マカオ航空 A320 / A320NEO エコノミークラス ガイド
中国の特別行政区「マカオ / 澳門」のフラッグシップキャリア「マカオ航空」の飛行機 A320 / A321 エコノミークラスガイド。
マカオ航空は日本と澳門(マカオ)を直行便で結んでいるので、マカオ旅行の際にはとても便利な航空会社だ。
そんな航空会社のエコノミークラスの機内の様子や設備、サービス、座席 / シートマップ、機内食などをまとめたので、マカオ航空に乗ってみたい人は参考にしてほしい。
マカオ航空 NX855 / NX856便に搭乗
今回私達が搭乗するのはマカオ航空NX855 / NX856便、大阪関西 KIX ⇔ マカオ(MFM)を結ぶフライトだ。フライト時間は4時間前後という短距離路線になっているので、飛行機は小型機材のA320 / A320NEO が使用されている。
マカオ航空 A320 / A320NEO シートマップ
マカオ航空 A320 / A320NEO のシートマップ(座席表)は以上のようになっている。機材によって多少配置は異なるが、飛行機の機内の前側にビジネスクラス、その後ろに3-3配列のエコノミークラスシートが並ぶ座席配列となっている。
マカオ航空 A320 ビジネスクラス
機内に入ってすぐにあるビジネスクラスの座席の写真を1枚。通り過ぎる途中で撮ってみた。
これはA320のビジネスクラスのものだが、座席はエコノミークラスシートと同じで、3列の座席のうち中央をサイドテーブル用に潰して各ビジネスクラスシートのプライベート感を高めている、といった感じ。
このビジネスクラスのスタイルは、ヨーロッパの航空会社の短期路線などでも割と見かけるスタイルだけど、ビジネスクラスの席でこのタイプだったら、ちょっとガッカリ感が漂ってしまうだろうなぁ…。
マカオ航空 A320NEO ビジネスクラス
こちらは復路(マカオ→大阪)で搭乗したマカオ航空 A320NEO の機材のビジネスクラスシート。こちらは普通に短期路線のビジネスクラスシートが採用されている。つまりマカオ航空でビジネスクラスに乗るなら、機材は新しいA320NEOのほうが良いだろう。
マカオ航空 A320 / A320NEO エコノミークラス
ビジネスクラスのエリアを奥に進むと、エコノミークラスのエリアになる。エコノミークラスの座席配列は中央の通路を挟んで左右に3列席が並ぶ。
マカオ航空のエコノミークラスシート
マカオ航空のエコノミークラスシートがこちら。スペック的には座席幅は18インチ弱あって、他の航空会社のエコノミークラスの座席と変わらない。シートピッチ(前と後ろの座席幅)は約30インチとこちらも標準的。
実際に人が座ったところ
実際にこのエアマカオのエコノミークラスシートに人が座ってみたところがこちら。今回私達は、空港のチェックインカウンターで地上係員さんに「非常口席に座りたいですか?」と聞かれて「はい!」と答えて非常口席にしてもらったのでフットスペースは広めになっているけど、座席の横幅も普通にあって快適。
乗り心地としては、日本のANAやJALといった航空会社のエコノミークラスと遜色無い感じだ。
座席のリクライニング
ただ座席のリクライニングは非常に限定的で、上の写真の真ん中の座席は、リクライニングをいっぱい倒したところだけど、見ての通りほとんど倒れていない感じ。
まぁ、フライト自体も4時間程度の短いものなので、ほとんどの人はリクライニングを倒さずに搭乗していた。雰囲気としては国内線に乗っているような、そんな感じのフライトを想像するといいかもしれない。
エアマカオのブランケット
マカオ航空A320 / A320NEOは短距離線なので、座席には腰枕やブランケットといったアメニティは用意されておらず、CAさんにリクエストするとこうして持ってきてもらえる。
個人モニターは無し
A320(上写真) / A320NEO(下写真) エコノミークラスシートの座席には個人モニターは無く、前には折りたたみ式のテーブルとシートポケットだけが備わっている。
シートポケットの中身
シートポケットの中には、免税品パンフレット、マカオ航空の機内誌「Air Macau Magazine」、エチケットバッグ、機内安全のしおりが入っている。
折りたたみ式テーブル
機内食を食べる際などに利用する折りたたみ式テーブル。なお、利用する際は角度が倒れてないか注意してから使おう。
…というのも、往路でのミヅキの席のテーブルはメンテが悪く、角度がかなり下向きになってしまっていて、それを知らずにテーブルに飲み物を置いたら、その飲み物がスーッと滑ってテーブルから落ちミヅキの服がジュースまみれに…という悲劇があった(笑)。多分、たまたまだとは思うけど、使うときには注意しよう。
肘掛け
肘掛けには機内放送用のコントローラーが備わっている。機材によって肘掛けの上面に付いていたり、側面に付いていたりするが、イヤホンの配布は無い。
マカオ航空の新聞サービス
マカオ航空のエコノミークラスでは、新聞サービスも用意されている。搭乗して飛行機が飛び立つ前にCAさんが新聞を持って回っているので、必要な場合は声をかけてもらおう。ただし、新聞は中国語のものになっている。
グーグル翻訳があれば何とか読める
この中国新聞は、グーグル翻訳アプリで中国語(簡体/繁体)と日本語データをダウンロードして、グーグルレンズをかざせば、ところどころを日本語で翻訳して表示してくれるので何が書いているのかはだいたい分かったりする。
マカオ航空に搭乗する際は、グーグル翻訳アプリを用意しておくと、フライトをより楽しむことが出来るかもしれない。
USB充電
マカオ航空A320NEOの機材には、エコノミークラスでも足元に充電用のUSBポートが備え付けられている。古いほうのA320の機材にはこのUSB充電ポートは無かったりするので、スマホの電池が気になる場合は機内用の充電バッテリーをお忘れなく。
送風機と読書灯
座席の天井には送風機と読書灯、CAさんのアテンダントボタンが備わる。
機材のトイレ
飛行機の機内のトイレは、前方にビジネスクラス向け、後方にエコノミークラス向けが備わっている。マカオ航空のトイレは、フライト中観察していたところ、こまめにCAさんが中に入って清掃を行っていたので、フライト中は快適に使用できるはずだ。
なお、トイレにはおむつ替え台や紙コップなどの備品は用意されているが、歯磨きは置かれていない。機内食の後に歯磨きしたい時は自分で用意しておこう。
マカオ航空の機内安全ビデオ
乗客が全て乗り込んで搭乗が終わると、機内では天井に備え付けられているモニターで機内安全ビデオが放映される。マカオ航空の機内安全ビデオは至って真面目な内容のものになっている。
マカオ航空 A320 は空の上へ
機内の安全ビデオも終わり、いよいよ私達を乗せたマカオ航空 A320は空の上へ。飛行機の窓の向こうには美しい雲の景色。この飛行機の尾翼が映る空の上の景色を見ると旅行に行くんだという気持ちがさらに盛り上がってくる。
マカオ航空の機内WIFI
安定航路に入って機内のシートベルトサインが消えると、マカオ航空の飛行機の機内ではWIFIサービスを利用することが出来る。利用方法は至って簡単で、スマホを機内モードのままWiFiをオンにして「Air Macau」に接続。その後、ブラウザを開いて「ife.airmacau.com.mo」にアクセスすればフライト情報や映像番組などの機内エンターテイメントが楽しめる。
この機内WiFiサービスは、自分のスマホが個人モニター代わりになるようなサービスなので、座席に個人モニターが無いのも合理的かもしれない。ただ、フライトによってはこのWiFiサービスがうまく使えないこともあるので、あまり期待しすぎないように。
マカオ航空 A320 / A320NEO エコノミークラス 機内の様子
マカオ航空のフライト中の機内の様子を360度写真におさめてみた。上が往路NX855便(KIX→MFM)、下が復路NX856便(MFM→KIX)のものだが、機内は至って平和。往路は搭乗率50%~60%程度だったが、復路の方は8割ぐらい席が埋まっていた。
機内食の時間がやってきた!
安定航路に入って少しすると機内では機内食サービスが始まる。マカオ航空の機内食はメニューは無く、2種類のメニューからどちらかを選択する[昔ながらの機内食サービス]となっている。
なおマカオ航空の日本発着便は、往路も復路も日本人CAさんが2名ほど搭乗していて言葉の心配も要らないので安心しよう。
機内は乾燥するのでマスクがあると快適
機内食が終わると、あとは目的地到着まで思い思いにフライトを楽しむだけ。なお、飛行機の機内は乾燥していて咳き込んでいる乗客も結構多いので、マスクがあると安心で快適にフライト時間を過ごせる。
この飛行機の機内で風邪なんかもらってしまっては、到着してからの旅行が台無しになってしまいかねないので、この飛行機の機内ではマスクを着用するのがおすすめだ。
なお、ミヅキ曰く、マスクは使い捨てできて保湿力の高い加湿フィルター付きマスク(リンクはAmazon)が良いらしいので、マスク選びに困った時は参考まで。
マカオ航空 エコノミークラスのドリンクサービス
マカオ航空では、フライト中は、機内食タイムが終わった後も何度かCAさんがドリンクを持って見回っており、リクエストすれば紅茶や緑茶などもいただけるので、飲み物が欲しくなったらリクエストしてみよう。
飛行機は目的地に到着
こうして約4時間のフライトで私達は目的地に到着。マカオ航空 A320 / A320NEOでの空の旅が終わった。お疲れ様でした! このマカオ航空のフライトは海外旅行のフライトとしては短くて、気がつけばマカオに到着してた感じだったけど、フライトの内容はさすがマカオ航空はレガシーキャリアの航空会社だけあってしっかりしていてとても良かった。
マカオ航空 A320 / A320NEO エコノミークラス・まとめ
マカオ航空 A320 / A320NEO エコノミークラスガイドはいかがだっただろうか。マカオ航空は日本ではあまりメジャーではない航空会社なので、パッと聞いただけではLCCのような飛行機なんじゃないかと思ってしまうが、実はサービスもしっかりしているし、機内食も出てくるし、とても満足度の高いフライトが楽しめる航空会社ではないかと思う。
日本とマカオを直行便で結んでいるマカオ航空は、マカオ旅行に行く際にはぜひ利用したいおすすめの航空会社。またANAともマイレージ業務提携もしていてフライトを利用すればANAマイルも貯めることができるので、マカオ旅行に行ってみたい時は、直行便で楽に往復できるマカオ航空を利用して見てほしいと思う。それでは!
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