旅行記

[ゴールドコーストの絶景ビーチへ格安GW旅行記1] 始まりはマイレージ改悪騒動

目次

  1. UAマイレージプログラムの改悪
  2. 緩和された地域
  3. そして1年後
  4. その予約から約1週間後

UAマイレージプログラムの改悪

[ゴールドコーストの絶景ビーチへ格安GW旅行記1] 始まりはマイレージ改悪騒動

この旅行を企画したきかっけは、まだ記憶に新しい2014年2月に実施された、ユナイテッド航空のマイレージ特典旅行の超改悪騒動。今までお得に行けていたモルディブを含む中央アジアや、人気のハワイ、そして日本国内や近場の北アジアまでもが、全て大幅改悪され、必要マイル数がググッと引き上がったのだ。また、このときどんなルートを通ろうと向かうことが可能だったオセアニア地域もルールが変更。昔だったら、日本>上海>ニュージーランド>ラロトンガ(クック諸島 / オセアニア)といった変則的な旅行がエコノミーなら25000マイルで取れていたのが、現在ではマイルは25000で変わらないが、日本からアジアを経由してニュージーランドに入ってはいけないとかいう酷いルールが追加されたのだ。これにより、ラロトンガに行くためには、日本>ニュージーランド>ラロトンガ、というルートでしかクック諸島に行けなくなり、その影響でニュージーランド航空を使ってオセアニアに向かう特典旅行の予約が激増。結果、その被害を被ったニュージランド航空が特典旅行枠を激減させ、ニュージーランド航空の特典旅行枠がほとんど取れなくなってしまった、、、なんて悲劇も。


緩和された地域

[ゴールドコーストの絶景ビーチへ格安GW旅行記1] 始まりはマイレージ改悪騒動

しかし、この改悪の中、少数ではあるが逆に必要マイルが減った地域も出現した。それは中東地域と、オーストラリア&ニュージーランド。ただ中東地域は往復エコノミーでも70000マイルなので、いくら安くなったとはいえ、まだ少しハードルが高い。そこで私達夫婦に脚光を浴び始めた特典旅行渡航先がオーストラリアとニュージーランド。当時(2014年6月頃)溜まっていたマイルが13万ちょい。エコノミーなら往復45000、大人2人なら90000マイルで飛べる。さらにオーストラリアとニュージーランドなら、タイ国際航空やシンガポール航空なども飛んでいるため、色んな地を経由して向かうことができる。しかし、ここで欲が湧いてくる。

「あと3万貯めたら2人でビジネスクラスでいけるんじゃね?」

ということだ。うちは支払いがほぼすべてマイルの貯まるカード。2016年のGWシーズンのチケットが取れる2015年6月まで猶予は1年ほど。足りない分のマイルは普通に生活していれば楽勝で貯まる計算だったので、一年後に南半球にビジネスクラスで旅行にいく野望を抱き、2015年のGWは我慢することにした。


そして1年後

予定以上のマイルもしっかり貯まり、来る2015年6月。できるだけ早く押さえたいと思い、電話で予約を試みることに。電話の場合、余分に手数料が取られるが、開放されたての特典旅行券や、あとどのぐらいで目的の旅券が取れるのかなどを教えてくれたりするメリットや、シンガポール航空の特典旅行は電話のみでしか取れないなどの特殊事項もあるので、意外と便利だったりする。手数料(1予約に対し25USドル/1人)は掛かってしまうが、、、。

このオーストラリアとニュージーランド、どちらにするかはかなり迷った。もともと全然知らない国で、たまたまマイレージプログラム改悪で偶然候補に上がってきたという、何とも適当な出会いだったので、行って何がしたいのか、全くイメージが沸かなかった。そして悩みながら2つの国の旅行書を読んでいくうちに、ニュージーランドにはバンジージャンプ発祥の地のクイーンズタウンがあるとか、オーストラリアの最北端のダーウィンや、中央部のエアーズロックへはスターアライアンスでは辿りつけないとか、オーストラリアには世界遺産の国立公園がたくさんあるとか、様々な情報を知ることが出来た。そして行く場所を決定づけたのは、ミヅキのわがままな一言。

ミヅキ:「行くんなら、やっぱり海があったほうがええやん?」

スターアライアンスで乗り込めて、ビーチがある場所だと?ニュージーランドのビーチリゾートはあるのかもしれないがまったく思いつかない。オーストラリアで人気のケアンズは、世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフへの玄関口だが、スターアライアンスだとシンガポール航空のみの就航。うーん、そんなとこあるかなぁと思っていたら、またミヅキは一言。

ミヅキ:「ゴールドコーストってなんか響き良くない?カッコいいよね♪」

、、、、らしい。響きで決めるか?まぁ、いいか(笑)。その一言で一気に目的地が決まる。しかし、ゴールドコースト空港には、スターアライアンスは発着していないため、車で1時間ほどの場所にある、オーストラリア第三の都市・ブリスベンの空港からゴールドコーストに向かうことになる。とりあえず、着いてからの足は後で考えるとして、まずはブリスベンまでのビジネスクラス特典旅行を押さえる必要がある。総必要マイル数は16万。

そしてドキドキしながらユナイテッド航空へ電話を掛ける。

モリオ:「あの、関空からブリスベンまで特典旅行、ビジネスクラス / 大人2人 予約したいのですが。2016年4月28日~で空いている日ありますか?」
UA:「はい、少々お待ちください。、、、あ、まだどこも予約が取れないですね~。335日ごろからなので、予約するにはまだ数日かかりますね、、、っと、あ!タイ航空は取れますよ!」
モリオ:「え?本当ですか?」
UA:「はい、今日タイ航空が4月28日のバンコク経由ブリスベン行きを開放したみたいですね。他の航空会社は全然まだですが。」
モリオ:「おお、じゃぁそれお願いします~!」

こんな感じで仮押さえ完了。(出てすぐの席を押さえたので、復路のチケットは後日、別予約として取らなくてはならない。つまり今回の往復に掛かる発券手数料は片道25USD×2、往復で100USDとなる。)ユナイテッドの予約は24時間ルールが有り、予約してから24時間以内なら取り消しや変更を無料で受け付けてくれる。そのため、私は希望の空いている日があると、こうやってすぐに予約をする。もちろん24時間を超えると、変更するのには手数料がかかる。最悪キャンセルでマイル全戻ししようとすると、チケット1つにつき200USD、2人だと400USD、今回のように往路、復路とバラして取って全部キャンセルする場合は全部で800USD掛かる、、、高い。


その予約から約1週間後

[ゴールドコーストの絶景ビーチへ格安GW旅行記1] 始まりはマイレージ改悪騒動
wyunaapartments.com.au

そしてそこから約10日後、また電話をかけて5月7日(関空到着5月8日)の復路分の席を押さえた。これでチケットの手配が完了、旅程4月28日~5月8日の11日間、念願のちょっと贅沢なGWオーストラリア旅行計画が始まることになる。チケットが取れたのでこれでようやくホテルなどの具体的な計画を立てられる。1年待った甲斐があった。ワクワクしてきたなぁ。とてもじゃないけどお金払っては買えないGWのCクラスチケットを、コツコツ貯めたマイルで手に入れる。陸マイラーならではの楽しみだ(笑)。

余談ではあるが、どうもマイレージが改悪されてから特典旅行の状況が変わっているようで、例えば昔だとハワイに行こうとしても、ほとんど空いていないことが多かったのだが、今日(書いているのは2016年4月8日)試しにハワイの特典旅行をウェブで見てみると、なんと、今年(2016年)の4月29日、30日、5月1日、8日以外のGW期間の席を普通に取れそうなのである。こりゃ、改悪で相当数がユナイテッドのマイレージから逃げ出したのか?。。。。ということは、私も2つに予約をバラすほど慌ててとらなくても、復路が開放されてから落ち着いて取れたかもしれないということか。。。。。ま、、、どうしても欲しかったし、手数料なんて必要経費さ。。。(遠い目)