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中国国際航空 A321-200 ビジネスクラス 名古屋→上海 CA406便 / 搭乗記
中国国際航空 CA406便 ビジネスクラスに搭乗!
今回、飛行機の搭乗レビューは、中国国際航空(エアチャイナ / CA)のCA406便、名古屋 NGO→上海 PVG のビジネスクラス。機材はA321-200、短距離路線によく使われているナローボディの小型の飛行機だ。
中国国際航空は、エコノミークラスは何度か搭乗したことがあるのだが、ビジネスクラス(名称はファーストクラス)に乗り込むのは初めて。中国の航空会社ということで、機内サービスなどに不安がある人も多いのではないかと思うが、果たして、中国のフラッグシップキャリアである中国国際航空 / エアチャイナのビジネスクラスの実力や如何に?実際に乗って確かめてみたいと思う。
CA406便はANAとの共同運行
中部国際空港 / セントレア(NGO)での搭乗開始シーン。今回搭乗する中国国際航空 CA406便は、ANA(全日空)との共同運航便(NH5747)となっている。そのため日本人の乗客も多いのかな?と思ってゲストの顔ぶれを確認してみたが、どうも日本人旅行者の姿は少なめで、その多くは中国人が多い印象だ。まだまだ中国国際航空さんは、日本人には人気が無いのかなぁ?
中国国際航空 A321-200 に搭乗開始!
それでは、時間になったので飛行機へと乗り込もう。搭乗時間はオンタイムで遅れ無し。
入り口で操縦士さん&CAさんと一緒に記念撮影
ビジネスクラスに搭乗すると、搭乗開始が優先されるので、他のゲストよりも早く機内へと入れるのが嬉しいところ。今回の私達のエアチャイナ ビジネスクラスは初体験。ということで、記念に機内に入ってすぐに声をかけて操縦士さんとCAさんと一緒に写真を撮らせてもらった♪ ありがとうございます!
中国国際航空 A321-200 ビジネスクラスの機内の様子
こちらが、中国国際航空 A321-200 ビジネスクラスの機内の様子(360度写真 / ドラッグなどして好きな角度から見てね♪)。A321-200はナローボディーの小型機なので、ビジネスクラスは2-2の座席配列となっている。このエアチャイナの機材 A321-200 の座席マップの詳細は以下の通り(座席表をスクロールすると一番うしろの座席まで見えるので参考にどうぞ)。
上の座席表で、緑で塗りつぶした座席が、今回私達が搭乗したビジネスクラス(ファーストクラス)の座席となる。なお、座席上の荷物入れは、各列に1つずつ備わっているので搭乗ゲストの数が多かったとしても「荷物を入れる場所がない(汗)」なんてことにはならないので安心だ。
中国国際航空 A321-200 ビジネスクラスの座席
中国国際航空 A321-200 ビジネスクラスの座席がこちら。座席は見て分かる通り、フルフラットタイプではなく、しっかりリクライニングができるタイプの座席となっている。座席幅は21インチ(約53.34cm)、縦幅(シートピッチ)は38インチ(約96.52cm)とかなり広々。席と席の間の肘掛けもかなり広く設定されている。また、背もたれの頭部分には、角度&高さ調整可能なヘッドレストも備わっている。
ミヅキが座ってみたところ
実際にミヅキ(女性 / 身長160cm / 中肉中背)がこのエアチャイナのビジネスクラスの座席に座ってみたところがこちら。ゆったりとしたシートピッチと座席幅が確保されているのがよく分かる。
個人モニターは無し
中国国際航空のビジネスクラスとはいえ、このフライトは名古屋→上海の3時間程度の短距離路線。座席には映画などが見れる個人モニターは付いていない。
フットレスト
足元にはフットレストも備わっている。
天井設備
各座席の天井には、CAさんを呼ぶアテンダントボタンと、読書灯、送風機が備わっている。
一部の天井にはモニター
また一部の天井部分には収納式のモニターも備わっている。放映されているのは中国の観光PR番組(だと思う)。
肘掛け下の設備
肘掛けの蓋を開くと、中には音声チャンネル操作パネル、イヤホンジャック、そして充電用USBポートと電源タップ(マルチタイプ)も備わっていて、またちょっとした収納スペースも確保されている・・・が、清掃状態は悪い(笑)。
機内アメニティ
機内アメニティとして用意されていたのは、ブランケット、スリッパ、そしてヘッドホン。何気に3時間の短距離フライトでスリッパを用意しているのはかなり優秀だと思う。
座席ポケットの中
座席ポケットの中には、安全のしおりと、中国語と英語の旅行雑誌に、中国語と英語の新聞も入っている。日本語の雑誌や新聞は用意されていない。
機内のトイレ
機内の一番前には、ビジネスクラス専用のトイレも備わっている。中のアメニティは最小限だが、おむつ替え台はもちろん付いているし、香水が置かれていたり、芳香剤がドアのフックに掛かっていたりしていて良い感じ。清掃状態も良好だ。
機内サービスの始まり
すべての乗客の搭乗が終わるころ、お待ちかねの機内サービスが始まる。まずはウェルカムのおしぼりサービスから。
ウェルカムドリンク
おしぼりサービスの次にやってきたのが、ウェルカムドリンク。私は張り切ってシャンパン、ミヅキはモクテル(ノンアルコールのカクテルジュース)をいただく。離陸前の機内サービスはこれでおしまいだ。
中国国際航空・空の上での機内サービス
飛行機は空港を離陸し、安定航路に入ったところで空の上の機内サービスが始まる。このフライトは約3時間ではあるが、ちゃんと機内食も用意されているので、どんな料理が出てくるか楽しみだなぁ♪
食事前のドリンクサービス
もうすぐ機内食タイム。その前にドリンクサービスが始まった。私達は中国のビールをリクエスト。すると出てきたのがこちらのヤンジンビール(燕京ビール)の純生(中国語でなんて読むのかは分からない)。この燕京ビールは、北京でのシェアナンバーワンの地元で愛されているビールなんだとか。お味は変なクセもなく美味しくいただける。
おつまみサービス
飲み物と一緒にCAさんが持ってきてくれたのはこちらのドライフルーツとナッツのおつまみ。ナッツは私は感じなかったのだが、ミヅキは「ちょっとクセあるよね?このナッツ」と言っていたので、苦手な人は苦手かもしれない。
お待ちかね!中国国際航空の機内食
おつまみサービスから、機内の照明も暗くなってしばらくした頃、お待ちかねの機内食タイムがやってきた。今回の中国国際航空 CA406便の機内食は、名古屋を意識しての「きしめんパスタ」(種類は選べない)。付け添えにはサラダと、マンゴープリン。きしめんパスタは見た目が不味そうだが、食べてみると「美味い!」ほどではないが意外と食べられる。
卵のような何か
しかし、このきしめんパスタ。ミヅキは手を出すのを非常に怖がっている。
ミヅキ:「このきしめんに乗ってる卵、卵じゃないよ・・これ。」
モリオ:「へ?なんで?卵やん。」
ミヅキ:「だって、この卵薄くスライスされてるのに裏側が白いんよ。これ、絶対卵じゃないよ(恐)」
モリオ:「・・・ほんまやな。裏白いな。多分、卵を加工した食品じゃない?食べても大丈夫やろw」
ミヅキ:「じゃあ、下のきしめんだけ食べとこ。」
モリオ:「そうしときw」
ミヅキ:「あれ?このきしめん、見た目より美味しい。」
モリオ:「そうなんよね。見た目より味しっかりしてて美味しいんよね。」
見た目が悪いけど、食べてみると意外にいける。でも多分、このビジネスクラスの機内食は、お皿は陶器製になってるけど、内容はエコノミークラスと同じではないかと予想。
食後のデザート
食後にはデザートとしてハーゲンダッツのアイスクリームと、コーヒーか紅茶をいただける。食後の飲み物、アイスクリームもちゃんと陶器製のお皿やカップでサーブされる。
その他にもワインはどうか?と聞きに来てくれたり、、、と、かなり丁寧な接客を受けることができた。
機内でのスマホについて
機内食も食べ終わったことなので、到着までスマホのゲームでもやって過ごそう。昔は中国国際航空さんは、フライト中はスマホをイジってるだけで注意されてたんだけど、今は機内モードにしておけば、特に注意されることもなく利用することができるようになっていた。
上海浦東国際空港に到着
そうして約3時間のフライトの後、私達を乗せたCA406便は上海浦東国際空港に到着。飛行機の窓の外には、吉祥航空(Juneyao Airlines)の機材も見える。そういや吉祥航空も、この中国国際航空と同じくスターアライアンス加盟の航空会社なんだよなぁ。おっと、そろそろ飛行機を降りなくては。
降機の際もビジネスクラス優遇
飛行機を降りる際も、中国国際航空では、こうしてスタッフがエコノミークラスの出口のところをブロックして、必ずビジネスクラスの乗客を先に降機させるように整理してくれている。ほんと、中国国際航空さんは、サービスもしっかりしているなぁと改めて思った。
上海の空港での「優先降機」は非常にありがたい
この上海の空港では、このPVG空港が国際線乗り継ぎの経由地点だったとしても必ず一旦中国に入国し、受託荷物もピックアップしなくてはならないため、入国審査は絶対に避けては通れないんだけど、上海の上海浦東国際空港(PVG)は入国審査場も激混みなことが多い。なので、この「優先降機」は、早く入国審査場に向かえるので非常にありがたいサービスだ。
中国国際航空(エアチャイナ)の国際線 ビジネスクラスはサービス良好!
中国国際航空(エアチャイナ)の国際線(短距離線)ビジネスクラスはいかがだっただろうか。ネットの噂ではよく「中国の飛行機は最悪だ!」なんて口コミも見かけるが、実際に乗ってみると、今回ビジネスクラスに搭乗したというのもあるとは思うが、機内サービスもしっかりしていて短距離ではあったけれど、十分快適なフライトを楽しめたと思う。この3時間程度のフライトで、機内アメニティとしてスリッパも用意されているというのも、私達的には非常にポイントが高かった。
中国国際航空のフライトは、サービス面ではエミレーツ航空のビジネスクラスなんかよりも私達的には上かなぁと思うので、もしも機会があれば怖がらずに乗ってみてほしいと思う。それでは、中国国際航空 / エアチャイナで快適な空の旅を!
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