シンガポールの大人気チキンライス店「天天海南鶏飯」って本当に美味しいの?
シンガポール名物料理の一つ、ハイナン チキンライス(海南鶏飯)が美味しいと有名なお店がマクスウェル・フードセンター ホーカー(屋台)にあるらしい。そのお店の名前は「天天海南鶏飯 - Tian Tian Hainanise Chicken Rice」。
このお店は、ミシュラン・シンガポールのビブグルマン(低価格で美味しい食事ができるお店)にも選ばれていて、連日行列ができるほど人気の海南鶏飯のお店らしいのだが、本当に美味しいチキンライスが食べられるのか?
私達はシンガポール旅行の際にマクスウェル・フードセンターに行ってその大人気の天天海南鶏飯のチキンライスを食べてきたので、その詳細をレビューしてみたいと思う。
シンガポールチャイナタウンプライベートフードツアー(TripAdvisor)
マクスウェル・フードセンターの場所
マクスェル・フードセンター(ホーカー / 屋台)のある場所は、シンガポールのチャイナタウン地区。この近くには観光名所でもあるヒンドゥー教寺院や仏教寺院が建ち、迷路のように入り組んだ路地には様々なお店が立ち並んでいて、シンガポール旅行者も多く立ち寄る地域の一つだ。
MRTのマクスウェル駅から歩いてすぐ
このマクスウェル・フードセンターはMRTのMaxwell - マクスウェル 駅(Thomson East Coast Line / 茶色)に隣接しているので、行き方としてはMRTを利用するのが一番便利で簡単だ。
MRTのマクスウェル駅に着いたら、2番出口から出て左手(写真奥方向)に進めば、すぐにマクスウェル・フードセンターの入り口が見えてくる。
マクスウェル・フードセンターの入り口
マクスウェル・フードセンターの入り口に到着。この「Maxwell Food Centre / マクスウェル・フードセンター」は、もともとは1928年に小売・卸売市場として開業したのが始まりで、その後、1987年にフードセンターとして改装され、そこに様々な屋台が入り、現在のホーカーを形成していったという歴史があるらしい。
ちなみに上の写真の場所の隣には、本当のマクスウェル・フードセンターの入り口があるのだが、、、実はその存在をこの時知らず、裏口だけを撮影した私達(笑)。本当のホーカー入り口の様子は下のグーグルマップをどうぞ。
マクスウェルフードセンター(ホーカー)の中の様子
マクスウェル・フードセンターの中に入ってみよう。写真は週末土曜日の午後16時頃のマクスウェル・フードセンターの中の様子だが、食事に来ている人は、見た感じシンガポールの人と旅行者が大体半分ぐらいの割合でいるような雰囲気だ。
このマクスウェル・フードセンターは、美味しい屋台が立ち並ぶ シンガポールの中でも非常に人気のおすすめホーカーの1つなのだが、さすがにその知名度だけあって食事時ではない時間帯でも常に人で賑わいを見せている。
なおテーブルはどこもだいたい4人席だが、相席スタイルとなっているので、座っていて相席いいか聞かれた時は快くOKしよう。ちなみに相席になっても会話することは殆どないので現地の言葉がわからなくても大丈夫だ。
天天海南鶏飯には長蛇の列
さてさて、今回の私達のマクスウェル・フードセンター訪問の目的は、ミシュランのビブグルマンにも長年掲載されているお店「天天海南鶏飯」の海南鶏飯(ハイナンチキンライス)が本当に美味しいのか確かめてみること。
その天天海南鶏飯は上写真の青い看板が目印で、店の前にはたくさんの人の行列が出来上がっているではないか!早速私もその列に並ぶことにする。
天天海南鶏飯のメニュー
並んでいる間に天天海南鶏飯のメニューを眺める。いちばん有名なチキンライスは S 5SGD(約550円)、M 6SGD(約660円)、L 8.8SGD(約900円)。その他、ハーフチキン15SGD(2-3人前)、チキンの丸焼き30SGD(4-5人前)、青梗菜のオイスターソースS 4SGD / M 6SGD / L 8SGD などがあるようだ。
チキンライスのSは「Roasted Only」と書かれているので、もしかしてチキンライスのSサイズを頼むとローストチキンスタイルの鶏飯が食べられるのかな?頼んでみようかな。
最初のカウンターで注文&支払い
天天海南鶏飯は、屋台が2つ並んでおり、1つ目の屋台のところで注文と支払い(現金のみ)を行い、そのまま進み、2つ目の屋台のところで食事を受け取るという小さな食堂スタイル。
店員さん: 「何にする?」
モリオ: 「チキンライスのSサイズを…」
店員さん: 「Sサイズは売り切れだよ。」
モリオ: 「そうなんですか…ではMサイズをお願いします。」
店員さん: 「6ドルね。」
モリオ: 「はいどうぞ。」
食券らしきもの
料金を支払うと、店員さんは私に食券のようなものを手渡してくれる。どうやらこの半券を出口のカウンターのところに差し出して、引き換えに料理を受け取るようだ。
ちなみに今回私達が注文したのはMサイズのチキンライスを一つだけ。このお店で他の料理を注文しても良いのだが、せっかくなら他の店舗でも食事を注文してみたいので、この天天海南鶏飯では看板メニューであるチキンライスだけを注文することにした。
それにしてもSサイズのローストチキンが乗っているチキンライス…食べてみたかったなぁ。
おばちゃんが忙しそうに海南鶏飯を盛り付け
店前の行列をゆっくり進みながら出口の料理受け取りのカウンターにやってきた。カウンターの奥では、お店のおばちゃんが忙しそうにチキンライスを盛り付けている。
私は先程の食券をおばちゃんに手渡すと、無愛想にチキンライスのプレートを手渡してくれる。手前にはサンバルのようなつけダレもあったので、持って行っていいか指差すとおばちゃんは軽く頷いたのでそちらも持っていくことにした。
シンガポール キャロットケーキも注文
2人でチキンライス一皿だけではちょっともの足りないので、私は近くの店舗(Marina South Delicious Food というお店)でこれまたシンガポール名物料理の一つであるキャロットケーキを注文する。
シンガポールのキャロットケーキとはスイーツではなく、刻んだ大根餅に、卵、野菜などを混ぜて炒めたローカルフード。味はホワイト(オリジナルのシンプルな塩味)とブラック(甘い濃い口醤油で炒めたもの)の2タイプあるのだが、このお店では両方の味のキャロットケーキがハーフ&ハーフで盛り付けられたもの(Sサイズ 5SGD / 約550円)があったのでそちらをいただくことにした。
ハイナンチキンライスとキャロットケーキ
そうしてやってきた今日の私達の食事、海南鶏飯(チキンライス)とシンガポール・キャロットケーキ。ホーカーフードなので、食器もプラスチック製の素朴な感じではあるが、逆にこの素朴さが旅先での食事を楽しんでる感じがして良い。
キャロットケーキ
続いてこちらはシンガポール・キャロットケーキ(ブラック / ホワイトのハーフ&ハーフ)。正直、私(モリオ)はあんまりこの大根餅というのが好きじゃないのだが、ミヅキは美味しいと言って食べてたので、大根餅が大丈夫ならいけるのではないかと思う。
シンガポール名物「ラクサ」も食べたい
念願の美味しい海南鶏飯が食べられたところで、私はもう一皿、ラクサを食べてみることにした。ラクサとは、スパイスが効いたココナッツミルクのスープの東南アジアの麺料理の一つなのだが、実は私は今まで空港のラウンジや、ホテルのビュッフェで用意されているラクサしか食べたことがない。
こういうローカルな場所の屋台で食べるラクサというのはどんな味がするのか、海南鶏飯のお店の近くにあった【ALIMAMA】というお店でラクサを注文することにした。
一皿5SGDのラクサ
私が食べるラクサの価格は1杯5SGDとこれまた安い。私が注文すると、奥の厨房でおばちゃんはせっせと私のラクサを作ってくれた。
ホーカーで初めてのラクサ
そうして私が食べるホーカーでは初めてとなるラクサがやってきた。麺の上には、エビ、揚げ豆腐や、かまぼこのような練り物、ゆで卵、そして多分貝ではないかと思われる得体の知れないものまで乗っている。
恐る恐る一口スープを口に入れる。そのお味は……あれ?ホテルなんかで食べるラクサより美味しいぞ(笑)。スープはエビの出汁もしっかり効いていて奥行きがある。麺はちょっと太麺で食感は独特だが、でもホーカーの安いラクサがこんなに美味しいとは意外だった。
デザートのゴマ揚げ餅
食後に甘いデザートが食べたいというミヅキのために、揚げ物を売っていたお店で揚げゴマ団子(たしか1個1SGDぐらい)を買ってきた。店員さんは6個買うと安くなると言われたが、6個も要らないので1個だけ買ってきた。
ゴマ団子はお味の方は、中に入っている「あんこ」がパサッとしていて豆々しい感じ。日本のあんこを想像するとガッカリする味だが、まぁこれはこれでアリではないかと思う。
生搾りサトウキビジュース
そういえば、飲み物がほしい!ということで近くにあった「Maxwell Coconut & Sugarcane Juice」というお店で、生搾りのサトウキビジュースを注文することに。このドリンクストール(店)は色んな種類のジュースを売っていて、その中でも生搾りのさとうきびジュースはお店の看板メニューになっていて非常に人気。
店頭メニューには日本語も書いていて、日本の旅行者も非常に注文しやすい。
目の前でサトウキビを絞る
このお店の店前では、お店のおばちゃんが専用の機械を使ってサトウキビをガンガン絞っている。目の前でこれから飲むジュースを絞ってくれるのはとても嬉しい。
生搾りさとうきびジュースは2.5SGD
そうして生搾り さとうきびジュースを受け取る。価格は2.5SGD(約280円)。
生搾り さとうきびジュースはこんな感じで緑茶のような色合いになっている。そのお味は素朴な砂糖水、ひやしあめ、といった感じで若干青臭さが残るが、その素朴な味はどこか懐かしい気分にもさせてくれる。
さーて、色々食べて飲んだので、この辺でマクスウェル・フードセンターを離れることにしよう。ごちそうさまでした!
ホーカーセンターは自分で後片付け
食事が終わったら、食べ終わったお皿や容器は裏手にある「Tray return Point」というところに片付けよう。
シンガポールのホーカー屋台などでは、食事の後片付けは食事をした本人が片付けることが義務付け(2021年6月施行 / 一部の場所を除く)られていて、違反者には初回は警告、2回目300ドルの罰金などもあるので注意しよう。
マクスウェル・フードセンターの大人気チキンライスは美味しい?
シンガポールで美味しいと評判の大人気チキンライス(海南鶏飯)を食べにマクスウェル・フードセンターへ行き、実際に食べたチキンライスは、見た目はちょっと素朴だったけど、味は非常に美味しく、私達のシンガポール旅行を盛り上げてくれた食事の一つとなった。
マクスウェル・フードセンターでは、チキンライスだけでなく、様々なローカルフード(主に中国料理~東南アジア料理)を安い価格で食べることができるので、シンガポール旅行でどこで食事をしようか迷った時は、このマクスウェル・フードセンターを候補の一つに入れてみるのもおすすめだ。
なお、こういったホーカー屋台はローカル感が強く、見た目にそんなにキレイじゃなかったりもするので「行くのはちょっと気が引けるなぁ」と感じる人もいるはず。そんな時は下のようなローカルツアーを利用すると安心なので参考にしてほしいともう。
シンガポールチャイナタウンプライベートフードツアー(TripAdvisor)
それでは、シンガポールのローカルにも人気のホーカー屋台で、美味しいチキンライスを食べて美味しいシンガポール旅行の思い出を♪
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