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【シンガポール航空】B787-10(B781)国際線 エコノミークラス(SQ623 / SQ622 関空⇔シンガポール)実体験レポート!【飛行機の搭乗記】
シンガポール航空 B781 関空⇔シンガポール エコノミークラス搭乗記
こんにちは、モリオです。今回の飛行機の搭乗記に登場するのはシンガポール航空 B781 関空⇔シンガポール エコノミークラス(SQ622便 / SQ623便)。関西国際空港発のSQ623便は夜23時20分ごろ出発の深夜便で、シンガポール発のSQ622便はお昼の14時ごろの出発便となっている。
今回私達は、ユナイテッド航空のマイルを使ってシンガポール航空で大阪・関西空港⇔シンガポール⇔モルディブの特典航空券を予約。その際のフライトでこのシンガポール航空のSQ622便 / SQ623便 エコノミークラスを利用してきたので、飛行機の座席の広さや設備の充実度、快適さ、そして機内食まで、最高に詳しく紹介していきたいと思う。
フライト当日の関西国際空港
フライト当日、関西国際空港へ。空港内の様子の写真を一枚撮ってみたが、2023年1月頃の関西国際空港・国際線の出発ロビーはこんな感じで、コロナ後で少しずつ国際線を利用する旅行者の数も増えてきている感じだ。しかし、日本人の旅行者の姿はまだまだ少なく、空港内の旅行者の顔ぶれは主に東南アジア方面からの人たちが多い印象だ。
関西国際空港では、だいたいフライト出発時刻の3時間前からチェックインカウンターが開く。私達も久しぶりの東南アジア方面のフライトということで張り切って早めに空港に到着した。
チェックインカウンターで荷物を預ける
出発まであと3時間のタイミングでチェックインカウンターが開くので私達も荷物を預けにカウンターへと並ぶ。なお、事前にオンラインチェックインを済ませておけば、スムーズに荷物を預けられて時間もかからない。
出発ゲートの様子
荷物を預け出国審査を終え、保安検査を抜けて空港のエアサイドにやってきた。出発ゲート前の様子がこちら。人の数はそれほど多くないが、やはり日本からシンガポールへの観光客というのはまだまだ昔のように戻ってきていないのがこの景色からも伺える。
そして私達は今回のフライトは待ち時間は、プライオリティパスを使って関空のぼてぢゅうで食事をしていこうと張り切っていたのだが、空港に着いて「ぼてぢゅうは国内線のエアサイドにしかない」ということを知ってショックを受ける(涙)。なんで国際線にぼてぢゅうが無いんだぁ!…っと、、気を取り直して、シンガポール航空さんのレポートに戻ろう。
※2024年10月からクレジットカード会社経由で発行したプライオリティパスでの国内外の飲食店舗やリフレッシュ施設等の無料利用はできなくなりました。(利用した場合は後日費用が請求されます。)空港ラウンジについては今まで通り無料で利用可能です。
シンガポール航空 B781 の機材
空港の出発ロビーの窓の向こうには、私達がこれから乗り込むシンガポール航空 B787-10(B781)の姿が見える。この窓から見える機材を眺めている瞬間は、これから海外旅行に行くんだという期待が最高に膨らむひとときだ。
SQ623便に搭乗
ボーディングタイムになり、時間通りに私達はシンガポール航空 SQ623便に乗り込む。私達の中継地はシンガポールで、最終目的地はモルディブと常夏の国だが、このときの関西空港は記録的な寒波が迫ってきている真っ只中。こういう出発地と目的地で季節がガラッと変わる海外旅行の時は服装も非常に困るのだが、そんなときに非常に役に立ってくれるのがコンパクトに収納できるパッカブルなユニクロのウルトラライトダウンジャケットだ。
ただ、久しぶりにウルトラライトダウンジャケットを着てみると、なんだか妙に窮屈に感じるが、、、どうやら長い年月で太ってしまったようだ(笑)。
ミヅキ:「あれ?前のチャックが閉じない?」
モリオ:「…それ、太り過ぎじゃね?」
ミヅキ:「しまってたら縮んだんかなぁ?」
モリオ:「そんなわけ無いやろ!(笑)」
そんなどうでもいい話(いやどうでも良くないかも・笑)をしながら、私達はシンガポール航空 SQ623便の機内へと進んでいく。
入り口でイヤホンをピックアップ
飛行機の入口付近には、座席用のイヤホンが置かれているのでピックアップして持っていく。なお、ここでイヤホンを取り忘れても、後でCAさんに言えば貰えるので安心しよう。
シンガポール航空 B781 機内と座席マップ
シンガポール航空 B781の機内へ。私達が初めてこのシンガポール航空のB787-10に乗ったのは2018年のこと。当時は最新機材に乗れるということでかなり興奮した記憶があるが、そんな出来事もかれこれ5年前かぁ…。コロナで止まっていた私達の海外旅行の時間が、少しづつ動き出している実感が湧いてくる。
さて、このシンガポール航空 B781 の座席マップは以下のようになっており、エコノミークラスは前から後ろまで 3-3-3 列席の配列となっている。
なお、一応一番後ろの片側に2人席が置かれているが、この席は事前の座席指定ではブロックされて押さえられない席になっているので、実質このシンガポール航空 B781の機材はすべて3人席仕様だと思っておこう。
私達が押さえた席は、座席表左側の一番うしろ73列目のBとC。一番後ろの座席というのはトイレに行く人がよく横を通るので少し騒がしいというデメリットがあるが、後ろには誰もいないので、気兼ねなく座席をリクライニングできて、トイレも近いので行きやすい、そして後ろの座席はどの航空会社も搭乗タイミングが早く設定されているので比較的早めに機内へ行けるというメリットがあるため、私達は一番後ろの座席を押さえることが多い。
非常口の座席
私達の後ろの座席に向かう途中、非常口の座席を横切ったので一枚写真に納めておいた。やはり非常口の座席は足元が広々してて快適そうだなぁ。たしかシンガポール航空は非常口の座席は事前に有料で押さえられたはずだが、こんな感じでレガシーキャリアの飛行機でも非常口の座席は有料オプションになっている航空会社が多くなっていると思う。
シンガポール航空 B781エコノミークラスの座席
そしてこちらが私達が今回乗り込むエコノミークラスの座席。見た目通りコンパクトではあるが、座り心地は程よいクッション性があり悪くない。スペック的にはシートピッチ(座席の縦幅の間隔)は32インチ(約81.28cm)、横幅は17.5インチ(約44.5cm)と一般的。
女性が座ってみた感じ
このシンガポール航空のB781のエコノミークラス席に実際にミヅキ(女性 身長160cm / 中肉中背?w)が座ってみた感じがこちら。足元のレッグスペースもそれなりに確保されているので窮屈な感じは無い。
男性が座ってみた感じ
また私(男性 身長170cm / 中肉中背)が座ってみたときのレッグスペースがこちら。私が座ってもそこまで窮屈な感じは無い。
座席のリクライニング
座席をいっぱいにリクライニングしたところがこちら。そこまで深くはないが、意外とリクライニングする感じになっているので、もしも後ろに人が座っている時はリクライニングする時はゆっくり目に倒したり、一声かけるなどしてやると良い。
肘掛け
座席の肘掛けは、まぁ普通のエコノミークラスの華奢な肘掛けになっている。遠慮せずに肘をかけてしまうと結構隣に圧迫感を与えてしまう感じになる。
電気式ブラインドウィンドウ
座席横の窓はB787シリーズは電気式のブラインドが採用されており、ボタンを押すことで暗くしたり明るくしたりすることができる。
エコノミークラスの座席アメニティ
シンガポール航空の大阪・関西空港⇔シンガポールのエコノミークラスの座席のアメニティには、ミニピロー(腰枕)とブランケットが置かれている。エコノミークラスは長時間座っていると腰が痛くなって来るが、この腰枕を腰に当てて座っておけば、その疲労感もだいぶ緩和してくれる。
ヘッドレスト
座席のヘッドレストは角度・高さ調節が可能。関空からシンガポールへの便では、ヘッドレストカバーには、ウルトラマンとポケモンのようなイラストが入っていて「ようこそシンガポールへ」のメッセージが添えられていた。そういやシンガポールって日本のこういうアニメとか好きなイメージがあるなぁ。
11インチの個人モニター
座席の前には11インチのタッチ式個人モニター。このモニターではフライト中は映画やTV番組などを楽しむことができるが、その映画や番組は日本語対応となっているものは少なめ。
USB電源ポート
しかしこの個人モニターには充電用のUSBポートも備わっている(離陸中と着陸中は使用不可)ので、長いフライト中も気兼ねなくスマホで遊ぶことができる。スマホを差し込んでおけるポケットもモニター下に用意されている。またUSBポートの下はイヤホン用のジャック、横には読書灯スイッチ、CAさんを呼べるアテンションボタン、起こさないでくださいボタンも備わる。
テーブルとドリンクホルダー
また座席にはテーブルとドリンクホルダーも備わる。ドリンクホルダーが付いているのは、飲み物が滑ったりしないので非常にありがたい。
座席ポケット
座席前の下には座席ポケットが備わっている。
座席ポケットの中身
座席ポケットの中には、エチケット袋、安全のしおり、免税品カタログ、そしてWiFiの案内も用意されている。シンガポール航空 B781の機材では、クリスフライヤー会員向けの無料のWiFiサービス(たしか2時間まで無料)が用意されている。利用にはクリスフライヤーでの会員ログインが必要なので、空の上でWiFiを楽しみたい場合は、シンガポール航空のクリスフライヤー会員(マイレージ会員)になって会員番号とログインパスワードをメモって搭乗しよう。
電源コンセント
座席下にはマルチタップの電源コンセントも備わっており、座席でラップトップPCでの作業などもできる。ただ、エコノミークラスの座席はそんなにスペースがあるわけではないので、どうしても仕上げなくてはいけない仕事とかが無いなら、あんまり飛行機の中でPC作業はしたくないなぁ。
荷物入れ
座席上の荷物入れ。座席下に入り切らない大きな荷物は上に入れておけるが、座席の後ろの方の荷物入れには、最初からCAさんのキャリーバッグや機内サービスで使う備品などが入っていたりするので、荷物が多い人はあまり後ろの座席を予約しないほうがいいかもしれない。
天井上の読書灯
座席の天井には、手元でスイッチをON / OFFできる読書灯、シートベルトサインのランプが備わる。
もうすぐ飛行機が離陸
さて、シンガポール航空 B787-100 SQ622便 / SQ623便 エコノミークラスの座席の設備などの詳細は以上となるが、そろそろ乗客もすべて座席に着席して準備が整ったところで、もうすぐ飛行機が離陸する。離陸前の機内の様子がこちら。
機内安全ビデオ
離陸に向けて飛行機が滑走路へ向かうなか、機内の個人モニターでは機内安全ビデオが移される。シンガポール航空の機内安全ビデオはシンガポールの見どころを背景に使った観光案内PVのような作りになっていて、見ていてとても楽しい。
夜景を見ながら出発!
機内安全ビデオが終わり、飛行機は滑走路を加速して夜の大阪を飛び立つ。夜間のフライトは乗るまでは眠かったり疲れたりして結構大変だが、飛び立つ時に眼下に見える美しい夜景は格別だ。
シンガポール航空 B781 機内の様子
シンガポール航空 B781 エコノミークラスのフライト中の機内の様子(360度写真でお好きな角度にドラッグ可能)。写真は深夜のSQ623便の機内となっているが、さすがに夜中のフライトだけに眠っている人も多く、ミヅキも爆睡中ww。
なお、今回のフライトでは私達の3人席には他の人が乗ってこなかったので、2人で3人席を利用することができて非常に快適だった。また気になるマスク着用についてであるが、シンガポール航空ではマスク着用は任意となっており、付けても付けなくてもどちらでも良い。しかし、機内では咳き込んでいる乗客(そういう人に限ってマスクしてない)もいたりするので、自分の健康を確保する目的で、マスクは用意しておいたほうが安心だ。
シンガポール航空 B781機内のトイレ
飛行機は安定航路に入り、機内では機内食の準備が進められていく。この間にちょっとトイレに行ってこよう。シンガポール航空B781のエコノミークラスのトイレは、前側と真ん中、そして一番後ろ側に用意されている。
シンガポール航空 B781 エコノミークラスのトイレ
シンガポール航空 エコノミークラスのトイレの中。トイレの設備は一般的で、おむつ替えテーブルももちろん付いている。なお、日本の航空会社とは異なりウォッシュレット仕様ではない。
歯磨きセット
トイレの鏡近くの引き出しには歯磨きセットのストックも用意されている。紙コップも鏡の下に付いているので、トイレの中での歯磨きはしやすい。
エンターテイメントで映画を見る
トイレから戻って私は個人モニターで見る映画を探してみる。シンガポール航空のエンターテイメントチャンネルでは、日本の映画も少し用意されており、中にはドライブ・マイ・カーや、アニメの呪術廻戦ゼロも入っていたりする。私はまだこれらの映画を見ていなかったので、大阪→シンガポールの約6時間のフライトで、一気に2本映画を見ることにした、、けど、見終わった頃にはシンガポールにほぼ到着すると思うが、シンガポール・チャンギ国際空港の乗り継ぎがしんどそうだなぁ。。。シンガポールに着いてキビキビ行動したいなら、空の上でははしゃがずに寝たほうがいい(笑)。
シンガポール航空 SQ623便 エコノミークラスの機内食
では、シンガポール航空のエコノミークラスの機内食を実際の写真と一緒にお届けしたいと思う。まずはSQ623便、関空発シンガポール行きの機内食だ。最初に飲み物と少しスパイシーなナッツのおつまみが用意される。
私達は飲み物にはシンガポールのビール「タイガービール」をいただく。タイガービールは言わずと知れた世界的に有名なシンガポールのビールで、味わいは南国のビールとしては濃い目で日本のラガービールにも似ていて親しみやすい。
なお、シンガポール航空ではシンガポールを代表するカクテル「シンガポールスリング」も頼むことができるので、もしもシンガポール気分をより味わいたい時はCAさんにリクエストしてみよう。
ビーフハンバーグ
機内食のプレートがやってきた。シンガポール航空のエコノミークラスでは機内食はだいたい2タイプのメニューから選択可能となっており、今回私達が搭乗したSQ623便ではビーフハンバーグと鶏の唐揚げが用意されていた。
そしてこちらはビーフハンバーグのプレート。メインのビーフハンバーグに、野菜の付け添え、パン、チーズとクラッカーの機内食メニュー。大阪発なので日本のケータリング会社の作った機内食メニューだと思われるが、お味は機内食としては悪くない。
チキン&ライス
こちらは鶏の唐揚げ。五目ご飯のようなものに温野菜が添えられている。パン、チーズとクラッカーの付け添えは先程のビーフハンバーグと同じ。お味は普通。機内食なので唐揚げ類はフニャっとなっているので食感は良くないが、機内食なのでこんなものだろう。
デザートのアイスクリーム
食事が終わるとデザートとしてハーゲンダッツのアイスクリーム(バニラ)が提供される。ハーゲンダッツのアイスクリームが付いているのはとても嬉しい♪
シンガポール航空 SQ622便 エコノミークラスの機内食
シンガポールから日本に戻る便、シンガポール航空 SQ622便 エコノミークラスの機内食も紹介したい。日本行きのエコノミークラスの機内食も2種類から選択可能となっている。
上の写真は私がオーダーしたポーク&ライス。プレートには豚の角煮に煮卵、ライス、温野菜、パン、チーズとクラッカーがのっている。お味は美味しくはないが食べられる感じ。豚の角煮は多少八角が効いていてアジアな感じ。
ノンシーフードミール
続いてこちらは、こちらはミヅキが事前に予約していた「ノンシーフードミール」、つまり魚介類無しのメニュー。実はシンガポール航空は事前にアプリかネットで予約すれば、ベジタリアンフード、ノンシーフード、コーシャー(ユダヤ教向けの食事)、ハラルフード(イスラム教向けの食事)、キッズフードなどを予約することができるので、魚介類が苦手なミヅキはネットでこのノンシーフードミールを予約していた。
ノンシーフードミールのプレートには、チキンカレーにジャスミンライス、温野菜、パン、マンゴープリンがのっている。お味はそこそこ。カレーはやっぱり外さない。
デザートのアイスクリーム
そして食後のデザートにはアイスクリームも用意されていた。日本発のハーゲンダッツとは違いアイスクリームはシンガポールのアイスクリームメーカー「Udders」のチョコレートアイスクリームが用意されていた。Uddersのアイスクリームは海外らしい味付けで個人的にはハーゲンダッツのほうが好きだが、でも食後にアイスクリームはやはり嬉しい。
シンガポールにもうすぐ到着
そうして機内食を食べて映画を見ているとあっという間に私達を乗せたシンガポール航空 SQ623便はシンガポール・チャンギ国際空港に到着。飛行機の窓の向こうには海に浮かぶたくさんの観光船のような色とりどりの明かりが見える。やっぱり海外旅行っていいよなぁ。
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