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ホテルザ三井京都 鉄板焼ガストロノミー「都季-TOKI」ディナー
ホテルザ三井京都の高級フレンチ鉄板焼「TOKI - 都季」
ホテルザ三井京都の高級フレンチの鉄板焼レストラン「TOKI - 都季」は、コース料理のみを提供しているスペシャルなレストラン。私達はホテルザ三井京都に滞在中、その超豪華なレストラン「TOKI - 都季」のゴージャスなコース料理を食べてきたので、詳細を実食レポートしてみたいと思う。
なお、このホテルザ三井京都の「TOKI - 都季」さんは、フランス・パリの名門ホテル「Ritz」内のミシュラン2つ星レストランにて長年、日本人として初めて副総料理長を務めていた経験を持つシェフ、浅野哲也氏が料理長を務めており、本格的なフランス料理を鉄板焼という日本スタイルで提供しているという非常に個性的なレストランでもある。
果たして、このホテルザ三井京都の高級フレンチ鉄板焼レストラン「TOKI - 都季」では、いったいどんなスペシャルな食事が楽しめるのか、実際の料理の写真と一緒にお届けしたいと思う。
ホテルザ三井京都 - 都季 / 営業時間&場所
ホテルザ三井京都 鉄板焼レストラン「都季」はホテル1階、日本庭園の中庭の見える場所に位置しており、メインダイニングのイタリア料理レストラン「FORNI(フォルニ)」とはちょうど中庭を挟んで向かい側にある。営業時間は以下の通り。
ホテルザ三井京都 - 都季(とき)営業時間
ランチ | 11:30 - 14:30 (LO) |
ディナー | 17:30 - 21:30 (LO) |
ちなみに、ホテル内のイタリア料理レストラン「FORNI(フォルニ)」と隣のバー「GARDEN BAR」ではマリオット・ボンヴォイのエリート会員割引特典が受けられるが、この都季では特典割引は対象外となる。
フランス料理と鉄板焼の融合
このレストラン「TOKI - 都季」では、窓際のテーブル席と鉄板焼カウンター、そして個室(部屋代は別料金)の3タイプの席が用意されており、鉄板焼カウンターでは、熱々の鉄板の上でシェフさんたちによるフランス料理の調理、盛り付けが行われている。
そのため、鉄板焼カウンター席では非常にダイナミックで繊細なフランス料理の工程が垣間見えてとても興味深いが、その分、大人気の席となっているため、このカウンター席の利用を希望する場合は、事前に予約して訪れよう。私達も今回は、この鉄板焼カウンターで食事をいただいた。
レストラン「都季」のメニューはコース料理のみ
このホテルザ三井京都のレストラン「都季」のメニューは、全てコースメニューとなっており、一番の定番メニューは7品コース「都季」で22,135円(サービス料15%別)、一回りカジュアルな5品コース「傅(でん)」が18,578円(サービス料15%別)、そして超スペシャルで1週間前までに予約が必要なコースメニュー「シェフのスペシャリテ」37,945円(サービス料15%別)がある。また+11,000円でワインペアリング(食事に合わせたグラスワイン6杯)も頼むこともできる。
7品コース「都季」
私達は今回の食事では7品コース「都季」をオーダー。メニュー内容は以下の通り。
ミヅキは魚介類が苦手なので、その旨を伝えて、ミヅキの料理内容は上記のものから一部がお肉と野菜中心のものに変更してもらっている。では料理内容を実際の写真と一緒に紹介していきたいと思う。まずはビール(一杯1,500円)で乾杯だ♪
アミューズ
コースディナーの前に、まずはアミューズがテーブルに運ばれてきた。ゴツい一枚板のプレートの上に、左からビーツのビスケットボウル、牛肩ロースのコロッケ、赤カブを揚げたもの(ドライのバターソースが添えられている)。
アミューズの一つ一つは一口サイズで小ぶりながらも、どれも洗練された味わいで非常に美味。こんなに美味しいアミューズが食べられるレストランはそうそう無い。また、このプレートに使われている木は、このカウンター・テーブルに使われているものと同じ材木が使われている(木材の種類は忘れてしまった・笑)など、一つ一つのシチュエーションにこだわりがあってとても良い。
ひよこ豆のスープ
アミューズのあとに、前菜として出てきたのはひよこ豆のスープ。スープにはひよこ豆だけでなく、白ごまも加えられており、ごまの香ばしさが良いアクセントとなって、スープの味わいにより深い旨みを醸し出している。
パテの『松風』庭園サラダ
続いての料理は、豚・フォアグラ・鶏で作ったパテ。このパテは『松風』をイメージしているんだとか。その傍らには上品に盛られた野菜のピクルスを添えて庭園サラダに。パテの上にはマッシュルームも添えられていて、見た目にもとても美しい。
ミヅキ版 パテの『松風』庭園サラダ
ミヅキはキノコもそんなに好きじゃないということで(好き嫌い多いなぁ・笑)、ミヅキのパテ料理の上には大根が添えられている。フォアグラは、つまりレバーなわけで私達はレバーが苦手なんだけど、この都季さんのフォアグラは癖もなく美味しく食べられる♪
目の前で作られていく美しいフレンチディッシュ
私達が食事をしている前の鉄板焼プレートの上では、シェフさんたちによる調理や盛り付けが進められていく。普通、こういったフランス料理の準備の工程は厨房の裏手で行われているので見ることが出来ないが、このフレンチ鉄板焼レストラン「都季」さんでは、それをライブ感たっぷりに見て楽しむことができる。あまり他に見たことがない本当に個性的なレストランスタイルだ。
ワカサギ 天麩羅 アスパラガスのソース
続いてやってきたのは、琵琶湖産のワカサギの天麩羅料理。ソースはアスパラガスのソースで、野菜は香川県産の旬なアスパラとミニトマト、そしてイカスミチップも添えられている。
お皿の中心の緑のラインは、実はお皿の模様ではなく、グリンピースのピューレで描かれたもの。和の雰囲気をたっぷりと醸し出した、美しい一皿料理だ。
ミヅキの天麩羅料理
ミヅキの天麩羅料理のお皿にはワカサギの代わりに、ホワイトアスパラの天麩羅が盛り付けられている。魚がダメなミヅキもこれなら美味しく食べられる♪
フォアグラ『茶碗蒸し』フランセーズ
続いての料理は、フォアグラを使ったフレンチスタイルの茶碗蒸し。目の前では、鉄板の上で蒸された茶碗蒸しがお皿に盛り付けられていく。
春らしい緑のフレンチ茶碗蒸し
そうして盛り付けられてやってきた茶碗蒸しがこちら。フォアグラを使った卵の蒸し物に、グリーンピース、さらにその上には甘くて小さな玉ねぎ、人参などが盛り付けられた一品。春を感じさせるような柔らかい見た目にふさわしく、食べた時のフワッとした軽さがクセになる、まさにフランス料理版の茶碗蒸しだ。
付け添えのチャパタ
ここで、コース料理の付け添えとしてテーブルにはチャパタがやってきた。パン用のスプレッドには海藻入りの発酵バターが用意されていた。
鰆 (サワラ)のポワレ
メインディッシュまでにもう一皿。テーブルには鰆(サワラ)のポワレがサーブされる。鰆は京都産のものが使われており、お皿にはジャガイモ(品種:インカの目覚め)のピュレで囲いが作られ、その中に酸味のある魚介ソースが注がれる。どこか海沿いのビーチを連想させるような盛り付けが個性的で楽しい。お味は、魚臭さも無く、さっぱりとしたソースでペロッと食べられる。
ミヅキのお皿には鴨のロースト
魚介類をお肉に変更してもらっているミヅキには、鰆の代わりに鴨のローストがサーブされる。ソースも私の鰆のソースとは異なり、甘さとコクのあるものが用意されている。鴨のローストというと、独特のクセがあってあまり美味しいと感じる機会は少ないのだけれど、このお皿に盛り付けられた都季さんの鴨のローストは香ばしく、また甘いソースとの相性も抜群で、ミヅキが「うぁぁっ美味しい!」と感動していた。
ソースの盛りつけも楽しい
このポワレ料理のお皿は、テーブルに料理が目の前に用意され、お皿の上にジャガイモのピューレで作られた囲いの中にソースが注ぎ込まれてサーブされる。食べる前の行程も楽しめるのはとても楽しい食事体験になる。
国産黒毛和牛のロースト
そうしてやってきた今回のコースメニューのメインディッシュ「国産黒毛和牛のロースト」。お皿の下部分にはカリフラワーのピューレが敷き詰められ、その上に先程のカリフラワーのパイ、そして宮崎県産の黒毛和牛(フィレ)が盛り付けられている。
さらにカリフラワーの上にはトリュフを削ったものがまぶされていて、白、赤、黒のビビッドなコントラストも美しいメインディッシュに仕上がっている。
仕上げにトリュフソース
このメインディッシュの仕上げには、上から濃厚なトリュフソースが注がれる。このメインディッシュのお肉は絶妙な焼き加減で柔らかくて香ばしくて、本当に美味しい。さらにカリフラワーのみずみずしさが、肉料理のヘビー感を和らげてくれてバランスもとても良かった。ごちそうさまでした!
お口直しの杉シャーベット
メインディッシュも終え、次はデザートだなと思っていると、テーブルにはお口直しとして、このシャーベットがやってきた。しかもこのシャーベットのお味は、なんと「杉」。口に運ぶと、優しいさっぱりとした甘みに、杉の香りがスーッと浸透してくる感じ。杉のシャーベットなんて初めて口にしたけど、まさかこんなに美味しいとは。まさに「お口直し」の一品としてベストなシャーベットだった。
デザート
コース料理の〆のデザートにやってきたのはこちら。こんがり焼かれたクレープの中に、クリームチーズとナッツを使ったアイスクリーム、そして軽く火で炙った日向夏、そしてソースには木の芽のジュレ。全体的に白と、ベージュ、イエローを基調とした、菜の花や初春を連想させる春らしい彩りの繊細なデザート。
ここまでいただいたお料理でお腹いっぱいでもう食べられない・・・と思っていても、やはり美味しいデザートは別腹(笑)。非常に美味しくいただいた。
特にこのクレープの中のアイスクリームは、冷たくてさっぱりとしてとても印象的。超豪華なフレンチのコースディナーを締めくくるにふさわしいデザートだった。
食後の飲み物とお茶菓子
コースディナーのデザートを食べ終わると、最後に食後の飲み物(コーヒー、紅茶など)とお茶菓子が出てきて、この極上のコースディナーはフィナーレを迎える。お茶菓子には、このホテルザ三井京都のオリジナルであるほうじ茶のキャラメルのボンボンショコラとフィナンシェ(焼き菓子)が付いてくる。
私達は今回、コロナの影響でまだ京都の時短要請中に訪れたので(レストランやバーの営業は午後9時まで)、デザートをいただいた後、バーが閉まる前に…と、急いでバーに向かったのでこの『食後のお茶菓子と飲み物』はレストランで食べられなかったのだが、なんとレストランのスタッフが気を利かしてバーまで『食後のお茶菓子と飲み物』を持ってきてくれたのだ。こうしたイレギュラーなシチュエーションにもしっかりとしたサービスで応えてくれるというのは、さすがホテルザ三井京都ならではのおもてなしだ。ありがとうございました。
高級フレンチ鉄板焼レストラン「都季 - TOKI」での食事
ホテルザ三井京都の高級フレンチ鉄板焼レストラン「都季 - TOKI」さんでのコースディナーはいかがだっただろうか。本場フランスの星付きレストランで副料理長まで勤め上げたシェフ、浅野さんさんがまとめるこの都季さんのコースディナーは、他のホテルのレストランでは体験できないような、思い出に残る美味しくて印象的な食事体験を楽しめる。
訪れる人の京都旅行の素敵な思い出の一つとして、印象深い体験となるので、ホテルザ三井京都に滞在した際は、一度は利用してみてほしいと思う。ちなみに食事の予算としては2人だと、飲み物入れてだいたい6万円~7万円(一人3万円前後)と、なかなかのお値段になるうえ、マリオット・ボンヴォイの割引も適用外なので(汗)、それなりの見積もりをした上で足を運んでみてほしいと思う。
それでは、ホテルザ三井京都の高級フレンチ鉄板焼レストラン「都季 - TOKI」で、最高に美味しい京都旅行の思い出を♪
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