沖縄料理のお店「榮料理店」の店内の雰囲気
まず榮料理店の店内の雰囲気から。沖縄料理のお店というと、もっとカジュアルな居酒屋風の店内が多いのだが、このお店は照明も落とし目でオトナな雰囲気。非常におしゃれな雰囲気なので、カップルでのデートにも最適だ。なお、このお店は非常に人気のため、訪れる際は前もって榮料理店の本サイト、もしくは電話で予約してから訪れたほうがいいだろう。
沖縄料理のお店「榮料理店」の駐車場
榮料理店は駐車場も用意しており、場所はお店の前の道路を渡った向かい側。駐車場は広めなので、かなりの台数が停められる。もちろんお店利用者は無料で車を停められるので、レンタカーを使って訪れるのもおすすめだ。また、榮料理店は泡盛や古酒(クース)などのお酒もいろいろと置いているので、お酒好きな人は飲みたくなると思うので、もしもお酒を飲みたい場合は、タクシーで来るか、車で来た場合はドライバー代行を頼むといいだろう。代行の手配は、お店の人に頼むとやってくれる。
沖縄ならではの泡盛・古酒(クース)
こちらが沖縄料理の店「榮料理店」で漬け込まれている泡盛の古酒(クース)。お酒の瓶や樽の中には色んなものが漬け込まれており、それぞれ瓶や樽によって味も違う。お酒好きな人は是非試してみて欲しい。お酒のお値段は、泡盛のカクテル、ビールなどで500円前後からと、リーズナブルでそんなに高くない。
カウンターにも各種泡盛
また料理をしているカウンターのところにも色んなものが漬け込まれた泡盛が置かれている。飲んでみたいが、今日は私は車の運転をしないといけないので、泡盛の試飲はミヅキに任せよう。
沖縄料理の店「榮料理店」のカウンター席へ
私たちが榮料理店に訪れたのは夜20時。事前にネット予約をしての来店だ。なお、ネット予約の場合は、「榮料理店」のインターネットのサイトで予約を申し込んだ後、数日後(1〜3日ほど)に、お店から予約の確認が電話でやってきて、こちらとの確認が取れてから予約成立となるため、面倒な場合は直接お店に電話をして予約したほうが早いだろう。店内はテーブル席とカウンター席があり、私たちは二人だったのでカウンター席へと案内された。
沖縄料理の店「榮料理店」の人気コースをいただく
では、榮料理店の沖縄コース料理をいただいてみよう。今回注文したのは、榮料理店の単品料理の中でも人気メニューを集めた梯梧(でいご)という8品コースメニュー。デザートと飲み物は別だが、8品で一人2300円というのは、価格帯は観光地のレストランとしてはなかなかリーズナブルだ。
沖縄料理の店「榮料理店」の【ドリンクメニュー】
まずは飲み物からいただいていこう。ミヅキが頼んだのは「泡盛のモヒート」。モヒートとは本来ラムをベースとして、そこに砂糖とミントを入れよく潰し、最後に炭酸水で割った南国のカクテル。ここではそのラムを泡盛にして提供しているようだ。一杯490円。泡盛独特の癖をミントがうまく緩和している爽やかな味わい。私(モリオ)が頼んだのは、パッションフルーツスカッシュというノンアルコールドリンク。パッションフルーツは実際にちゃんと生を絞って提供されているようで濃厚で非常に美味しい。パッションフルーツの特徴でもあるプチプチ食感の種も入っている。1杯430円。
沖縄料理の店「榮料理店」の【季節の先付】
ではお腹も減ったことなので料理を食べていこう。まず、テーブルにサーブされたのは季節の先付。揚げナスをテリヤキソースのようなもので絡めた料理で、このタレがまた美味い。このひと品を食べた瞬間に、「あ、この榮料理店は大当たりだわ」と思ったほど美味い。
沖縄料理の店「榮料理店」の【タコのカルパッチョ】
次にやってきたのはタコのカルパッチョ。上のメニューにある通り、鮮魚のカルパッチョが用意されるのだが、電話確認の際に「妻が生ものが苦手」というのを伝えたところ、ちゃんとアレンジして下茹でされたタコのカルパッチョを用意してくれた。これも美味い。もちろん、ミヅキも美味しくいただくことができた。ありがとうございます。
沖縄料理の店「榮料理店」の【沖縄野菜の彩りサラダ】
続いてやってきたのが沖縄野菜を使ったシーザーサラダ。中には沖縄特産の「島かぼちゃ」なども入っていて、これ何かなぁ?なんて思いながら食べるのも楽しい。もちろんお味も非常に美味しい。こちらも濃い口なので、お酒なんかにも非常に良く合う。
沖縄料理の店「榮料理店」は沖縄本島に来て初めて訪れたレストラン
実はこのレストランは、私達が沖縄本島で初めて入った料理屋さん。一応ネットで口コミも少しは確認してよさ気だったので予約したのだが、まさか本当にこんな美味しいものが食べられるとは思っても見なかった。ああ、タクシーで来て、お酒飲みながら楽しみたかったなぁ。次回はそうしよう。
沖縄料理の店「榮料理店」の【ジーマーミ豆腐の揚げ出し】
次の料理はジーマーミ豆腐の揚げ出し。ジーマーミ豆腐とはピーナッツで作られる沖縄特産の豆腐のこと。ジーマーミ豆腐は普通の豆腐に比べて、食感が柔らかくて非常にクリーミー。それを揚げ出しスタイルで提供してくれているのだが、これもまた美味い。揚げ出し豆腐を食べているというよりも、クリームコロッケのような、、、そして、この掛かっているタレが甘くて美味い。多分使われている砂糖は沖縄の黒糖なんじゃなかろうかという、コクがあって後に残らない上品な甘みがこのジーマーミ豆腐の揚げ出しをさらに美味しく引き立たせてくれる。
沖縄料理の店「榮料理店」の【てびちの唐揚げ】
さてお待ちかね。ここの榮料理店の看板メニューとも言えるんではないかという一品がやってきた。それがこの「てびちの唐揚げ・南蛮黒酢たれ」。沖縄の「てびち唐揚げ」で有名なのは、沖縄の58号線沿いにあるおんなの駅(恩納村)に売っている豚三郎(とんさぶろう)の「てびち唐揚げ」だが、実はこの榮料理店と豚三郎はやっている会社が同じ。つまり、その豚三郎の出来立ての唐揚げをここ「榮料理店」で食べることができる、というわけだ。
「てびち / アシティビチィ」とは豚足のこと。豚足の部位は軟骨が多く、煮込むことで、その軟骨がゼラチン質へと変わり、プリプリの食感を生むのだが、そのゼラチン質はコラーゲン(つまり脂分)が豊富で女性にとっても嬉しい食材ではないかと思う。ただ、煮込んだだけでは結構見た目がグロテスクなんだけど、こうしてしっかり揚げてやることで、外はカリッとして中がプルプルな食感を楽しむことができる。骨が多いので食べにくいが、気が付くと美味しさのあまり手で掴んで貪り(むさぼり)食っていた私達w 下ごしらえもちゃんとしてるから変な臭みもなくで非常にうまい。また食べたい。だが、豚足(てびち)は非常に高カロリーなので食べ過ぎると確実に太るはずだ。気をつけようw
ちなみに、手で持って食べることができるように、お手拭きも一緒に持ってきてくれるので、心置きなく手で掴んで貪り(むさぼり)食べよう。
沖縄料理の店「榮料理店」の季節の一品は【海ぶどうそうめん】
てびちの唐揚げの後は、いよいよ初挑戦となる沖縄名物の「海ぶどう」が乗ったそうめんが「季節の一皿」としてやってきた。この海ぶどう。テレビなんかの沖縄特集とかではこの海ぶどうはよく見るんだが、どうもこのプチプチした卵状の袋の中の液体が磯臭そうで怖い。海藻類が苦手な私達夫婦は今まで一度も口にしたことがない。いやしかし、せっかく沖縄に来てこうして食べる機会が出来たのだから、食べてみるしか無い。。。一口食べてみる。
モリオ:「あれ?全然磯臭くないやん。これ。美味い」
ミヅキ:「え?ほんとに?」
モリオ:「ちょい食ってみ。」
【海ぶどう】を恐る恐る食べるミヅキ
ミヅキは生の魚介類が苦手。もちろん海藻も苦手。だが、せっかく美味しいお店で出されたのだから一度食べてみなくては。そう思いながらミヅキも海ぶどうを口に入れてみる。
ミヅキ:「あれ?本当に磯臭くない!美味しいやんこれ。」
モリオ:「な?海ぶどう、俺、好きになったかもw」
ミヅキ:「私もこれなら食べられる!」
初めての海ぶどう。お味は特に無く、料理の具材の一つになっている、そんな感じだ。もちろんこのそうめんも美味しい。意外や意外、大発見!生の魚介類が苦手な人でも、海ぶどうはきっと食べられる。
沖縄料理の店「榮料理店」の【モズクのティサージ】
季節の一皿の後は、もずくのティサージと名付けられた料理。ティサージとは多分沖縄の民芸品の織物のこと。料理としてはこれは具材にもずくが入った衣のゴツい餃子のような感じ。もずく入りではあるが、モズク独特のニュルッとした食感はなく、モズクの嫌いな人でも普通に食べられる美味しい一品だ。一つの大きさは小さいけれどずっしりとしていてボリュームたっぷり。
沖縄料理の店「榮料理店」の【ハスの葉包み炊き込みご飯】
榮料理店のコース料理の〆の一品はこちら、蓮の葉で包まれた炊きこみご飯。この蓮の葉包みの炊き込みご飯は、中華料理やタイ料理でも出てくる。蓮の葉は独特の香りがあるが、その芳香が炊き込みご飯を特別な一品にしてくれる。ご飯に乗っている黄色い食材は沖縄のさつまいも。美味しい料理の最後の一品としてふさわしい料理だった。2300円のコース料理なので、そんなにボリュームは無いかなと思っていたけど、全て食べると男性でもお腹いっぱいになった。
だがデザートは別腹
しかし、こんな美味しいコース料理を食べた後は、デザートを食べない訳にはいかない。。。というわけで、多分太るだろうけど、ここはせっかくの沖縄なので、最後に黒糖プリンを頼んでみることにする。
沖縄料理の店「榮料理店」の【伊江島産の黒糖プリン】
こちらが私達がオーダーした伊江島産の黒糖を使ったプリン。伊江島(いえじま)とは、沖縄本島から9kmほどの場所にある離島で、本島からはフェリーでアクセスできる島。そこの島特産の黒糖を使った、沖縄らしいプリンだ。味は、、、ヤバいぐらい美味い。一つ340円。ここに来た時は、食事の〆に是非頼んでみて欲しい黒糖プリンだ。プリンと一緒にお店が用意してくれたお茶(無料)と一緒にいただこう。
沖縄に来たら絶対訪れたい沖縄料理の店【榮料理店】
私達の榮料理店レビューはいかがだっただろうか。かなりべた褒めしているが、本当にびっくりするぐらい美味しく沖縄料理を楽しめるお店だった。私達が次、沖縄来るときも迷わず予約して来たいと思う、皆におすすめしたいレストラン、、というか一品料理屋さんだ。
次来るときは、ちゃんと泡盛の古酒(クース)を味わえるよう、タクシーを使って訪れたいと思っている。ごちそうさまでした!
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