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タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラス 大阪⇔バンコク / 搭乗記
タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラス
タイ国際航空の新しい機材の一つ、A350-900(A359)。そのビジネスクラスに、大阪(KIX)⇔ バンコク(BKK)間のフライト(往路:TG623便 / 復路TG622便)で搭乗したので、その時のビジネスクラス極上体験を実体験レポート!エアバス A350-900は、ボーイング B787のライバル的存在の最新機材。そのビジネスクラスはどんな感じなのか、早速見ていきたい♪
タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスの座席とシートマップ
タイ国際航空のA350-900 ビジネスクラスの機内の様子と、シートマップ(Seat Map / 座席マップ)がこちら。座席の配列は変則的な1-2-1となっている。座席は前後でジグザグに設置されており、座席をフルフラットにした際は、後ろ席の足部分が前席のサイドテーブルの下に潜り込むような設計となっている。窓際は完全に1人席でプライベート感が保たれ、真ん中の2列も、偶数列は隣同士はサイドテーブルで大きく隔たれているため、隣に他人が座っても全然気にならない。
しかし、せっかくの海外旅行で、このタイ国際航空 A350-900のビジネスクラスにカップルや夫婦で座る場合は隣同士のほうが楽しいだろう。そんなときは、中央列の奇数列に座れば、ちゃんと席が隣同士になる。ただし、ツインシートの場所は4組(8席)しかないので、座席指定はお早めに。
ツインシート
こちらがツインシートの座席シート。ばっちり顔が見える座席になっている。
仕切りも付いている
このツインシートの真ん中席は、シチュエーションによっては他人同士が座ることも想定されるので、このように中央の仕切りも用意されている。夫婦やカップルで喧嘩になったときにも使えそうだ(笑)。なお、着陸、離陸の際は使用できないので注意しよう。
窓側席
こちらが窓側席。完全に1人席となっているため、プライベート性も非常に高い。なお、座席幅については、このタイ国際航空 A350-900のビジネスクラスはだいたい20〜21インチとなっている。
座席のコントロールパネル
ビジネスクラスの座席のコントロールパネルはサイドテーブルのところに取り付けられており、細かく座席調整も出来るが、ボタン一つで「アップライトポジション(離陸・着陸)」「リラックス」「フルフラット」の3段階に調整可能。
座席:アップライトポジション
では座席の各ポジションでの座り心地を見ていきたい。まずはアップライトポジション。フライトでの離陸、着陸の際に使用する「座席を元の位置に戻してください」のときのポジション。タイ国際航空 A350-900のビジネスクラスでは、このスタイルでも十分快適性があって居心地は良い。
座席:リラックスポジション
次はリラックスポジション。ゆったりと座れるリクライニングポジションとなっており、主に個人モニターで映画を見たりする際にベストなポジションとなっている。
座席:フルフラットベッド
最後は寝るときに快適なフルフラットベットのポジション。タイ国際航空A350-900の座席は完全にフルフラットになるので、しっかり熟睡することが出来るので、フライトを降りた後も疲れが残りにくい。やっぱり最新機材のビジネスクラスの座席って最高だなぁ♪
タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラス席の設備
続いて座席に備わっている設備を見ていこう。まずはシートベルト。ビジネスクラスの座席シートベルトは、なんと3点式のガッチリタイプ。飛行機に乗ってるんだけど、車に乗っているような・・・そんな感じだ。
個人モニター
個人モニターはしっかり大きめのものが備わっており、もちろんタッチパネル式で日本語にも対応。最新の映画などを見ることも出来る他、ライブのTV番組(BBCなど)を見ることも可能。またモニターの下にはUSBの充電ポートが2つ備わっている。
電源タップも付いている
USBポートに加え、マルチタイプの電源タップも付いているので、ノートPCなどの電源確保も可能となっている。マルチタップのため若干差し込みが緩く、当たったりすると充電が外れてしまったりするのがちょっと難点。
靴の収納もできる
個人モニターの下部分には、シューズを置いておけるスペースも付いている。ブーツなどのゴツい靴は入りにくいが、タイ国際航空のビジネスクラスでは、アメニティにスリッパも用意されているので、機内で過ごす場合は靴を脱いでおいて、スリッパで過ごすとリラックスできて良い。
コントローラーも付いている
個人モニターはタッチパネル式ではあるが、手元には引き出せる液晶モニター付きのコントローラーも備わっている。こちらの液晶画面もタッチパネル式。ゲームなどをする際にも重宝しそうだ。
座席のライト
タイ航空 A350-900 ビジネスクラス席の座席ライトは全部で3つ。天井から座席を照らしてくれるライトに加え、サイドテーブルの間接照明、そして、手元をより明るく照らしてくれるスポットライト。このホテルの客室ばりの設備にうっとり♪
ヘッドレスト
座席の頭部分には角度調整可能なヘッドレストも備わっている。リラックスポジションや、アップライトポジションの際に便利だ。
メインテーブル
食事の際に使うメインテーブルは、個人モニター横の出っ張り部分に付いており、機内食タイムの際にはこのように展開して使用する。
タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスのアメニティ
座席の設備をザクッと紹介した後は、座席に用意されているアメニティ類を見ていきたい。このタイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスのアメニティには、ブランケット、枕、アメニティポーチ、そして豪華なヘッドホンが用意されている。
ブランケットというより布団
タイ国際航空のビジネスクラスのブランケットは、座席をフルフラットベッドにした際にはしっかり被れるようにかなりの大きさが確保されている。またキルティング仕様になっていてゴツめであったか。ブランケットというよりは布団、そんな使い心地だ。
AKGのヘッドホン
座席用のヘッドホンには、オーストリア・ウィーンの音響のプロフェッショナルメーカー「AKG」のヘッドホンが採用されている。ノイズキャンセリングも優秀で音質も非常に良い。もちろん持って帰れないので、着陸前には回収となる。
タイ国際航空・ビジネスクラスのアメニティ
この日本・大阪⇔タイ・バンコクの中距離フライトで用意されていた、タイ国際航空のアメニティポーチと中身も紹介。往路(大阪→バンコク:TG623便)では、FURLA(フルラ / 写真上)のポーチ、復路(バンコク→大阪:TG622便)ではGreyhound(グレイハウンド / 写真下 / タイ・バンコク発のブランド)のポーチが準備されていた。
中身は、コーム(ブラシ)、アイマスク、耳栓、歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュ、リップバーム、ハンドクリーム(ボディローション)、スリッパ。
トイレチェック♪
さて、長い時間を過ごす機内。トイレ環境もチェックしておかなくては。ビジネスクラスのトイレは機内の前方にあり、常にCAさんの清掃が行き届いた状態になっている。また、トイレ内にも蘭の花などがあしらわれ、アッパークラスな雰囲気が漂っている。
ハンカチ(ミニタオル)も用意されている
ビジネスクラスのトイレには、紙製のタオルだけでなく、布製のハンカチのようなミニタオルも用意されている。このハンカチ、使い終わった後どうすればいいのか分からず私(モリオ)は使わなかったのだが、、、
モリオ: 「あのビジネスクラスのトイレのハンカチって、あれ使い終わったらどうすんの?」
ミヅキ: 「普通にゴミのところに捨てるんだと思うよ?」
モリオ: 「なんか布製のハンカチだと捨てるの躊躇するよなw」
ミヅキ: 「そうやんねぇ・・。でも置いておく場所も無いし、捨てるので正解だと思うよ〜。」
モリオ: 「なんか、セレブな感じやなw」
・・ということらしい。
その他のトイレアメニティ
ビジネスクラスのその他のアメニティには紙コップや、紙ナプキン、ティッシュペーパーも置かれている。
おむつ替え台
そして、トイレの中にはおむつ替え台(Diaper Changing Table)も準備されているので、赤ちゃん連れのお父さんやお母さんも安心だ。
機内サービスと機内食
一通り、タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスの機内や座席などを紹介したところで、いよいよビジネスクラスの機内サービス、そして機内食を見ていきたいと思う。まずは搭乗後すぐに配られるおしぼりサービス。ホッカホカでとても気持ちが良い♪
ウェルカムドリンク
続いて離陸前に用意されるのがウェルカムドリンク。ウェルカムドリンクには、シャンパン、ジュース、お水などがあるが、お酒が飲める場合は、ここはシャンパンをチョイスするとこれから始まる贅沢フライトの気分がより盛り上がる♪ お酒が弱い私達は1杯のシャンパンだけで、このとおり顔が赤くなる(笑)。
非常用設備の案内
ウェルカムドリンクを飲み終わる頃、私達が搭乗したタイ国際航空 A350-900はタクシングが始まり、機内では非常用設備のビデオが流れ始める。2019年1月現在の、タイ国際航空さんの非常用設備の案内ビデオは、可愛い絵本の中から飛び出してきたようなとても可愛らしいガーリィなものになっていて思わず見とれてしまった。かなりうまく作られているので、見る機会があればぜひ見てほしい。
おつまみタイム
飛行機が離陸し、安定航路に入ったタイミングでスナックタイム(おつまみタイム)がやってくる。最初の搭乗時にCAさんが、食事の選択に加え「離陸後、スナックをご用意しますが、その際の飲み物は何になさいますか?(英語)」と聞いてくれるので、メニューから自分の飲みたいものを選んで伝えておこう。なお、1杯で足らない場合は、CAさんを呼び止めてお願いすれば、追加の飲み物も持ってきてくれる。
飲み物のメニュー
飲み物は、ワイン類は、シャンパンのヴーヴ・クリコの他、赤ワイン3種、白ワイン2種、ロゼ1種が用意されていた。またアルコールはワインだけでなく、ビール、ウィスキー、ジンやウォッカなどの各種スピリッツ、カクテルも用意。また、ソフトドリンク類も、タマリンドティー(タマリンドの紅茶 / Tamarind Tea)、Violet Bliss(紫の清涼感のあるドリンク / 詳細は不明・・)の他、コーヒー、紅茶、ソーダ類、モクテル(ノンアルコールのカクテル)など、メニューも豊富に用意されている。
タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスの機内食
では、お待ちかね。タイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスの機内食を見ていこう。今回紹介するのは往路(TG623便 / 昼食)と復路(TG622便 / 朝食)・・・ではあるが、このタイ国際航空では、なんとビジネスクラスでは一部の路線を除いて、事前にネットでスペシャル機内食をオーダー(無料)することが出来る(事前機内食オーダー詳細は本サイト を参照)。事前オーダーの予約画面のお料理の写真は正直微妙だが、実際に出てくるスペシャルミールはかなりレベルが高いので、タイ国際航空のビジネスクラスに乗る際はぜひ利用してほしいところだ。おっと、前置きが長くなってしまったが、実際のビジネスクラスの機内食を見ていこう。今回の私達のタイ国際航空 A350-900 ビジネスクラスのフライトでは、往路の大阪→バンコクが事前予約の食事となっている。
TG623便 ビジネスクラスの機内食:メインディッシュ / モリオ
そしてお待ちかね、TG623便(大阪→バンコク)で出てきた私(モリオ)の機内食:メインディッシュがこちら。事前予約のビーフステーキ!注文したときにサイトに載っていた写真はしょぼかったが、出てきたステーキは見た目もバッチリ!1年半ほど前に出てきたタイ国際航空さんのビジネスクラスの機内食は、はっきり言ってそんなに美味しくは無かったのだが、今回用意されているこのステーキは非常に美味。機内食に対するタイ国際航空さんの進歩が見て取れる。
TG623便 ビジネスクラスの機内食:メインディッシュ / ミヅキ
こちらはミヅキが事前オーダーした、機内食「すき焼き」。単にすき焼きだけ出てくるのかと思いきや、なんと付け添えに、刺し身や押し寿司、カニに加え、味噌汁などの和食料理がしっかり付いてきた。これは当たりだ。私の機内食メニューよりも、見た目も豪華。もちろん、他の人が食べている通常のビジネスクラスの機内食よりも豪華。ミヅキ曰く「周りに申し訳ないぐらい豪華で美味しいわぁ♪」だそうだ。刺身類はミヅキは駄目なので私が頂いたw うまいな。。。
なお、このTG623便で出された通常のビジネスクラスの機内食のメインディッシュは「サムラップ / タイ料理」「カラスガレイの蒸し物」「牛肉の野菜巻き」の3種類。
ミヅキも大興奮
メインディッシュ「すき焼き」がやってきたときのミヅキの表情がこちら。どんだけ興奮してるんやwといった感じのいい表情だ(笑)。タイ国際航空のビジネスクラスに乗って、事前メニューを予約できる場合は、ぜひこのスペシャルミールを選んでみてほしい♪ なお、すき焼きは大阪→バンコクしか選べなかったので参考までに。
TG623便 ビジネスクラスの機内食:チーズの盛り合わせとフルーツ
メインディッシュの後には「チーズの盛り合わせとフルーツ」がサーブされた。だいぶお腹が一杯になってきたぞ・・・。ビジネスクラスに乗ると絶対太る。
TG623便 ビジネスクラスの機内食:デザート
そして、TG623便の機内食の〆のデザートには「マンゴーアイスクリーム」or「オレンジムース」が用意されたが、ミヅキはお腹いっぱい過ぎて、最後のデザートは食べず、私だけこのマンゴーアイスクリームをいただいた。美味しかったなぁ・・・ごちそうさまでした。でももう食べられないw
TG623便 ビジネスクラスの食後サービス
機内食の後には、一口サイズのチョコレートと、なんとフライト中に使える20MBのWIFIカードが配られた。「食後にネットでも楽しんでね」というタイ国際航空さんからのプレゼントだ。
機内でのWiFi
機内でWiFiサービスを利用する際は、スマホを機内モードのまま「WiFi」をONにして、飛行機の機内にあるWiFiサービスに接続。そのままネットブラウザを立ち上げるなどするとタイ国際航空の機内WiFiサービスのページが現れるので「Use a voucher or promo code」を選択し、渡されたWiFiカードのスクラッチを削ってクーポンコードを入力。その後「Resister new account / 新規アカウントを登録」か「Continue as guest / ゲストとして継続」を選択し、画面に従って進めていけばネットに接続される。
この20MBという容量はインスタグラムなら4〜5回分の投稿で使い切るぐらいの微々たるものではあるが、海外のしかも空の上でネットが出来るというのは、非常に嬉しい体験になるだろう。
お腹いっぱいで寝る
お腹いっぱいになったところで、機内の明かりは落とされ、就寝タイムに入る。でもさっきまでお腹いっぱいで食事をして、そのまま寝るというのは・・・・確実に太るね。ビジネスクラスのフライトは危険だ。
TG622便 ビジネスクラスの機内食
TG623便(大阪→バンコク)の機内食を見たところで、次はTG622便(バンコク→大阪)の機内食も見ていきたい。このフライトは夜中フライトで朝方に大阪に到着するフライトのため、機内食は最初の離陸後に、スナックタイムがあり、その後到着の2時間ぐらい前に朝食の機内食が準備される。
なお、写真は機内の飲み物メニューにあるタマリンドティー。タマリンドとは豆のような袋に入った東南アジアの果物で、アンチエイジングの効果などが期待されるスーパーフルーツの一つ。タイ国際航空に乗ったらガブガブ飲もうw
TG622便 ビジネスクラスの機内食:白身魚の蒸し物
ミヅキがTG622便の機内食で頼んだのはこちら「白身魚の蒸し物・わさび風味」。こちらも非常に美味しくいただけた。1週間ほど海外で過ごしてきた帰りの便だけあって、この和食料理はかなり心にホッと染み渡る味だっただろう。今回の私達のTG622便、TG623便 ビジネスクラスの搭乗体験は、タイ国際航空さんの機内食を見直すフライトとなった。
オールデイダイニング
これだけふんだんな食事でも物足りないゲストのために、タイ国際航空のビジネスクラスでは「オールデイダイニング」という間食メニューも用意されている。今写真に写っているのはTG623便で用意されていたメニュー「アフタヌーンティーセット」。ゴーダチーズ、スモークサーモンのサンドイッチに
スコーン、そして飲み物が付いたセットメニューだ。ミヅキが起きて映画を見ていたらCAさんが「サンドイッチはいかがですか?」と言ってくれたらしい。
なお、TG622便では鶏そぼろのお粥、茶そば、パニーニといったメニューも用意されていた。私達はお腹いっぱいで食べられなかったが、トライできる人は是非CAさんに頼んでみよう♪
機内食番外編:アイスクリーム
さて、ミヅキがサンドイッチを注文した時、私はCAさんに「アイスクリームありますか?」と聞いてみたところ、なんと、そのCAさんがエコノミークラスで提供していたアイスクリームを特別に持ってきてくれた。こんなワガママをちゃんと聴いてくれるって・・・ほんと、タイ国際航空さん、ありがとうございます。
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