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エミレーツ航空 新型コロナでの航空券の払い戻しの申請方法
新型コロナウイルスの影響でエミレーツ航空のフライトが欠航!
新型コロナウイルスの世界的感染拡大が止まらないこのご時世。様々な国が外国からの渡航者を制限、禁止していく中、とうとう、ドバイのあるアラブ首長国連邦(UAE)が全ての外国人のアライバルビザ発給を停止する措置を発動(実質外国人の入国禁止)。そしてそのタイミングで、エミレーツ航空も大阪・関西(KIX)⇔ ドバイ(UAE)のフライトも欠航することになった。
私達は、キャンセル不可のエミレーツ航空の直近のフライト予約(航空券は購入済み)を持っていたんだけど、キャンセル不可の航空券ためキャンセルすると空港税以外は全額返金無しに(涙)。日程の変更をしようにも一体いつこの騒動が収まるかという見当もつかないため、何とかできるだけ損がないように出来ないかとずっと握りしめていたのだが、、、そのフライトが見事に欠航。ようやくバウチャー(出発予定日だった日から1年間有効)での払い戻し対象となったので、エミレーツ航空のサイトから払い戻し申請を行うことにした。
そこで今回は、この新型コロナウイルスの影響を受けたエミレーツ航空のフライトの払い戻し申請方法を公開。エミレーツのフライト予約を持っていて困ってる人にシェアできればと思う。
今回の方法で払い戻しの申請ができるのは、エミレーツ航空の本サイトで航空券を購入した人のみなので注意しよう。旅行代理店などを通して航空券を購入したりツアーを申し込んだりしている人は、各代理店で対応するようになっているので、自分が購入した代理店に問い合わせてほしい。
最初に:電話での問い合わせは今はやめたほうが良い
さて、そのエミレーツ航空の払い戻し申請方法を紹介する前に、エミレーツ航空には日本語対応の電話サポートについて触れておきたい。
私達は、フライトキャンセル(欠航)になったことで、この予約の払い戻しをクレジットカード経由での返金ができないものか問い合わせようと電話サポートに電話をかけたのだが、、、朝9時から延々掛け続け(保留になって1時間すると勝手に切れる)、なんとか電話がつながったのは・・・14時過ぎ。ゆうに5時間以上掛けまくってやっと繋がるという酷い状況。
さらに電話対応してくれたのは日本語ができる外国人オペレーターさんで、やり取りが噛み合いにくく、「この電話での払い戻し手続きのリクエストは出来ないのか?」と聞くと「エミレーツ航空のサイトから行ってほしい」との返事が返ってくる・・・。そして「フライトのキャンセルなので現金 / クレジットカードでの払い戻しはできないのか?」と聞くと「詳細が分からない」との返答。「でも英語のデスクなら詳細がわかる」とのことで、英語のオペレーターさんにつないでもらってぎこちない英語で頑張って聞いてみると・・・「もともとのチケット区分が返金不可なので、払い戻しできるのは税金だけ」という(涙)。この条件はホームページ上でも記載されていた内容と全く同じ。つまり、必死な思いで電話で問い合わせても全く意味が無かったというわけだ。
今後、また状況が変わるかもしれないので断言は出来ないが、この記事を書いている2020年3月22日頃の状況では、払い戻しの申請はおとなしくエミレーツ航空のサイトから行ったほうが精神的にも体力的にも疲れないと思う。
エミレーツ航空・公式サイトからの払い戻し申請方法
それでは、前置きが長くなったが、エミレーツ航空の本サイトからの払い戻しの申請方法を実際の申請の画面を使って紹介したいと思う。まずはエミレーツ航空・公式サイトへとアクセスしよう。
トップページにアクセスすると、サイトの一番上のところに「重要:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生への対応に関する最新情報」というリンクがあるのでそこをクリックして次へと進もう。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法1:払い戻しの条件確認
新型コロナウイルスに関するエミレーツ航空の最新情報が現れたら、まずは自分の持っているフライト予約が払い戻し対象になっているかどうかを確認しよう。その条件は2020年3月22日現在、2020年3月31日までに発券された航空券が以下のいずれかを満たす場合となる。
- 渡航禁止:政府からの通達により渡航が禁止されている
- 渡航中止勧告:不要不急の渡航を控えるよう政府から勧告されている
- 検疫制限:出発地もしくは目的地で検疫が義務づけられている場合
- 待機要請:当国政府により待機するよう求められており、乗客が空港にアクセスできない
- フライトの欠航:フライトがエミレーツにより欠航された場合
つまり、渡航先で入国できなかったり、検疫が義務付けられたり、待機要請が出てたり、そしてフライトがキャンセルとなった場合は、以下のオプションを選択できる。
- 航空券が有効であれば、手数料無しで別の日程に予約変更ができる(電話で受付)。ただし変更後の運賃の差額が発生する場合は支払いが生じる。
- 航空券の相当額の旅行クーポン / バウチャーに払い戻し(1年間有効)
まぁ、再予約は電話しないといけないのだが、電話サポートは完全にパンクしてるので、バウチャーにて払い戻しを受けたほうがいいだろう。ただし、払い戻しオプションに現金やクレジットカードへの払い戻しの選択肢は無し。飛行機の便が無くなってもバウチャー以外の払い戻し方法が無いってLCCかよ・・とも思うが、このコロナ問題では、日系の航空会社以外はレガシーキャリアであっても同じような対応しか受け付けていないようだ。
さて、自分の予約が、バウチャーでの払い戻しの条件を満たす場合は、ページ中程の文中にある「Travel Voucher」のリンクをクリックして次へと進もう。ここからは英語のみのページとなる。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法2:払い戻し申請ページへ
次のページはいよいよエミレーツ航空の払い戻し申請ページとなる。なお、この払い戻し申請は英語のみの対応となっており日本語ページは無し。
まずページの最初のセクションでは、払い戻しに関する注意事項や、バウチャーの有効期限などの取り決めなどが記載されている。この申請フォームでバウチャーでの払い戻し申請が行えるのは基本的にこのエミレーツ航空公式サイト emirates.com で直接予約したチケットとなり、代理店を通しての予約の場合は不可となるので注意しよう。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法3:同意事項にチェック
ザクッと最初のセクションを読み終わったら、下のフォームに必要事項を記入していこう。まずは同意事項にチェックするところから。内容は要約すると以下の通り。
- トラベルバウチャーを送ってください
- 購入時に返金不可の予約の場合は旅行バウチャーのみ。もしも返金を希望しても税金しか返ってこない
- この申請を行うと予約はキャンセル扱いとなる
- この申請は取消不可
- 予約時にマイルを利用していた場合、マイルの有効期限が切れたものは戻ってこない
内容に納得したら全ての項目にチェックしていこう。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法4:個人情報の入力
続いて個人情報の入力。
- Title:敬称(Mr / Ms など)
- First name:名前
- Last name:名字
- Email:Eメール
- Confirm Email:Eメールの確認
- Phone Type:電話の種類
- Country Code:国番号(日本なら81)
- Area Code:市外局番
- Phone number:電話番号
- Emirates Skywards number:エミレーツのマイレージ番号(任意)
なお、この申請フォームを記入する前にエミレーツにログインしていると、ここの個人情報入力は自動で行われていて記入する必要はない。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法5:予約の詳細
個人情報の次は、払い戻しを受けたい予約の情報を入力。
- Booking reference:予約番号
- Departure Date:出発日
- Departure airport:出発空港
- Arrival airport:到着空港
エミレーツ航空 払い戻し申請方法6:払い戻しの種類
次の選択肢では、払い戻しを申請する対象となるものの種類を選ぶ。今回払い戻しを受けるのは「使用していない航空券」なので、「Fully unused Ticket」を選択しよう。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法7:チケット番号と氏名
払い戻しの種類選択の次は、払い戻しを受けるチケットの番号(176から始まる数字)と、その航空券に紐付けられた搭乗者の名前を英語で入力。なお項目の上にはる「Cancellation fee waiver - 取り消し手数料免除」というのは搭乗者やその家族が亡くなった際にチェックする項目なのでいじらなくてOKだ。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法8:コメント欄と最終確認チェック
いよいよ最終項目。項目はコメント欄と最後の確認のチェック。今回のコロナウィルスでの払戻の申請の場合は、「Add comments」をクリックしてコメント欄を表示させその中に「Refund request due to Coronavirus」と記入する必要があるので忘れないように。
そして最後に「I confirm all the details I've entered are correct / 記載したこれらの詳細が正しいことを確認します」にチェックして「Submit」を押して送信。
エミレーツ航空 払い戻し申請方法9:払い戻し申請の完了
これでエミレーツ航空の旅行バウチャーへの払い戻し作業は完了となる。おつかれさまでした!
確認のEメールも届くのでチェックしよう
申請が終わると、記入したEメールにも確認が届くので合わせてチェックしておこう。なお、申請から旅行バウチャーへの払い戻し作業は、通常で1週間程度かかるとのことだが、今回のコロナ騒動では電話サポートがやばい状態になっていることを考えると、もう少し時間がかかるような気もする・・・不安で仕方がないところではあるが、また状況に進展があったらここで改めて報告したいと思う・・・と思いきや、申請の次の日には予約はキャンセル処理が行われ、EDMレシート(EDM Receipt)なるものがEメールで届く。早い。
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