オフラインでのGgoogle Mapの使い方
海外旅行ではスマホで地図を確認できると非常に便利なのだが、海外だとネット環境が使えなかったりするので、オフラインでも地図を利用出来るようにしておくのは、海外旅行の準備としては非常に重要なプロセスとなる。そこで今回の特集では、オフラインでのGoogle Map(グーグルマップ)の使い方を伝授。この方法なら、オフラインでのナビも利用可能なので、レンタカーを借りたりして目的地に向かったり、歩いて観光スポットや予約しているレストランに行くのも楽々。
これから説明するオフラインのグーグルマップの使い方は、どんな旅行でも活用できるので、場所を問わず、必ず旅行者にとって心強いアイテムになるはずだ。
Google Map(グーグルマップ)のオフライン地図
電波の届かないオフラインでもGoogle Map(グーグルマップ)を利用する方法は「オフライン地図」をダウンロードすることだ。このグーグルマップのオフライン地図のダウンロードは、通信環境の良い日本に居る時が望ましいが、忘れて渡航してしまった場合はホテルのWiFiなどを使うと良いだろう。それでは、オフライン地図のダウンロード方法を紹介していきたい。
オフライン地図の利用方法1:Google Map(グーグルマップ)で地図を表示
まずは電波状況の良い場所、もしくはWiFi環境が使える場所でGoogle Map(グーグルマップ)を立ち上げ、ダウンロードしたい場所を表示してやろう。オフラインで取得したい大まかな場所が表示されたら、左上のメニューアイコンをタップし、ポップアップしたメニューから「オフラインマップ」を選択しよう。
オフライン地図の利用方法2:新規に「自分の地図」を作成
続いて「自分の地図」をタップして新規にオフライン地図をダウンロードする準備に移りたいが、その前に右上の歯車アイコンをタップして、オフラインマップの設定をしておこう。おすすめの設定は、オフラインマップの更新は「手動」、オフラインマップをダウンロードするタイミングは「Wi-Fi経由のみ」が良い。
どうしてこの設定を行うかというと、もしもオフラインマップの更新を自動にしていると、WiFi環境があると、容赦なく地図の更新をダウンロードするのだ。これは、ポケットWiFiなどに接続されている場合でも行われるため、もしも容量制限などがある場合、すぐに1ギガ分ぐらいのデータを食いつぶしてしまうので、すぐに容量不足になってしまう。そのため、オフライン地図を利用する前には、必ずこの環境設定を忘れずに行っておきたい。
オフライン地図の利用方法3:ダウンロードする地図の範囲を決定
「自分の地図」をタップすると、最初に表示した地図と中心に明るい長方形の枠が表示される。この明るい長方形の中が、実際にダウンロードする地図の範囲となるので、欲しい区間を枠内に入れて右下の「ダウンロード」をタップしよう。
オフライン地図の利用方法4:ダウンロードと地図名の変更
ダウンロードが始まると、上の画像の左のような画面になる。ダウンロードはグーグルマップが開いている時にしか行われないため、オフライン地図をダウンロード中はGoogle Map(グーグルマップ)の画面を開いておくようにしよう。
また、地図には予め「地図10」などという名称が付いているが、このままでは一体どこの地図なのか全然わからないため、ダウンロード画面の右上の鉛筆アイコンをタップして、自分が分かりやすい名称に変更しておくのがおすすめだ。
オフライン地図の利用方法5:範囲が大きい場合は複数回に分ける
ダウンロードしたい地図の範囲が大きい場合、長方形の枠内には入りきらない場面も出てくるはず。(ハワイのオアフ島などは簡単に島内全域が枠内に収まるので安心しよう)その場合は、ダウンロードする範囲を分けて複数のオフライン地図をダウンロードするようにしよう。
オフライン地図の利用方法6:ダウンロード完了と地図の有効期限
オフライン地図のダウンロードが完了すると、上の図の右側のように青いアイコンでオフライン地図が表示される。ここで注意しておきたいのが「オフライン地図の有効期限」。地図の場所により、それぞれ有効期限が設けられているので、ダウンロード後に期限を過ぎてしまった地図についてはオフラインでの利用は不可となるので注意。(ハワイの地図だと有効期限はダウンロード後1ヶ月、オーストラリアやニュージーランドでは1年間など)もしもオフライン地図をダウンロードしてしばらく経ってから旅行に行く場合には、オフライン地図の更新(グーグルマップを開いて左上のメニュー>オフラインマップより)を行うようにしよう。
オフラインでのグーグルマップの利用
では実際に、オフラインでもグーグルマップが使えるのか試してみたいと思う。
オフラインでのグーグルマップ利用1:まずはオフライン環境に
まず、オフラインでも地図が使えることを検証するため、iPhone(スマホ)を機内モードにして、Wi-Fiをすべて切った状態にする。そのオフライン状態でオフライン地図のある場所でグーグルマップを立ち上げてみると・・・おお!無事、自分の現在地が、ちゃんとマップに表示されている。
オフラインでのグーグルマップ利用2:ナビを利用してみる
続いてスマホがオフライン状態のまま、少し離れた場所を選択し、画面下の「経路」とタップしてみる。すると、電車やバスなどの情報はオフラインでは表示されないが、車移動でのナビアイコンの横には14分と表示されているので、そこをタップしよう(上の写真の右側の画面の右上)。
オフラインでのグーグルマップ利用3:ルート案内の開始
するとオフラインでもちゃんとルートが表示されたので、画面右下の「開始」ボタンをタップすると、問題無く、ルート案内(カーナビ)が始まる。なお、ルート案内は海外であっても、日本語でナビしてくれるので安心しよう。
ただし、アメリカなどではマイル基準でのナビとなるので、km表示が良い場合は、下の所要時間が表示された部分をタップするとメニューが現れるので、そこの一番下の「設定」をタップして、設定内容の「距離の単位」をキロに設定すればOKだ。
旅行先でのオフライン地図のダウンロードはお忘れなく
Google Map(グーグルマップ)のオフライン地図の利用は、慣れてしまえば非常に操作も簡単なので、旅行前にサクッとダウンロードしておけば、ネット環境が無い場所で道に迷った時にも非常に心強いアイテムとなるはずだ。ただ、このオフライン地図はあくまで予備的な機能(たまにオフラインで道順が表示されない場合もある)なので、オフライン地図はいざというときの備え程度に考え、旅先でのネット環境はできるだけ手に入れられるように準備をしよう。
このグーグルマップをフル活用すれば、土地勘のない場所であっても、道に迷う事無く目的地に簡単にたどり着けるので、私達にとっても旅行の必須アイテムとしていつも重宝している。勝手の分からない海外でも、自分の居る場所さえ把握できれば、その心強さは計り知れない。ただし、日本国内は法律のせいか何かで、オフライン地図を利用することが出来ないので、国内旅行の際は携帯電話の電波を使ってオンラインで地図を利用しよう。それではグーグルマップで快適な旅行を♪
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