【注意したいことその3・出発前の荷物に気をつけよう(LCCの場合は特に注意)】
●スーツケースの選び方
はじめての海外旅行に行くときに、悩むことの一つが「何をどのくらい持って行けばいいのか?」だと思うが、まずは機内に預けるスーツケース(トランク)の選び方について解説したい。
機内に預けるスーツケース(トランク)の大きさは、MサイズからLサイズのものをおすすめしたい。メーカーによってはこのMサイズからLサイズの間の中間サイズ(Jサイズ・ジャストサイズ)というものを用意しているところもある。大きさとしては、縦、横、奥行きの合計が158cmを超えないように注意しよう。たまにLサイズのスーツケースで158cmを超えてしまうスーツケースを見ることがあるけれど、超えてしまうと持ち込めない航空会社(アメリカ系の航空会社など)もあるので、どの航空会社に乗っても使えるように合計で158cm以内のスーツケースを購入しよう。
そして、スーツケースには【TSAロック】が付いているものを選ぼう。【TSAロック】というのはアメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認されたロックで、セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックなのだ。
アメリカ同時多発テロの後、アメリカ内でのセキュリティチェックがとても厳しくなり、米国領土(ハワイ、グアム、サイパン等を含む)に到着する国際旅客の預け入れ手荷物についても、引渡し前に電磁的な検査によって不審物のチェックを実施している。その際に、施錠してあるものに関してはカギを破壊して検査をしても良いというルールになっており、【アメリカ領土に旅行に行くときには鍵をかけずにスーツケースを預けるように】ということになっているのだ。でも【スーツケースに鍵をかけずに預けるのは嫌だ】という人は居ると思う。私もそうだ。そんな人は【TSAロック】を使えば鍵をかけてスーツケースを預けることができるのだ。
ハワイはアメリカ領土なので、もしもこれからスーツケースを新調するという場合にはTSAロックが付いているスーツケースを買うようにしよう。モリオとミヅキも海外旅行に行くときにはTSAロックが付いた158cm以内のスーツケースをいつも使っている。※ただ、最近はTSAロックが付いていたとしても【鍵はかけないほうがいい】と言われることもある(係員が無理やり開けて鍵が壊されてしまう場合もあるから)。私たちは今のところカギが壊されたことは無いのだが、、、鍵をかけるかかけないかは個人で好みがわかれるところだ。鍵をかけない場合は、スーツケース用のベルトを閉めておこう。
| おすすめなのはこんな感じのスーツケース。
TSAロック付きのスーツケースでジャストサイズ148cmだ。 |
このお店にはもう少し大き目で158cmギリギリのLサイズもあるけれど、大き目のLサイズにして荷物をいっぱいいっぱいまで詰め込むと20kgを軽くオーバーしてしまうので、LCCでハワイに行くのであればこのJサイズというジャストサイズのスーツケースをおすすめしたい。ここのお店はタイヤが破損したりしても半永久的に無料(往復の送料・2000円程度のみ必要)で修理してくれるから安心だ。実際に私もこのお店でスーツケースを購入し、その後、壊れた時に修理をしてもらった。(その時の詳しい方法はこちら。)修理にかかる費用は往復の送料だけだったので保険の免責額(自分が負担する金額3000円程度)よりも安く修理ができた。
そしてTSAロックが付いていないソフトタイプのスーツケースを預ける場合(アフリカのセスナなんかに乗るときにはハードケースでは無くソフトタイプのスーツケースを使うように指示される)は【TSAロックが付いたループ状の鍵】をファスナーの鍵穴に通して使っている。
| スーツケースに鍵が無い時やソフトバッグの場合は
こういうワイヤー付きロックがあると便利 |
| スーツケース用のベルトはちょっと派手目の方が
目立つので、自分のスーツケースを探すときに便利。 |
ハワイには何でも売っている
旅先で足りないものがあったら困るから…と思うとあれもこれもと持って行きたくなるけれど、ハワイには日本で売っているものはほぼ全て売っているし、24時間オープンしているお店もある。安くてかわいいものがたくさんあるので「現地で足りなくて困るかも…」なんていう心配は要らない。なので、日本からはあまりあれこれ持って行かずに、どうせならハワイでいろいろ買って日本に持って帰って使うほうが、日本でもハワイ気分を楽しめて◎。
とにかく、ハワイはおしゃれなものや可愛いもの、美味しいものや素敵なものをたーくさん売ってるからついつい欲しくなっていろいろ買ってしまう。お土産もたくさん買いたいし、自分の記念にも、、、なんてあれこれ買っていたらすぐにスーツケースがパンパンになってしまうのだ。追加でお金を払えばもちろん持って帰ることは出来るけど、スクートやエアアジアなどのLCCの場合は20kgを超えると超過料金100ドル(約12000円)を払うことになる。(ANAやJALの場合は3個目からの超過料金は2万円、)メジャートリップを読んでくれている読者さんは【お得に海外旅行をしたい】と思っている人が多いと思うから、【できれば追加料金なんか払いたくない】と思う人が多いのではないだろうか。帰りの飛行機のチェックインで上のモリオの写真のように荷物を開けて重さを調節するとか、、、あまりやりたくは無いと思う(苦笑)。
なので、出発時にはできるだけ荷物を少なめにして出発することが大事なのだ。
自宅で自分のスーツケースがどのくらいの重さになっているのか?というのは体重計があれば簡単に調べることができる。まず、スーツケースを持った状態で体重を測り(A)、その後、何も持たずにもう一度体重を測る(B)。(A)-(B)=(スーツケースの重さ)になる。
ただ、この方法は体重計があるときしか使えない。現地のハワイのホテルに体重計があるかどうかはわからないので、できれば携帯式の簡単な測りを持って行くのがいいだろう。
| モリオとミヅキが使っているのはコレ。
こんな感じの携帯用スケールを持っていると便利。
嵩張らないので旅先にも持って行けるしおススメ。 |
ハワイ旅行出発前のミヅキのスーツケースの中身
私がハワイ旅行に出発する前のスーツケースの中はこんな感じになっている。左側の仕分けポーチの中にはTシャツやワンピース、キャミソール、下着などハワイで着用予定のものが入っている。右側の仕分けポーチの中には化粧品ポーチ、ヘアクリームやシュシュなんかを入れたポーチ、ケースに入れたサングラス、お風呂セット(格安ホテルやB&Bの時はシャンプーリンスなど、高級ホテルの時はシャンプーリンスは付いているので持って行かない)やクレンジングシートが入ったポーチなど、単品だとゴロゴロ動きそうなものをまとめて大き目の仕切りポーチに入れている。
そしてこの仕切りポーチの下部分は凸凹しているのでその凸凹を埋めるような感じでジップロックのようなファスナー付きの袋にビーチサンダルや水着を入れている。ビーチサンダルや水着をあらかじめジッパー付き袋に入れておくと、現地から帰るときに多少汚れていたり、砂が付いていたり、濡れていたりしても袋に入れて封をすれば他のものが汚れる心配が無いのでおすすめだ。
左側の蓋部分にはファスナー付きのネットが付いているので、そこには現地で購入した液体物とかを持って帰るときに使うファスナー付きビニール袋(ジップロックみたいな物)を数枚入れている。
私がハワイに行くときの出発前のスーツケースはこんな感じだ。3日~5日程度のハワイ泊ならこのくらいで十分だ。ハワイには可愛い服やグッズがたくさん売ってるから、それをアレコレ買って日本に持って帰るのだ。これならLCCだったとしても帰りの便で超過料金を払う心配も少なくなる。(でも、チェックインカウンターに預ける前の荷造りではちゃんと重さを測ろうね。)