京都嵐山で超おすすめの湯豆腐のお店「竹むら」
京都の嵯峨 嵐山で超おすすめの湯豆腐のお店「竹むら」さんを見つけてきたので、その時食べたお豆腐のコース料理の内容をはじめ、肌ツルツルな驚異の女将さんとの会話など、その時の体験をレビューしたいと思う。それにしても、まさか京都の嵐山の湯豆腐のお店に、私達中年夫婦の美容とダイエットのヒントがあるとは・・・おっと、その話は後で書き残しておくことにして、早速そのオススメの湯豆腐のお店「竹むら」さんを実体験レポートしていきたい♪
京都嵐山 湯豆腐のお店「竹むら」の場所
京都嵐山 湯豆腐のお店「竹むら」さんの場所は、嵐電(京福電車)嵐山駅から徒歩3分ほど。嵯峨嵐山の中心エリアに店を構えている。
私達が湯豆腐「竹むら」のお店を見つけたのは、嵐山の短期旅行を計画していたときのことだった。せっかく嵐山に行くのだから、本場の湯豆腐を食べてみたい。そういうわけで、ネットで色んなレストランや料亭を検索していたんだけど、なかなか思うような場所が見つからない。
モリオ:「うーん、どの湯豆腐のお店も、夕方ぐらいに閉まっちゃうとこ多いよなぁ。」
ミヅキ:「ほんとやねぇ。夜までやってるのはほとんど無いよね。」
モリオ:「あ、このお店、20時までやってるって書いてるな。使ってるお豆腐も森嘉豆腐(嵯峨豆腐)っていう京都嵐山のお豆腐を使ってるんやって・・・。あっ!翠嵐(すいらん)とか星のやもこの森嘉豆腐使ってるんやぁ。」
ミヅキ:「コース料理で2,600円(税込)〜とか書いてるね。京都の本格的な湯豆腐って結構どこも高いけど、ここお得じゃない?行ってみる?」
モリオ:「そうやな。翠嵐でディナーのコース食べたら1人16,000円(税サ別)するしな(笑)。あと、予約できるかどうかとか、カード使えるかどうかもお店に電話して聞いてみよう。」
そうして、私達は竹むらさんに電話してお店の内容を確認。すると、クレジットカードの支払もOKで、さらに予約も受け付けてもらえるとのこと。早速私達は、湯どうふ「竹むら」にて、11月20日の夜19時30分に2人の予約を申し込んだ。
やってきました!湯どうふ「竹むら」
そうして私達は予約の日に湯豆腐「竹むら」さんを訪れる。お店は昔ながらの京町家の出で立ち。後で聞いたが、この湯どうふ「竹むら」は、営業を始めてもう60年以上も続いているのだとか。京都・嵐山の老舗の湯豆腐の料理屋さんなんだなぁ。
お店の玄関には「縁台」と「野点傘」
お店の入口前には、京都らしいかわいい緋毛氈の縁台と野点傘も置かれている。昼間の混み合う時間帯では、お客さんがここに座って待ったりもするんだろうなぁ。
竹むら のお店の中へ
では、このレトロ感たっぷりの竹むらののれんをくぐって、お店の中に入っていこう。本当に昔ながらの佇まいが、京町家って感じだ。
大量のサイン色紙が飾られている
お店の中に入ると、目の前にあらわれたのが、昔ながらの2階へとあがる階段と、その横に溢れんばかりに並べられた有名人、芸能人の書いたサイン色紙も。レジの前にはジャニーズの嵐の昔の写真も貼ってあったり(実際、その嵐のリーダー大野さんも来たりしたようだ)と、私達はあんまりテレビ見ないから、芸能関係には非常に疎いが(汗)どうやら、芸能界隈ではかなり有名なお店のようだ。
モリオ:「ごめんください。予約しているカンザキです。」
私達がお店の中に入ると、奥から着物姿の女将さんと、スタッフの若い女の子が出てきて、席まで案内してくれる。上階の貸し切りっぽいお部屋では、楽しそうな笑い声も聞こえてくる。どうやら、常連さんが楽しく宴会をやっているような感じだ。
竹むら 店内の様子
ゆどうふ「竹むら」さんの店内の様子がこちら。お店の中は靴を脱いで座布団に座って寛ぐ、昔ながらのお座敷タイプの客席になっている。テーブルの上には湯豆腐のお鍋用のガスコンロも置かれている。なんだか、昔のうちの実家の家の中みたいな内装で、妙に懐かしい。
竹むらのコース料理を注文
席で落ち着いたところで竹むらの湯豆腐のコースメニューを注文だ。コースメニューは以下の通り(2019年11月現在)。
また、飲み物はビール(中瓶)600〜650円、お酒1本600円、冷酒650円、コーラなどの清涼飲料水300円となっている他、食事とは別に一人あたり100円のチャージ料金が掛かる。
私達が頼んだメニューは、私(モリオ)は一番豪華なさくらコース(8品)、ミヅキはお手頃な竹コース(5品)を注文することにした。
湯豆腐
注文してしばらく、まず最初にテーブルにやってきたのは湯豆腐だ。薬味には海苔、カツオ、ネギ、大根おろし、生姜が添えられている。湯豆腐のお豆腐は、氷水の中で冷やされている。
竹むら 湯どうふの食べ方
湯どうふ「竹むら」さんでの湯豆腐の食べ方は、沸騰した土鍋に食べる分のお豆腐を入れ、ぐつぐつと豆腐が鍋の中で踊り始めたらお皿に取り出して、薬味を添えて、上からカツオの出汁醤油を掛けていただく。
秘伝のダシじょうゆ
この竹むらさんの湯どうふで注目したいのは、この湯豆腐に掛ける秘伝の出汁醤油。この醤油は厳選した土佐ガツオをふんだんに使ったダシじょうゆとなっていて、これがまた非常に美味い。
竹むらさんで使用している豆腐は嵯峨豆腐(森嘉豆腐)で、コシがあって崩れにくいのだが、口に入れるとツルンとなめらかな口当たり。そしてカツオの出汁が効いたこの特製ダシ醤油が、絶妙な味わいをプラスしてくれる。見た目は素朴なんだけど、本当に美味しい湯豆腐がいただける。今まで食べた湯豆腐で一番美味しいかもしれない。思わずお皿に溜まった醤油まで飲み干したくなる味わいだ。
なお、この特製のダシじょうゆは、お店で1本(180ml)1,000円で購入することもできる。
胡麻豆腐
続いてやってきたのは「胡麻豆腐」(松コース以上で付いてくるメニュー)。普通、胡麻豆腐というと濃厚で後味が残る感じなんだけど、この森嘉豆腐の胡麻豆腐は一味違う。
最初口に入れた時は濃厚な胡麻の香りがやってくるのだけれど、それが後に残らずさらっと喉を通っていく感じでしつこくない。こんなにあっさり美味しい胡麻豆腐は初めてだ。わさび醤油でいただくのだが、これまた癖になる美味しさだ。
八寸 - 柚子釜どうふ
「八寸」料理としてやってきたのは、竹むらが50年以上も守り続けている伝統の「柚子釜どうふ」。これはすべてのコース料理メニューで提供されている自慢の豆腐料理で、柚子をくり抜いて中に柚子みそを塗ってお豆腐を入れて蒸した料理となっている。
ミヅキ:「何これ!!むっちゃ美味しい!モリオも食べてみて!」
モリオ:「えっ!?ちょっと、俺まだ胡麻豆腐味わってんねんw」
ミヅキ:「早く早くw」
ミヅキが興奮して急かすほど美味しいこの柚子釜豆腐。仕方なく私も口の中に掬って入れてみると・・・
モリオ:「うぉ、なんじゃこれ!うまいやん!」
ミヅキ:「でしょっ!」
モリオ:「内側にもたっぷり柚子みそ入ってて、濃厚で美味いなぁ。」
ミヅキ:「器も柚子だし、風味も良くて、ほんっっと美味しいよね!」
モリオ:「これはほんま美味いな。」
ちなみに柚子釜豆腐の横に置かれているのは「大徳寺麩」。見た目は不格好な麩なんだけど、もっちりとした食べごたえと、染み出す旨味がこれまた美味しい。
なお、この絶品の柚子釜豆腐は、11月から3月中頃までの季節限定メニューとなっているので、食べてみたい人は、ぜひ冬のシーズンに竹むらさんに訪れよう。
揚げ出し豆腐
私のさくらコースに付いている揚げ出し豆腐がやってきた。京都の嵯峨豆腐で作られた揚げ出し豆腐。美味しくないわけがない。
モリオ:「あ・・・ミヅキにもちょっと分けたげようと思ったのに、全部食っちゃったw」
ミヅキ:「あ”ーーー!」
ここまですべてお豆腐料理だが、こんなに満足感があるなんて。私達はすでに、京都嵐山の老舗の湯豆腐のお店「竹むら」さんのファンになってしまっている。
野菜の天ぷらとご飯、お吸い物
続いてやってきたのは、野菜の天婦羅、ご飯、お吸い物、そして京都のお漬物(香の物)。天ぷらは、茄子、蓮根、人参、しその葉、そしてパプリカをサクッと揚げてあって、それをヒマラヤの岩塩であっさりいただく。もちろん美味いが、抹茶塩とかではなくヒマラヤ岩塩でいただくのが、カジュアルな感じで楽しい。
お吸い物には湯葉が入っており、優しい出汁の効いた美味しい味わい。お漬物は塩分が濃くなくてあっさりとした味。そして、この御飯。これがまたもっちりプリプリでツヤツヤな炊きあがり。ミヅキがあまりにも美味しいご飯に感動して、スタッフにどこのお米か聞いたところ「多分、コシヒカリではないかと・・」と自信のない返事。多分、炊き方が絶妙なのだろう。ここだけの話、翠嵐の朝食に出てくるご飯よりも美味しかった。
飛竜頭 - ひろうす(がんもどき)
天ぷらに遅れてやってきたのは「飛竜頭 - ひろうす」、つまり、がんもどきだ。竹むらで出されているこのひろうす。これがまた美味い。中を割ってみると銀杏やきくらげなどが入っているんだが、この銀杏が、しっかり味付けされていて、栗のような味わいになっているのだ。銀杏を美味しいと思ったのは、私はこれが初めて。全体的な味付けが優しいので、そのがんもどきの中に入った銀杏の味が際立つ。
男性でもガツンと来るボリューム
これで最後のデザート以外の料理が全て出揃ったが、この竹むらの湯豆腐コース料理のボリュームは、全て食べ終わると男性でもかなりガツンとくる量となっている。私もかなりお腹がいっぱいでベルト周りが苦しくなってきた(笑)。
食後のデザート
食事が終わり、デザートにやってきたのは、よく熟れた柿と、ストロベリーのアイスクリーム。柿はフレッシュで美味しいが、このストロベリーのアイスクリームも、ちゃんと苺を使って手作りした感じの濃厚な味わいで美味。私は、市販のストロベリー味のアイスクリームは甘ったるくてケミカルな感じがして嫌いなんだけど、このストロベリーアイスクリームはすごく美味しかった。
ごちそうさまでした!
そうして、出てきた料理をすべて平らげてごちそうさまでした!ほとんど豆腐料理だとは思えないような、食べた後の満足感がたまらない。お腹いっぱいすぎてこのままここで転がって寝たくなるような(笑)、そんな美味しい湯豆腐コースメニューだった。ミヅキもすべてのお皿を残さず完食してるし、本当に美味しかった証拠だ。
お会計はクレジットカードもOK
食事を終えて、入り口のレジに伝票を持っていって精算を済ませる。支払いは、現金の他、クレジットカード、PayPay(ペイペイ)なんかもOKになっている。こういう昔ながらのお店では、クレジットカードの支払いは出来ないことが多いんだけど、この「竹むら」さんはカードOKなので、普段あまり現金を持ち歩かない私達には非常にありがたい。
今回の食事代金は、私のさくらコース(4,800円)+ミヅキの竹コース(3,100円)+チャージ料金(100円×2)の8,100円。京都でこれだけ美味しい湯豆腐のコース料理を食べてこのお値段はお手頃だ。
さて、レジでの精算は竹むらの女将さんが担当してくれたのだが、その女将さんがミヅキの金髪を見て、「あれっ!すごくいい髪色ね!」と話が始まり、少し女将さんと話が盛り上がることになる。
お肌ツルツルの女将さんと一緒に
この竹むらの女将さんは、土屋 洋子さん。ミヅキよりも10歳以上は年上らしいのだけれど、話の最中で、そのお肌がツルツルでキレイなのに気が付き、ミヅキよりも先に私が「うわっ!肌めっちゃキレイですね。何かやってるんですか?」と思わず口に出してしまう。すると女将さんはニッコリしつつ「お豆腐よ♪」と一言。
ミヅキ:「えっ!?お豆腐ですか!」
女将さん:「そうよ。お豆腐は良質な植物性タンパク質も豊富だから♪」
たしかに、豆腐はタンパク質が豊富でヘルシーな日本に古くからあるスーパーフードで、こんな豆腐料理を出しているお店の女将さんなら、毎日食べているのも頷けるが、、、もしかして、女将さんのように毎日豆腐を食べれば、いつまでもお肌ツルツルをキープできるということなのか!?
モリオ:「ミヅキも毎日豆腐食う?」
ミヅキ:「うんうん!お豆腐毎日食べるわ!!!」
あとで知ることになったが、この女将さんの土屋さんは「肌が美しくなる簡単とうふ料理の本」という本まで書いている人だったようだ。いや、ほんと、あのぐらいの年齢であのお肌ツルツル感は本当にヤバい。「竹むら」さんでは美味しいお豆腐料理をいただいたが、まさかミヅキの美容と健康のヒントまでいただけるとは、、、これは毎日豆腐だな。いやほんとに。
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