ハワイ旅行で気になる円安&物価高騰
海外旅行の規制緩和でやっと行きやすくなったハワイ旅行。しかし2024年1月現在、1ドル148円という超円安&ドル高状況に加え、アメリカの物価高騰事情により、実際にハワイ旅行に行っても、現地での食費などがとんでもなく高くなってしまうのではないか?と心配になっている人も多いはず。
そこで今回私達は、円安で物価が高騰しているハワイに実際に行き、リアルな物価状況をワイキキの現地からレポートしてみたいと思う。
簡単な食事だけで1万円ぐらい必要だと噂されているが、それは本当なのか?実際のハワイ旅行を通してリアルなハワイ事情をお届けしたいと思う。なお、この記事での通貨は1ドル150円として計算しているので参考まで。
ABCストアで価格チェック!
ハワイの価格調査の最初は、ハワイ旅行に来たらだれもが必ず一回は利用するであろうコンビニ「ABCストア」での価格調査から。
ABCストアの価格は、観光客向けに設定されているのでもともと高めとなっているが、果たして円安ドル高&物価高騰中のハワイでその価格がどうなっているのか、ここハイアットリージェンシーワイキキの1階に店舗を構えるABCストアでチェックしてみたいと思う。
ビール価格に驚愕!
物価がどんなものなのかが一番わかり易いのは飲み物!ということでビールの価格をチェックしてみた。
アメリカのビール、バドワイザー(350ml缶)は2.49ドル(約373円)。コンビニのビールとはいえ、1本400円近いというのはかなり高い(汗)。
ハワイの地ビールはもっと高い
ハワイのクラフトビールをチェックしてみると、こちらはなんと!1本2.99ドル(約450円)。価格帯的には日本のホテルのミニバーに置いてあるビールのような値段になっている。
なぜか日本のビールが一番安い!
そして、日本のビールを確認してみると、、、なんと!1本2.29ドル(約344円)と一番安値になっているではないか!つまり日本は円安なので、安くで手に入るということか。ビール一つの価格を見ても、円安ドル高な状況を体感できるとは、、、興味深いというかなんというか。
それにしても、ビール1本でもこんなに高いとは、、、1ヶ月ほど前のグアム旅行ではABCストアでビールは1.99ドルぐらいだったので、グアムと比べてもハワイの物価は1.2倍前後になっているということか。
ミツワ・マーケットプレイス@インターナショナルマーケットプレイス
続いてハワイの物価事情を調べるために訪れたのは、日本食の弁当や食材が充実している日本食を売っているスーパー。インターナショナルマーケットプレイス2階にあるスーパーマーケット「ミツワ・マーケットプレイス」を見てみよう。
ハワイで食事を簡単に済ませたい場合、こうした場所で弁当を買ってホテルの部屋で食べるのが一番。はたしてお弁当などはいくらで売っているのか、、、早速チェックしてみたいと思う。
お弁当が10.99ドル
種類が多いお弁当コーナーに行ってみる。値段は内容によってバラツキがあるが、普通の唐揚げ弁当で10.99ドル(約1,650円)。量的には日本のコンビニで売っているお弁当よりも若干ボリューミーな感じではあるが、、、日本円換算すると弁当一つに1,650円というのはやっぱり高い(汗)。
ポケ丼や巻き寿司は?
他の弁当も見てみよう。ポケ丼もさっきの弁当と同じく10.99ドル(約1,650円)。カルフォルニアロールタイプの巻き寿司で11.99ドル(約1,800円)~。
魚介系の寿司になると1パック17.99ドル(約2,700円)。作りおきの弁当で3,000円近くするというのは、、、やはりハワイの物価+円安はビビるほど高く感じる。
スパムにぎりが4.49ドル
ハワイのB級グルメとしてもおなじみのスパムにぎりは1個4.49ドル(約674円)。日本だとちょっと豪華なコンビニ弁当が買えてしまう価格だ。
ちなみに日本式のおにぎりも置いているが、そちらは1個3.49ドル(約524円)。乾いた笑いが出てきそうな価格となっている。
ミネラルウォーター
続いてミネラルウォーターのコーナーに行ってみる。
なんと、普通のミニボトル(500ml)のお水は0.99ドル(約150円)。そんなに高くないぞ?
水は日本と変わらない価格で購入できる。まぁ水だけでは生きていけないが、水を買うぐらいならそうビビる必要はない。
ビールもABCストアより安い
ミツワ・マーケットプレイスのビールのコーナーも見てみると、バドワイザーは1本1.99ドル(約300円)と、ABCストアのものよりも安い。
ウーバーイーツで夜食を買ってみる
さて、夜中にお腹が空いたのでウーバーイーツを使って夜食を頼んでみることにした。
私達はワイキキのど真ん中にあるモアナサーフライダーに宿泊していたのだが(2022年10月下旬時点でインルームダイニングはまだ停止中)、ウーバーイーツでは24時間いつでも料理を持ってきてくれるお店も結構多かった。
今回、私達は夜食にアメリカで人気のハンバーガーチェーン店「JACK IN THE BOX」にて食事を注文。ホテルの玄関まで持ってきてもらった(時刻は夜中2時頃)のだが、ハワイのウーバーイーツでの食事は一体どのぐらいかかるのか、見てみたいと思う。
コンボセットを注文
今回注文したのはこちら、ハンバーガーとナチョス、ポテトとオニオンリング、そしてドリンクがセットになったコンボミール。それにミヅキが食べたいといっていたチュロスを追加。
このジャック・イン・ザ・ボックスのコンボミールは、少食な私達なら2人分あるボリューム感だったが、これら写真に写っているものすべて+配送料+チップをあわせて、全部で約20ドル(約3,000円)となった。
二人で割ると、一人あたりは1,500円となるので、夜中にウーバーイーツで頼んでこのお値段というのは、日本のウーバーイーツで頼むのとそんなに変わらないのではないかと思う。
ホテルでの朝食
次の日、私達はモアナサーフライダーのブレックファストレストラン「ザ・ベランダ」にて朝食をいただくことにした。
モアナサーフライダーのレストランの朝食は、2022年10月時点でビュッフェスタイルではなくメニューから注文するオーダー式。利用料金に加え、チップ(15%~20%)も必要となる。
パンケーキは31ドル
朝食メニューを確認してみると、モアナサーフライダーのパンケーキ朝食は、サービス料なしで31ドル(4,650円 / 飲み物付き)と、かなり高い。
この値段の高さはモアナサーフライダーが高級ホテルだからなのか、物価高の影響を受けているのかは定かではない。モアナサーフライダーで朝食をする場合は、一人5,000円前後を目安としておくといいだろう。
ワイキキのロングスドラッグスへ
それでは、続いてハワイ物価の価格調査に訪れたのは、カラカウア通り沿いにあるドラッグストアチェーン店「ロングスドラッグス」。
ロングスドラッグスは、日本のドラッグストアと同じように薬品だけでなく食料品なども購入できるディスカウントショップ風の薬局だ。
ビールは6本9.49ドル
まずはビールのお値段をチェック。
ビールは種類こそ少ないが、瓶ビールで6本9.49ドル(約1,424円)で売っている。1本あたり237円と、日本のコンビニでビールを買うのとそんなに変わらない値段で購入できるではないか!
ライオンコーヒー
ハワイのお土産の定番、ライオンコーヒーもあったので価格をチェック。
お値段は約200gで10.19ドル(約1,530円)。記憶が正しければ、コロナ前のハワイではこのライオンコーヒーは5ドル前後で購入できた記憶があるが、それから比べると、このライオンコーヒーは価格が約2倍になっている。
ノードストロームラックへ
せっかくワイキキにいるので、ブランド品が安く変えるノードストロームラックに立ち寄ってみる。
ここは掘り出し物のアイテムがかなりお得に購入できた場所だったが、コロナ後のワイキキでもそれは変わっていないのか確かめてみたいと思う。
UGGブーツ
物価を比べるのには、日本でも有名なブランド品をチェックするのが手っ取り早い。というわけで、見つけてきたのがこちらのUGGブーツ。
気になる価格は、、、99.97ドル(約15,000円)。同じものが日本では23,000円から28,000円くらいで販売されているので、日本で買うより約1万円ほど安いではないか!
この円安水準でこの安さ、ノードストロームラックのお得さは、現在のワイキキでも健在のようだ。
ロイヤルハワイアンセンターのフードコートへ
続いて私達が訪れたのは、ワイキキの中心にあるロイヤルハワイアンセンターの2階にあるフードコート。
ハワイ旅行者にとって滞在中一番気になるのは食費だが、安く済ませたい場合はフードコートで手軽に済ませるのが簡単で手っ取り早い。
ワイキキのフードコートの食費は一体どうなっているのか、実際に食べて確かめてみたいと思う。
レストランでステーキを食べてみる
せっかくハワイのワイキキにやってきたのだから、たまには外のレストランで食事をしてみたい!というわけでレストランへ行くことにした。
とある日の夜、私達はOpenTable(アメリカで使えるレストラン予約サービス / スマホアプリ or WEB)を使って比較的リーズナブルだけど、美味しくてボリューム満点のステーキが食べられるワイキキのステーキハウス「Aloha Steak House / アロハステーキハウス」に行ってみた。
「Aloha Steak House / アロハステーキハウス」はハワイで配布されているJCBのクーポンブックにも掲載されているお店で、注文時にクーポンを提示すると10%割引で食事をすることができる(支払いはJCBカードで)。クーポンは時期によって変わるので、お得に食事をしたい人は現地のフリーペーパーなどをチェックしよう。
ちなみに、レストランでの食事には20%前後のチップが必要となってくる。一体いくらになるのか見てみよう。
サーロインステーキ&ガーリックシュリンプ
私達がアロハステーキハウスで頼んだのは、サーロインステーキ&ガーリックシュリンプ(45ドル / ステーキは10oz - 約284g)、シーザーサラダ(18ドル)、スパイシーチキンウィング(16ドル)、飲み物はビール(4ドル×2)。
写真では伝わりにくかもだが、ステーキもサラダもとにかく大きく、チキンウィングも8本くらい入っていてすごいボリュームで、2人では食べきれず、食事を残すのが嫌いな私が残してしまったくらいだ(汗)
これにJCBカードのクーポン割引のディスカウントが入ったあと、20%のチップを加えると、2人で約108ドル(約16,200円)の支払いとなった。まぁ高いけれど、外のレストランで食べればこのぐらいにはなるだろうという予想範囲内のお値段だろう。
ワイキキトロリーでアラモアナショッピングセンターへ
ワイキキの物価事情はだいたいこんな感じだが、このワイキキは観光客のための街なので、他の地域よりも物価が高いのかもしれない。
というわけで、ワイキキからピンクトロリーを使って行くことができるアラモアナショッピングセンターに足を運んで、物価事情を見てみたいと思う。
フードコートはちょっと安め
アラモアナショッピングセンターのフードコートにやってきた。アラモアナショッピングセンターはオープンエアのショッピングモールとしては世界最大規模。そのフードコートにはたくさんの店舗が軒を連ねている。
アラモアナショッピングセンターのフードコートの気になる価格帯は、ザクッと見て回った感じ、一人あたり大体15ドル前後というのが相場となっているようだ。ワイキキのフードコートに比べると、大体5ドルほど安い感じになっている。
フードランド・ファームズ
せっかくアラモアナショッピングセンターにやってきたので、その中にあるスーパーマーケット「フードランド・ファームズ」にも足を運んでみよう。
フードランドはハワイを中心に展開するアメリカのスーパーマーケットチェーン店で、フードランド・ファームズは有機野菜なども扱う高級路線のブランドとなっている。果たしてその価格帯はどんなものか見てみよう。
弁当が安い!
店舗に入って弁当コーナーに行く。するとそこには所狭しとたくさんのお弁当が置かれている。そのお値段はなんと!6.99ドル(約1,050円)。
ワイキキでは弁当は10ドルを越えるものばかりだったのに、このフードランド・ファームズでは約7ドルで購入することができるのだ。日本円換算してしまうとそれでも高いが、ワイキキに比べると約3割~4割ほど安くお弁当が購入できてしまう。とにかく種類が豊富なので、どれにしようかワクワクしてくる(笑)
ビールも安い!
ビールもワイキキよりも安い!例えば日本の一番搾りだと、350ml缶12本セットで11.99ドル(2セット買うと10.99ドル)、つまり1本1ドル以下(150円以下)で購入できてしまうのだ。この価格設定は日本でビールを買うよりも安い!
ポキなんかも売っている
またフードランド・ファームズにはハワイのローカルフードとしてお馴染みのポキもいろんな種類が用意されている。
価格は重量ベースなのでわかりにくいが、1スクープだと3ドルぐらいから購入できたりするので、ちょっとポキを食べたいときはここで購入するとお手軽だ。
ハワイの物価は高いけど工夫次第!
円安ドル高の今、日本人にとってハワイの物価はやはりそれなりに高くなってしまうことが今回の現地調査でわかった。しかし、そのハワイ物価も一番高いのはワイキキの中で、ちょっと外にでてやれば、意外にもお得に簡単に色々買えることもわかった。
全てをレストランで食べようと思うとかなり食費がかかるけど、上手にフードコートを利用したりたまにお弁当を食べたりウーバーイーツを利用したりしつつレストランで食事するようにすればかなり食費を抑えることができるだろう。
ワイキキの中であっても、店舗によって価格も異なってくるので、ハワイ旅行に行った際には、まずは自分が滞在する周辺の店舗の価格帯をチェックしてみよう。できるだけ安い価格帯のお店はこの記事を参考にすると時間のムダがなくていいかもしれない。
ある程度の価格の相場を知っていると、この超円安ドル高のハワイ旅行をお得に乗り切ることも不可能ではない。せっかくの旅行なのであまりケチケチせず、多少財布の紐を緩めながらも締めるところは締めながら今回のハワイ物価事情特集を参考に、お得なハワイ旅行計画を組み立ててほしいと思う。
それでは楽しいハワイ旅行を!
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