ムスタファセンター@シンガポール・リトルインディア
シンガポールのリトルインディア地区にある、何でも売ってる複合ショッピングセンター「ムスタファ・センター - Mustafa Centre」を実体験レポート!シンガポールのお土産や旅行用のスーツケースを格安で購入できるので、旅行者にも人気のショッピングセンターだ。職場の人やサークルのお友達など沢山の人に配りたいバラマキ土産を買いたいならぜひ行ってみるといいだろう。あれもこれも買いたくなってワクワクが止まらないはずだ(笑)。
日用品はもちろん、食品、お菓子、衣類、バッグ、スーツケース、アーユルヴェーダの石鹸、電化製品、そしてゴールド(純金)まで、様々なものが格安で購入でき毎日ものすごい人数が利用している。店に入るために特別なパスなどは要らないが、いくつか注意点もあるのでムスタファセンターでの買い物のコツと注意点を解説したいと思う。
まず最初の注意点は営業時間の変更だ。以前は24時間営業年中無休だったが、現在は朝9:30~深夜2:00までの営業となっている。明け方の4時や5時には営業していないので注意しよう。
シンガポール:ムスタファセンターの注意点:1
定休日:特に設定無し
営業時間:朝9:30~深夜2:00まで
ムスタファセンターへの行き方(アクセス方法)
ムスタファセンターの場所は、リトルインディアの中心部。
地下鉄(MRT)でアクセスするなら、最寄り駅はNorth East Line(紫のライン)「Farrer Park」で降り、そこから歩いて5分程度。また歩く時間が数分長くてもいいなら、Downtown Line(青のライン)の「Jalan Besar」で降りてもアクセス可能(駅からは徒歩7分ほど)だ。
ムスタファセンターへの行き方(アクセス方法)
MRT North East Line(紫のライン)「Farrer Park駅」 下車後徒歩5分
MRT Downtown Line(青のライン)「Jalan Besar駅」 下車後徒歩7分
ムスタファセンターの入り口
ムスタファセンターの入り口がこちら。このショッピングセンターでは、万引きに対してかなり警戒をしており、入り口横にはチェックブースがあってスタッフが常に待機している。
大きな荷物は入り口で預けることになる
大きなバッグなどを持ち込もうとすると、チェックが入り、赤丸で囲んだ荷物預かりカウンターに荷物を預けることになる。
また、カウンターに預けるほどの大きさでない場合でも口が大きく開いた袋などは結束バンドによってバッグの開閉口を結束バンドで留められたりすることもある。ムスタファセンターに買い物に行くときは大きな荷物はできるだけ持っていかないように注意しよう。
シンガポール:ムスタファセンターの注意点:2
買い物時の手荷物はできるだけ少なく。大きい荷物は持ち込めない。最悪入り口に預けることになるので注意!
ムスタファセンターの中
では、ムスタファセンターの中に入っていこう。ムスタファセンターは、複数回構造のビルタイプのショッピングセンターで、B4階(駐車場)、B3階(Closed)、B2階(家電製品)、B1階(衣類)、1階(コスメ、美容、薬局など)、2階(スーパーマーケット、食料品、お土産など)、3階(スーパーマーケット、日用品類+駐車場)、4階(駐車場)、5階(駐車場)、6階(Closed)、屋上(レストラン Kebab and Curry)というエリア構成になっている。また2階、3階は内側で別館(スーパーマーケット)に繋がっていたりと、なかなか面白い構造にもなっている。
このムスタファセンター界隈は、リトルインディア地区にあり、インド系、イスラム系、中国系の人たちが多いエリアになるため、女性、男性ともに服装も肩を出さない服装が多いのも特徴。そのため、訪れる際の服装は、肩が出ない服装を用意しておくと悪目立ちしない。
シンガポール:ムスタファセンターの注意点:3
服装は露出度が高くないものがおすすめ。できるだけ肩は出さない服装を着ていこう。
ムスタファセンターに売っているもの
それでは実際に、ムスタファセンターに売っている商品を、各エリアでピックアップして見ていこう。店内の雰囲気は、日本で言うところのドンキホーテなどに近い感じで、色んなジャンルの商品が所狭しと並んでいる。
お土産に使える食料品コーナー
こちらは、シンガポールのお土産に使える食料品コーナー。定番のチョコレートや、クッキーなども並んでいるが、シンガポール&マレーシアではおなじみの「カヤジャム」「イカンビリス」なども普通の店舗に比べてかなり安価に売られている。
カヤジャム
ここはカヤジャムのコーナー。カヤジャムとはココナッツミルクと卵黄とパンダンリーフを使って作られたパンに塗るスプレッド。
シンガポールやマレーシアではトーストしたパンにこのカヤジャムを塗って固形バターを乗せて食べるんだけど、これがまた旨い!このスプレッドを日本に買って帰れば自宅で美味しいカヤトーストを食べることができるというわけだ。
歴史のあるラッフルズホテルのカヤジャムは200で14SGD、カヤトーストの専門店として有名なお店「ヤクンカヤトースト」のカヤジャムは290gで6.30SGD、そしてムスタファセンターで売っているカヤジャムは安いものは200gで2.35SGD。更に3個まとめ買いすると6SGD。なんと1個あたり2SGDで買えるのだ。
カヤジャムの味の差
ムスタファセンターで売っているカヤジャムの中で私が好きでいつも買うのは写真右側「Uncle Cook's」のカヤジャム。200g 2.9SGDという3ドル以下の激安のカヤジャムだ。初めて買ったときは味がわからないので少し不安もあったけれど「自宅用だし、もしも味がイマイチでもラベルが可愛いからいいか!」とダメ元で購入したのだか、実際食べてみると美味しくてそれ以降はずっとリピートしている。
高級なカヤジャムと安いカヤジャムと味に違いはあるのだろうか?と素朴な疑問があったので、別の機会に「ラッフルズホテルのカヤジャム」と「Uncle Cook'sのカヤジャム」の両方を買って帰り、実際に同時に食べ比べをしてみたのだが、味に大きな差は無くどちらも同じように美味しかった(笑)。カヤジャムってそこまで味の差はないのかもしれない。
ちなみに、カヤジャムの色はメーカーによって茶色っぽいものと緑っぽいものと2タイプあるのだが、緑色のほうがパンダンリーフ(色付けするための葉っぱ)がたくさん使われているのだとか。とにかくこの「Uncle Cook'sのカヤジャム」は安くて美味しいのでお土産におすすめだ。
セットでお得
お土産物&スナックコーナーでは、上の写真のように「2個でセール」といったセット販売のセールも多く販売されている。このチップスはインド系のポテトチップスなんだが、通常価格は1個2.2SGDが、2個で3.8SGD(約14%オフ / 約320円)で売られている。余談ではあるが、このチップスはヤバい辛さだ。辛いもの大好きな私がヒーヒーいうくらいだったので辛いのが苦手な人は注意しよう(笑)。
イカンビリス
マレー料理には欠かせない「Ikan bilis - イカンビリス」(イワシの稚魚の乾物 / ナッツが混ぜられていることが多い)も置かれている。1パック3.9SGD(約330円)程度。
この「Ikan bilis - イカンビリス」とサンバル(辛味噌のようなもの)があれば、日本の家でもナシレマ(マレーシアの定番料理)を楽しめる。色んな種類があるが、私は今手に取っている「スイート&スパイシータイプのイカンビリス」(3.95SGD)を購入。
ビスコのようなビスケット
こちらはビスコのようなビスケットお菓子。お値段はなんと、1パッケージ30セント(約25円)。お土産にするのはちょっと安すぎるがw小腹が空いた時の自分用のお菓子として最適。シンガポール滞在のお供にぜひ。
清涼飲料 / ジュースも売っている
清涼飲料 / ジュースも売っている。お値段は数が多くなるほどディスカウントされるようになっているが、1本でも1ドル前後なので非常に安い。なおイスラム人も多い土地柄上、このムスタファセンターではお酒は取り扱っていない模様。
シンガポールでお酒が買えるのはセブンイレブンなどのコンビニ、スーパーマーケットであるが、夜22時30分〜朝7時までは、法律で酒類の販売が禁止(公共の場での飲酒も禁止 / 違反者には罰金)されているため、お酒を買いたい人は注意しよう。
生鮮食品もあるよ♪
ムスタファセンターには生鮮食品類も売っている。例えばこちらは程よい大きさのスイカ。一つ3.9SGD(約330円)。かなり安めの設定になっているので、宿泊先のホテルに冷蔵庫がある人はぜひ♪
ムスタファセンターの日用品売り場
ムスタファセンター1階にあるシャンプーやボディソープなどの日用品売り場も見ていこう。ここは、シャンプーや歯磨き用品などのボディケア、衛生用品が売られている。
伝統医学アーユルヴェーダの石鹸
日本でも知る人ぞ知るアーユルヴェーダの石鹸。
アーユルヴェーダとはインド・スリランカ発祥の5,000年以上の歴史を持つ伝統医学。世界三大医学の一つとされ、1970年には予防医学としてWHOに正式に認定されている歴とした医学理論だ。使うと肌がツルツルになったりニキビなどの肌荒れが収まるよいうような効能があるとのことで、女性だけでなく男性にも人気がある石鹸だ。
アーユルヴェーダ石鹸は純度の高い自然由来のハーブ、植物性オイルを使った100%植物性の成分で作られているものが多く、香りも強めなものが多いのが特徴 だ。人によっては香りに好き嫌いがあるので、アーユルヴェーダの石鹸をお土産として購入するときはできるだけ香りがキツすぎないものを選ぶといいだろう。
このあたりには色んなメーカーのアーユルヴェーダ 石鹸が無造作に積まれているが、香りが優しめのアーユルヴェーダ石鹸はかなり人気のようで品薄になっているメーカーのものもあった。アーユルヴェーダの石鹸はカートンで買っている人もいたので、自分で使うのかもしくはバラマキ土産にするのかな?とにかくかなりの人気だ。
アーユルヴェーダのマッサージオイル
そんな中に一際異彩を放つ商品を見つけて手に取ってみる。かなり怪しいパッケージになっているこちらのパッケージにも「Ayurvedic / アーユルヴェーダ」の文字。
どうやらこれはマッサージなどに使えるオイルのようだ。香りはかなりエスニックでキツ目な感じなので、好き嫌いが分かれるところであるが、これをお肌になじませれば、美容に良い効果が得られると思われる。なお、効能としては「Pain Relief / 鎮痛作用」とか書いているので、湿布薬みたいな炎症を収めるような効果もあったりするのかな?試しに買ってみるか(笑)。1本3.2SGD(約270円)、安いな。
旅行用ボディソープ
旅行者も多く訪れる場所でもあるこのムスタファセンター。旅行用のボディウォッシュ、シャンプーなどがセットになった、コンパクトサイズのボディケア用品も置いている。3.9SGD。
医薬品も買える
医薬品も売っている。今私が手に取っているのは、風邪薬(9.7SGD / 約820円)と、腰痛に効くらしい錠剤(7.4SGD / 約630円)。お薬の値段はピンきりであるが、このように比較的安価に買える薬も売っているのは心強い。
衣料品コーナー
衣料品コーナー。あまりおしゃれな雰囲気の品揃えではないが、旅行で足りない衣料品などを探すのには良いかもしれない。それにしても、常夏の国シンガポールなのにフリースなんかも売られている。
ゴールド(純金)売り場
ムスタファセンターの奥ばった場所には、セキュリティがしっかりしたゴールド(純金)売り場も用意されている。インド系の人はゴールドが大好きだと聞くが、さすがはリトルインディア。町中も至る場所にゴールドのお店があるが、このムスタファセンター内にもゴールドショップがあり、結構な人で賑わっている様がよく分かる。
店内にはトイレもある
店内には、日本のショッピングセンター同様、トイレもちゃんと設置されている。
トイレットペーパーは有料
トイレのペーパーは有料。20セント専用の自動販売機がトイレ前に置かれているので、必要な場合は20セントを用意しておこう。
シンガポール:ムスタファセンターの注意点:4
トイレットペーパーが設置されていない場合もあるので、「流せるポケットティシュ」を持っておくと便利。
バッグコーナーのスーツケース売り場
さて、いろんなものが売られているムスタファセンターであるが、私達的に一番好きな売り場がここ、バッグコーナーのスーツケース売り場。沢山の種類のスーツケースが、サイズごと、ブランドごとに並べられている。
メジャーを借りることができる
ムスタファセンターのスーツケースは、しっかりとした作りの割に格安な値段のものが多く、有名なブランドものも多数取り揃えられている。だが、スーツケースの購入には縦×横×高さのサイズも重要。というわけでこのスーツケースのコーナーでは、お客さん用のメジャーも置かれており、言えば無料で貸してくれる。(返す時は元あった場所に返却)
シンガポール:ムスタファセンターの注意点:5
スーツケース売り場ではメジャーを借りることができる。使用後は元あった場所に返却するのを忘れずに。
スーツケースを開けてスペックを確認
このスーツケース売り場では、実際に商品を手に取って、中を開けて仕様を確認することもできる。今回の訪問では、ミヅキの新しいスーツケースを探しに来ていたので、ミヅキのスーツケースを手に取る様も真剣そのもの。
様々なバッグも置かれている
またバッグコーナーには、スーツケースだけでなく、リュックサックなども多数取り揃えられている。日本ではあまり見かけないような多機能なバッグも置いてあったりするので、見ているだけでも非常に楽しい。ついつい、バッグに夢中になって時間が過ぎてゆく私達(笑)。
レジでの精算
買うものが決まったらレジでの精算だ。支払いは、現金のほか、もちろんクレジットカードでの精算もOK。各種クレジットカードが利用可能で、なんと、JCBカードも受け付けているので、日本人にも非常にありがたい。
ショッピングバッグは結束バンドで封
ムスタファセンターで購入したものは、小さなものはすべてショッピングバッグに詰められて、口を結束バンドで封がされる。これは支払いを完了したものをちゃんと識別できるようにするものなので、お店を出るまでは絶対にこの封を開けないように注意しよう。
なお、スーツケースなどの大きな商品は「購入済み」のシールが貼り付けられる。また、購入したスーツケースの中にショッピングバッグを入れたりするのは問題ない。
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購入済みの商品は、ムスタファセンターを出るまで封を開けないように注意しよう。
エレベーターで屋上レストラン「ケバブ&カリー - Kebab and Curry」へ
ムスタファセンターでのお買い物の支払いも終わった所で、私達はこのビルの屋上にあるという屋上レストラン「ケバブ&カリー - Kebab and Curry」へエレベーターで向かうことにする。
ムスタファセンター屋上にある、「ケバブ&カリー - Kebab and Curry」はコロナ後から閉店しています。2023年6月時点でまだ営業再開していません。
破格のランチメニュー
この屋上レストラン「ケバブ&カリー - Kebab and Curry」は、15時〜18時(月曜 - 木曜)にはホットドリンク付きで6SGD(約500円)のランチも提供している。今日は残念ながら金曜日(イスラム圏の休日)なのでこのお得なメニューは頼めないが、営業はやっているようなので、行ってランチを食べてみようと思う。
屋上には空中庭園
ムスタファセンターの屋上にやってきた。そこは雑多な店内の雰囲気から打って変わって、空中庭園のような空間が広がっていた。この雰囲気は、チャンギ国際空港の中にある庭園にも似ている。
レストラン「ケバブ&カリー」の店内へ
では、レストラン「ケバブ&カリー」の店内へと入っていこう。店内はこんな感じで、素朴な雰囲気ではあるが、客席のテーブルにはちゃんとテーブルクロスが掛かっていて、ちゃんとしたレスランらしい内装に。
クレジットカードでの支払いもOK
さて、このムスタファセンター屋上のレストラン「ケバブ&カリー - Kebab and Curry」。実は支払いにはJCBを含む各種クレジットカードの利用もOKとなっている。レストランということで、GST(消費税)7%に加え、サービス料が10%チャージされる。
おすすめメニューはドーサ、ウッサパム
席に着くと店員さんがメニューを持ってきてくれる。メニューはフライドライスなど定番メニューも取り揃えているが、私達の目に留まったのはこちら、ドーサ、そしてウッタパムというメニュー。このドーサ(DOSAS)とウッタパム(UTHAPPAM)というのはどちらもインド料理。
ドーサは発酵した生地を薄くクレープ状に焼いたもので、ウッタパムはインド風お好み焼きで、どちらにも3種類のインドカリーのようなソース?ペースト?が付いてくるんだけど、お値段はなんと4SGD(約340円)からと激安。量が少ないのかな・・・?
水は有料
マサラドーサ(5 SGD)と、オニオンウッタパム(4.5 SGD)を注文しメニューがやってくるのを待つ。テーブルにはお水のボトルが置いてあるが、こちらはもれなく有料。お値段は0.9 SGDと、まぁテーブルチャージぐらいの気分でいただけばいいだろう。
マサラドーサ
そうしてやってきたマサラドーサ(5 SGD)。薄いクレープ状のものではあるがかなりバカでかいため、これだけでも十分お腹いっぱいになる量だと思う。付け添えの三種類のカリー&ペーストも非常にスパイシーで、エスニック料理が苦手でなければ美味しくいただけるはずだ。
オニオンウッタパム
私が頼んだウッタパムがこちら。ウッタパムのほうがモチッとしているため、ミヅキが頼んだドーサよりも食べたときのボリューム感がある。少食なら、ほんとこれだけで十分お腹いっぱいになる。付け添えはドーサ、ウッタパム共に同じで、左はスパイシーインドカレーのような味わいで本当に辛い。真ん中はヨーグルトとキャベツ(?)を和えたようなもので酸味が特徴的。そして一番右のペーストは豆系なのかな?程よいもっさり感が良い。
いやいや、5 SGDでこんなボリューミーな料理が出てくるとは予想外。ここのランチは、このドーサかウッタパムを頼めばかなりコスパが高い。ちゅうか物価の高いシンガポールで、テーブルクロスが掛かったレストランでこの値段とこのボリュームは激安だと思う。ごちそうさまでした!
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