翠嵐 人力車で京都・嵐山観光
春の桜が咲く頃。京都・翠嵐の宿泊者に無料で提供されている人力車での京都・嵐山観光を実体験レポート!京都・嵐山は、国の史跡および名勝にも選ばれる大人気の観光地。春には桜、秋には紅葉・・・と、京都の風情ある四季を楽しむこともできる上、「渡月橋」や「竹林の小径」などの観光スポットがたくさん点在する京都・嵐山。そんな大人気の観光地をえびす屋さんの人力車で巡ってきたので、その体験レビューをしていきたいと思う。
年中無休の人力車は寒さ対策も万全
さて、この人力車サービスは、年中無休でサービスを行っているので、寒さ対策も万全。私達が利用したのは3月31日で、桜も咲き始めているシーズンであったが、少し肌寒さが残る気候であったため、人力車のシート部分にはホッカイロが貼られていて、座ったときの温かさは抜群。座った後にも膝には毛布を掛けてくれて、さらに風が入ってこないようにシートも上にかぶせてくれるという徹底ぶり。
この京都の冬は底冷えも酷い気候なのだが、さすがはそんな京都の季節を知り尽くしたえびす屋さんならではの徹底した寒さ対策には感動を覚えた。
準備ができたところで記念写真♪
入念な寒さ対策ができたところで、いよいよ人力車での京都・嵐山観光に出発だ!まずは、ホテル翠嵐前で記念写真を一枚♪ この写真だけでもかなり記念になる一枚だ。
観光客で溢れる嵐山の町中へ
ホテルを出発した私達の人力車は、保津川(桂川)側の道を進んで行く。道にはたくさんの観光客の姿。人力車の俥夫さん(車力 / 人力車を押す人)が「人力車が通ります!お気をつけて! (日本語と英語両方で)」と道を歩く人に注意を促しながら、私達は観光客がごった返す嵐山の町中へと進んでゆく。
途中の写真撮影スポット
人力車は進んでいく最中も、写真撮影ができそうな場所では車を停めて、こんな感じで記念撮影を行ってくれる。上の写真は、保津川(桂川)に掛かる、あの有名な渡月橋をバックにしたもの。京都・嵐山の風景を贅沢に納めながら、ベストなアングルで写真撮影を行ってくれる俥夫さん。写真撮影の腕前も素晴らしい。
京都・嵐山の桜は3月末から4月上旬が見頃
人力車は京都・嵐山の中心部へ。嵐山の街路樹は桜が植えられており、そろそろ見頃を迎える雰囲気になっている。この嵐山の桜はいつもであれば3月末〜4月上旬が満開の季節・・・ではあるが、今年は少し寒い日が続いたため、ソメイヨシノの桜は五分咲きぐらいの花の付け方・・かな?満開時(4月7日頃)にはもっと鮮やかな嵐山の街の風景が広がっていそうだ。
嵐電(京福)嵐山駅
嵐山の中心にある嵐電(京福)嵐山駅。この駅も、京都・嵐山が世界的に有名になっていくに連れてかなり建物の見た目も変わった場所の一つ。その駅前にもたくさんの人。いやぁ、それにしてもこの雰囲気を見ただけでも嵐山の人気度の凄さが伺い知れる。
人力車は嵐山の細道へ
嵐山の中心部を越えて、私達を乗せた人力車は町家が立ち並ぶ細道の方へと入っていく。この周辺もたくさんの観光客の姿。一応この道も車が通れる一般道路なのだけれど、雰囲気としては歩行者天国のような、そんな賑わいを見せている。
観光の被写体になる人力車
さて、この嵐山・人力車観光であるが、道を通り過ぎる際には、色んな人が手を振ってくれて、さらに写真を撮られたりと、自分達が嵐山を人力車で観光しているんだけど、嵐山を観光している人たちの観光の被写体にもなっていて楽しい。少し恥ずかしい気分と、注目される心地よさが入り乱れる人力車観光。誰かの旅の思い出の写真の中に自分が乗った人力車の写真が添えられるなんて、、、何だかロマンチックな気分になる。
人力車で嵐山のハイライト「竹林の小径」へ
私達を乗せた人力車は、いよいよ京都・嵐山の観光のハイライトの一つ「竹林の小径」へと入っていく。人の流れをかき分けて進む人力車。その目の前には、あの竹林が姿を見せている。
人力車の上から見る景色は、いつもの目線より少し高いからか?ものすごく混雑した場所でもすっきりと見ることができる。
人力車専用の道
さて、この竹林の小径エリアには、徒歩や自転車では入ることが出来ない、人力車専用の細道(小径)が用意されているのだ!これは凄い。
竹林の景勝地を独り占め♪
観光客でごった返す「竹林の小径」を横目に見つつ、私達を乗せた人力車は、優雅にこの人力車専用の竹林の小径(しょうけい)を進んでいく。
人力車からの嵐山・竹林の風景
この嵐山の竹林の風景を独り占めできるだけでも、人力車観光をする価値があるというものだ。素晴らしい。
野宮神社
竹林の小径エリアにある、縁結びの神様と知られる「野宮神社」(ののみやじんじゃ)を通り過ぎる。この神社はその昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(皇女、女王の中から選ばれる)が伊勢へ行かれる前に身を清められた場所で、古くは源氏物語で描かれ、最近では秋篠宮様がご夫婦で参拝され、その後、佳子様を授かったことでも有名な神社でもある。
山陰本線・嵯峨野線(JR)の踏切を越えて
一番賑わう嵐山「竹林の小径」を越えて、更に人力車は進んでいく。こちらは竹林の小径エリアの奥にある、山陰本線・嵯峨野線(JR)の踏切。普通に電車が利用している踏切ではあるが、たくさんの観光客が立ち止まって写真を撮っている姿も見受けられる。「危ないので立ち止まらないでください!」と人力車のスタッフも声を掛ける。
踏切の風景
その観光客の人たちが写真を撮っている風景がこちら。確かに、なかなか情緒ある線路の風景が広がっている。でも、本当に危ないので、写真は横切る際に軽く撮る程度にしよう。
踏切を越えても「竹林の小径」は続く
そのJR嵯峨野線の踏切を越えても、まだまだ「竹林の小径」の風景は広がっていく。一番賑やかなエリアからは少し外れているため、観光客の姿も少し少なめ。のんびりとした嵐山の竹林の風景を楽しみたい場合は、踏切を越えてここまでやってくるのがオススメのようだ。
私達の人力車は、竹林エリアに入ってからここまでは写真撮影タイムは無し。俥夫(読み方:しゃふ)さん曰く、この奥にとっておきの写真撮影スポットがあるとのこと。この場所を熟知する人からベストな写真撮影ポイントを教えてもらえるのも、この人力車観光のメリットと言えるだろう。
嵐山観光は着物姿の人も多い
竹林の小径の奥へと進んでいく。ここまで来ると歩いている人の数もだんだん少なくなってくる。目の前には20代ぐらいの着物姿のカップルの姿も。この京都・嵐山では、こういった着物での観光もとてもサマになる。
竹林のとある場所で
さて、竹林の小径を散策していた私達の人力車は、とある竹林の一角でその足を止めた。
俥夫さん:「このあたりで写真タイムにしましょう!」
どうやら、この周辺が、俥夫さんが一押しする写真撮影スポットのようだ。何枚か写真を撮り終えた後、俥夫さんが一言。
俥夫さん:「ではパノラマ写真を使って、私のとっておきの写真撮影を・・・」
そう言うと、俥夫さんは私達のiPhoneの写真モードをパノラマに変えて、凄い写真を撮り始めた。
俥夫さん:「しばらく動かないでくださいね〜♪」
ダイナミックな竹林写真
そうして出来上がった写真がこちら。天高くそびえる竹林の風景と、人力車のコントラストが素晴らしい、かなり特殊効果的な手法が盛られた一枚の写真ができあがった。これはスゴい!私(モリオ)の顔が変なのはさておき(笑)、いやぁ・・この竹林の写真はこの嵐山観光の思い出に残る一枚になった。俥夫さん曰く、この写真撮影はかなり練習した、とのこと。えびす屋さんの俥夫さんは、人力車の扱いだけでなく、写真撮影にも秀でていた。
竹林エリアを抜けて
そうして竹林の小径を人力車で堪能した私達は、竹林エリアから再び嵐山の町中エリアへと戻っていく。
人力車を操る技術もスゴい
この人力車観光では、人力車を操る俥夫さんの技術も見ていて頼もしい。この嵐山の町中はたくさんの観光客で溢れているため、車を的確に、そして安全に動かしたり停めたりする技術が要求されるが、さすがはベテランの俥夫さんだけあって、ベストなタイミングで車を停め、また再び動かすその体捌きは圧巻だ。最初、30分で9,000円って高いよなぁ・・・と思っていた私達であったが、この作業を見ていると、決して高くはない、いやむしろリーズナブルだと思うようになってきた。それぐらい素晴らしい動きで、私達に最高の京都・嵐山観光を楽しませてくれるのだ。
桜の季節の嵐山・人力車観光
今回は桜が咲き始めている嵐山を人力車で観光することになったが、段々と桜色に染まっていく京都・嵐山の風景の中を人力車で駆け抜けていくのは、本当に気持ちが良く、長く京都で生活をしている私達夫婦にとっても、非常に思い出深い、格別な観光体験となった。きっと、これから一週間以内には、京都の桜もソメイヨシノが満開になり、さらに鮮やかな桜の景色を、訪れるゲストに見せてくれることだろう。
枝垂れ桜の小道を抜けて
もうすぐゴール地点であるホテル「翠嵐」の近く。最後は枝垂れ桜が満開の小道を通り、私達は翠嵐へと戻っていく。
人力車30分コース終了!
出発前は30分というとすごく短いのではないかと思っていたが、かなり濃密な嵐山観光を終えてホテルまで戻ってきた私達。最後は保津川、そして嵐山の風景をバッグに、俥夫さんと人力車と一緒に記念撮影。ありがとうございました♪
クレジットカードで差額分を決済
乗車の後は、今回の人力車の追加料金の5,000円をクレジットカードで支払って領収書をいただく。その時に、全国のえびす屋さんで使える3年間有効の割引チケットをいただく。このえびす屋さんは、京都・嵐山が発祥であるが、現在は東京・浅草、北海道、広島・宮島などでも営業を行っている人力車サービスなので、3年以内にはまた何処かで利用させてもらうこともありそうだ。
四季折々の絵葉書とステッカー
また、その割引チケットに加えて、こんな可愛い絵葉書(6枚組)と四季折々のステッカー(写真赤色のシール)をいただく。今回頂いたステッカーは【春】。このステッカーを春夏秋冬すべて集めると、特別なプレゼントをもらうことも出来るらしい。
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