沖縄のお花見はいつが見頃?
日本で一番早く桜のお花見が楽しめるのはもちろん「沖縄」。では沖縄のお花見の時期をご存知だろうか?
沖縄の桜は1月20日頃〜2月頃に見頃を迎える。本州では真冬の時期に見頃を迎えるのだ。沖縄のお花見は冬の沖縄旅行のおすすめの一つでもある。その桜の種類は日本本州で主流のソメイヨシノではなく、もっと鮮やかなピンク色に色付く「緋寒桜(寒緋桜)」だ。
かなり早咲きの沖縄の桜であるが、そのなかでも日本一早く咲くといわれ、1月下旬には桜まつりも開催される沖縄県名護市にある「八重岳(やえだけ)」は沖縄の人も大好きなおすすめスポットだ。今回は沖縄の桜のお花見のおすすめスポット【八重岳の桜まつり】の様子を行き方や駐車場、渋滞情報など旅行者目線で詳しく紹介したいと思う。
沖縄の人のお花見スポット【八重岳の桜まつり】の場所 / 行き方
さて、八重岳の桜 / お花見といっても、一体どこに向かえば良いのか、旅行者なら特に悩むと思うが、この八重岳の桜の見頃には、それに合わせて「本部(もとぶ)八重岳桜まつり」が、八重岳 桜の森公園で開催されているので、そこを目指して車を走らせよう。
その「八重岳 桜の森公園」の場所は沖縄県北部の名護市(詳細は上の地図を参照)。公共機関を使ってもアクセスできるとは思うが、かなり大変なのでここはおとなしくレンタカーなどを使って訪れるのがおすすめだ。
レンタカーの行き先に「八重岳 桜の森公園」を設定すればOKだ。所要時間は、那覇からは約1時間30分〜2時間程度。上の写真はその八重岳の少し手前の様子。道中はのどかな田舎道が続く。
もとぶ八重岳桜祭りの入り口
八重岳 桜の森公園付近にやってきた。桜まつりの会場が近くなると、上の写真のように「本部八重岳桜まつり」の案内もあらわれる。この場所の詳細は下のグーグルマップを参照してもらえれば場所が特定できると思うが、ここまでやって来れば、後は案内に従って車を進めていけば桜まつりの会場までたどり着く。
なお、駐車場に車を置いて歩いて向かわなくても、車を使って八重岳の頂上までのアクセスも可能となっている。また駐車場は道中にいくつかあるが、桜まつり開催中は非常に込み合うので、空きを探すのが結構難しい。
駐車場に出店(でみせ)も
八重岳の山道に入っていくと、いよいよ八重岳の美しいピンクの色の桜が見え始める。途中には各所に写真のような駐車スペースも設けられており、その中には子供が喜びそうな出店も出ている。
なお、八重岳の桜は頂上に近付くにつれて車の台数も多くなり、駐車スペースも空き無しとなる傾向があるので、山の上の方でなくても桜がいい感じで見える場所で駐車スペースが見つかったら、迷わず駐車してその場所を起点に桜のお花見を楽しむのがおすすめだ。
沖縄の美しい桜と交通渋滞
だんだんと桜が密集するエリアにやってきた。道路は車2台がギリギリすれ違える程度の狭さになり、かなりの交通渋滞が発生する。しかし、この交通渋滞のおかげで、車中で美しい桜を眺める時間も増える。運転手はよそ見していると事故の原因になるので良くないが、同乗者の人はこの渋滞を利用してこの沖縄・名護 八重岳の桜のお花見を楽しもう。
交通渋滞は八重岳山頂まで続く
この狭い道路で離合しないといけない八重岳 桜まつりの交通渋滞は、山頂までもれなく続いていく。すれ違う車のナンバーを見る限り、レンタカーよりも地元の人の自家用車が目立つ。多分、この八重岳の桜は、沖縄に住む人にとって人気の桜のスポットなのだろう。
沖縄の桜は「寒桜」
さて、私達は車に乗ったまま八重岳の山頂まで向かっているわけではあるが、この沖縄の桜の種類は「寒桜」。通常、桜というのは暖かい地域から順に咲いていくため、南から北へと咲いていくが、沖縄の桜は寒桜なので寒い方から暖かい方、北から南へと咲いていく。そのため、この沖縄県北部の名護市の桜が、沖縄の中でも早くに咲き始めるのだ。
また、この沖縄の桜は、気温が寒くならないと咲かないのだが、私達が訪れた2020年1月は暖冬の影響で、沖縄の桜の開花もすこし遅めになってしまっているとのことだった。
八重岳 山頂近くの駐車場と出店
だいぶ八重岳の山頂付近までやってきた。ここは平常は八重岳ベーカリーという自然派志向のパン屋さんがあり、地元の人に人気のお店だが、この場所にも駐車場と出店があるようだ。
本部 八重岳 桵大明神
大渋滞を乗り越え八重岳の頂上付近までたどり着いた。ここには「本部八重岳桵大明神」という神社があるのだが、下にあった桜並木はこの頂上付近には無い。
広い芝生の広場が有るので、ここでお弁当を広げている人が居たり、子供たちが走り回って楽しそうに遊んでいて家族連れでのピクニックの風景が広がっているのだが、もしかして頂上付近には桜が無いの?(汗)
八重岳 山頂到着!
八重岳の山頂に到着。ここには今まで見た中で一番大きな出店が出ていて、人の集まりも確認できるが・・・どうも桜の姿は見当たらない。
駐車場も満車
そしてこの八重岳山頂には駐車場も用意されているのだけれど、もちろんこちらも満車になってしまっていて、車を停めるにはかなり順番待ちをしないといけなさそうだ。いやしかし、ここに桜の姿は確認できず、お花見もできなさそうなので、あきらめて下に降りることにしよう。
私達以外にも、この駐車場と山頂付近の様子を見て、Uターンする車の姿もチラホラ。山頂にいったら満開の桜の風景が広がっているのだろうと期待してたけど、まさか下の桜並木が見どころだったとは。
帰り道の桜もきれい
山頂からの帰り道の桜もこれまた美しい。沖縄の桜は、本州の桜とは全然異なり、鮮やかなピンク色が青空によく映える色彩の強い桜だった。
ヤシの木と桜
また、こうして時折、桜の木とヤシの木が混ざり合って生えているような場所もあり、これまた興味深い。南国の木と桜という、自然のコントラストも沖縄の花見らしい風景だ。
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