クルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」
セレブリティ・クルーズのミレニアム級のクルーズ船「セレブリティ・ミレニアム - Celebrity Millennium」の見学会@神戸・ポートターミナルに参加してきたので、船の中の様子などを詳細にレポート!
クルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」は、2000年に就航を開始したプレミアムクラスのクルーズ船で、乗客定員数は2218人、乗組員数999人を誇る9万トンクラスのクルーズ船。セレブリティクルーズが5億ドルを掛けて行っている巨大なクルーズ船リノベーションプロジェクト「セレブリティ・レボリューション」にて最初に改装を終え、今回神戸港へとやってきたセレブリティ・ミレニアム。
果たして、セレブリティ・ミレニアムの船内にはどんなラグジュアリー空間が広がっているのか。クルーズ旅行はまだカジュアル船に乗ったことしか無いモリオとミヅキが、そのクルーズ船内の様子を、ドキドキしながらレポートしていきたいと思う♪
なお、このセレブリティ・ミレニアムの特集記事は情報が膨大なため、かなりの長編となっているがご了承いただきたい。では行ってみよう!
セレブリティ・ミレニアム見学会@神戸ポートターミナル
セレブリティ・ミレニアム見学会が行われたのは、ここ、神戸ポートターミナル。この港は、大型クルーズ船が、日本周遊クルーズをする際の停泊港の一つとしても有名な場所で、今回の見学会では、セレブリティクルーズのメルマガ登録をしている人の中から抽選20名と、各旅行代理店のスタッフの人たちが参加した。
セレブリティ・ミレニアムは、2019年2月に大改修工事が終わり、いち早く日本周遊クルーズを開始。春と秋に計4回の日本周遊クルーズを予定しており、今回はその春の日本周遊クルーズ(14泊)の旅程で、この神戸港に停泊中。
昨今の日本旅行ブームの影響により、なんと!今回のクルーズ旅程は、日本周遊クルーズにもかかわらず、約2,000名の乗客の内、9割以上が外国人ゲストの参加となっているのだそうだ。恐るべし、日本旅行の人気度だ。
旅行代金はザクッと調べたところ、一番安い内側キャビンで、一人だいたい20万円前後から。プレミアム船なのでお値段もなかなかだなぁと思ったりもするが、今回のクルーズ旅程は14泊。1泊あたり1.4万円ちょっとで、毎日の朝食、昼食、コースディナーが付いて、ラグジュアリーなクルーズ船で日本を一周し、韓国まで行くと考えると・・・これは、かなり安いだろう。
神戸ポートターミナルの駐車場
さて、ちょっとここでこの神戸ポートターミナルの駐車場の情報を。この神戸ポートターミナルには、モノレールのポートアイランド線(神戸新交通)を使って三宮駅からアクセス可能だが、ポートターミナルの入り口を奥に進むと駐車場(一日最大料金900円)も用意されているので、車で訪れることも可能となっている。
※ イベント時は満車となってしまうことも多いので注意。
クルーズ船内通路を歩く
入り口でID(パスポート or 免許証)を見せて仮クルーズカードを受け取り、セレブリティ・ミレニアム船内へと入る。このクルーズ船は今まさにクルーズ旅程の真っ最中なので、見学会であっても実際のクルーズ旅行と同じセキュリティチェックを受けてから、クルーズ船内へと入場する流れとなる。この先は荷物のX線検査なども行われ、ようやく私達は、セレブリティ・ミレニアムの船内へとたどり着く。
セレブリティ・ミレニアムの見学会の風景
さて、今回私達にセレブリティ・ミレニアムを紹介してくれるのは、このセレブリティークルーズの日本総代理店を務めている「ミキ・ツーリスト」さんのスタッフ。今年(2019年)の秋には、ミキ・ツーリストさんが自社でこのセレブリティ・ミレニアムをチャーターして、日本周遊クルーズ(10泊11日 / 2019年9月22日のシルバーウィーク期間中に横浜港を出発) を企画しており、約2,000名の乗客のうち、約8割ほどは日本人旅行者をターゲットにクルーズ旅行の準備を進めていっているのだそうだ。うぅ・・・乗ってみたいなぁ。
新セレブリティ・ミレニアムで行く
日本周遊クルーズ 2019
秋のシルバーウィークに日本周遊する10泊11日のクルーズ旅行。今回のクルーズは、ミキ・ツーリストさんのチャーター便によるスペシャル運行となるので、通常のクルーズでは必ず必要となる
船内チップが今回のクルーズに限り無料 となっている。
また、船舶に関する国際法の関係で、ゲストは必ず外国の寄港地(この旅程では韓国・釜山)に立ち寄る必要があるが、そのルールさえ守れば、
区間乗船も可能 (北九州で乗船→金沢で下船、釜山で乗船→横浜で下船、など)となっているので、11日の全旅程は無理であっても、自分の休みに合わせてクルーズ旅程を組み立てることもできる。もちろんその分、旅行代金は減った日数分の割引が適用される。(各港までの交通費は各自負担)
詳細はセレブリティクルーズ・本サイトを参照
セレブリティ・ミレニアム:プラザデッキ(Deck3)
MAP:船首側(↓にスクロール)
船尾 - BACK
出展:セレブリティ・ミレニアム / デッキプラン - セレブリティクルーズ
船内に入ってまず最初に訪れたエリアは、レセプションデスクや寄港地観光デスクなどが集まるデッキ3:プラザデッキの中央エリア。私達が訪れた時は、ちょうどクルーズスタッフの避難訓練が行われており、至る場所に救命胴衣を着たクルーの姿が見受けられた。
なお、このデッキ3にはレセプションなどの他に、会議室(Conference Center)や客室(キャビン)なども設置されている。
中央の大理石の階段
ロビーエリア中央には、シックで高級感のある大理石で作られた階段がゲストを迎えてくれる。そして階段の両端はエレガントなカーテンデコレーション。この場所では、クルーズ航海中には、たくさんのゲストがおしゃれに着飾って思い思いの記念写真を撮影していくという、フォトジェニックな空間になっている。
レセプションカウンター
ゲストの総合案内などを司る、メインレセプションが大理石の階段を降りた突き当りに置かれており、コンシェルジュデスクもその隣に配置。デスクの照明も落とし目に設定されており、高級ホテルさながらのレセプションブースとなっている。
寄港地観光デスク
ロビーエリアの片側には、寄港地観光デスクが置かれている。デスクのインテリアデザインはレセプションと同じに統一されており、フロアの端部分には座ってくつろげるチェアスペースも確保されている。
セレブリティ・ミレニアム:エンターテイメントデッキ(Deck 5)
MAP:船首側(↓にスクロール)
船尾 - BACK
出展:セレブリティ・ミレニアム / デッキプラン - セレブリティクルーズ
プラザデッキを見学後、私達は、中央エレベーターを使って、レセプションロビーのあるデッキ3から、バーやカフェ、ショップなどが集まるデッキ5:エンターテイメントデッキに移動。エレベーター周りの内装も高級感があり、デッキの案内もおしゃれな間接照明が施されていたりと、ラグジュアリーホテル張りの雰囲気。プレミアムクラスのクルーズ船でも、頭一つ飛び出たラグジュアリー感が、細部に渡って演出されている。
ジェラテリア / Gelateria
エレベーターエリアを出てすぐには、カウンターが置かれたカフェスタイルのお店「ジェラテリア / Gelateria」を発見。
美味しそうな各種ジェラート
そのジェラテリアのショーウィンドウの中には、カラフルで美味しそうな各種ジェラート / アイスクリームが並べられている。チョコレート、バナナ、ラズベリー、ラムレーズン・・・などなど、思わず注文したくなるような、魅惑のジェラートがゲストの食欲をそそる。
カフェアルバーチョ / Cafe al Bacio
ジェラテリアから「Grand Foyer - 中央ロビースペース」を挟んで向かいにあるのは、イタリアンカフェスタイルのお店「カフェアルバーチョ - Cafe al Bacio」。ここではコーヒーや紅茶などの飲み物をいただける他、カルアなどのリキュールを使った、コーヒーカクテルも楽しめる。
コーヒー類のお値段は、5ドルぐらいから、コーヒーカクテル(アルコール類)は8ドルぐらいから。ラグジュアリー船の船内のコーヒーなどはもっと高いのかと勝手に想像していたのだが、カジュアル船とほぼ同じでビックリ!
コーヒー類を頼めば「食べ放題」
カフェアルバーチョで飲み物を注文すると、ショーウィンドウに置かれている、カップケーキやクッキー、デニッシュなどの各種スイーツは食べ放題・・・と、とってもお得!ちょっと小腹が空いた時には重宝しそうなカフェ施設だ。
ショップエリア
カフェエリアをセレブリティ・ミレニアム船首側に進んでいくと、現れてくるのがショップエリア。香水を始めとする定番アイテムのショップから、セレブリティクルーズのグッズを扱うお土産屋さん、リカーショップ、ジュエリー、そしてハイブランドのブティックまで、白を基調としたエレガントなフロアでは、ショッピング欲を満たしてくれる店舗がずらっと並んでいる。
中央にはソファスペース
このショップフロアのプロムナード中央には、ゆったり座れるおしゃれなロングソファも設置されている。
お買い物に疲れたら
ショッピングは真剣に商品を見るので、どうしても疲れてきてしまうが、このセレブリティ・ミレニアムのお買い物タイムでは、疲れたらお店を出てちょっと休憩・・・なんてことも気軽にできる。長い時間のお買い物に慣れていない男性陣にとっても、このロングソファスペースは、きっと憩いの空間になってくれるはずだ。
お店の店内も「ホワイト」
このショップフロアは白を基調とした内装になっているが、店舗内のインテリアもエレガントなホワイトでまとめられていて統一感がある。このお店は時計屋さんだが、ショーウィンドウの中にはロレックスなどの高級腕時計なども並んでいる。
Apple製品も売ってるの?
またこのショップフロアで、私が個人的に目を奪われたのは、こちらのApple社のMac製品の広告をデカデカと表に出しているお店「Celebrity Innovations」。お店の名前の下にはアップルマークに「Authorized Reseller」のロゴ。この「Apple Authorized Reseller」というのはApple社と正規契約を結んでいる小売店のことだが、まさかこの店舗では、iPhoneなんかの商品を免税価格で買うことが出来たりするのだろうか・・・。残念ながら今の時間はお店が開いていないのでお値段の確認はできず。残念だ。
次回クルーズ案内デスク / Future Cruise Vacations
また、ショップフロアの一角には、次回のセレブリティクルーズ を案内してもらえる「Future Cruise Vacations」のデスクも用意されている。クルーズ旅行は一度行くとその楽しさにハマり、リピートする人が多いためこういったリピーター向けの案内デスクもかなりの需要がある、というわけだ。
ザ・シアター / The THEATRE
ショップフロアを船首側に抜け、次に私達が訪れたのはこちら「ザ・シアター / The THEATRE」。クルーズ船内で毎日ショーが行われている、このセレブリティ・ミレニアムの船内ハイライトの一つと言える場所だ。
ショーは、食事のファーストシーティング(18時頃からのディナープラン)、セカンドシーティング(夜20時頃からのディナープラン)に合わせて2部制で開催されている。ショーの内容はもちろん見学会では見ることは出来ないが、ショーのクオリティの高さでも定評のロイヤルカリビアン傘下のクルーズ船なので、期待を超えるショーを毎夜見せてくれるに違いない。
シアターの中の様子
メインシアターの中の様子がこちら。シアターは船首側にあり、デッキ4、デッキ5からアクセスすることができる、三層吹き抜けの会場となってる。収容人数は約900人と本格的な、スモールラグジュアリーな劇場となっている。現在は、下階を使ってクルーズスタッフの避難訓練の真っ最中。
各席にガラステーブル
実際にシアターの席に座ってみる。各テーブルには間接照明付きのラグジュアリーなサイドテーブルが設けられており、実際にショーを見ながら、お酒などを楽しむことが出来るようになっている。客席のデザインも高級感があってステキ。さて、そろそろザ・シアターを後にしよう。
デッキ5の船尾へ
セレブリティ・ミレニアムの船首側にあるシアターを抜け、私達は再びデッキ5:エンターテイメントデッキの船尾側へと向かうことに。フロアの各場所には、こんな感じでソファとテーブルなどが並べられており、好きな場所でくつろいで楽しむことができる。
壁には絵画や写真
また、船内の通路の壁には、絵画や写真などのアートも飾られていて、ただ船内を散歩しているだけでも楽しい雰囲気になっている。
スペシャリティレストラン:SUSHI ON FIVE
デッキ5の中央後ろ寄りに発見したのは、和食 / 寿司&アジア料理レストラン「SUSHI ON FIVE」。このレストランはクルーズ料金には含まれていない有料のスペシャリティレストランになっており、ここの全メニューを監修しているのはなんと!日本人シェフ。外国船の船ではあるが、日本人に親しみのある本格的な和食料理の味を楽しめる、というわけだ。
「SUSHI ON FIVE」店内の様子
「SUSHI ON FIVE」の店内の様子がこちら。日本の椅子を思わせるチェア、そして黒いテーブルが和モダンな雰囲気を醸し出しており、床は深いパープルにイエローといった大正ロマンを思わせるレトロでモダンなパターン柄。このジャパニーズモダンな世界観が漂う店内では、一体どんな和食が楽しめるのか。エントランスにメニューが置いてあるので、ついでにチェックしてみよう。
スペシャリティレストラン「SUSHI ON FIVE」のメニュー
そのメニューの一部をピックアップして見てみると、エビの天ぷらうどん(11ドル)、ロブスターラーメン(豪華!13ドル)、鉄火巻(8ドル)、刺身が乗ったグリーンサラダ(8ドル)などなど。この他ランチのコースメニューなどもあるようだが、価格帯的にはハワイなんかで食べる日本食の価格帯に近いというか、、、むしろ安い!
このリーズナブルさで美味しい日本食をいただけるのは嬉しい。日本食が恋しい時に食べに来るのも良いかもしれない。日本周遊クルーズの場合は、寄港地観光で各地方の日本食を食べに行くこともできるから日本食が恋しくなることは少ないかもしれないけれど、アラスカクルーズなど外国航路メインの時などはこの日本食スペシャリティレストラン「SUSHI ON FIVE」は心強い存在に違いない。
ワインバー・セラーマスターズ / Cellar Masters
スペシャリティレストラン「スシオンファイブ - SUSHI ON FIVE」の外には、様々なワインが楽しめるワインバー・セラーマスターズ / Cellar Mastersがある。
おしゃれなワイングラスなど
ワインバーのテーブルには、おしゃれなワイングラスが置かれている。ここも夜の時間帯になれば、様々なゲストがやってきてワインを楽しんでいるのだろう。
アクアクラス専用レストラン・ブルー / BLU
このセレブリティ・ミレニアム には、メインレストラン(無料で食事をいただけるメインダイニングレストラン)として、3クラスのメインダイニングが用意されている。まず最初のメインダイニングとして紹介するのはこちら、アクアクラス専用レストラン「BLU - ブルー」。
このレストランはデッキ5の後方、船首に向かって左側にあるメインレストランで、「アクアクラス」と呼ばれるキャビンクラスに宿泊のゲストのみが利用できるレストランとなっている。
アクアクラスとは
「アクアクラス」とは、「美」と「健康」をテーマにしたスペシャルプログラムプランの客室で、アクアクラスのゲストは、このレストラン・ブルーの他に、専用のスチームサウナ施設の無料利用や、スパの優先予約もできるという、女性や美容に関心のある人にとって憧れのクラスとなっている。価格帯は、最初の方に紹介した日本周遊クルーズ(10泊11日)の場合で44万円。キャビンは2人までなので、夫婦+子供といったゲスト構成では利用できない。
レストラン・ブルーの内側
今回のセレブリティ・ミレニアムの見学会では、嬉しいことに、メインダイニング・ブルーの中の様子も見学させてもらうことが出来た。そのブルーの中の様子がこちら。インテリアは白と青を基調とした、どこか地中海や、ギリシャのサントリーニ島などを連想してしまいそうな、エレガントモダンな雰囲気。
「青 / ブルー」は食欲減退の効果もある
この「青 / ブルー」をふんだんに使用した内装。実は青色と言うのは「食欲を減退させる効果」があることでも知られる色。「え!?レストランなのに食欲減退?」と思うかもしれないが、このレストラン・ブルーは、日と健康をテーマプランにした「アクアクラス」のゲストが訪れるメインダイニングのため、食べ過ぎはよろしくない。そこで、この食欲減退を誘うブルーを多用することで、食べ過ぎを防ぐことを狙ったカラー配色になっているのだそうだ。
また、このレストランで出てくる料理も、健康志向の食事メニューとなっており、お肉もヘルシーな鴨が出てきたり、、、と本格的なビューティースタイルなクルーズ旅行を体験できるのだ。クルーズ旅行は食事も多くてクルーズ旅行が終わるとちょっと太ってしまう。。。という傾向があるのだが、アクアクラスのプランにしておけば、そんな心配も少なくなるというわけだ。素晴らしい!
このBLUの内装や雰囲気は男の私が見ても「なんてラグジュアリーなんだ・・・」と感動するけれど、ミヅキは「うわぁ、ここ好き!」と目をキラキラさせている。男性以上に女性受けがいいようだ。
メインダイニング / レストラン「The Metropolitan Restaurant」
内側キャビンのゲストから、コンシェルジュクラスのゲストまでが利用するメインダイニング / レストランがこちらの「The Metropolitan Restaurant - ザ・メトロポリタン・レストラン」。レストランのフロアは、デッキ4、デッキ5のどちらからでもアクセスが可能な2層吹き抜け構造となっている。
食事はファーストシーティングとセカンドシーティングの二部制となっており座席指定制。ディナータイムには、ここで無料のコース料理を毎晩いただくことができる。
シックなトーンでまとめられており、大人の落ち着いた雰囲気。カジュアル船のキラキラ感とは違い、上質感が漂っている。まるで高級ホテルのレストランのようだ。
ラグジュアリーなハイバックチェア
客席のイス / チェアは、ノーマルな一人掛けソファのものもあれば、こんな感じでロイヤルな雰囲気のハイバックチェアなども用意されている。色もシャンパンゴールドと、なんだかとってもゴージャスな雰囲気の客席だ。
一番後ろは外が見える大きな窓
メインレストランの一番うしろには、大きな格子状の窓が付いており、外の風景を眺めながらの食事も楽しめるようになっている。中央部は8人席などのグループ席が多いが、後ろの窓に近いエリアには2人席も多く配置されているのも特徴的だ。
セレブリティ・ミレニアム:プロムナードデッキ(Deck4)
MAP:船首側(↓にスクロール)
船尾 - BACK
出展:セレブリティ・ミレニアム / デッキプラン - セレブリティクルーズ
さて、このメインレストランの中央の階段で私達はデッキ4に降りてきた。ここからは、スイートクラス専用のメインダイニング、同じくスイートクラ専用のラウンジ、そしてアミューズメントの中心であるカジノ、カクテルバーなどが集まるデッキ4 / プロムナードデッキとなるので、話を読み進める前に、上のデッキプランのマップに目を通して位置関係を確認しておいてほしい(現在位置は一番船尾 / 後ろ側)。
では、準備ができたら、お次はスイートクラスしか利用できないメインレストラン「Luminae - ルミナ」へと進んでいこう。
スイート専用ダイニング・ルミナ / Luminae
こちらが、スイートクラス専用のメインダイニング / レストラン「ルミナ - Luminae」のエントランス。場所的には、ちょうどデッキ5のアクア専用ダイニング「ブルー / BLU」の下ぐらいに位置しているダイニングだ。
ちょうど今日のディナーメニューがエントランスに出されていたので、チェックしてみたところ、今日のメインディッシュは、トルテリーニ(パスタ)、ブラックバス(お魚)、Guinea Hen(ホロホロチョウ・鳥?)、ラム・ロイン、ベジタブルカスレ(フランス南部の煮込み料理)が用意されているようだ。なかなか手の込んでそうな料理が並ぶスイートキャビン専用のレストラン。さすがだ。
スイート専用ダイニングの中の様子
こちらが、スイート専用ダイニング「ルミナ / Luminae」の様子。上のアクアクラスのレストランとは対照的に、こちらはベージュなどを基調としたエレガントシックなインテリアでまとめられており、全体的に温かみのある柔らかい色調で演出されたダイニングルームとなっている。
規模的にも、スイートクラス専用ということもあってこじんまりとしており、テーブルも2人席や、多くても4人席といった、プライベート感のあるテーブル構成となっている。
上品さが漂う食器類
このスイートクラス専用のダイニングの食器類をアップで一枚。ベージュや淡いブラウンと言った、優しさのある色使いに癒やされる、上品なトーンの食器やカトラリーが心地良い。ひとりひとりのスペースも広いので、ゆったり落ち着いて食事をすることができそうだ。
きれいに並べられている食器を見ているだけでも優雅でロマンチックな食事の風景が目に浮かぶ。ライティングもお料理が美味しく見えそうだ。ここで落ち着いて優雅にお食事をいただく・・・想像しただけでうっとりする。きっと夢のような時間を過ごすことができるだろう。
ランデブーラウンジ / Rendezvous Lounge
スイートクラス限定のメインダイニングを抜けて、私達はデッキ4の中央エリアにある「ランデブーラウンジ / Rendezvous Lounge」を訪れる。ここは、中央に簡易ステージを配置した、多目的イベントも開催されるラウンジとなっている。
エグゼクティブラウンジのような空間
このランデブーラウンジの特徴は、ナチュラルモダンな雰囲気のソファなどが並べられており、ホテルのエグゼクティブラウンジに訪れたような、そんなハイセンスな内装になっている。
一つ一つの家具がおしゃれ
ラウンジに置かれている家具も一つ一つが非常におしゃれ。何気なくミヅキが一枚写真を撮ってみたのがこちら。「本当にここは海の上なのか?」と思うほど、セレブリティの船内はセンスのいいインテリアでまとめられており、高級ホテルの中で過ごしているような雰囲気が漂っている。
デッキ4の中央フロア「グランドフォイヤー」へ
ランデブーラウンジを越えて、デッキ4 / プロムナードデッキの中央部へと差し掛かる。視線の向こうにはカジノ。その手前にはソファ、そして左手にはエレベーターフロアが現れる。ここは「グランドフォイヤー」と呼ばれる待合ロビーのような空間。ここで友達と待ち合わせをして、一緒にカジノへと向かう・・・なんてシチュエーションに利用できるロビースペースだ。
マティーニ・バー
グランドフォイヤーの一角には「MARTINI BAR - マティーニ・バー」。ここではマティーニをはじめとする、様々なカクテルが楽しめるカウンターバーとなっている。
このカクテルバーの大きな特徴は、カクテルが空気によって温まりにくいように、カウンターテーブルに氷が張られるのだ。氷の入ったカクテルは、時間が経つと薄まるし、マティーニもぬるくなってしまうとせっかくの味がぼやけてしまう。そうならないように、スチール製のテーブル部分を凍らせ、真っ白い氷状のテーブルにするというわけだ。
繊細なカクテルの味を出来るだけ長時間保てるように、様々な工夫が凝らされた、本格的で機能的なバーカウンター設備が整っている。どこまでもセレブリティだ。
また、このバーカウンターでは、フレアバーテンダー(ジャグリングなどのアクロバティックな技術でカクテルを作るバーテンダー)によるパフォーマンスも繰り広げられるとのことなので、乗船した際は一度はここで美味しいカクテルと一緒に、その芸術的なジャグリングパフォーマンスを楽しみたい。
クラッシュバー / Crush Bar
マティーニ・バーの隣には「クラッシュバー / Crush Bar」と名付けられたバーカウンターも設置されている。営業時間になると、このテーブルの中央にはクラッシュアイスが敷き詰められ、そこにシャンパンボトルなどを突き刺して、保冷することができるのだそうだ。
カジノへGO!
グランドフォイヤーを船首側に抜けた先には、遊び好きさんにはたまらない、クルーズ船のハイライトの一つとも言える「カジノ」が現れる。
カジノ内の様子
カジノ内の様子がこちら。通常、クルーズ船内でカジノでの写真撮影は禁止となっているのだが、今回は営業時間外の見学会という事もあり、特別に写真撮影をすることができた。カジノテーブルを取り囲むカウンターチェアの背もたれなんかゴールドの配色が施されていてゴージャスな雰囲気。今日の夜も、ギャンブラー達による熱い闘いが繰り広げられるのだろう。
スロットマシーンはハイテク
セレブリティ・ミレニアムのカジノ内に置かれている(多分)スロットマシーンがこちら。画面は大きな電子式モニターで、操作パネルもタッチ式と超ハイテクだ。なお、カジノで遊ぶ場合は、現金(米ドル)が必要となる。船内でも引き出しや両替が可能であるが、5%の両替手数料が掛かってくるので、できるだけお得にカジノで遊びたい場合は、予め米ドルを持参して乗船したほうがお得だ。
クルーズ船「The Olympic」ミュージアム
セレブリティ・ミレニアムのデッキ4。カジノからさらに船首側に抜けた場所。マップの「カジノ」と「ザ・リトリート・ラウンジ(スイートクラス専用ラウンジ)」の間に少しくぼんだような空白スペースがあるのだが、それがこちら、クルーズ船「The Olympic」のミュージアムのような場所になっている。
クルーズ船「オリンピック」
クルーズ船「オリンピック」はご存知だろうか?この船は、イギリスのホワイト・スター・ライン社が1911年に就航を開始したクルーズ船で、処女航海中に沈没してしまったタイタニック、就航から1年を待たずして沈没したブリタニックとは姉妹船にあたるクルーズ船だ。(この3つの巨大クルーズ船をまとめてオリンピッククラスとも呼ぶ)
このオリンピックは、就航後、1935年の引退まで活躍し、引退後は解体されることになるのだが、当時の贅を尽くした豪華な内装は大変人気があったため、オークションに掛けられ、その結果、イギリスの婦人が買い取り自分の屋敷の内装に使われることに。さらにその婦人の没後、オリンピックの内装が使われた屋敷もオークションに掛けられる。それを落札したのが、このセレブリティークルーズを傘下に持つ「ロイヤル・カリビアン」社で、現在はこのリノベーションが完了したセレブリティ・ミレニアムの一角にこうして飾られることになったのだ。
オリンピックの鐘
歴史的なクルーズ船「オリンピック」では、現在のクルーズ船のように船内アナウンスなどは無く、この鐘の音色を使って、乗船ゲストに様々な合図を送っていたのだそうだ。こんなクルーズ船の歴史が刻まれた、セレブリティ・ミレニアムの船内。
ハイテクな現在のクルーズ船に乗り、この場所で昔にさかのぼって、当時のクルーズ旅行の航海に思いを馳せる・・・って、なんだかロマンチックだなぁ。クルーズ旅行好きにはたまらない空間、それがこのデッキ4のオリンピック・ミュージアム(勝手に命名)だ。
アートギャラリー
オリンピックの美品展示コーナーの反対側には、様々な絵画が展示されたアートギャラリースペースが置かれている。
よーく見るとディズニーの油絵
さて、このアートギャラリーに置かれている絵画は油絵タッチのものが多く、オークションで落札することも可能となっている(実際に手元に届くのはかなりの時間がかかるそうだ / ミキ・ツーリストさん談)のだが、そのギャラリーの一角に置かれたこの絵画たち。
よーく見てみると、左上の絵画はディズニーランド、左下にはピーターパン、右上にはシンデレラ・・・と、何気にディズニーを題材にした絵画スペースになっているのだ。これはディズニーファンにも嬉しい発見だ♪
スイートクラス専用ラウンジ「リトリート」
アートギャラリーの向かいにあるのはスイートクラス専用ラウンジ「リトリート」- The Retreat Loungeがある。もちろん今回の見学会では外から見るだけだが、この扉の向こうにはナチュラルモダンなベージュ&ホワイトのラグジュアリーなリビングスペースが広がっている。空港のビジネスクラスラウンジなんかよりももっとラグジュアリーな雰囲気。
もともとこの場所には愛煙者のためのスモーキングラウンジがあったらしいのだが、現在は船内での喫煙は法律的にもNG(一部の灰皿が置かれた野外スペースなどでしか喫煙は不可)なので、今回のセレブリティ・リノベーション(大改装)の際に、この空間がスイートクラス専用のラウンジへと生まれ変わった。
ガラス越しにラウンジ内の様子が伺える
さて、このスイートラウンジ「リトリート」は、外から中の様子をガラス越しに見ることができるようになっている。そのため、出来るだけ人に見られずゆったり過ごしたい人には外からの憧れの視線がちょっと落ち着かないかもしれないが、ガラス故に明るく開放的なので、ラウンジ特有の閉塞感は無い。スイートクラスの人しか入れないので、広いスペースでゆったり過ごしたいなぁという時にはいい場所だろう。
フォトギャラリー
ラウンジを出て斜め前のスペースには「フォトギャラリー」が用意されている。ここでは、クルーズ船専用のプロカメラマンがクルーズ旅行中のゲストを撮り溜めた写真がデータ形式でストックされている。
クルーズカードをかざすと自分の写真を検索可能
そのプロカメラマンによる写真から自分の写真を選び出す端末がこちら。ゲスト全員の顔認証データは、クルーズ船乗船時にデータベース登録され、ここにクルーズカード(SeaPassカード)をかざすと、その顔認証の識別データから、自分の顔写真を検索して抽出して表示してくれるのだ。(たまに間違って他の人の写真も出てきたりもするらしいが・笑)
そうして自分の写真がモニターにピックアップされたら、欲しい写真を選択して、データとして受け取ったり、写真としてプリントアウトできる。料金は一枚あたり25ドル(だったかな?)。枚数の多いプランも有り、多ければ多いほど一枚あたりの値段が安くなったと思う。
1枚だけだとまぁまぁ高いと思うかもしれないが、自分で撮った写真はきれいに撮れないけれど、プロが撮ってくれた写真はライティングもしっかりしていてとにかくカッコよく撮ってくれる。まとめ買いのプランで購入すれば、クルーズ旅行の記念にいい思い出になるだろう。
セレブリティ・ミレニアム:リゾートデッキ(Deck10)へ
さて、デッキ3〜5のメイン施設を見てきたところで、私達は、プールや、スパ、ジャグジー、そしてビュッフェレストランなどが集まるリゾートデッキ(Deck10)へと足を運ぶ。写真は低階層の甲板の風景だが、ここから一気にエレベーターで上へと向かう。デッキ10・デッキプランMAPは下を参照。
MAP:船首側(↓にスクロール)
船尾 - BACK
出展:セレブリティ・ミレニアム / デッキプラン - セレブリティクルーズ
ちなみにデッキ6〜9は客室の集まるキャビンフロアとなっているため、説明は割愛。なお、リゾートデッキ(Deck 10)のマップの右上に色付けされているキャビン(客室)はアクアクラスのものとなっている。
セレブリティ・ミレニアムの屋外プール
そうしてやってきました!セレブリティ・ミレニアムのハイライトの一つ、屋外プール!見学会が行われた時の天気は見事に快晴。晴れた日に見るプールサイドはキラキラと輝いている。なお、一部のゲストは船内に残って思い思いに時間を使っているが、ほとんどのゲストはここ神戸に寄港地観光に出払ってしまっており、プールサイドはプチ貸切状態になっている。
ビーチチェアに並べられた「X」
プールサイドに整然と並んでいるビーチチェアには、セレブリティ・クルーズ専用のビーチタオルがかかっており、ロゴである「X」が見えるように綺麗に折りたたみ並べられている。
カジュアル船では自分でプールタオルを借りに行ったり、キャビン(部屋)に置かれているプールタオルを持参したりするのだが、セレブリティ・ミレニアムのプールサイドでは、自分でレンタルタオルを借りに行かなくても、最初からチェアにプールタオルが用意されている。このあたりの仕様も、ラグジュアリーホテルさながらのサービスだ。
プールバー
屋外プールの奥(船首側)には、プールバーも設置されていて、お酒を楽しみながらプールサイドでまったり・・・という、リゾートステイな時間を送ることが出来る。
屋内プール
先程のプールバーを越えていくと、今度は屋内プールがあらわれる。(デッキプランのマップでは「SOLARIUM」と書かれている場所)このプールの内装も白と木目を意識したナチュラルモダンな雰囲気の内装となっている。屋外プールの場合、天気や場所、時期によって寒いこともあるが、屋内プールなら快適な環境が保たれているので、いつでも快適にプールを楽しむことができる。屋内プールがあるというのは、クルーズ旅行にとって非常に嬉しいシチュエーションだ。
屋内プールエリアにもジャグジー&カフェ
この屋内プールエリアにももちろんジャグジー(Whorlpool)が置かれている。なお、利用の際は15分を越えないことや、飲食禁止などルールがあるので、ちゃんと守って利用するようにしよう。
また、この屋内プールの端にはスパカフェ(ヘルシーカフェ)のカウンターもあるので、ちょっと何かお腹に入れたい時に利用するといいだろう。
スパエリアへ潜入♪
女性の方は必見。ここからは、デッキ10:リゾートエリアの船首側にあるスパトリートメントエリアに潜入していきたいと思う。セレブリティ・クルーズのスパ施設を運営するのは、アメリカ発の老舗スパ&フィットネスカンパニー「Canyon Ranch - キャニオンランチ」。
この会社は、セレブリティクルーズだけでなく、ラグジュアリー船「クイーンエリザベス」を持つキュナード・ラインや、ノルウェージャン傘下のラグジュアリークルーズライン・オーシャニアクルーズ、リージェント・セブンシーズ・クルーズ・・・などなど、数々のラグジュアリーラインのスパ施設を担当するセレブ感たっぷりのスパ&フィットネスカンパニーだ。
スパ施設の入り口に更衣室
まずスパエリアに入ると、エントランス付近には更衣室(Changing Room / 男女別)が用意されている。まずはここで、スパトリートメント用の服装になってから、スパ施設へと入場することになる。なお、スパ施設である「The Spa by Canyon Ranch」の中は見学NG。極上スパ体験は、実際にセレブリティクルーズに乗った時のお楽しみに取っておきたい。
ヘアサロン
スパ施設の横にはヘアサロンも用意されており、中ではスタッフがいろいろと施術の準備を行っている風景が見て取れた。それにしてもこのサロンの風景。ここが海の上だというのを忘れそうになる。
ペルシャンガーデン / Persian Garden
スパ施設とヘアサロンを奥に抜けた先には「ペルシャンガーデン / Persian Garden」という、アロマスチームサウナ施設が置かれている。ここはその待合室のような場所。テーブルの上には白鳥のタオルアートなどが置かれていたり、飲み物にはフルーツが漬かったデトックスウォーター(もっとおしゃれな言い方があったような?)が置かれていたりと、エレガントな雰囲気。
アロマスチームサウナ
そのウェイティングエリアの奥にはアロマスチームサウナ施設が設置されている。このサウナには、アクアクラスのゲストは無料で利用可能となっているが、他のゲストは30ドル(だったかな?)の利用料金が必要となる。
トリートメントルーム
その他、ウォーターセラピーの「RAINFALL」設備が奥にあったり、私(モリオ)はあまり美容には詳しくないで、深く書けない(ミヅキに聞いても目がハート状態で「なんだか凄そう」の返事・・・)が、とにかくクルーズ船に乗って更に「美しさ」を手に入れたい人は、ぜひこのスパ施設を堪能できる「アクアクラス」でクルーズ旅行を楽しんでみるのもおすすめだ。
フィットネスセンター
このスパエリアの一番奥(船首側)にはフィットネスセンターも置かれている。窓からはクルーズの海の風景を見ながらフィットネスに励むことができる。こういったフィットネスセンターのシチュエーションは、クルーズ旅行ならではのものだ。
ビュッフェレストラン「オーシャンビュー・カフェ」
デッキ10の船首側のスパ&フィットネスエリアを離れ、今度は屋外プールの後ろ側にあるビュッフェレストラン「オーシャンビューカフェ - Oceanview Cafe」へとやってきた。ここはセレブリティ・ミレニアムのカジュアルなレストラン&カフェで、食事スタイルは「ビュッフェ形式」となっており、ここでの食事はクルーズ代金に含まれている。
ビュッフェレストランの中の様子
そのビュッフェレストランの中の様子がこちら。「オーシャンビューカフェ」と謳っている通り、側面は一面ガラス張りとなっており、そこからはクルーズ船の外の景色をパノラミックに一望でき、明るく開放感のあるフロア設定となっている。
また、置かれているチェアやテーブルも可愛らしく、天井から降りているペンダントライトのデザインもおしゃれな雰囲気。北欧風なナチュラルモダンの世界観を感じる、まさに【カフェ】な空間が広がっている。
席に座ってみた
せっかくなのでちょっとだけ座ってみる。クルーズ旅行ではカジュアル船しか経験のない私たちには、この船内のビュッフェ形式のレストランのポジションは、いつも混んでいて、ショッピングモールのフードコートのようなイメージを持っていたのだが、やはりプレミアム船のビュッフェレストランは、いくらカジュアルスタイルだといっても、ちゃんと一定のおしゃれ感が保たれていて、居心地も非常に良い感じ。
もちろん、ゲストが帰ってくると時間帯によっては、ここも混み合うことになるだろうが、それでもきっとカジュアル船には無い、エレガントな雰囲気の中、楽しいビュッフェタイムを楽しむことができそうだ。
ビュッフェダイニングのマップ
こちらはビュッフェレストランの入口付近などに表示されている、料理の配置マップ。サラダやフルーツをはじめ、パスタ、グリル、ピザなど、様々な料理が色分けされたアイコンで位置が表示されている。
食事の種類の中には、アジアンフードやインディアンセレクションといった、多国籍料理のメニューアイコンも並んでいて、これは想像しただけでもワクワクしてくるなぁ。
現在のビュッフェダイニングは、休憩タイムな時間帯なので、置かれているものも品揃えが限られているようだが、せっかくなので、今用意されているものだけでも、写真と一緒に紹介してみたいと思う。
パンコーナー
ビュッフェメニューの最初は「パン」コーナー。このセレブリティ・クルーズの料理は、著名なクルーズ専門誌でベスト・オンボード・ダイニングに4年連続で輝くなど、美食のクルーズラインとしても名高いクルーズライン。このパンや、パスタなども、全て小麦から作り、原材料から船内で手作りされているものばかり。今回の見学会では、もちろん試食することは出来ないが、うーん、今見ても美味しそうなパンだこと・・・かじってみたかった(笑)。
ペストリーズコーナー
こちらはケーキなどが並ぶペストリーズコーナー。置かれているケーキなどはどれも美しい見た目で、どこかの高級ホテルのスイーツビュッフェに来たような・・・そんな感じのスイーツたちが目の前に並んでいる。
ドリンクコーナー
こちらはコーヒーや紅茶などをセルフサービスでいただけるドリンクコーナー(Beverage Corner)。こちらのドリンクメニューも、全てクルーズ料金内に含まれている無料のコーナーとなっている。
インディアン・フェイバリット
こちらはインド料理のコーナー。まだ準備中でどんな料理が並ぶのかは分からないが、私のようなエスニックな料理が好きな人にはたまらない、スパイシーでエキゾチックなインド料理が並ぶのだろう。
サラダ&チーズコーナー
サラダとチーズが置かれたコーナーも発見。チーズの種類にはブルーチーズなどの本格的なものをはじめ、4種類ほどが豪快にプレートの上に盛られている。ワインが飲みたくなってくる、そんなチーズコーナーだ。
オーシャンビューバー / Oceanview Bar
ビュッフェレストラン・オーシャンビューカフェをさらに船尾側へ抜けていくと、そこにはオープンテラスのバー「オーシャンビューバー / Oceanview Bar」がある。
ワインやスピリッツなどが並ぶバーカウンター
このオープンテラスバーは、太陽の下にある半屋外のバーになっており、太陽を思わせる、黄色とオレンジの壁紙模様も陽気な雰囲気で、まさにリゾート地のバーに飲みに来たような、そんな雰囲気を醸し出している。カウンターにはワインをはじめとして、各種リキュールやスピリッツのお酒が並んでいる。
海の景色を見ながらのひととき
このバーの客席は太陽が降り注ぐテラス席になっている。ここで美味しいお酒を飲みながら、流れていく海の景色を眺めて楽しむ。なんて最高なひとときなんだろう・・・。最高だ!だめだ、考えただけでも今すぐにでもお酒が飲みたくなってきたぞ(笑)。
セレブリティ・ミレニアム:スポーツデッキ(Deck12)
新セレブリティ・ミレニアム見学会もいよいよ最上階となるデッキ12:スポーツデッキへとやってきた。このフロアは屋外スペースになっており、船首側と船尾側のデッキは分かれている構造となっている。(詳細は下のデッキプランを参照)
MAP:船首側(↓にスクロール)
船尾 - BACK
出展:セレブリティ・ミレニアム / デッキプラン - セレブリティクルーズ
上のデッキプランで確認できるように、船首側のデッキ12には、スイート客室専用のオープンデッキ「ザ・リトリートサンデッキ / The Retreat Sundeck」があり、船尾側にはバスケットボールコートと、巨大なムービースクリーンが設置された「ルーフトップテラス / Rooftop Terrace」が備わっている。
今回の見学会では、船首側のリトリートサンデッキは見学不可となっており、私達はルーフトップテラスのある船尾側のデッキ12へと足を運ぶ。写真はそのデッキ12の様子。何気にここにもビーチチェアとバスタオルがずらっと置かれている。
セレブリティ・クルーズの「X」のロゴ
この船尾側のデッキ12では、見上げるとセレブリティ・クルーズのロゴマークである「X」のマーク。クルーズ船というのは、その船のファンネル(煙突)を見ればひと目でそのクルーズ船舶のブランドが分かるようになっている。
セレブリティ・クルーズの場合はこの写真で確認できる「X」のロゴマークであるが、ロイヤルカリビアンは「イカリマーク」、カーニバルクルーズは「赤いクジラのしっぽ」、MSCクルーズは「太陽」のロゴマーク、プリンセスクルーズは「女性のシルエット」・・・といった感じ。(各クルーズ会社のファンネルロゴは下の写真も参照)
ちなみにセレブリティ・クルーズの「X」マークの由来は、セレブリティクルーズの創業者である海運王「チャンドリス」氏の名前の頭文字はギリシャ語で「X」となることからこのロゴマークが生まれたというわけだ。
バスケットコート
ファンネルがそびえ立つ隣には、このバスケットボールコートが設置されている。このデッキ12はスポーツデッキと名付けられているが、スポーツ施設となるのはこのバスケットコートのみ。
ルーフトップテラス / Rooftop Terrace
バスケットコートを越えて更に船尾へと進んだ先には、このリゾートスタイルのソファが並べられたルーフトップテラス(Rooftop Terrace)が現れる。ここでは世界中の映画がビッグスクリーンで放映されており、寄港地に滞在中の現在も、数名のゲストがここで映画を楽しんでいた。
セレブリティ・ミレニアム:サンライズデッキ(Deck11)
いよいよ新セレブリティ・ミレニアムの見学会も残すところ最後のデッキ11:サンライズデッキのみとなった。(デッキプランは下を参照)
MAP:船首側(↓にスクロール)
船尾 - BACK
出展:セレブリティ・ミレニアム / デッキプラン - セレブリティクルーズ
このサンライズデッキ(Deck11)には、船尾側にはアクアクラスの客室と内側キャビンの客室エリア、中央にはスペシャリティレストラン「Qsine / クイジーヌ」(創作料理)、そしてグルっと中央の中抜けを取り囲むジョギングトラック、その先にはマストバー、そして船首側には、ティーン向けディスコ(X Club)、キッズルームが設けられ、その向こうにはコスモスラウンジ / Cosmos Loungeが現れる。
スペシャリティレストラン「Qsine / クイジーヌ」
デッキ11の中央後ろ寄りにある創作料理のスペシャリティレストラン「Qsine / クイジーヌ」の入り口。ロゴマークのデザインはどこかレトロ感が漂うデザインになっている。
ミッドセンチュリースタイルのインテリア
スペシャリティレストラン「Qsine / クイジーヌ」の店内の様子がこちら。レトロホワイト、オレンジ、ダークブラウンのビビッドな3カラーがテーマになった、ミッドセンチュリー調のインテリアがとても印象的。レストランの規模も小ぶりな雰囲気であるが、客席同士の間は広く保たれ、奥は全面ガラス張りになっているなど、プライベート感と開放感、そして程よい隠れ家的な雰囲気が魅力のレストランだ。
なお、このスペシャリティレストランでは、シェフのおまかせコースが用意されており、ゲストがギブアップするまで、どんどん料理が出てくるのだそうだ。嬉しいような、怖いような(笑)。でも一度は食べてみたい。
※ スペシャリティレストランとは、クルーズ代金に料金が含まれない、有料のスペシャルレストランのことを指す。この新セレブリティ・ミレニアムには、紹介した日本食&アジア料理の「SUSHI ON FIVE - スシ・オン・ファイブ」(Deck 5 / アラカルト)に加え、今回は見ることが出来なかったステーキ「Tuscan Grill - トスカーナグリル」(Deck 3 / 1人45ドル)、そしてこの創作料理の「Qsine - クイジーヌ」(Deck 11 / 1人55ドル)がスペシャリティレストランとして用意されている。利用料に関しては一人あたり40ドル〜60ドル+ドリンク代+サービス料、ざくっと一人100ドル前後の食事代金を想定しておけばいいだろう。
天井照明も個性的
この「Qsine - クイジーヌ」の天井照明も個性的。ちょうどテーブルランプが逆さまになったようなデザインになっていて面白い。創作料理のレストランらしい、個性豊かなインテリアが、訪れるゲストを視覚でも楽しませてくれる。
ビーチチェアが並ぶジョギングトラック
では、デッキ11の船首側へと歩いていこう。デッキ11はサンライズデッキ。その名の通り、太陽が降り注ぐ中央部にはズラッとビーチチェアが並び、その間を赤いジョギングトラックが通り抜ける。
The Retreat サンデッキ
このデッキ11の船首部の屋内エリアへと入る手前には、スイートクラス専用のサンデッキエリア「The Retreat / ザ・リトリート」へと通じる階段も設置されている。入場にはもちろんスイートクラスのクルーズカードが必要となるが・・・ただの見学会で訪れている私達は、その先にあるセレブな世界には足を踏み入れることは出来ない。
キッズルームなど
デッキ11・船首側の屋内エリアへと入ると、そこには一番手前にティーン向けのディスコ「X Club」、その奥にキッズルーム「CAMP AT SEA」、そして更にその奥にはゲームセンタールームが設けられている。いわばファミリー向けの施設が揃ったエリアとなっている。
なお、キッズルームでは子供を預けておけるので、ここに子供を預けておいて、その間に夫婦で二人の時間を過ごす・・・といった、クルーズ旅行ならではの時間を作ることもできる。
コスモスラウンジ / Cosmos Lounge
最後に私達がたどり着いたのは、デッキ11のキッズエリアの奥にある「コスモスラウンジ / Cosmos Lounge」。船内の屋内ラウンジとしては最上階に位置するラウンジスペースとなっている。
近未来的なインテリア
コスモスラウンジのインテリアは、こんな感じでシルバーの一人掛けソファが弧を描くように並べられていて、どこか近未来的な雰囲気になっている。ラウンジの中央には、少し小さめのダンスフロアも用意されていたりするので、各種船内イベントなどでも利用される多目的ラウンジとなっているようだ。
右側は全面ガラス張り
このコスモスラウンジの最大の特徴は、船首側を向いて右側が全てガラス張りになっているところだ。この進行方向に向かって右側が全てガラス張りになっているのには訳がある。
アラスカクルーズで氷河を見ながらのクルーズ
このセレブリティ・ミレニアムは、春は日本周遊をはじめとするクルーズラインに従事するが、もう少し暖かくなると、東アジアから太平洋を横断し、アラスカクルーズの就航を開始することになる。そのアラスカクルーズの旅程では、この全面ガラス張りになった窓の向こうに、自然が作り上げた雄大な氷河の風景を望みながら、このセレブリティ・ミレニアムはその航路を進んでいくのだそうだ。
その雄大な自然の風景を、ベストに眺められる様に計算しつくされて作られたのが、このラウンジのガラス張りの設計なのだとか。このプレミアムなクルーズ船から望むアラスカの大自然は、きっと一生忘れることのできない、とびっきりの絶景なんだろうなぁ・・・。おっと、そろそろ、私達の束の間のセレブリティ・ミレニアムの見学ツアーも終了となるようだ。
旅行の目標になるプレミアム船「セレブリティ・ミレニアム」
私達が人生で初めて体験した、いやちょっとその世界を垣間見たセレブリティクルーズのプレミアム船「セレブリティ・ミレニアム」の船内の様子はいかがだっただろうか。私達はこの船のリノベーション(大改修)前の姿は知らないのだが、以前にセレブリティ・ミレニアムに乗船経験があれば、船内の変更点なども「あ、全然変わった!」とか「ここは変わってないなぁ」とか、以前と現在で比較できる機会になったのではないかと思う。
私達も今回初めてこのプレミアム船「セレブリティ・ミレニアム」を2時間程度であったけれど、そのラグジュアリーな船内施設などを見て一目惚れ。本気で乗ってみたい、今後の旅行の目標となるクルーズ船が出来た、印象深い見学会となった。いやぁ、ほんと、このクルーズ船で優雅にワインでも飲んでみたいなぁ・・・。
今秋の日本周遊クルーズはチャンス
このセレブリティ・ミレニアムの日本周遊クルーズは大人気のあまり、通常では日本の旅行代理店に話がやってくる前に、クルーズ船の個人手配ができる外国人観光客に先に買われてしまって部屋が残っていない(涙)といった状況が続いていたようだ。
しかし、今度の秋のシルバーウィークに行われる、9月22日に横浜を出発する11日間の新セレブリティ・ミレニアムで行く日本周遊クルーズ(9月22日〜10月2日 / 11日間)の旅程 は、セレブリティ・クルーズの日本総代理店であるミキ・ツーリストさんが、自社でセレブリティ・クルーズを一隻丸ごとチャーターしたスペシャルなクルーズ旅行となっており(凄い!)、今なら好きなクラスを選び放題、とのこと。さらに、ミキ・ツーリストのスタッフも多数乗船し、サポートしてくれるとのことなので、外国船であっても言葉の心配も無し。英語が苦手な人にも安心して乗船、滞在できる環境も整っている。
私達もかなり惹かれているクルーズ旅行なので、資料を貰ってきたついでに、この特集を最後まで読んでくれた人向けに、販売料金、スペシャル特典、区間乗船の詳細などを公開しておきたいと思う。
クルーズ旅行の旅程と旅行代金
「新セレブリティ・ミレニアムで行く日本周遊クルーズ旅行11日間」の旅程と旅行代金、そして各種手数料は以下の通り。
※この10泊11日間のプランの他にもスタンダードな6泊7日のプラン(スタンダード内側 138,000円〜)もある。プランの詳細はこちら を参照。)
なお、今回のセレブリティ・ミレニアムのクルーズでは、韓国・釜山を入れた区間乗船も可能となっている。減少した日程に関しては割引が適用されるが、それは後述で。
料金のポイントとしては、3人目・4人目の料金がかなり割安で設定されているところ。子供料金が大人と同額なので母親+子供といった2人グループではコストが増えることになるが、夫婦2人+子供1人〜2人となると、3人目以降の割引価格が適用となる。ただし、アクアクラスのキャビン(客室)は最大定員が2人までなので注意。また一部大型キャビンでは、最大定員が5人となる場合もあるが、その時の5人目の旅行代金は、3人目・4人目と同じ割引料金が適用される。
ポイントとしては、通常一人あたり1.5万円〜2万円ほどかかる船内チップが、今回のミキ・ツーリストさんのチャーター便で行く「セレブリティ・ミレニアムの日本周遊スペシャルクルーズ」旅程では無料となるのは見逃せない。浮いたお金で、中日に一日スペシャリティレストランで食事したりするのも楽しいかもしれない。
区間乗船割引と区間乗船ルールについて
今回のクルーズ旅程での最注目ポイントは、区間乗船での減った宿泊数による割引が適用 されるというところだ。もともと、セレブリティ・クルーズでの区間乗船のルールは「区間乗船の場合は、クルーズ日数が減ると、減った日数にかかわらず一律で旅行代金から15,000円割引」というものであったが、今回のセレブリティ・ミレニアム日本周遊クルーズ(11日間)では、以下のように割引ルールが改定(改良)されることになった。
スタンダード客室
【減った宿泊日数】×15,000円の割引
ベランダ客室
【減った宿泊日数】×25,000円の割引
スイート客室
【減った宿泊日数】×50,000円の割引
なお、3人目以降の割引については、日数減の量は加味されず、今までの区間乗船の割引と変更なしの全クラス15,000円の割引が適用される。
区間乗船ルールに注意
また、このセレブリティ・ミレニアム号は船籍:マルタ共和国の外国船となっているため、国際ルールにより、乗客は必ず外国の寄港地を加えた旅程で乗船しなくてはならない という規定に従わなくてはならない。つまり、今回のセレブリティ・ミレニアムクルーズでは、乗客は必ず韓国・釜山を組み込んだ旅程でクルーズ旅行を組み立てなくてはならない。
クルーズ旅行の満足度を無視して一番最短旅程を設定するとなると、飛行機などで釜山まで自分で行って、釜山港で乗船、その次の日に京都・舞鶴で下船・・・ということも理論上は可能だが、たった1泊では何しにクルーズ船に乗っているのか分からない旅行になるのは間違いないし、また今回の日本周遊クルーズでは関門海峡の旅程がハイライトの一つとなるため、最短でも「広島港:乗船→金沢港:下船(4泊 / 6泊減)」ぐらいの日程は見ておいて、旅行計画を立てるのをおすすめしたいと思う。
※上記の「広島港:乗船→金沢港:下船(4泊 / 6泊減)」のプランの場合、一番安いスタンダード内側の部屋は「15,000円×6=90,000円」減額してもらえるので、クルーズ旅行の客室代金は「198,000円-90,000円」となり、なんと【108,000円でこの新しくなったセレブリティ・ミレニアムに乗って関門海峡をクルージングしながら4泊5日の旅をすることができる】 のだ。これは凄い!
この記事を読んで、今秋のセレブリティ・ミレニアムの日本周遊クルーズに行ってみたいな、と思った人は、下のバナーから本サイトの申込みページ(チップ割引付きページ)に飛ぶようにしているので、そちらからクルーズを申し込んでほしいと思う。それでは、新しくなったセレブリティ・ミレニアムで、優雅な日本周遊クルーズの旅を!
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