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ANA国内線 ボンバルディア プロペラ機 DHC8-Q400 宮崎→伊丹 / 搭乗記
ANA / 全日空 国内線 DHC8-Q400 を搭乗レビュー!
ANA / 全日空 国内線、両翼に付いたプロペラが特徴的な ボンバルディア DHC8-Q400 を搭乗レビュー!この機材は、近中距離の飛行ではジェット機に匹敵するスピードで飛ぶことができ、さらに環境にも優しい飛行機なので、日本の地方空港を結ぶ路線ではしばしば利用されている飛行機だ。
このDHC8-Q400の飛行機の一番の特徴は、その飛行高度。高度約8,000mの低高度を飛行するこのボンバルディア DHC8-Q400 は、天気が良ければ下の景色もよく見え、飛行機の旅を実感できる飛行機らしいフライトを楽しめる。
その魅力の飛行機「ボンバルディア DHC8-Q400」に、今回私達は宮崎 KMI→大阪・伊丹 ITM(NH508便)の約1時間のフライトで搭乗してきたので、その内容を実体験レビューしていきたいと思う。
ANA ボンバルディア DHC8-Q400の機内
ANA ボンバルディア DHC8-Q400 の機内の様子がこちら。座席は中央の通路を挟んで全席 2×2の配列となっており、小型プロペラ機ではあるが、それなりの客席スペースが備わっているので窮屈感は無い。また座席クラスは全席スタンダードシートで、プレミアムクラスの指定は無い。
ANA DHC8-Q400 座席マップ / おすすめの座席
気になる ANA ボンバルディア DHC8-Q400 の座席マップ(座席表)は以下の通り。
[ ANA ボンバルディア DHC8-Q400 / 座席表 ]
※ スクロールして全体を閲覧可能
一番うしろの座席も通常の座席同様リクライニング機能を備えているので、他人を気にせずリクライニングを使えるのは一番うしろの座席となる。また おすすめ の座席は、このプロペラ機を利用したフライトは短距離路線がほとんどなので、どの席になっても特に問題は無いと思うが、あえて選ぶなら、機内の乗り降りが早い、前列の通路側がおすすめだ。
座席に座った時の様子 / 360度写真
実際にANA DHC8-Q400 の座席に座った時の様子 / 360度写真(ドラッグしてお好きな角度からどうぞ)がこちら。乗った感じは普通の飛行機。プロペラ機だからといってオンボロな感じはあまりない。
ちなみにミヅキは身内の告別式が終わって疲れ切っており、ノーメイクで搭乗しているので今回はぼかしが入っている(笑)。
座席のフットスペース
ANA DHC8-Q400 の座席に座った時のフットスペースがこちら。上は私(男性 / 約170cm / 中肉中背)、下はミヅキ(女性 / 約160cm / 中肉中背)が座った時だが、シートピッチ(縦幅)が31インチほどあるので、膝から前席までの空間もしっかり保たれており、窮屈に感じることはない。
座面のリクライニング
また、座面をリクライニングさせた時の角度はこんな感じ。古い機材のためか、最近のスタンダードシート / エコノミークラスの座席としては深めにリクライニングする感じになっているので、座席を倒す際は後ろの人への配慮も必要だ。
座席前のシートポケット / テーブル
座席前には収納式のテーブルとシートポケットが備わっている。個人モニターなどの機内エンターテイメントは無し。座席前のシートポケットには安全のしおりとエチケット袋が用意されているだけで、機内雑誌は入っていなかった。
余談ではあるが、シートポケットの中には、前に座っていた人のゴミが入ったままとなっていたりしたので、清掃状況は改善の余地がある。
座席の肘掛け
座席の肘掛けはしっかりめのものが備え付けられており、その分となりとの距離感もそれなりにある感じだ。真ん中の肘掛けは用途に合わせて持ち上げることもできる。
座席の天井装備
ANA ボンバルディア DHC8-Q400 の座席上の天井には、CAさんを呼ぶアテンダントボタン、送風機、読書灯も備わっている。最近の新型コロナの影響で、上に送風機が付いていると、空気がより循環してくれそうでなんだか安心だ。
座席上の荷物入れ
座席上には荷物入れも備わっているが、この荷物入れの縦幅は一般的な飛行機のものよりも狭く、機内持込可能なスーツケースなどは差し込むことができない。そのため、大きめの荷物を持ち込む際は前の座席の下に入れる必要がある。
ANA ボンバルディア DHC8-Q400 - フライト中の外の景色
それでは出発準備が整い、私達を乗せたANA ボンバルディア DHC8-Q400 が空に飛び立つ。飛行機の窓の外には、プロペラ越しにダイナミックな街の風景が広がる。ジェット機というよりは、セスナ機に乗っているような迫力のあるフライトの景色は、ボンバルディア DHC8-Q400 ならでは。
なお、このボンバルディア DHC8-Q400 の飛行機はプロペラ機ではあるが、フライト中はうるさいこともなく、乗り心地は他の飛行機と遜色無し。この機材の機体コードには「Q」の文字が入っているのだが、これは「Quiet(静か)」のQで、飛行機から音波を出して、プロペラ音や振動を小さくする技術が使われている。
ANA ボンバルディア DHC8-Q400 - フライト中の機内サービス
私達が搭乗したANA / 全日空の国内線 NH508便(宮崎 KMI→大阪・伊丹 ITM)は約1時間程度のフライト&新型コロナの影響で、機内サービスは紙パックのお茶の提供のみとなっていた。お茶はお代わりもOKだった。
ANA ボンバルディア DHC8-Q400 のフライト・まとめ
ANA 国内線、ボンバルディア DHC8-Q400 の詳細はいかがだっただろうか。プロペラ機ということで、乗ったことがないとちょっとドキッとするかもしれないが、実際に乗ってみると、他のA320などの小型のジェット機とそんなに変わらない安定した乗り心地で、特にプロペラ音もうるさくないので、普通に快適に空の旅を楽しめる飛行機となっている。
また飛行機の窓の外の景色は、プロペラが付いていることで迫力があり、実際に空の上を飛んでいるという実感を持ちながら搭乗できるので、アナログなフライト体験が好きな人にはたまらない機材の一つではないかと思う。
座席のスペックは、横幅が他の飛行機に比べ若干狭いが、国内線の1時間程度のフライトであれば全然問題無いレベル。また、フライト中の外の景色も約8,000mの低高度ならではの風景が楽しめるので、このANA ボンバルディア DHC8-Q400の飛行機に乗る機会があれば、ぜひこのちょっと変わった飛行機のフライトを味わってみてほしいと思う。それでは、ANA ボンバルディア DHC8-Q400で快適な空の旅を!
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