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硬いオージービーフのステーキ肉を柔らかく美味しく焼く方法!
業務用スーパーの激安お肉
今回使用するステーキ肉は、業務用スーパーで買ってきた100g / 198円の激安肩ロース肉(オーストラリア産)。このお肉はかなり安い値段なのだけれど、普通にフライパンで焼いて食べるとやばいぐらい硬く、噛み切るのも一苦労なお肉となる。
私自身、近くの業スー(ぎょうすー)でこのオーストラリア産の肩ロースステーキを見つけたときは、安さにつられてよく買ってたんだけど、実際家で調理すると、硬くて食べるのが非常に辛いステーキになってしまっていた。しかし、この調理方法を編み出してからというもの、この業スーの肩ロースステーキ肉が、ステーキ屋さんで食べるぐらい美味しく調理できるようになったのだ。
さて・・・それでは、前置きはこのぐらいにして、早速その「激安でマズい肉」を極上ステーキにする調理法を紹介していきたいと思う。
ステーキ肉を常温に戻す
まずは調理するお肉を常温に戻そう。冷蔵のお肉の場合は、外に出して1時間ぐらいでOK。冷凍したお肉の場合は、4時間ぐらい外に出しておけば解凍できると思う。なお、この常温に戻す際には間違ってもレンジの解凍機能は使わないこと。
電子レンジで無理に解凍させたお肉は臭みが出てしまい、非常に不味い味になるので、私としてはどんな料理にも電子レンジの解凍機能は使わないことをおすすめしたい。
肉筋切り器(ミートテンダライザー)
お肉が常温に戻ったら、肉筋切り器(ミートテンダライザー / amazonで見る)を使ってお肉の筋を切っていこう。
お値段は1,200円ちょっとと購入しやすく、刃が48刃も付いていて、簡単に分解できるので洗ったりするのも簡単なので重宝している。なお、ミートテンダライザーが無い場合は、フォークを代用してもOK。
ステーキ肉表面をグサグサ!
肉筋切り器でステーキ肉の表面に穴をグサグサ開けていこう。穴を開けるのは適当でOK。上の写真のように、1箇所1回ミートテンダライザーを押し込むだけでOKだ。
塩コショウを振る
ステーキ肉の肉筋の処理が終わったら、お肉の表面に塩コショウを振って下準備は完了。
フライパンを熱々に熱する
次はフライパンをコンロに乗せて油を引いて火(強火)をかけ、フライパンを熱々に熱しよう。最近の温度監視機能の付いたコンロの場合なら、ピピッと鳴って自動で弱火になるところまで熱してOK。
このフライパンをしっかりと熱することで、お肉の表面を一気に焼いて軽く焦げ目を付けることができ、肉の旨味が外に逃げなくなるのだ。
ステーキ肉を投入!
フライパンが十分に熱せられたら、いよいよステーキ肉を投入だ!ここで気をつけたいのは、家族分のステーキを焼く場合も、お肉を焼くのは1枚ずつ。複数枚の肉を投入してしまうと、家庭用コンロではフライパンの温度が一気に下がってしまい、お肉を焼く時間が伸びてしまい、結果、硬いお肉になってしまうのだ。
では、お肉を投入したら約1分間、焦げ目が付くまで強火で焼いていく。絶対に火力は落とさないように注意。
裏返して再び約1分間
ステーキ肉の片面に焦げ目がついたら、裏返して再び約1分間強火で加熱していこう。なお、反対を焼いていくと上の写真のように、お肉の表面に赤い肉汁が浮き上がってくるが、気になる場合は、もう片面を1分間焼いたあとに最後に裏返して肉汁を軽く焼き切ろう。
ミディアムレアで完成!
もう片面にも焦げ目が付いたら完成!お皿に盛り付けよう。お肉を焼くイメージとしてはミディアムレアぐらいの焼き加減がベスト。それ以上火を通してしまうと、どんどんお肉が硬くなってしまう。
激安&激ウマなステーキ完成!
これで激安で硬いステーキ肉が、柔らかくて美味しいステーキハウス顔負けのステーキに大変身!
この調理方法のポイントは、まず肉筋切り器(ミートテンダライザー)でお肉の筋を切って柔らかくして、さらにミディアムレアぐらいの焼き加減にして柔らかい食感を残すこと。安い肉ほど脂分が少ないので、火を通せば通すほどお肉が硬くなってしまう。なので、安い肉を柔らかく美味しく食べたい場合は、強火で一気に表面に焦げ目を付けて短時間で焼き上げるのが一番だ。
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