ジェットスター(JQ)のケアンズ行きエコノミークラスの搭乗記、いかがでしたか? ジェットスターは格安航空会社(LCC)ということで、サービスや設備はどうなんだろうと思ってましたが、実際に乗ってみた感想としては普通のレガシーキャリアの飛行機に乗るのと殆ど変わらない乗り心地でした。
オーストラリア行きのフライトで、乗客も半分以上は外国人であるものの、日本人の客室乗務員も複数搭乗しているので、英語が分からない人でも安心してフライトを楽しめます。
また、機内食はLCCなので有料で割高な感じはあるものの、それでもオーストラリアメイドな食事や飲み物が用意されているので、旅行者にとって充分価値のある内容なのではないかと思います。
このジェットスター航空 B787-8 の搭乗ガイドが、次のあなたのケアンズ旅行の参考になれば幸いです。それでは♪
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