ホテル業界で初めてリッツカールトンが「クルーズ事業」に参入！

ホテル業界初のクルーズ事業参入

2017年にサプライズで発表されたリッツ・カールトンの「クルーズ事業」参入のニュース。それから約1年後の2018年6月にいよいよ、そのクルーズ船の予約が開始された。初就航は2020年。そのクルーズ旅程の場所は、カナダ＆北アメリカ（東海岸）、カリブ海、地中海、北ヨーロッパ、大西洋横断。リッツ・カールトンのクルーズ船といえば、考えただけでも豪華そうな内容のクルーズ旅行となりそうだが、そんなラグジュアリースタイルのクルーズ旅行が、一体どんなキャビンルーム（客室）、レストラン、施設などを兼ね備えているのか、紹介したいと思う。

一般的にクルーズ船というと、2000人以上が乗り込む大型客船が主流ではあるが、このリッツ・カールトンのクルーズ船は、ゲストは約200人しか乗れないほどの小型豪華ヨットを採用している。クルーズ船は、その船の規模が小さくなればなるほど、一人あたりのコストも高くなり豪華になってゆく。

一番安いお部屋

まず、客室キャビンから紹介していこう。まだ就航していないため客室はイメージとなるが、この上の写真のお部屋が、なんと一番安い、スタンダードなテラススイートのお部屋となる。「スイート」が一番安いキャビン？そう、このリッツ・カールトンのクルーズ船は客室はすべてスイート。一番リーズナブルなお部屋であってもこのように、高級ホテルのような内装インテリアとなっており、部屋の奥にはパノラミックな航海の風景を楽しめる大きな窓と専用テラスが備わっている。室内の大きさは29㎡＋6㎡（テラス / バルコニー）と、クルーズキャビンとしてはかなり大きい。

ロフトキャビン

クルーズ船なのにロフトが付いた2階建てのお部屋もある。下階には海が見える窓がついた寝室、上にはリビングエリアとテラスが備わっている。室内の大きさは65㎡＋7㎡（テラス / バルコニー）。とんでもない広さで、まさかクルーズ船のキャビンだとはとても思えない。

オーナーズスイート

こちらはハイエンドキャビンとなる「オーナーズスイート」。もうここまで来ると訳がわからなくなるくらい豪華。客室の広さは102㎡で、室内には大きなリビングルームにダイニングエリアなども備わっている。さらにテラスもバカでかくて55㎡。そのテラスにはなんとプライベートプールまで設置されている。

気になるお値段

気になるお値段は、航海するルートにも異なるが、とりあえずギリシャ・アテネを出て、最後イタリアのヴェネツィアに到着する7日間の旅程を見てみると・・・

最安値は5,600ドルから

一番スタンダードなテラスルームのお部屋で5,600ドル（税金別）から。もちろんこれは一人のお値段なので、夫婦二人で泊まると11,200ドル＋税金と、、7日間で軽く120万円以上。一晩20万円弱かぁ。。。これが最安値ぐらいで、一番高いオーナーズスイートになると一人23,100ドル。7日間で500万円近いお値段。ヤバいなぁｗ

レストランも多数

この200人ほどのゲストが乗り込むクルーズ船には、なんとレストランやバー、カフェが7箇所。さらに自分の部屋での食事ももちろん可能となっている。とんでもなくセレブなクルーズ旅行になるのは間違いがないだろう。またこのレストランリストの「Aqua」というのはミシュランの星付きシェフが手掛ける高級レストランになっており、追加料金プランを申しこめば、ここでの食事も楽しめるそうだ。

オールインクルーシブ

また、このリッツ・カールトンが手掛けるクルーズ旅行は「オールインクルーシブ」。船内での食事はもちろん、部屋内の飲み物や、各客室に専属のバトラー、チップなどすべてが含まれているお値段となっている。（一部レストランのスペシャルメニューは別料金）

ラグジュアリーなヨットでの航海

今回予約が開始された、このリッツ・カールトンが手掛けるクルーズ船のプラン。いかがだっただろうか。寄港地での観光や、その他の費用を考えると、最低でも予算は2人で200万円ぐらいは考えておいたほうが良さそうだ。もちろん就航する港は全て海外なので、そこまでの飛行機のチケットも考えないといけないし、、、いやぁ、考えただけでも想像を絶する超セレブなクルーズ旅行となりそうだが、いつかこんなクルーズ船にも乗ってみたいなぁ・・・。