エアライン
ANAマイレージのデメリット - 私がANA マイルを貯めない理由。
ANAマイレージ / マイルを貯めない理由
私がANAマイレージ / マイルを貯めない理由。それは、あまり語られないANAマイル / マイレージのデメリットが存在するからだ。日本では、ANA(全日空)は現在一番人気の航空会社。そのため、沢山の人がANAや提携航空会社の飛行機に乗ったり、ANA提携のクレジットカードを使ったり、ポイントサイトを経由したり・・と、様々な方法でこのANAのマイル / マイレージを貯めている。
私もマイル特典旅行で海外旅行に行くのが好きな陸マイラーの一人。しかし、陸マイラー歴はもう軽く10年以上になるけれど、ANAマイル / マイレージだけは貯める気になれなかった。その理由は、あまり語られることがないANAマイル独特のデメリットが存在するからだ。
なお、航空会社としてのANAさんのクオリティは、世界中の航空会社に乗ってみて私の中でも最高ランクの航空会社だと思っている。しかし、問題はその大人気の航空会社ゆえの「ANAマイレージ / マイル」のデメリットだ。果たして、それは一体どういうことなのか、告白していきたいと思う。
ANA マイレージ / マイルの最大のデメリット
ANA マイレージ / マイルの最大のデメリットとは、大人気の航空会社ゆえに「会員数がとんでもなく多い」ということだ。このとんでもなく多い会員数というのは、それはマイル / マイレージを使った特典旅行の競争率が異様に高くなるという結果を招く。
さらに、ここ日本では「人の行動パターンが一定の期間に集中する」という習性がある。例えば、ゴールデンウィーク、年末年始、夏休み、お盆といった大型休日になると、沢山の人が同じ日に、同じスケジュールで飛行機を使った旅行をする。しかしそんな繁忙期には航空券代も普段の数倍の値段が付く。そのため、ANA マイル / マイレージを使って旅行をしたい人も増えるのだが、ANAは大人気のため、マイルを貯めている人が非常に多く、そのゴールデンウィークなどの繁忙期にマイルを使って旅行に行くのは競争率がとんでもなく高くなり、希望の日程で旅行をするのはほぼ不可能となってしまうのだ。
上級会員の多さもデメリット
また、ANAマイレージ / マイルのデメリットとして「上級会員」の多さも挙げられる。ANAマイレージプログラムには、年間獲得フライトマイル数に応じて「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の上級会員資格が用意されている。そしてマイル特典旅行には、ANAマイレージ上級会員の優先枠が設けられているので、同じ日程条件下で一般会員と上級会員が特典航空券の枠を取り合った場合、一般会員が勝てる確率はほぼ無い。
さらに、ANAマイレージの「プラチナ」「ダイヤモンド」会員には「スーパーフライヤーズカード(略称:SFC)」というクレジットカードを作る権利が与えられるのだが、このSFCを持っていると、カードを継続する限りプラチナ会員と同等の特典や優待を受けることができる。つまり、一回ANAのプラチナ会員になりさえすれば、延々と上級会員資格をキープできる、というわけだ。
ただでさえ会員数が多く、さらにいったん上級会員になってしまえばSFCさえ作れば上級会員資格が喪失しないので、ANA上級会員の数は増えていくばかり。なので、ANAマイルをちょっとでも良い条件で利用しようと思うなら、ANAマイル修行を行って上級会員になることが必須となるわけだ。
しかし、上級会員が多いANAマイレージ / マイル プログラムは、その上級会員人数は約20万人以上と言われており、たとえ上級会員になったからといって、思い通りにマイル特典旅行を獲得するのは難しい。特に、みんなが行きたい「マイルでハワイ」+「ビジネスクラス」+「ゴールデンウィーク / 年末年始 / お盆」という組み合わせは、予約を取るのは至難の業となってしまうのだ。
書いているだけでもゾッとするようなANAマイレージの現状・・・確かにANAマイルは、地下鉄のポイントとか、提携サービスとかで日本に居れば貯めやすいのだが、使うのが難しいのだ。
ANA マイレージ / マイルの有効期限
ANAマイレージ / マイルには有効期限があるのもデメリット。ANAマイルは、マイルを獲得してから3年間が有効期限となる。コツコツ貯めても3年後には有効期限が来てしまうので、自分のペースでマイルを貯められないという忙しなさが辛い。
ANAマイルは、ANAの航空券やツアーに使える「ANAコイン」に交換することもできるので、有効期限が迫ったマイルの逃げ道としてはありがたいのだが、交換レートは1マイル=1ANAコイン(1円相当 / 交換方法によりボーナスが付く場合もあり)。1マイルには2円の価値があると言われているのが、約半分の価値になってしまうのは悲しいところだ。
ANAマイレージにはメリットもある
ただ、ANAマイル / マイレージはデメリットばかりではないのも確か。たとえばローシーズンのハワイ旅行だと、1人往復60,000マイルあれば、ビジネスクラスを使ってハワイに行くこともできる。この必要マイル数は、日本からハワイに行ける航空会社の中では最安値。例えばJALでも8万マイル〜/ ビジネスクラス、ユナイテッド航空で11万マイル〜/ ビジネスクラス、デルタ航空で12万マイル〜/ ビジネスクラス(デルタ・ワン)なので、このANAの必要マイル数が、どれだけお得なのか比べればよく分かる。
ただし、この最安マイルでANAの特典旅行をしようと思うと、なんでもない平日に休みが取れることが前提で、さらに予約は特典枠が開放されてすぐ(ANAの航空券発売日は出発355日前)に行わないと無くなってしまうので、予約はかなりハードルが高い。そんな理由で、マイルを貯めて特典旅行を予約するまでの期限として「3年間」というのは長いようでかなり短いのだ。
ANAマイルは貯めるべきではない
ANAマイル / マイレージは、有効期限がある上、使いたい時に使えない・・・とても使い勝手が悪いマイレージプログラムだ。しかし、このANAマイルには、その大きなデメリットと言える「有効期限」を裏技的に無期限にする方法が存在するのも確かだ。
ANAのフライトは、サービスも最高な上、もちろん日本語も通じるので、英語が苦手な人でもANAなら安心して海外旅行に行くことができる。
ANAの特典航空券を手に入れたい場合は、ANAマイルを貯めて必要マイル数を確保するべきではなく、ANAマイルに交換できるポイント(マリオット・ボンヴォイ・アメックスカードやスカイ・トラベラー・カードのポイント)を貯めて、ANAマイルが必要な時にポイントをマイルに交換するのが一番お得な方法と言えるだろう。私はマリオット・ボンヴォイ・アメックスカードを使ってポイントを貯め、必要な時にANAマイルでもJALマイルでも好きなマイルに交換できるようにしている。
ANAマイルを貯めようかどうしようか迷っている人にとって、この情報がヒントになればとても嬉しいと思う。
最新の記事
人気の記事