古い歴史を持つ伝統市場「南門市場」
台湾の一大観光スポット「中正記念堂」の南側にあり、地下鉄のレッドライン「中正記念堂駅」に隣接した市場「南門市場」ガイド。
南門市場は非常に歴史が古く、日本の日本統治下時代である1907年に變隴畝為市場として始まり、台湾でも最大規模を誇る市場として発展。2019年の建て替え工事を経て、2023年に現在の「南門市場」にリニューアルした。
南門市場には、生鮮食品の他、お土産物、衣類、雑貨など、様々な業種のお店が入り、観光客だけでなく地元の人のショッピングスポットとしても人気がある。
南門市場の行き方 / 営業時間
南門市場の場所と行き方、営業時間などは以下の通り。
名称 | 南門市場 |
営業時間 | 7:00 - 19:00 |
定休日 | 月曜日 |
所在地の地図 |
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行き方 | 地下鉄/MRT 淡水信義線(Tamsui-Xinyi Line / レッドライン)の中正紀念堂駅 下車後、2番出口から出てすぐ。 |
場所は台北MRTレッドライン(淡水信義線)の中正記念堂駅を2番出口から出てすぐの場所にあるため非常にわかりやすい。ただし月曜日が定休日となっているので注意しよう。
南門市場を探検
では南門市場の中を覗いていこう。市場の建物ビル入ってすぐの場所には「上海合興糕糰店」(シャンハイハイハーシンガオトゥアンディエン)という、上海の老舗点心のお店が入っており、この日は朝から長蛇の列が出来ている。
ここ台湾では行列ができているお店はだいたい外さない。そのお店が美味しいかどうかの目安の一つになるので参考まで。
なお、この点心店の看板メニューは「鬆糕(ソンガオ)」と呼ばれるお米、砂糖、水を原料にした蒸しケーキ。1個50元(約250円)なので興味があればぜひ。
一階はデパ地下のお土産売り場
南門市場を奥に進んでいく。南門市場は「市場」とあるので生鮮食品などが多く並んでいるのかと思っていたが、1階は日本のデパ地下のお土産売り場のような雰囲気になっている。入っているお店もどれも小綺麗で買い物もしやすそうだ。
地下1階は生鮮食品
市場をエスカレーターで下に行くと、野菜や果物、魚介類、肉類といった生鮮食品のお店が多く立ち並ぶ。主夫の私としては、こういうその国の食文化が垣間見れる生鮮食品売り場には妙にそそられる。
キッチン付きのホテルや民泊で滞在してたら、ここで食材を買って台湾での料理を楽しんでみたいものだ。価格帯はどれも中国語表記になっているのでよくわからない。
お肉も豪快に売っている
お肉を売っているお店には、豪快に大きな肉の塊を吊るして売っていたりもする。こんなに大きな肉の塊は短期の旅行では絶対に消費しきれないので、多分この地下の生鮮食品売り場は地元の人向けの市場になっているんだろうなぁなんて勝手に想像してみる。
フードコート
南門市場の2階には沢山の人で賑わうフードコートが置かれている。中の様子は上の写真のような感じになっていて、たくさんの人が買い物ついでに食事を楽しんでいる様子がうかがえる。
合歓刀削麺館
そんな大人気のフードコートでひときわ人を集めているお店があったので紹介。そのお店は「合歓刀削麺館」という牛肉麺を提供しているお店で、店前にはたくさんの台湾人が長蛇の列を作っている。
日本ではこのお店は有名では無いが、地元の台湾人が並んでいるのを見るに、かなり美味しい牛肉麺を提供しているのではないかと予想。でもとんでもない行列になっていて並ぶと1時間近くは掛かりそうだったので、食事を実際に食べてみるのは断念。次に南門市場に行った際にはトライしてみたい。
衣類品や雑貨屋
2階はフードコートの他、衣類や雑貨などを売っているお店もチラホラ。お店の規模はどれも小規模で、雰囲気としてはちょっと昭和な感じもしないでもない。
南門市場の楽しみ方
南門市場を色々と見て回って最後は地下にあったカフェで休憩。この南門市場は2023年にリニューアルされただけあり、中はとてもキレイで快適。
台湾は屋台を中心とした雑多な雰囲気の場所が多いが、この南門市場はそういう場所が得意でない人も普通に楽しめるショッピングスポットになっている。
市場の一階はお菓子などの食料品のお土産物屋が多く観光客向けの店舗が多いが、地下の生鮮食品売り場は台湾の人の生活が少し垣間見れるような空間にもなっているので、観光だけでない台湾を感じてみたい人は足を運んでみるのも楽しいはずだ。それでは!
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