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リッツカールトン沖縄 一番使いやすいオールデイダイニング「グスク」
リッツカールトン沖縄「グスク」の営業時間
リッツカールトン沖縄 イタリアンレストラン「グスク」は、ロビーフロア(3階)に位置するレストランで、他の鉄板焼き「喜瀬」とイタリアン「ちゅらぬうじ」とは位置的に少し離れている。営業時間は以下の通り。
朝の朝食ビュッフェ会場はこのグスクが会場となる。朝食ビュッフェの料金は1人4,900円(税サ込)となるが、今回私達はグスクでは朝食を食べなかったので、この特集記事ではランチとディナーをレポートすることになる。
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」の店内
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」の店内の様子がこちら。レストランの壁はガラス扉になっていて、ホテルの中庭とその向こうの海を臨む景色が広がっている。「ぐすく」という言葉は、沖縄の古い言葉で「城」を意味するが、このレストランからの外の眺めは、まさにそのお城からの眺めのような景色となっている。
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」のランチタイム
それでは、ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」の各時間帯の食事メニューや、私達が実際にいただいた料理をピックアップしてお届けしたいと思う。
まずは、グスクのランチタイムから。ランチの時間帯は外も明るいので、グスクの店内には外からの自然光が入ってきていて気持ちが良い明るさが保たれている。
リッツカールトン沖縄 グスク:ランチメニュー
ザ・リッツ・カールトン沖縄 オールデイダイニング「グスク」のランチの時間帯(11:00~15:00)のメニューを一部抜粋して見ていこう。
料金は税込み、サービス料(15%)別。アルコール類はメインメニューにはオリオンドラフトしか載ってなかったりするが、泡盛・古酒などのメニューもあり、注文して飲むことが出来る。
本日のチャンプル定食
実際の食事内容も見ていこう。こちらは本日のチャンプル定食(1,800円)。チャンプルの具材は、麩と豆腐が日によって入れ替わりで用意されているが、このチャンプルはとても美味しくて、さらに量が多い。中に入っているゴーヤも苦くないので、炒める前に下準備がされているゴーヤなのかなぁ?こんなに苦味がないゴーヤチャンプルは初めてだ。
つけ添えには、ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)、漬物、ジーマミー豆腐(ピーナッツ豆腐)、味噌汁、そしてドゥルワカシー(沖縄名産の田いもを使った郷土料理)が付いてくる。このリッツカールトン沖縄のジーマミー豆腐は弾力があってとても美味しいのでぜひ味わってほしいと思う。もちろん、その他の料理も非常に美味。ただ、少食の人にとってはかなり量が多いので注意。
沖縄そばに変更可能
チャンプル定食にはどれも味噌汁がついているが、+300円することで沖縄そばに変更することも出来る。この沖縄そばもとても美味しく、上にのっているラフテー(豚の角煮)もとろける柔らかさだ。ただし、味噌汁を沖縄そばに変更するとさらにボリューム感が増すので、家族でシェアして食べるのが良いかも。取り分け皿も用意してくれるのでありがたい。
オリジナルタコライス定食
またこちらはオリジナルタコライス定食(2,200円)。タコライスは石焼になっていて熱々。つけ添えには、上のチャンプル定食と同じく、ドゥルワカシーとジーマミー豆腐が付いている。このタコライスもボリューミーで非常に美味。ぜひグスクのランチに訪れた際には食べてほしいと思う。
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」のランチの予算は?
さて、私達もこのザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」は、いつも朝寝坊してお昼ごろによくランチを食べに行ったが、一人あたりの予算はだいたい2,000円~3,000円程度。このグスクのメニューは、1品1品の量がかなり多く、1品を2人でシェアするぐらいでちょうどよい感じもするので、お腹が減っているからと、あまり頼みすぎないように注意したい。
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」のディナータイム
ランチタイムはこのぐらいにして、続いてはリッツカールトン沖縄 オールデイダイニング「グスク」のディナータイムを見ていこう。ディナーメニューの提供は夕方17:30~となっている。
曜日限定で生の「三線演奏」が催される
このザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」のディナーは、曜日限定(火・木・土)ではあるが、琉球文化を代表する楽器「三線」の生演奏を聴きながら食事をすることが出来る。もちろん追加料金無し。演奏の時間帯は、18:30 - 19:00、19:30 - 20:00、20:30-21:00 の3回(状況により日時は変更となる場合あり)。
この三線の演奏が行われる日は、グスクは予約をしていないと座れないこともあるので、この三線を聴きながらのグスクでのディナーを予定する場合は、事前に予約しておくのをおすすめしたい。
三線の奏者「浦谷 仁美 / うらたに ひとみ」さん
私達がこのグスクのディナーで三線の演奏をしてくれたのは「浦谷 仁美 / うらたに ひとみ」さん。透き通る三線の音色とともに、美しく繊細でありながら心に響く唄声を聴かせてくれる彼女の演奏は素晴らしく、このグスクのディナータイムを特別なものにしてくれるはずだ(アーティスト詳細はこちら)。
リッツカールトン沖縄 グスク:ディナーメニュー
それでは、ザ・リッツ・カールトン沖縄 オールデイダイニング「グスク」のディナーの時間帯(17:30~21:30)のメニューを一部抜粋して見ていこう。
料金は税込み、サービス料(15%)別。アルコール類などのドリンクメニューは割愛しているが、ビールで1,200円前後、泡盛(古酒 / クース)で1,000円~など。またお昼のランチのメニューも一部、ディナーにも登場している。
あんかけ堅焼き沖縄そば
では、実際に私達がいただいたグスクの料理を紹介していきたい。まずこちらは、あんかけ堅焼き沖縄そば(1,700円)。薬味には、コーレーグス(島とうがらしを泡盛に漬け込んだ調味料)と、沖縄の辛い「旨辛ペースト」(本当に辛いが美味しい)が添えられている。
ラフテー
続いてこちらはラフテー、つまり沖縄の豚の角煮料理(1,900円)。甘く煮込んだトロトロの豚肉と、沖縄の食材が盛り付けられた、これぞ和食な美味しさの豚料理だ。量もしっかりあって食べごたえもある。
こんな感じで、ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」の一品料理はどれもボリュームたっぷりなので、2人で食べるなら2品+サラダぐらいで、シェアしてちょうど良いかもしれない。
とある日のグスクでのアラカルトディナー
せっかくなので、とある日のグスクでのディナーをまとめて紹介しておきたい。この日の飲み物は、2日ほど前のイタリアンレストラン「ちゅらぬうじ」でのディナーで余っていた赤ワインをいただく。
島豆腐と島蛸と海ぶどうサラダ
最初に頼んだのは、こちらの島豆腐と島蛸と海ぶどうサラダ(1,500円)。サラダの中に入っている島豆腐は少し硬めの食感なので食べごたえがある。そしてタコと海ぶどうと、島豆腐とお野菜を一緒に口に運ぶと、これまた美味しいんだな。サラダサイコー!
沖縄もずく
リッツカールトン沖縄にやってきて、美味しいものばかり食べているので内臓脂肪が気になる・・・ということで私が頼んだのはこちらの沖縄もずく(800円)。さっぱりとしたお酢の味とフレッシュなもずくの食感がこれまた美味しい。ミヅキはもずくの食感が苦手なのでパス。
イカとグルクンの唐揚げ
続いてのお料理は、イカとグルクンの唐揚げ(2,100円)。グルクンというのは沖縄の方言で、沖縄県の魚にも指定されている「タカサゴ」のこと。お味はクセもなく非常に美味。イカとグルクンが半分ずつカゴに盛り付けられており量的にも結構多め。シークヮーサーポン酢とシークヮーサーマヨネーズで召し上がれ。
フライドチキンBBQ
こちらはグスクのメニューには無く、ロビーラウンジのメニューに用意されているフライドチキンBBQ(2,400円)。私が「鶏の唐揚げみたいなのありませんか?」とスタッフに聞くと「ロビーラウンジのメニューにあるものでしたらお持ち出来ます」と持ってきてくれた。わがまま言ってスイマセン。もちろん美味しくいただいた♪
島豆腐と野菜のしゃぶしゃぶ
もうそろそろディナーも大詰め。お次にやってきたのは島豆腐と野菜のしゃぶしゃぶ(1,700円)。こちらは野菜のみのヘルシーメニューだが、お豆腐も入っていてしっかりとしたボリューム感がある。また、沖縄ではメジャーな葉物野菜のハンダマ(和名:水前寺菜)も入っていたりして、しっかりと沖縄を感じられる野菜鍋になっている。こちらもポン酢で召し上がれ。
ジューシーセット
野菜のしゃぶしゃぶ鍋で、全部注文したものを食べきった気になってもうお腹いっぱいのところに・・・これを頼んでたのを忘れていた(汗)。ジューシーセット(1,000円)だ。美味しいがかなりお腹いっぱいで苦しい(笑)。
普通は、このジューシーセットにサラダと、あとはメインを1品頼むぐらいで量的にはちょうどよかったかな。
アフォガート
お腹いっぱいで満足ではあるが、ここは最後にデザートも頼んでみようと、デザートメニューを持ってきてもらい、食後にいただいたデザートがこちらのアフォガード(1,500円)。ミヅキはお腹いっぱいすぎてデザートはパス(笑)。
アフォガードというとバニラアイスにエスプレッソを掛けていただくスタイルが主流であるが、リッツカールトン沖縄 グスクのアフォガードは黒糖アイスの下にコーヒーシャーベットが敷かれており、上からミルクをかけていただくスタイル。お腹いっぱいのはずなのに、、、どうしてアイスクリームのスイーツはこんなに美味しく食べられるんだろう。また太るわ・・これは。
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」:とある日のディナーの食事代
食事が終わったところで、このとある日のザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」の食事代がいくら掛かったのか見てみよう。
私達はマリオット・ボンヴォイ・チタンエリート会員なので、食事代20%オフ特典が付いている。かなりたくさん頼みすぎた感はあるが、それでも一人5,000円以内で食事をすることが出来た。やはりグスクのレストランでの食事は、リッツカールトン沖縄の中では一番リーズナブルに食べることができる。
泡盛酒造見学と泡盛ペアリングディナー
さて、このグスクでのディナーの感じはだいたいお伝えできたのではないかと思うが、最後に、このザ・リッツ・カールトン沖縄のオールデイダイニング「グスク」でいただける、観光アクティビティとコースディナーがセットになった「泡盛酒造見学と泡盛ペアリングディナー」を紹介しておきたい。
このアクティビティ付きディナーは、お昼間にヘリオス酒造さん(車で10分ほど)に行って酒造見学をしたあと、夜にグスクレストランでヘリオス酒造さんの泡盛をいただくというスペシャルなディナーとなっている。開催しているのは1週間に2回ほど(要スケジュールを確認)で、このディナーには沖縄コース料理に加え、泡盛・古酒3種がセットになって料金は一人8,500円(Marriott Bonvoy エリート会員割引不可)。観光とコースディナーと泡盛古酒が3杯付いてこのお値段はかなりコストパフォーマンスが高い。
なお、出てくる泡盛のアルコール度数は25度~43度とかなり強め。また、お昼間の酒造見学の際も利き酒タイムもあったりして、軽く酔っ払ってからのディナータイムとなるため、ここに泡盛3杯が入ると相当酔っ払ってしまうので注意しよう。(私達も帰り際には相当酔っ払ってしまった・笑)
沖縄 スペシャルディナーの始まり
ヘリオス酒造さんでの泡盛の酒造見学を終え、私達はザ・リッツ・カールトン沖縄に帰還。グスクで催される泡盛ペアリングディナーへと訪れた。テーブルの上には、サンゴの欠片を箸置きにした沖縄らしいテーブルセッティングも施されていて、これからどんな料理がやってくるのか?楽しみになる。
ディナー内容はメインディッシュを「鶏肉」か「豚肉」かを選び、あとは全て決まったものが用意されるが、ミヅキは生ものが苦手なのでお刺身料理を、お魚の煮物料理に変更してくれるとのこと。また、泡盛の3杯は自分の好きなタイミングで用意してもらえ、ロック、水割り、ソーダ割りなど、お好きな飲み方でいただける。
泡盛3種類
今回のディナーでいただくのは以下の3つの泡盛・古酒。
お昼に見てきた酒蔵で作られている泡盛を、実際にディナーの時にいただくというのは、ほんとに楽しくて贅沢な体験だ。今回、私達は、「くら」はロックで、「かねやま」と「ぬーし」は水割りでいただくことにした。
ちなみに、泡盛はロックで飲むとそのお酒の味がよく分かるのであるが、アルコール度数も高いためすぐに酔っ払ってしまうのが難点。気軽に無理なく楽しむなら、水割りの選択肢が一番おすすめだ。ちなみに沖縄の地元の人は、泡盛は水割りで飲むのが主流なのだそうだ。
沖縄の珍味
料理の最初にでてきたのは、沖縄珍味の盛り合わせ。ジーマミー豆腐、島豆腐と海ぶどうのサラダ、沖縄もずく、豆腐よう(豆腐を発酵させたチーズのような味わいの発酵食品)、ドゥルワカシー、ゴーヤの漬物、いんげんの豚肉巻きと、沖縄らしい数々の料理が美しく並べられている。この沖縄珍味の盛り合わせは本当に美味しくて泡盛にもよく合う。
刺し身の三種盛り
続いて私の前にやってきたのは刺し身の三種盛り。魚は、マグロ、アカマチ(沖縄の三大高級魚の一つ)、シマアジの3種類。私は基本的に青魚は苦手なのだが、このグスクのスペシャルディナーででてきたシマアジの刺し身は臭みもなく歯ごたえもあって非常に美味しかった。きっとかなり新鮮なものを使っているのだろう。
マクブの煮物
ミヅキのお刺身料理の代わりに用意されたのは、アカマチと同じく沖縄三大高級魚の一つであるマクブの鍋もの。優しく心温まるような味付けは絶品だ。
やんばる鶏のグリル
お魚料理のあとはお肉のメインディッシュ。私のメインのお肉料理は沖縄県産のやんばる鶏肉のグリル。つけ添えの薬味には、沖縄の塩、わさび2種類。お肉にはこんなシンプルな味付けがよく合う。
ラフテー
ミヅキのメインディッシュは沖縄の定番豚肉料理「ラフテー」(豚の角煮)。沖縄の豚は非常に美味しい。そしてこのラフテーはしっかりと煮付けられていて、口に入れるととろけるような柔らかさが本当に美味い。
ジューシーとあおさの味噌汁
メインのあとには、沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」とアオサが入ったお味噌汁。ジューシーの上にはイクラも乗っていて彩りも美しい。このアオサが入ったお味噌汁って美味しいんだよなぁ。
紅芋のプリン
そしてお腹いっぱいになったあとの食後のデザートには「紅芋のプリン」が用意されていて、またコーヒーか紅茶の飲み物もいただけた。(ミヅキがヘリオス酒造さんでの試飲会で古酒を色々頂いた後そのままこのディナーで古酒をいただき、ディナーに付いている古酒の3杯目を断ったので、もしかしたらさんぴん茶をコーヒーに変更してくれたのかもしれない。スタッフさんが確かそのようなことを言ってくれていたような)
この紅芋プリンは、お芋ならではのモサモサ感も食感に残っていて、お芋好きのミヅキも大満足。
こうして、泡盛酒造見学から始まり、泡盛3種類にこれだけの沖縄づくしのコースメニューで「泡盛酒造見学と泡盛ペアリングディナー」は締めくくられた。沖縄を思う存分堪能できる贅沢なディナーで大満足。うぅ・・・それにしても酔っ払ってしまったなぁ。
酔い醒ましに中庭を歩く
かなりお酒が入って酔ってしまった私達は、ザ・リッツ・カールトン沖縄の中庭を歩いてお部屋へと戻る。水面に映るランタンの光が幻想的で美しい。二人ともとても酔っ払ってしまって、、、ミヅキも「あー、またヘリオスさん行きたいわぁ」とか「沖縄の夜風って気持ちいいよねー」とか「泡盛、好きかもー」とか言って超ご機嫌のようだ(笑)。
こんなに美味しい泡盛古酒と沖縄料理、そしてその泡盛が作られている酒蔵を実際に見学して楽しめるリッツカールトン沖縄「グスク」の体験型スペシャルディナーは、本当に沖縄の良い思い出になった。
ザ・リッツ・カールトン沖縄「グスク」のまとめ
ザ・リッツ・カールトン沖縄のオールデイダイニング「グスク」の体験はいかがだっただろうか。このオールデイダイニング グスクは、リッツカールトン沖縄の中でも一番気軽に利用できるレストランで、沖縄料理も色々と用意していて、曜日によっては追加料金無しで三線の生演奏を聴きながら食事も楽しめるなど、ホテルのなかでも一番沖縄を感じられる場所ではないかと思う。
なお、このグスクでの食事については、上でも紹介したとおり、ランチなら一人2,000円~3,000円、ディナーなら1人3,000円~5,000円程度と、他のリッツカールトン沖縄内のレストランに比べて半分以下の予算で利用できるのもゲストにとっては嬉しいところだ。
もちろん、マリオット・ゴールド会員なら食事代15%割引特典も受けつつポイントも貯まる(貯まったポイントは無料宿泊に使える)ので、ぜひ「グスク」利用の際は、マリオット・ボンヴォイ・アメックスカードを用意してお得にレストランを利用してほしいと思う。それでは、リッツカールトン沖縄「グスク」で美味しい沖縄料理をお腹いっぱい楽しもう!
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