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ベトナム航空 B787-9 エコノミークラス 大阪⇔ホーチミン / 搭乗記
ベトナム航空 B787-9(VN321:大阪→ホーチミン)エコノミークラスの搭乗レビュー!
スカイチーム アライアンスに所属するベトナム航空の B787-9(B789)エコノミークラスに、大阪→ベトナム・ホーチミンのフライト VN321便(ANAとの共同運航便 / NH9705)に搭乗してきたので、その機材の座席や設備、そして機内食を実体験レポート!
ベトナム航空は、最近ではANAとの業務提携も行っており、またスカイトラックス社の格付けで4スターエアラインにも選ばれている航空会社。昔私達が利用していた頃よりも機内サービスも強化されているはずなので、今回の搭乗でそのベトナム航空・エコノミークラスの実力を見ていきたいと思う。
搭乗ゲートを抜けて飛行機へ
優先搭乗が開始され、私達も搭乗ゲートを抜けて飛行機へと向かう。なお、ベトナム航空では出発の15分前にはゲートが閉まってしまうので、飛行機には乗り遅れないように注意しよう。
ベトナム航空 B787-9の搭乗口は2つ
今回のベトナム航空 B787-9(VN321)の搭乗口は、ビジネスクラスとエコノミークラスで2手に分かれている。もちろん私達のチケットは格安航空券・エコノミークラスなので右側のエコノミークラス方面へと進む。
飛行機入り口には新聞サービス
飛行機に乗り込む入口付近には、新聞サービスが用意されており、好きな新聞を中に持って入ることもできるようになっている。
ベトナム航空 B789(VN321便)の機内と座席表 / 座席マップ
ベトナム航空 B787-9 / B789(VN321便)のエコノミークラス 機内の様子がこちら。座席配列は3-3-3のオーソドックスな座席マップとなっており、一番後ろの窓側の席のみツインシートの設定がある。なお、今回私達が搭乗した座席は下の座席マップの緑(16G、16H)の場所。
今回のベトナム航空 B789の機材はビジネスクラスとエコノミークラスの設定しか無い座席設定となっているが、機材によってはプレミアムエコノミークラスが用意されている機材もある。
ベトナム航空 B789(VN321)エコノミークラスの座席
ベトナム航空 B789 エコノミークラスの座席がこちら。肘掛け部分にコントロールパネルが備わっており、座席にはミニピロー(枕)とブランケットのアメニティも用意されている。頭の部分には高さと角度を調整できるヘッドレストも付いている。
ベトナム航空 B787-9(VN321)の座席スペックは横幅 約17.5インチ(約44.45cm)、縦幅32インチ(約81.28cm)と、レガシーキャリア国際線の普通の広さが確保されている。
ベトナム航空 B789(VN321)バルクヘッド席
私達が搭乗したエコノミークラスのバルクヘッド席(16列目 / エコノミークラス最前列)はこちら。
バルクヘッド席のシートピッチ
このバルクヘッドシートは最前列のため肘掛けは上がらない仕様になっているが、シートピッチ(座席の縦幅)は41インチ(約104cm)ほどあって超広々。
足元広々のバルクヘッド席
実際のエコノミーバルクヘッド席の足元の様子がこちら。これだけレッグスペースが広いとかなり快適。デルタ航空ゴールドメダリオン資格があれば空港チェックインの際にリクエスト可能なので、座ってみたい人はカウンターで聞いてみよう。
エコノミークラス席のリクライニング
ベトナム航空 B789(VN321)エコノミークラス席のリクライニングしたところ。見て分かる通り、リクライニングは気休め程度。この角度は腰痛持ちにはちょっと辛い角度だ。
席に用意されている雑誌類
前面のポケットに用意されている雑誌類がこちら。免税品販売の冊子に、個人モニターのエンターテイメント案内、そしてベトナム航空が作っている月刊誌のような雑誌「FASHION」と「HERITAGE」が1冊ずつ。
個人モニター
このベトナム航空 VN321便(B789)は国際線なので、個人モニターの機内エンターテイメントも用意されている。ただし、機内エンターテイメントは日本語に対応はしているけれど、中に入っている映画やテレビ番組は日本語非対応のものも多く、日系航空会社のフライトに比べると映画などの選択肢は少ない。
また、座席の電源についてであるが、このバルクヘッド席に設置されている折りたたみ式の個人モニターにはスマホを充電するUSBポートなどは付いておらず電源を確保することはできないが、後ろの座席の個人モニターにはUSBポートが付いており、スマホなどの電源を確保することができる。このエコノミークラス一番前の座席は、足元広々だけど電源が無いので注意しよう。
座席のコントロールパネル
バルクヘッド席の座席コントロールパネルは肘掛けの下に備わっている。このコントローラーでオーディオチャンネルを操作したり、座席の読書灯、CAさんのアテンダントボタンを操作することができる。
読書灯と送風機
ベトナム航空 B789の座席の天井には、ベルトサインのランプに、読書灯、そして送風機も備わっている。機内の温度は暑くもなく寒くもない快適な気温が保たれている。
壁にもモニター
また、各エリアの一番前の壁あたりにもモニターが用意されていて、ベトナム観光のPRなどが放映されたりしている。
機内のトイレもチェック
さて座席周りの設備をチェックしたところで、機内のトイレも見ておきたい。エコノミークラスのトイレは、前方、中程、後方の非常口付近に設置されている。
機内のトイレの中
そのトイレの中がこちら。おむつ替え台も備わっている。また、エコノミークラスには珍しく、歯磨きセットとひげ剃りも少量だけ用意されているのにもびっくり。また、トイレの状態は、フライト中常に良好に保たれており、非常に高感度が高い。このトイレがキレイかどうかだけでもフライト体験が大きく変わってくるが、このあたりにちゃんと力を入れているあたり、ベトナム航空のフライトに対する頑張りを感じる。
ベトナム航空 VN321(B789)の機内サービス
ベトナム航空 VN321便(B789)も関西空港を飛び立ち、ベルトサインが消えて機内サービスが始まった。窓の外にはでっかい雲。下の天気は悪そうだなぁ。
おしぼりサービス
機内サービスの最初はおしぼりの配布。使い捨てのウェットタオルがエコノミークラス全員に配られる。
おつまみとビール
私達は最初の飲み物はビールを選択。「ビールをください」というと、CAさんはサッポロビールを用意してくれたが、私はあえてベトナムのビールをリクエスト。すると、CAさんは、サイゴンビールとHALIDAビールを見せてくれる。私はこのHALIDAビールをいただくことにした。
HALIDAビールというのは、象ラベルが特徴のベトナムビールで、飲み口はまぁまぁ味が濃い。グラスに氷を入れて飲むとちょうどよい感じになりそうなビールだなぁなんて。とにかく、今回の久しぶりのベトナム航空さんのフライト搭乗に乾杯だ!
エコノミークラスの機内食メニュー
おつまみ&飲み物と一緒に配られたのは、エコノミークラスの機内食メニュー。こちらはフライトの最後に回収となる。
VN321 大阪→ホーチミンシティの機内食
大阪・関西発、ベトナム・ホーチミンシティ行きのフライトの機内食は「昼食 / ランチ」メニューになっており、今回のフライトでは、和食(Japanese Style)と洋食(Western and Asian Style)からチョイス可能。和食のメインは他人丼、洋食のメインはサーモンホワイトソースとなっているようだ。
ベトナム航空 VN321 エコノミークラスの機内食:和食
ベトナム航空 VN321 エコノミークラスで私(モリオ)がチョイスした機内食は和食の他人丼。付け添えのおかずは筑前煮などの煮物が用意されている。また、デザートにはまんじゅうが付いているなど、まさに和風の弁当スタイルとなっている。
ベトナム航空 VN321 エコノミークラスの機内食:洋食
ミヅキがベトナム航空 VN321 エコノミークラスの機内食で選んだのは洋食。注文する際には「Western ウェスタン」と言えばOKだ。洋食のメインはサーモンのホワイトソース、パスタ付き。付け添えにはサーモンサラダとフルーツが用意されている。デザートにはココナッツマンゴームース。ベトナムらしいデザートだ。
サーモンはハズレ?
この機内食を口に入れたミヅキは、しばらくすると私の方を向いて一言。
ミヅキ: 「ちょっと食べてみる?」
こんな風に言ってくるときは、大概不味いことが多い(笑)。
モリオ: 「うん?まずいん?w」
ミヅキ: 「・・・ちょっと。」
どうやらサーモンの生臭さのようなものが、ホワイトソースで強調されたような、そんなお味に仕上がっていた。ベトナム航空さんでは、魚より肉のほうが無難・・かもしれない。いや、単に私達が魚より肉が好きなだけかも知れないがw
塩コショウも付いている
このベトナム航空 VN321 エコノミークラス の機内食には、カトラリーと一緒に塩コショウも用意されている。ちょっと口に合わない味も、塩コショウをかければなんとか食べられることも多い。機内食でハズレを引いてしまったときには、このソルト&ペッパーが救いになってくれるはずだ。
食事中にワインも振る舞われる
機内食を食べていると、今度はCAさんがワインのボトルを持って各座席を回ってきた。どうやら機内食中のワインサービスも提供しているようだ。ベトナム航空さん、機内サービスにちゃんと力入れてるんだなぁと感心。
食後のコーヒー or お茶
そして食後にはコーヒーや紅茶のサービスも用意されている。機内食は当たり外れはあるものの、サービスの内容は、以前乗ったときよりもさらにきめ細やかになっているような、そんな印象を受ける機内サービスだった。
飛行機の機内の明かりが落とされリラックスタイム
機内食タイムが終わると、飛行機の明かりが落とされリラックスタイム。あとは到着まで思い思いの時間を過ごすことになる。なお、このベトナム航空 VN321(B789 / 大阪→ホーチミンシティ)の機内は至って静かだった。
ホーチミンシティに到着!
そうして約5時間のフライトの末、私達のフライト VN321便(ベトナム航空)はベトナム・ホーチミンシティに到着した。窓からはホーチミンの町並み。
飛行機を降りる
ホーチミンに到着した私達は飛行機を降りる。なお、降機の際は、ビジネスクラスのゲストが専用のシャトルバスに乗って出発してからでないと、エコノミークラスのゲストが飛行機を降りることができないようになっていた。これは、ビジネスクラス利用のゲストにとっては嬉しいサービスではないかと思う。まぁその分、エコノミークラスのCAさんの笑顔は少なめではあったが(笑)。
シャトルバスでターミナルへ移動
飛行機を降りてからは、このシャトルバスに乗ってホーチミン・タンソンニャット国際空港の到着ターミナルに移動することになる。おつかれさまでした♪
ベトナム航空 B787-9(VN321)エコノミークラスに搭乗してみて
ベトナム航空 B787-9(VN321 / 大阪・関西 10:30発 → ベトナム・ホーチミンシティ 13:45到着)エコノミークラスに搭乗してみて、座席の快適さも至って普通、機内食もそこそこと、なかなか快適なフライトだったのではないかと思う。もちろん、私達もまた乗る機会があればリピートしたいと思うフライトだった。
東南アジアの航空会社ということで、安い航空券を見つけても「どうしようかなぁ・・不安だなぁ・・」と思っている人に、この搭乗記 / レビューが参考になれば幸いだ。それでは、ベトナム航空さんで快適な空の旅を!
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