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就航セレモニーも!ベトジェットエア A321neo 大阪⇔ハノイ / 搭乗記
ベトジェットエアA321neo
ベトナムのLCC「ベトジェットエア」が、2018年より大阪とハノイを結び、その後は、大阪だけでなく東京とベトナムをも結ぶ。今後の日本からベトナムへの身近な翼となるベトジェットエアの主力の機体はエアバス A321neo。通常、この機体は主にレガシーキャリア(フルサービスキャリア)では、短距離線や国内線に利用されているのだが、この機材で約5〜6時間のベトナムのフライトを快適に過ごせるのか、実際に乗って確かめてきた。
今回の搭乗記は、大阪〜ハノイを結ぶベトジェットエア VJ939の記念すべき初便(2018年11月8日)。初就航を記念して、地上、そして空の上でもセレモニーが行われた。その時の様子も交え、座席の詳細(シートピッチなど)、機内食なども詳しく紹介したいと思うので、これからベトジェットエアに乗ってベトナム旅行に行こうかなと思っている人はぜひ参考にしてほしい。
ベトジェットエアのチェックインカウンター
ベトジェットエアのチェックインカウンター。まずはここでチェックインを行う。出発時刻は午前9時20分。通常、チェックインカウンターは出発の3時間前にはオープンするのだが、今回は2時間30分前の、午前6時50分にオープンとなった。ベトジェットエアは、2時間30分前にチェックインスタートがデフォなのかな?それとも、朝早いからか?このあたりの詳細は不明。
なお私たちは、事前にチェックインバッグ(受託手荷物)20kgまでを購入してたせいか、手荷物の重量検査は預け荷物だけで手荷物のチェックは無し。まぁ見るからに軽そうな荷物だったと思うので、特に測る必要も無かったのだろう。
大阪初就航セレモニーが行われる
今回のフライトは、記念すべき初就航フライト。ボーディングタイム30分ほど前に、搭乗ゲートでは盛大にセレモニーが行われ、会場には搭乗者だけでなく、ベトジェットエアの人や、関西空港の人、そしてたくさんのマスコミの人も訪れている。この大阪 - ハノイ線はレジャーだけでなくビジネスでも利用される重要なフライト。それだけ、関係者にも力が入る。
ベトジェットエアのCAさん
地上での式典も終わり、いよいよベトジェットエアA321の機内へと進む。機内に乗り込むと、CAさんが笑顔で迎えてくれる。ベトジェットエアのCAさんのユニフォームは、赤にチェック柄の可愛らしいデザイン。また、今回の大阪〜ハノイのフライトでは、日本人のCAさんも乗り込んでいたので、英語が苦手な人でも安心してフライトを楽しめる。
機内の様子
機内の様子がこちら。座席配列は全て3-3。A321neoはコンパクトな機体なので、この配列は一般的ではあるが、はたして国際線でこの座席配列はどうなのか、それぞれの座席を詳しく見ていくことにしよう。
エコノミークラスの座席シート
こちらがエコノミークラスの座席シート。座席はエアアジアと同じく革張りが採用されている。座席のシートピッチは、横幅が約17インチ(約43.18cm)、縦幅が約24インチ(約60.96cm)。横幅は一般的なエコノミークラスと同じで問題ない。しかし、縦幅は約24インチと、国際線としてはかなり狭い間取りとなっている。(私がメジャーで測った数値なので、あくまで目安として考えてほしい)
最後尾はリクライニング不可
また、エコノミークラスの最後尾は、座席がぴったりと壁に付いてしまっているため、リクライニングができない状態になっている。こうなると、最後尾に乗るのはできるだけ避けたいところだ。
ベトジェットエア・スカイボス - Sky Boss
このベトジェットエアには「SKYBOSS - スカイボス」という、アッパークラスの座席も設定されている。言ってみれば、ベトジェットエアのビジネスクラスのような座席。これは座席の最前列とその後ろの2列分に設定されているクラスで、最前列は足を伸ばしても壁に届かないぐらい広くシートピッチが設定されている。その後ろの座席についても、後ろのエコノミークラスよりも少し広めの縦幅になっており、測ったところだいたい26インチと、一般のエコノミークラスの縦のシートピッチ(24インチ)よりも2インチ(約5cm)ほど広めになっている。
【追記】最前列を含む座席シートの前5列は、座席の頭部が赤で色分けされている。もしかしたら、5列目までは、後ろの座席よりも縦のシーチピッチが広いのではと思い、4列目の座席の縦幅を測ってみると、26インチの設定になっていた。測り間違いがあるかもしれないので確証はないが、この赤で色分けされた座席については、シートの縦幅は大きめに設定されている可能性が高い。
非常口の座席
私たちが今回予約した座席はこちら、非常口にあるツインシート。ここは肘掛は固定式で動かないので狭く感じるが、縦幅のシートピッチは、なんとスカイボスの最前列をも上回る余裕の49インチ(約124.46cm)。
座席の設備は最小限
さて、このベトジェットエアの座席の装備について、、、であるが、こちらは本当に最小限のものしか付いていない。具体的な設備内容は、読書灯とアテンダントボタン(CAさん呼ぶボタン)、そして送風口。
しかし、LCCの機内は寒いという定説があるが、私たちが乗り込んだ、大阪発、ハノイ行きの初便は、驚くほど寒くなくてビックリ。温度調節にはかなり気を使ってるのか、、、はたまた初便のサービスなのかは不明なので、この情報についてはまた搭乗回数が増えてきたら更新していきたいと思う。
機内サービス
フライトが飛び立ち、しばらくすると始まるのが機内サービス。もちろんベトジェットエアはLCCなので、機内食や飲み物といった機内サービスは全て有料。しかし、ベトナムの物価の安さも反映されており、機内食であってもドリンク付きで6.5ドルなど。ただし支払いは現金のみ(ベトナムドン、日本円、ドルもOKだったと思う)となっている。また、ネットで機内食を事前予約した場合は、20%ほど割引になる。
ミートソーススパゲティ
ミヅキがオーダーしたのはこちら、ミートスパゲティー。事前予約していたのでミネラルウォーター付きで600円。機内食でこういうのは不味いというのが定説だが、ミートソースの味付けがしっかりしていて、意外なほどうまい。(麺は伸び気味なので期待しないように)やはりベトナムは飯がうまい。
焼きビーフンみたいなやつ
私(モリオ)が事前予約していたのがこちら、焼きビーフンのようなシーフード系麺料理。ミネラルウォーター付きで585円。上のミートスパゲティより美味しくないが、まぁ普通にいただける味わい。うん、ベトジェットエアの機内食って、見た目は非常に素朴だけど安めだし案外いけるのかも。
機内の初就航セレモニー
では、ここからはこの大阪 - ハノイ間で行われた、機内の初就航セレモニーを見ていこう。まず最初には、搭乗者全員にベトジェットの赤いキャップの進呈から。赤とベージュのチェックのユニフォームをまとったベトジェットのCAさんが、搭乗者一人一人に、ベトジェットエアの赤いキャップを手渡していく。
キャップをかぶるとこんな感じ
手渡されたキャップをかぶるとこんな感じ。派手だが以外とかわいい♪
踊り子さんが登場!
キャップを配り終わった後は、民族的な衣装を身にまとった踊り子さんの登場。以前はビキニを着てパフォーマンスをしていたようなのだが、ベトナム政府に「ふさわしくない」と注意された影響か、ビキニではなく、エキゾチックな衣装での登場となった。
ベトナムの伝統的な踊り
パフォーマンスで披露されたのは、ベトナムの伝統的な踊り。女性らしい優しい動きに、みんな魅了される。ビキニのような露出度は無いが、これはこれで見ていてとても楽しい。
さらにベトナムの伝統工芸バッグのプレゼント!
ダンスショーが終わると、さらにベトナムの伝統工芸の手編みのポーチのプレゼントが行われる。キャップに加えて、ベトナムらしいポーチのバッグのプレゼントなんて、、、これはベトジェットエアの初就航便に乗れるチャンスがあるなら、絶対に乗るべきだ。
ベトジェットエアのスタッフはフレンドリー
今回のフライトでお世話になったベトジェットエアのCAさんと一枚。CAさんは、日本人の女性もいたが、ベトナムの男性CAさんも結構多い。そしてみんなフレンドリーで笑顔が素敵だ。ベトジェットエアはLCCではあるけれど、温かいおもてなしの接客だった。
踊り子さんたちと記念写真
また、今回の大阪〜ハノイの初就航便では、パフォーマンスをしてくれた踊り子さんを呼び止めると、笑顔で写真撮影にも応じてくれた。今回のフライトは、私たちにとっても非常に思い出に残る体験となった。ありがとうございました。
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