モルディブの天気 / 年間の気候とベストシーズン！

モルディブの天気 / 気候とベストシーズン！

インド洋に浮かぶ、常夏の楽園「モルディブ」。ハネムーンで訪れる人も多いこのリゾートアイランドは、高温多湿の熱帯気候に属し、平均気温は年間を通して26～33℃。季節はモンスーンの影響を受け、12月〜4月が「乾季」、5月〜11月が「雨季」とされる。しかし、最近の気候では、乾季でも雨が降ったり、雨季でも晴れ間が多かったりと、季節の分かれ目があやふやになっている傾向がある。また、一般的に言われている「乾季」「雨季」についても、データで見ると少し怪しいところがあるので、まずは年間平均の天気をグラフで見てみよう。

上のグラフから見ると、乾季とされる12月も、降水量は雨季と同じぐらいであることが分かる。また降水日数から見ても、乾季は1月〜4月ではないか？という感じだ。またその1月〜4月についても、1月、4月は降水量は100mmを超えているので、乾季だから雨が全然降らない・・・という状況ではないことに注意したい。

またモルディブの最南端の環礁で、空港もあるガン島の気温と降水量のグラフも見てみよう。

上のデータから分かる通り、赤道を挟んで南側にあるガン島は、同じモルディブであっても、首都のマーレのある天気とはかなり異なっており、降水量は1月、5月、10月、12月がグッと多くなっているのが分かる。降水日数は1月〜4月までは若干少なくはなっているが、年間を通してそこそこ降水量は多いという感じで、降水量グラフを見る限りでは、乾季や雨季の境目はそれほど見られない傾向にある。

モルディブのベストシーズン！

これらの情報を踏まえた上で、モルディブ旅行をする際に晴天に恵まれやすいベストシーズンは、2月〜3月。もう少し甘く見ると1月〜4月がモルディブ旅行に適したシーズンとなるといえる。

また季節の変わり目である5月、10月、11月は天候が荒れる傾向にあるため、できるだけ晴れた日のバカンスを楽しみたい場合は、その3つの月は避けたほうがいいかもしれない。実際、私たちも4月末〜5月のゴールデンウィークのシーズンにモルディブ旅行に2回行ったこともあるが、そのうちの1回の旅行では、1週間滞在のうち半分は大荒れの天候になった経験がある。

しかし、このベストシーズンとなる1月〜4月は、ホテル宿泊代もオフシーズンの倍近く設定されていることも多い。ただでさえホテル代の高いモルディブ（モルジブ）。そのホテル代が更に高くなるベストシーズンは、財布にも厳しいシーズンとなるため、旅行の費用を節約したい場合は、あえて雨季を選ぶという選択肢もありではないかと思う。

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