レストラン
トレビの泉近くの安くて美味しいピザ屋さん「Pizzarcano Rome」
PizzArcano S.r.l
トリップアドバイザーをはじめとする主要口コミサイトでは結構評判の悪いレストラン「L’Arcano」の向かいにあるレストラン「PizzArcano」。
名前が非常に似通っているので、この2つのレストランが同じ経営なのか違うのかは全然分からないが、トリップアドバイザーで一人、このピザレストランを話題にしている人の評価は高く、実際に利用した私の評価も高い。(ちなみに向かいのL’Arcanoは利用していないので分からない。)
ちなみにレストランの場所は、アドリアーノ神殿前のピエトラ広場を南西に抜けて進み、下の「L’Arcano」をパステ通りを挟んだ向かい側にある。(神殿から数分程度、すごく近い。)手作り感たっぷりの素朴な「Pizza」の看板が目印。
セットで10ユーロ
私がこのレストランに入ったきっかけは、「ブルスケッタとピザ1枚、ソフトドリンクがセットで10ユーロ」の看板。いつもやっているのかどうかは不明だが、とにかく観光で歩いて疲れてお腹が空いていたので、かなりこの看板には目を奪われた。
ちなみにカード決済もOK。中に入るとメニューをくれるが、その中には看板のメニューは入っていないが、聞くと「セットで10ユーロだよ~。ピザ何にする?」と言ってくれたので安心した。
ボリューム大のブルスケッタ
小さなガーリックラスクか、その一回り大きいぐらいの大きさを想像していたが、出てきたブルスケッタはしっかりゴツい。トーストくらいの大きさがある。
このブルスケッタだけでも軽食なら充分かもしれない。パンにトマトとバジルと、とてもシンプルな味だが、塩味が効いていてパンの焦げの風味もバッチリ乗っており、フレッシュなトマトの酸味が引き立っていてとても美味しかった。
そういえば何時までやってるんだろう
ウェイターさんとちょっとだけ話しをしてた時のこと、「今日は何時までやってるの?」と聞いてみたら、なんと「20時ぐらいには閉めようかなぁと思う。明日は祭日だからね。」と言っていた。
イタリアのお店は気分で閉めたりするとは聞いたことがあるが、ホントだった(笑)。
イタリアの人というのは、自分の人生に仕事がぶら下がっている感じで、仕事に振り回されるのが当たり前の国で育った私には、本当にいい意味でショックだった。ほんと、見ていて楽しそうな感じがするんだよなぁ。
いや、、これ、でかいでしょ(笑)
次に出てきたのが、一度は食べてみたかったイタリア・ローマのピッツァ!でもね、これでかすぎる(笑)。あのブルスケッタの後に、これが出てくるとは、、、。
「でかい!食べきれるかな?」と心配しているとウェイターさんが「大丈夫、薄いから。」と言ってくれたが、やはりでかかった。
私は食べることが出来たが、ミヅキは半分でリタイヤ。少食な夫婦やカップルとかなら2人で1枚頼んで、他に別の物を頼むのがいいかもしれない。
イタリアのピザはどこも美味しいとは聞いていたけれど、本当に美味しかった。生地も薄いからパリパリでイイ。私はマルゲリータ(奥)、ミヅキはベジタリーノ(手前)を注文。
テイクアウト
「もう食べきれないから半分持って帰りたい」と言うと、「袋がいい?箱がいい?」とウェイターさん。
箱がいいというと、これまた味のあるピザボックスに残りを包んでくれた。箱代とられるかなぁと思ったけどサービスでつけてくれた。
何だかアットホームな感じで、独特のゆったりとしたイタリア時間が流れているこのお店、またこの近所に来た際には立ち寄りたい。
気になるお値段は、2人でボトルビール×1、セットメニュー×2で合計24ユーロ。観光地ど真ん中の立地を考えると、かなりお得なのではないだろうか?
イタリア人の特徴
余談ではあるが、イタリア人の人生観を表す有名な言葉に「amore cantare mangiare (よく愛し、よく歌い、よく食べる)」というものがるが、実際もその通りで、例えばこのレストランでは、担当してくれたウェイターさんは、要所要所ではしっかり仕事をするものの、ある時は、ふと注文を出そうと声を掛けてもなんの反応もなかったので「あれ?おかしいな?」と思いよく見てみると、サッカーの中継にかじり付いて見ていたりする(笑)。
また、イタリア人はダラダラと喋ったりその場を楽しんだりしながら数時間掛けて食事をするのが当たり前のようで、時間に追われた私ら日本人からすれば、オーダーを持ってくるペースもかなり遅い。
こんなイタリア人気質を、普段の生活ペース基準で評価するなら「仕事が遅い」とか「サービスがなっていない」ということになるだろうが、少し肩の力を抜いて見てみれば、何だか人生を謳歌しているような感じがして、逆に羨ましくも見えてくる。イタリアに行く際には、日本で身につけた生活感をちょっと忘れて向こうのペースに馴染むと、きっと楽しい旅行になるはずだ。
旅行情報
イタリア・ローマ半日観光マップを作ってみた
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