世界三大がっかりスポット「マーライオン」は行く価値ある?
シンガポールを象徴するランドマークであり、世界三大がっかり観光スポットとしても挙げられる「マーライオン」。頭がライオンで下半身は魚、そして口からは水を吐き出す個性的なシルエットは、シンガポールに行ったことが無くても知っている人も多いこのマーライオン。
シンガポールに行ったときには見ておきたいけど、がっかり観光スポットとしても有名なので、旅行スケジュールに余裕がない場合は「行かなくても良いんじゃないか?」と悩むことになりがちです。
そこで今回は、このシンガポールのランドマーク「マーライオン」の観光に実際に行ってみて、本当にがっかりして行く価値が無いのかどうか確かめてきたので、シンガポール旅行を計画している人は是非参考にしてくださいね。
マーライオン周辺の様子
マーライオン公園に到着。マーライオン周辺の様子を360度写真でどうぞ!マーライオンはシンガポールを一番象徴するランドマークで、シンガポールと言えばマーライオンというスポットなので、公園には沢山の世界中からの観光客が訪れています。
マリーナベイサンズとマーライオン
このマーライオンは湾を挟んで向かい側に、これまたシンガポールで一番有名な高級ホテル「マリーナベイサンズ」を臨みます。このマリーナベイサンズは2010年にオープンした、比較的新しいホテルですが、このマーライオンとマリーナベイサンズをセットにした風景は、これぞシンガポール!といった雰囲気になっていますね。
マリーナベイサンズが見える反対側からのマーライオンの風景も一枚。海側は晴れているのですが、反対側の空はかなり曇り。少ししたらスコール雨が振ってきそうな空模様ですが、シンガポールは非常に雨の多い国で天気もよく変わるので、観光する場合は、晴れていても折り畳み傘は持ち歩いておいたほうが安心です。
マーライオン周辺にはお店も多い
このマーライオンの周辺は、カフェや露店、ファストフードのお店、レストランなど、マーライオンを見に来た観光客向けのお店も多くあります。
ファストフード店
こちらはホットドッグなどが食べられるファストフードのお店。価格はホットドッグで500円~600円ほどで、観光地としては利用しやすい価格帯となっています。
日本の焼き芋屋台
また、日本のさつまいもを使った焼き芋の露店もあったりします(笑)。価格は100g 2.9SGD(約300円)。シンガポールは暑い国なので、はたして暑い場所で焼き芋を食べるのが美味しいかどうかは…難しいところですが、ここシンガポールでは日本食(味は日本と異なります)が非常に人気となっているので、こうして日本に馴染みの食事も多く置かれています。
リバークルーズのカウンター
またマーライオン公園の海側には、シンガポール観光で人気のリバークルーズのカウンターもあります。料金は大人28SGD / 子供 3~12歳 18SGD 所要時間40分程度(マリーナ・ベイ~クラークキー周遊)となっているようです。支払いはカウンターにはVISA / MASTERのロゴがあるのですが、その横に大きく「Cash Only(現金のみ)」とも書かれているので、、多分現金のみの支払いではないかと思われます。
ちなみに、少し前にはここのカウンターが臨時休業になっているなどの情報も見たので、このリバークルーズをやっているかどうかは、そのときに現地に行ってみないと分かりません。
マーライオンの歴史
さて、この世界三大がっかり観光スポットとされる「マーライオン」ですが、マリーナベイサンズをバックにした風景や、沢山の観光客の姿、そして無料で訪問できる公園内にあるなど、実際に訪れてみると世界を代表する「がっかり」スポットとは程遠いその勇姿を見ることができます。
このマーライオンは、1964年にシンガポール観光庁が設立されたときに、その観光庁のロゴマークのアイコン(像ではなくシンボル絵)として使われたのがその始まりです。シンガポールはマレー語で Republik Singapura となるのですが、この Singapura はサンスクリット語で「ライオン / 獅子(Simha)の街(Pura)」という意味を持っていて、その獅子(ライオン)と海を意味する言葉「Mer(マー)」が合わさって、このマーライオンが生まれました。頭がライオン、下半身が魚というシルエットデザインはまさにシンガポールを体現するものになっています。
そして、そのロゴマークとして使われていたマーライオンを実物として1972年に当時のマーライオン公園に設置されたのが、このマーライオン像です。しかし、マーライオン設置当時はもう少し内陸側に設置されていて、1997年にエスプラネード橋が作られた際に海から見えなくなって、さらにマーライオンの噴水機能が故障したりしたことで、景観悪くて水も出ない、、といったことから当時の世界三大がっかりスポットの一つに数えられたのではないかと言われています。
しかし、2002年にはウォーターフロント側(海側)から見える湾のほとりに移設され、噴水機構も修復、さらに2010年にはマリーナベイサンズも建設されるなど、現在ではもう「がっかり」スポットとは呼べない一大観光スポットとして君臨しています。
なお、このマーライオンの生まれや歴史を知って訪れることで、このマーライオン観光はより楽しめるはずです。
マーライオンの定番撮影アングルで遊ぶ
さて、このマーライオン観光では訪れた人が必ず撮りたい「マーライオン定番写真ポーズ」があります。それがこちらのマーライオンの噴水を口で受け止めるという、遠近法を使った面白いアングルの写真です。
シンガポールに来たという楽しい記念写真にはもってこいの写真になると思うので、マーライオン観光に来たらぜひこのアングルの写真を撮ってみてください。なお、写真はマーライオンに近付くほど迫力が出てきますが、その分人も多くなるので、良い写真を撮るのは難しくなってきますので頑張ってみてください♪
マリーナベイサンズと一緒に
またこのマーライオン公園は、シンガポールの新しいランドマークであるマリーナベイサンズを背景にした記念写真を撮るのにも最適な場所です。マリーナベイサンズはガーデン・バイ・ザ・シー側からも見えますが、こちら側のほうが海も入って開放感があるのでおすすめです。
シンガポール・マーライオンは訪れるべき?
シンガポールのランドマーク「マーライオン」観光はいかがだったでしょうか?世界三大がっかりスポットとして有名になってしまって久しいこのマーライオン像ですが、実は様々な改修が行われ、現在ではシンガポールの美しい景色を代表するような一大観光スポットとして生まれ変わっています。
「シンガポール旅行に訪れたらマーライオン観光に行く価値はある?」
もちろんあります!そして、マーライオンを訪れる時には、前で軽く紹介したマーライオンの誕生の歴史も知っておくと、より観光を楽しめます。なお、このマーライオン公園には実はもう一体、人の背丈ぐらいの大きさのミニマーライオン(口から噴水付き / 少量)もいます。
小さい方のマーライオンは周りには人も多くないので、マーライオンを独り占めの記念写真も撮りやすくなっています。マーライオン観光に来たときにはぜひそちらのミニマーライオンも見てみてください。
最後にこのマーライオン観光を1分のショートムービーにまとめてみました。
1分で観光「マーライオン」
VIDEO
ナレーションや音楽は無く、ただ現地の音や声だけを収録した動画になっていて、このマーライオンやその周辺の様子もよく分かると思うので、マーライオン観光を簡単に体感してみたいひとは是非チェックしてみてくださいね。ではでは。
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