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エミレーツ航空 A380 ビジネスクラス ドバイ⇔大阪 / 搭乗記【エミレーツ 機内食】
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスを搭乗レビュー!
エミレーツ航空 ドバイ DXB⇔大阪・関西 KIX(EK316便)ビジネスクラス / 機材:A380-800 に搭乗してきたので、その詳細を実体験レビュー!
このエミレーツ航空が誇る『A380-800』の機材は2階建ての超巨大なジャンボジェット機で、2階部分はファーストクラスとビジネスクラス用となっており、更に2階後方には機内ラウンジも設けられているというラグジュアリーな飛行機となっている。その機内の様子、座席や設備、機内食、そして気になるラウンジなど、その詳細をお届けしたいと思う。
エミレーツ航空 A380-800 / 座席マップ
私達が搭乗したエミレーツ航空 A380-800 の座席マップは以下の通り。(座席表はスクロールして全体を確認可能)
全体で517席用意されており、そのうちエコノミークラスは427席、ビジネスクラス76席、ファーストクラス14席という配分となっている。また2階席は先頭がファーストクラス、その後ろがビジネスクラスとなっており、一番最後方には機内ラウンジ(座席マップのピンクで示した場所)が用意されている。
ビジネスクラスの搭乗は優先ゲート
また飛行機搭乗開始の際は、ビジネスクラスは優先レーンを利用することが可能となっている。
ボーディングブリッジを抜けて機内へ
それでは、いよいよボーディングブリッジを抜けて、エミレーツ航空 A380-800 のEK316便(ドバイ DXB→大阪 KIX)の機内へと向かおう。このドバイ国際空港の出発ゲート 連絡通路は、直接A380の2階部分へと繋がっている。
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラス 機内の様子
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの、搭乗の最中の機内の様子。ビジネスクラスの座席数がかなり多いのでゲストの姿も多い。ビジネスクラスなんだけど、その座席がズラーッと並んでいるので、他の航空会社のビジネスクラスのような特別感は薄い。
フライト中のビジネスクラス 機内の様子
こちらはフライト中のエミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの機内。ゆったりと寛いでフライト時間を過ごすことができるので、やはりビジネスクラスは良いなぁ♪
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの座席
では、このエミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの座席の詳細を見ていきたいと思う。
ビジネスクラスの座席スペック
ビジネスクラスの座席スペックは、横幅18.5インチ(約47cm)、縦幅 / シートピッチ 48インチ(約122cm)。これを聞くと驚くかもしれないが、実はエミレーツ航空 A380のビジネスクラスとエコノミークラスの座席幅は0.5インチ(約1.27cm)しか違わない。
しかし、隣の人との距離感、フルフラットになって横になって眠れるシート、そして豪華な設備が、ビジネスクラスの特別感を演出してくれる。
リクライニングポジションボタン
ビジネスクラスの座席のポジションは、肘掛けの横にあるリクライニングポジションボタンを使って行う。操作は、フルフラット / リラックス / ランディング の3種類のリクライニングポジション変更と座席を前後に動かす微調整が可能だ。
フルフラットにした時
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの座席をフルフラットにした時がこちら。足元部分は前席のサイドテーブルに潜り込むような形になるため、ビジネスクラスの座席は縦方向にジグザクに配置されている。
ベッドメイキングサービス
また、ビジネスクラスの座席には、離陸後、就寝時間の前に睡眠を快適にしてくれる敷パットをCAさんが準備してくれるベッドメイキングサービスもある。
ブランケットもゴツい
座席用のブランケットもゴツくてクッション性があり快適。ちゃんと眠る時の掛ふとんとしての役割を果たしてくれる。さすがエミレーツ航空のビジネスクラスだけの事はある。
アイマスクとソックス
また、座席の棚には、ソックスとアイマスクのアメニティも用意されているので、なかなか飛行機で眠れない人はぜひ利用しよう。
個人モニター / 機内エンターテイメント
座席前には機内エンターテイメントの個人モニターが付いている。もちろんタッチパネル式で、様々な映画やゲームなどを楽しむことができる。
専用のヘッドホン
個人モニターの機内エンターテイメントは、座席に用意されている専用のヘッドホンで視聴する。ビジネスクラスのヘッドホンは高性能のものが用意されており、高品質の音で各エンターテイメントを楽しむことができる。
ドリンクホルダー
ドリンクホルダーには、ペリエ、エビアン、コーラといった清涼飲料水とグラスが準備されているが、常温保存のため、特に炭酸飲料に関してはそのままではヌルくてまずい。そのためCAさんに声をかけて氷をもらうのがおすすめだ。
天井の設備
天井の設備は、読書灯と送風機が付いている。このあたりはエコノミークラスのものと変わらない。
マガジンポケットの中身
座席のマガジンポケットの中には、機内エンターテイメントの案内、旅行雑誌、免税品カタログ、安全のしおりなどが入っている。
エミレーツ航空 EK316 機内ドリンクメニュー
私達が搭乗したエミレーツ航空(A380)EK316便の機内ドリンクメニューは以下のようになっていた。かなり種類が多く、カクテル類も充実していて魅力的だ。
またワインセレクションも、通常、他航空会社のビジネスクラスのワイン類は市場価格で3,000円前後のものが多いのだが、このエミレーツ航空のワインは、市場価格でフルボトル1本5,000円〜8,000円するぐらいのものが用意されておりなかなか高価。さすがドバイが誇るエミレーツ航空さんというわけだ。
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスのアメニティ
気になるエミレーツ航空 ビジネスクラスのアメニティポーチも見てみたい。エミレーツ航空のアメニティにはハイブランドのブルガリのものが用意されており、男性と女性とで少し内容も異なる。
女性用アメニティポーチ
女性用アメニティポーチの中身。内容は、ボディローション(ブルガリ)、乳液(ブルガリ)、香水(ブルガリ)、ハンドクリーム、ティッシュ、おしぼり、コーム、歯磨きセット、手鏡が入っていた。
男性用アメニティポーチ
男性用アメニティポーチの中身。内容は、ボディローション(ブルガリ)、シェイブバーム(ブルガリ)、香水(ブルガリ)、制汗剤、ティッシュ、おしぼり、コーム、歯磨きセット、シェーバー、シェービングフォームが入っていた。
エミレーツ航空 ビジネスクラス 機内のトイレ
エミレーツ航空のビジネスクラス用機内のトイレは、ビジネスクラス前方と後方の機内ラウンジの奥に用意されている。
トイレ内の設備
トイレ内の設備。トイレはウォッシュレットではないが、除菌スプレーや、コロン、歯磨きセット、ハンドクリーム、うがい用カップといった充実したアメニティが用意されている。また便座横にはおむつ替え台にも利用できる収納ベンチ、鏡の台横には電源タップ、送風機なども備わっている。
また、手拭き用アイテムにはティッシュだけでなく使い捨てのタオルも置かれている。なお、タオルというと捨てて良いのかどうか迷うかもしれないが、使い捨てなので躊躇無く洗面台横に備え付けられているゴミ箱に入れよう。
予備のアメニティ
また送風機下の引き出しには、予備の歯磨き、サニタリータオルなどのアメニティが備わっているので、必要に応じて利用しよう。
エミレーツ航空 ビジネスクラス 離陸前の機内サービス
それでは、エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの離陸前の機内サービスを見ていきたい。
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エミレーツ航空 ビジネスクラスのウェルカムドリンク
エミレーツ航空 ビジネスクラスに搭乗すると、まずは離陸前のウェルカムドリンクサービスが行われる。いただける飲み物は、ソフトドリンク、もしくはシャンパン(モエ・エ・シャンドン アンペリアル ブリュット)。また、ウェルカムドリンクに加えて、機内食メニューとワインメニューもいただくことができる。
おしぼりサービス
ウェルカムドリンクの後はおしぼりサービス。
機内安全ビデオ
おしぼりサービスの後は飛行機は離陸準備に入り、機内では個人モニターを使った機内安全ビデオの放送が行われる。エミレーツ航空 EK316便(ドバイ→大阪・関西)の機内安全ビデオは、英語、アラビア語、日本語で行われる。内容は真面目な感じで特にこだわったものにはなっていない。
エミレーツ航空 ビジネスクラス 離陸後の軽食サービス
飛行機が離陸してしばらくすると軽食サービスが始まる。このフライトは夜中のフライトとなるため、機内の照明は暗いナイトモードとなっている。この軽食サービスはもちろんキャンセルすることもできるが、せっかくのビジネスクラスのフライトなので、私達はもちろんいただくことにする。
この私達が搭乗したエミレーツ航空 EK316便 1回目の軽食サービスは以下の中から好きなメニューを一つ選択することができた。
そこで私はお寿司の盛り合わせ、ミヅキは鶏カツを頼んだが・・・
二人共、お寿司がやってきた(笑)
しかし、軽食料理にやってきたのは二人共「お寿司の盛り合わせ」だった(笑)。CAさんが間違えたか、料理の在庫が無かったかは定かではないが、まぁビジネスクラスと言えど、料理が間違って出てくることは他の航空会社でもあるし、CAさんも忙しそうだったので、ここはおとなしくこのお寿司の盛り合わせをいただくことにした。
エミレーツ航空(A380)4万フィート上空の機内ラウンジ
さて、軽食の後は就寝タイムとなるが、せっかくのエミレーツ航空 A380のビジネスクラス。ここはあの4万フィート上空の機内ラウンジへと向かってみたいと思う。ラウンジのある場所は飛行機2Fの機尾側。ビジネスクラスのレストルームの手前のエリアがラウンジスペースとなっている。
機内ラウンジの中の様子
エミレーツ航空 A380 の機内ラウンジの中の様子がこちら(360度写真 / ドラッグしてお好きな角度からどうぞ)。中央にはCAさんが待機しているバーカウンター、ラウンジの両脇にはカウチソファが置かれているなど、飛行機の中とは思えない豪華な設備が整っている。
バーカウンターとラウンジメニュー
中央のバーカウンター。私達があちこち写真を撮っていたら、CAさんが私達2人の写真を、なんとバーカウンターのところで撮ってくれた。ありがとうございます♪
ラウンジでは、このカウンターのところで注文すれば、飲み物や食事などを用意してくれる。また、カウンターには軽食なども準備されているので、お好きに持っていくこともできる。なお、今回私達が搭乗したときに用意されていたラウンジメニューは以下の通り。
カウチソファ
機内ラウンジの両脇に置かれている長いカウチソファ。ここには3人ぐらいはゆったり座って寛ぐことができるので、仲間同士などでお酒を飲みながら会話を楽しむことができる。
カウンター上のスイーツ
バーカウンター上には色とりどりのスイーツも用意されている。シャンパンやワインによく合いそうなセレクションだ。
本格的なカクテルも楽しめる
また、このエミレーツ航空 A380 ビジネスクラスは、最初の方に紹介したとおり機内メニューで本格的なカクテルも各種用意されており、ラウンジでも同じメニューをリクエストすることが可能。
私達もトロピカルカクテルの定番、モヒートを作ってもらったが、ちゃんとグラスにミントと砂糖を入れて本格的に作っていて味も美味しかったなぁ。
就寝タイムの機内の天井
ラウンジも堪能したところで、そろそろ座席に戻って一眠りすることにしよう。就寝タイムの機内の天井にはLEDで星空模様に薄っすらと光っている。
機内エンターテイメントで楽しむ
ミヅキは寝るのがもったいないとのことで、個人モニターの機内エンターテイメントで映画を見て過ごしていた。なお、映画は日本語に対応していないものも多い。
エミレーツ航空(A380)EK316便 ビジネスクラスの機内食
そうしてぐっすりフルフラットベッドで眠って到着2時間ほど前。お待ちかねの機内食タイムがやってきた!今回の私達のEK316便(DXB→KIX)で用意されていた機内食は「洋食」と「和食」の2タイプ。
今回のEK316便のフライトは、長い年末年始旅行の〆のフライト。久しぶりに日本料理が食べたいということで、二人共「和食」メニューをいただくことにした。
和食メニューの内容
その私達がチョイスした和食メニューがこちら。食事は朝食となるためか、簡単なワンプレートでやってきた。器などは陶器製のものが使われていてビジネスクラスらしい雰囲気ではあるが、内容はエコノミークラスとあまり変わりない雰囲気・・・かな。少し期待していただけに、この機内食はちょっとだけ残念だった。お味はそこそこ。
9時間のフライトで関西空港へ到着!
そうして、約9時間のフライトを終え、私達は最終目的地である大阪・関西空港(KIX)へ到着した。エミレーツ航空のA380 ビジネスクラスはフルフラットで快適に眠れるため、長時間フライトであったとしてもぐっすり睡眠を取るとあっという間に目的地にたどり着いてしまう。
本当はもっと色々とこのビジネスクラスを満喫したかったが、私達のエミレーツ航空のビジネスクラス体験はここで終了となった。
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの評価は?
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの詳細はいかがだっただろうか。座席のフルフラットリクライニングや、各設備やアメニティの充実度、そして空の上の機内ラウンジ、機内食のドリンクメニュー・・・などなど、ハード面では他の航空会社よりもかなり上質なサービスが楽しめるビジネスクラスとなっている。
しかし、このエミレーツ航空 A380は、ビジネスクラスの座席数もかなり多いため、その分、CAさんからのソフト面でのサービスは他の航空会社のビジネスクラスと比べるとちょっと希薄で、流れ作業的な印象も受けた。その部分では、私達的にはこのエミレーツ航空 A380 ビジネスクラスの評価は少し下がってしまうが、それでも設備的なアドバンテージは、他の航空会社に比べて非常に高いので、ぜひ利用してみてほしいと思う。
それでは、エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスで、快適な空の旅を!
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