マレーシア旅行 -

[マレーシア旅行] 失敗しないマレーシア交通手段ガイド

目次

  1. 失敗しないマレーシア交通手段ガイド
  2. マレーシア交通手段1:電車
  3. マレーシア交通手段2:タクシー
  4. マレーシア交通手段3:バス
  5. 旅行者におすすめのマレーシア交通手段は?

失敗しないマレーシア交通手段ガイド

[マレーシア旅行] 失敗しないマレーシア交通手段ガイド

マレーシア旅行で失敗しないための交通手段ガイド。マレーシアに旅行に行ったら観光スポットやショッピングに出かける際、何かしらの移動手段を利用することになる。

マレーシアの旅行の際に、旅行者が利用できる公共の交通手段は以下のものが用意されている。

これらの交通手段の中でも、例えばマレーシアの最大都市であるクアラルンプールを移動する際は、電車は様々な場所を走っているので、非常に便利そうに見える…のだが、実際に使ってみると、思わぬ落とし穴があって実は使いにくかったりもするので注意が必要だ。


マレーシア交通手段1:電車

[マレーシア旅行] 失敗しないマレーシア交通手段ガイド

マレーシアで旅行者が一番使いたくなる交通手段は「電車」。特に観光客が一番多く訪れるクアラルンプール(KL)市内は電車の路線があちこちに走っていて(路線図は以下を参照)、とても便利で使いやすい交通手段に思える。

マレーシア・クアラルンプール 電車路線図

しかしここで問題となってくるのは、電車の駅と観光スポットが微妙に離れていることが多いということだ。

例えばマレーシアを代表する観光スポットの一つである「ムルデカ広場」に電車で行こうとすると「Masjid Jamek」駅を降りて歩いて5分でたどり着くのだが、そこを走っている電車は「KJL」「AGL」「SPL」の3つのラインで、そのラインに乗るために、自分の泊まっているホテルからどう乗り継ぐかを考えるのが非常に面倒くさい。

さらに自分の滞在ホテルが電車の駅から離れている場合、駅に行くまでに別の交通手段を考える必要まで出てくる。そして「Masjid Jamek」駅に着いてからもそこから徒歩5分という移動が必要になるのだ。

徒歩5分と聞くとすぐ近くに感じるかもしれないが、マレーシアは非常に暑く湿気がとても多い国。体力がある人なら問題ないが、自分の体力に自身がない人にとって、蒸し暑い町中を5分歩くという行為は熱中症の危険も伴う行動になる。そして、マレーシアは突然のスコールにも見舞われる国。

自分のホテルから苦労して電車のルートを探して駅まで移動して、そこから電車を乗り継いで目的地の最寄りの駅に着いて、そこからまた徒歩で炎天下の中を歩き、運が悪ければスコールにも見舞われる。

一見便利そうに見える公共交通機関の電車ではあるが、ここマレーシアでは、実際に使ってみるとそこまで便利な乗り物ではないとわかってくる。


マレーシア交通手段2:タクシー

[マレーシア旅行] 失敗しないマレーシア交通手段ガイド

続いてのマレーシア交通手段はタクシー。タクシーは、ホテルから目的地までピンポイントで運んでくれるため、移動手段としては非常に便利な乗り物だと言える。

マレーシアのタクシーは基本的にはメーター制で、日本に比べて安い料金で利用できる…のだけれど、マレーシアのタクシーは観光客相手になるとメーター制ではなく割高な価格交渉でやろうとするドライバーが多く、その辺が旅行者にとって非常に厄介なのだ。

そのため、マレーシアでタクシーを利用する場合は、事前に料金が決定して支払いもクレジットカード(アプリ経由)で済ませられる配車アプリ「Grab」を使うのがおすすめ。利用方法はUberなどと同じだが、念の為、下に詳しいGrabの利用方法をまとめているので参考にどうぞ。

[GRAB] 配車アプリ「GRAB - グラブ」の登録・利用方法 旅行ツール [GRAB] 配車アプリ「GRAB - グラブ」の登録・利用方法 「Grab / グラブ」は、シンガポールやタイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジア、ミャンマーで使える東南アジアで定番の配車アプリ。東南アジアの旅行に行くなら必須と言っていいGrabの登録・利用方法を詳しくガイド。東南アジアに行く前に日本からグラブをスマホに設定して持っていこう。

ただし、Grabを使った場合でも、マレーシアの場合、ドライバーが複数の顧客を掛け持って走り回っており、グラブで配車したのはいいけれど、その車は他の乗客を乗せて移動中で、自分のところにやって来るのは20分以上後なんてこともザラに多いので、グラブを利用する場合は、時間に十分余裕を持って行う必要がある。

とはいえ、マレーシアだけでなく、東南アジアでは配車アプリはGrab(グラブ)が広く普及しているので、タクシーでぼったくられるのが嫌なら迷わずグラブを利用するのがおすすめだ。


マレーシア交通手段3:バス

[マレーシア旅行] 失敗しないマレーシア交通手段ガイド

マレーシアの交通手段の最後はバス。バスは電車に比べ路線が非常に複雑で車内アナウンスが無かったりするものもあるため、旅行者が利用するには少しハードルが高い。

また公共バスの支払いは現金ではなくTouch'n Goカード、もしくはRapidKLカードのみとなっているので、バスを利用したい場合はカードの準備をすることも必要となってくる。

また、クアラルンプール中心部では、乗車無料の巡回シャトルバス「Go KLバス」も走っている(路線図は下を参照)ので、そちらを利用するとお金の面では無料なのでお得。しかしGoKLバスは通勤・通学者向けのバスになっているため、朝夕のラッシュ時間は混みあうし、観光スポットへの移動にはちょっと利用しづらいのも難点だ。

マレーシア・クアラルンプール GOKLバス路線図

旅行者におすすめのマレーシア交通手段は?

[マレーシア旅行] 失敗しないマレーシア交通手段ガイド

マレーシアで利用できる交通手段は、電車、タクシー、バスのどれであっても一癖あって、旅行者が便利に利用できるとは言いづらいのが本当のところ。でも、マレーシアに旅行に行ったなら、何かの移動手段を利用しないと観光に行けないのは事実。

私も実際にマレーシアを旅行中は、いろんな交通手段を利用してみて色々と苦労したのだが、そんな経験を踏まえたうえで、旅行者におすすめできる利用手段は「Grab(グラブ)」だ。

グラブも配車から実際に車が自分のところに来るまで、遅い場合は20分ほど掛かったりもするが、使いにくい電車を利用して駅から炎天下の中を歩いて自分の体を熱中症の危険にさらすよりはよっぽどマシ。

もちろん電車は運賃が安いので、ちょっとでも安く移動したい場合は電車を利用することになるが、グラブでも町中を移動するなら10RM(約330円)~30RM(約1,000円)程度と非常に安いので、快適さと便利さを考えるなら、私は迷わずグラブを利用するのをおすすめしたいと思う。