沖縄 読谷村「やちむんの里」
かつて琉球三代古窯の一つ「喜名焼き」が栄えた読谷村に、1970年頃から陶芸家が集まり始まった「やちむんの里」。今ではたくさんの窯元が集まり、沖縄の一大観光スポットとしても人気となっています。
沖縄旅行の際にレンタカーを使って【やちむんの里】に訪れたので、その詳細を実体験レポートしたいと思います。
やちむんの里へのアクセス方法 / 営業時間
沖縄読谷村 やちむんの里(ヤチムンの里)は、中心地である「那覇市」とリゾートホテルの集まる「恩納村」の中間あたりに位置しており、那覇市からは車で高速道路を使って約1時間ほどの場所にあります。
現在全部で19の工房が集まるこの やちむんの里 では、工房はそれぞれが独立して営業しているため、営業時間や定休日などはまちまちです。ただどの工房も17時ごろには営業を終了することが多いようなので、観光するならお昼ごろには訪れたほうが良いでしょう。
やちむんの里への行き方:バス / レンタカー
やちむんの里への行き方(バス)
■路線バス(琉球バス)■
29番で「親志バス停」で下車徒歩約15分
やちむんの里への行き方(レンタカー)
- 沖縄道沖縄北ICよりR58経由20分
↓
- 喜名交差点より座喜味城跡方面へ5分
やちむんの里 へのアクセス方法は、那覇方面からは路線バス(琉球バス / 28番・228番・29番・20番・120番)を使ってアクセスすることもできますが、下車後バス停から15分ほど歩く必要があり、移動だけでも非常に大変です。
そのため、できれば時間的にも自由度があって便利なレンタカーを使ってアクセスするのをおすすめしたいと思います。
なお、「やちむんの里」には入り口あたりに観光者用の無料の駐車場(トイレ付き)も設置されているので車でのアクセスは非常に簡単です。
実際の車でのアクセス方法は、グーグルマップなどで「やちむんの里」を検索して、そちらを目的地に設定して向かっていけば、やちむんの里の入り口あたりで駐車場の案内があるのでそこに車を置いて観光しましょう。
やちむんの里 の地図
やちむんの里の地図がこちら。入り口に案内があったものを簡単に書き直したものなので適当な感じではありますが、やちむんの里の村内の通りに各工房が並んでいる感じは把握できるのではないかと思います。
県道12号線から一本中に入り、やちむんの里の入り口近辺に駐車場やトイレがあります。
なお、やちむんの里の入り口のパーキングに(地図の下のPの部分)車を停めてグルっと歩いても20分もあれば戻ってこれるぐらいの広さです(買い物や観光時間を含まず)。
また、やちむんの里は石の道でアップダウンがあり、かなり歩き疲れます。歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
やちむんの里 のどかな田舎道を歩く
それでは実際に沖縄のやちむんの里を歩いて見て回りたいと思います。
ヤチムンの里の道はこんな感じののどかな田舎道。緑が多く、歩いているだけでとても気持ちが良くリフレッシュします。
私達が訪れたのは7月上旬ですが、かなり日差しが強くて暑かったので、日焼け止めや脱水防止のための飲料水、汗用タオルなどは持参したほうが良いでしょう。
製作工程を実演している工房
やちむんの里の観光の楽しみ方は、村内の道をぶらぶら歩きつつ開いている工房を見学したり、展示販売している商品を見たり買ったりする感じなのですが、工房の中には、こうして観光客に制作過程を実演しているところもあります。
やちむんの里はぶらっと見ているだけでも面白く、今まで器に特に興味が無くても何か買って帰りたい気持ちになってきます(笑)。
工房の規模や形態も様々
また、このやちむんの里の工房の規模や形態は多岐にわたり、先程の工房のように派手な実演パフォーマンスで楽しませてくれる工房もあれば、こじんまりとマイペースで運営しているところ、コロナの影響で休業しているところ・・・などなど、本当に様々。工房ごとの個性も垣間見えてきます。
読谷山窯(登り窯)
やちむんの里を奥へと進んでいくと、歴史的な重みを感じさせる「登り窯」があらわれます。
「登り窯」は、大嶺實清さん・山田真萬さん・玉元輝政さん・金城明光さんの4名の窯元による共同窯で、昭和55年(1980年)に築窯し、読谷山焼として世に数多くのやちむん(焼き物)を送り出してきた窯。やちむんの里 を象徴するスポットになっています。
やちむんの里を奥へと進む
「登り窯」を後にし、私達はやちむんの里をさらに奥へ。やちむんの里は奥に進めば進むほど緑が生い茂り、沖縄の自然豊かな風景が広がっていきます。
読谷山焼 北窯
やちむんの里を一番奥まで進むと「北窯」と看板が掲げられた陶器の販売所があらわれました。
「北窯」は読谷山焼の有名な作家である、宮城正享、松田共司、松田米司、與那原正守の4つの窯の作品が購入できる販売所となっています。
北窯の店内の様子
その北窯の店内の様子がこちら。表情豊かなやちむん(焼き物)がズラッと並んでいて見ているだけでもとても楽しくなるお店です。
やちむんの価格帯
置かれている陶器の価格帯は様々。例えば上の写真で、中央下の筋の入った小皿は約2,000円~3,000円ぐらい、青い鉢で4,000円前後からなど。
渋い雰囲気のものになるとやはりそれなりのお値段となってきますが、やはりその分魅力もあります。なお、私達が訪れた時はこの北窯では支払いは現金のみとなっていました。
こじんまりとした【やちむん販売店「まらなた」】
一通りやちむんの里を散策し、そろそろ駐車場へ向かおうと歩いていると、ふと目の前にこじんまりとした「まらなた」という陶器販売店を見つけました。
店頭には様々な陶器が並べられていて、ガレージセール(フリーマーケット)のようなカジュアルな雰囲気。店内ではちょっとした食事もできるようです。ちょっと中に入ってみましょう。
やちむんのセレクトショップ
店内に入ると、そこには様々な作家さんの陶器が並べられていて、まさに やちむん(焼き物)のセレクトショップのような雰囲気です。
ポップも付いた楽しいお店
陶器には、その作品についてのちょっとした説明ポップも付いていて手作り感たっぷりで手に取りやすい商品ディスプレイです。思わず色々と作品を手にとって眺めてしまいます。
店員さんの知識も豊富
このお店に置かれている商品は、このやちむんの里だけでなく、沖縄各地の作家さんのやちむんが集められていて、他の工房のものに比べ、店の規模は小さいもののその商品のバラエティーは幅広く興味深いものが色々あります。
私達が商品を実際に手にとって眺めていると「この器は那覇市の作家さんの・・・」みたいな感じで、店員さんが色々と説明をしてくれたりもします。
ミヅキ:「現金あんまり持ってないからさっきの「北窯」さんは買い物諦めたけど、このお茶碗、素敵だし買って帰る?」
モリオ:「そうやな、少しだけなら買えるかな?」
セレクトショップの「まらなた」さんでお土産にいくつか買って行くことにしました。
クレカOK&全国へ配送もOK
「現金は少ししか持ってきてないから、あまり荷物にならない小さなめのものを少し買うくらいしかできないな…」と思っていたんですが、なんと!この「まらなた」さんはクレジットカードでの支払いが可能で全国への配送もOKとのこと。
家まで配送が出来るのなら割れる心配もないし、クレジットカードOKなら色々買える♪ということで、お茶碗やお皿など全部で1万円余りの陶器をセレクトし購入することにしました。
普段からあまり現金を持ち歩かない私達なので、クレジットカード決済ができるというのはとても嬉しかったです♪ ありがとうございました♪
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