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シェラトン宮崎 ミネラル豊富な美人の湯 - 温泉施設「松泉宮」
シェラトン宮崎 美人の湯「松泉宮」
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 宮崎(シェラトン宮崎 / フェニックス・シーガイア・リゾート内)が誇る、天然温泉施設「松泉宮(しょうせんきゅう)」。この天然温泉は、地下1000mの深さ、1千万年前の地層から湧き出てたミネラルを豊富に含む「美人の湯」としても知られ、シェラトン宮崎に宿泊のゲストは無料で利用可能となっている。
そんな魅力の温泉施設「松泉宮」を、私達はシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 宮崎に滞在した際に利用してきたので、その詳細を実体験レポートしてみたいと思う。なお、天然温泉の泉質は以下の通りとなっている。
シェラトン宮崎 松泉宮 - 泉質
泉質 | ナトリウム - 塩化物強塩温泉 |
浴用の禁忌症(入ってはダメ) | 急性疾患、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に色と末期) |
浴用の適応症(温泉の効能) | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚炎、虚弱児童、慢性婦人病 |
シェラトン宮崎 松泉宮の場所 / 営業時間
シェラトン宮崎 松泉宮の場所は、ホテル1Fのビュッフェレストラン「パインテラス」の隣。上の写真が温泉施設への入口となっている。営業時間などの詳細情報は以下の通り。
シェラトン宮崎 松泉宮
場所 | シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート南側 |
営業時間 | 奥の湯「月読」 | 6:00~23:00 |
前の湯「新月」 | 6:00~10:00 |
16:00~23:00 |
SPMC会員の外来利用 | 10:00~16:00 |
貸切温泉「離れ湯」 | 7:00~22:00 |
最終受付:20:30 |
利用料金 | 宿泊者 | 無料 |
SPMC会員(外来) | 平日:500円 |
土日祝:700円 |
上の表を見て分かる通り、この温泉施設「松泉宮」の中には、前の湯「新月」、奥の湯「月読」の2つの温泉施設が備わっている。また、これとは別に、貸し切り温泉「離れ湯」、放送作家・小山薫堂氏が提唱するお風呂を極める道「湯道」を体現した公認湯室第一号施設「おゆのみや」も、この「松泉宮」には用意されている。こちらの貸切温泉の利用可能ゲストはホテル宿泊者のみ。
シェラトン宮崎 松泉宮 貸切温泉「離れ湯」
営業時間 | 7:00~12:00 |
16:00~23:00 |
料金 | 宿泊者(クラブフロア以外) | 5,000円 / 1棟90分 |
宿泊者(クラブフロア) | 3,000円 / 1棟90分 |
宿泊者(クラブスイート) | 無料 / 1滞在1回(おゆのみやとの選択制) |
シェラトン宮崎 松泉宮「おゆのみや」
営業時間 | 7:00~ | 2時間制 |
15:00~ |
20:00~ |
料金 | 宿泊者(クラブフロア以外) | 6,500円 / 1棟 |
宿泊者(クラブフロア) | 5,500円 / 1棟 |
宿泊者(クラブスイート) | 無料 / 1滞在1回(おゆのみやとの選択制) |
クラブスイート宿泊のゲスト以外は有料利用となっているが、事前に予約することも可能なので、興味がある人は、ホテルに問い合わせてみよう。
温泉施設「松泉宮」へのアクセス方法
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 宮崎の温泉施設「松泉宮」へのアクセス方法 / 行き方は、ホテルの1Fまで向かい、一旦玄関を出て左手のレストラン「パインテラス」方面へ向かうと奥に現れる。
ホテル1Fには、現在の温泉施設のゲスト利用状況も表示されていて、混んでいるかどうかがひと目で分かるようになっている。
ホテル館3Fからも直接アクセス可能
また、温泉施設へはホテル館3Fから脇道を通って温泉施設へ直接向かうこともできる。この3Fからの通り道には、ソファが並べられた待合ラウンジのようなスペースも設けられているので、グループ利用の際の待ち合わせ場所にも使えて便利だ。
温泉施設「松泉宮」の中へ
それでは、シェラトン宮崎が誇る温泉施設「松泉宮」の中へ入っていきたいと思う。温泉施設の入り口を中に入ると、和の雰囲気たっぷりの回廊がお出迎え。純和風の雰囲気たっぷりでとても良い。
「新月」と「月読」
温泉の廊下の入り口には前の湯「新月」と、奥の湯「月読」までの案内が表示されている。手前の新月まで130m、奥の月読まで250m・・・と結構距離があるのに驚く。
松泉宮のマップ
これが温泉施設「松泉宮」の地図 / マップとなるが、写真で緑の線でなぞった部分が、この温泉施設の廊下(名称:ゆかたウォーク)となっており、奥に向かって右手にはシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート宮崎のプールサイドも見える。
散歩にもちょうどよい温泉通路
この温泉通路「ゆかたウォーク」は、近いお風呂でも100m以上歩くことになるので、ちょっとしたお散歩にもちょうどよいところ。温泉に行くまでのこの和の雰囲気たっぷりの心地よい散歩道を、ぜひ楽しもう。
前の湯「新月」
そうして歩くことしばらく、手前の温泉「新月 - SHINGETSU」に到着だ。
昔の銭湯をイメージ
この前の湯「新月」は男湯30名、女湯30名の定員となっており、古き良き湯治場をモチーフにした作りが特徴的で、銭湯と脱衣所が同じ空間に設置されている。浴室の奥はガラス張りになっており、外の池と森を眺める景色も心地よい。
また、このお風呂の天井は、格子に組んだ宮崎の伝統技術「大島塗り」が採用されており、見る角度で色合いが異なり、日本の四季を表現しているとされている。
露天温泉
温泉施設の外側にも露天温泉が設置されている。外の空気を感じながら、池を眺めて楽しむ天然温泉。これはホテル滞在の格別なひとときになるだろう。
貸切温泉「離れ湯」
この前の湯「新月」のエリアには、宿泊者限定の有料貸切温泉「離れ湯」も備わっている。温泉掛け流しの露天風呂の前には、清々しい池と松林。貸切なので、人の目を気にせず、ゆったりと寛ぐことができる。この貸切温泉は全部で5棟用意されている。
おゆのみや
小山薫堂氏が提唱する「湯道 - ゆどう」を体現した初の湯室「おゆのみや」もこの貸切温泉エリアの奥に用意されている。
華道、茶道に決められた美しい手順や所作があるように、湯道にも湯・自己・他者と深く向き合うための作法が存在するとされ、左官職人の挾土秀平氏が手がけた湯槽(ゆぶね)の上には、立山周平氏による天井画が飾られており、また湯道の作法を実践するための「湯道具」として、地元 宮崎の工芸品や作家の作品が置かれ、贅沢なお風呂体験が楽しめる設備となっている。
温泉施設の更に奥へ
前の湯「新月」エリアをあとにし、私達は更に奥の温泉施設「月読」へと足を運ぶ。通路には見事な日本庭園の姿があらわれ、さらに日本の風情を強く感じる演出となっている。
夜のライトアップ
このシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 宮崎の温泉施設は、夜になると幻想的なライトアップも施されていて散歩しているだけでも楽しくなってくる。
ティーテラス
奥の湯「月読」の入口付近には、待合場所としても使えるティーテラスも用意されている。中には飲み物の自動販売機も設置されているので、夫婦や家族でお風呂にやってきた際に、お風呂を出たあとの待ち合わせ場所に最適だ。
奥の湯 「月読」
ゆかたウォークを一番奥まで進むとたどり着くのが奥の湯 「月読 - つくよみ」。この温泉は、松林の中に佇むとても風情あるシチュエーションが楽しめる天然温泉風呂となっており、窓の外には美しい松林が広がり、見ているだけでも心癒やされる。温泉のキャパは男湯60人、女湯60人で、前の湯「新月」の倍ぐらいの設備規模となっているが、設備内容はほぼ同じ。
露天風呂も完備
この奥の湯「月読」にも、前の湯「新月」と同じく露天風呂が完備。前の湯の風景は池ビューとなっていたが、こちらは松林ビューとなっており、より隠れ家的な和の風景が広がる温泉設備となっている。
シェラトン宮崎のマストな温泉施設「松泉宮」
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート宮崎の天然温泉施設「松泉宮」はいかがだっただろうか。ホテルの中にありながら、自然豊かな松林に囲まれてまるで別世界のようなこの天然温泉施設は、シェラトン宮崎に宿泊した際には、一度は必ず訪れたいマストなホテル内スポットだ。
心落ち着く自然と和の風景に囲まれたこの天然温泉施設で、心と身体の疲れをしっかりと癒やして、ホテル滞在をより充実した体験にしてほしいと思う。それでは、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート宮崎の天然温泉施設「松泉宮」で極上の宮崎体験を!
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