旅行記 - 7月16日

[憧れのラニカイビーチに泊まるハワイ旅行記11] ハワイ・レンタカー貸し出しにてトラブル発生。え？「ライアビリティ」って何？へ？

レンタカーのシャトルバス乗り場

空港の出口から歩いて数分でレンタカーのシャトルバス乗り場に到着。ここには、私達が利用するダラーのほか、日本でも認知度の高いアラモ、そしてA1レンタカーといった、あまり日本では聞いたことがないようなレンタカー会社のシャトルもやってくる。かなり頻繁にシャトルバスはやってきているので、そこまで待たされることは無いだろう。ただし自分のレンタカーのシャトルが来た時は、ドライバーさんに軽く手を上げるなどして合図したほうが、確実に停まってくれるはずだ。

旅行情報ハワイの空港でレンタカー・シャトルバス乗り場への行き方ハワイ・ホノルルのダニエルKイノウエ国際空港での、レンタカーのシャトルバス乗り場の場所までの行き方を詳しく紹介。案内が少なくて戸惑うが、間違わないポイントは中央分離帯の歩道の縁に引かれたラインを確認することだ。

シャトルバス内はいきなりアウェーな空間

レンタカーのシャトルバスに乗ると、そこはすでにアメリカンな雰囲気。乗っている旅行者の8割方はアメリカ人。アジア人っぽい人も、普通に英語で会話していたりするので、多分アメリカ本土から渡ってきたアジア系アメリカ人なのだろう。

ダラーレンタカーに到着

ダラーレンタカーに到着。最初、間違えてダラーエクスプレスのほうの入り口に入ってしまうｗここはダラーの会員専用のチェックインカウンターのようだ。また、JTBが手配しているレンタカーのチェックインカウンターにもなっているようだ。さて、普通の入口から入って、レンタカーの手続きを済ませよう。

ライアビリティが無いと言われる

チェックインカウンターにて、いつものようにパスポートと、運転免許証＋国際免許証、そしてレンタカーズドットコムの予約バウチャーを見せて手続きを進めていく。すると、スタッフが何やら早口な英語で「なんちゃらライアビリティがあなたのプランには含まれてない」と言われる。。。うん？ライアビリティ？一体何なんだ・・それは。とりあえずフルプロテクション掛けてるから全てカバーされてんじゃないの！？

モリオ：「でも私はレンタカーズドットコムでフルプロテクションを掛けているんです。」

スタッフ：「じゃあ、そのカンパニーの保険の確認書を見せてもらえます？」

モリオ：「え、ちょっと待って下さい。」

保険の確認書だと！？そういやレンタカーズドットコムの予約書は持ってきてるが、追加の保険のコピー（レンタカーズドットコムのフルカバー保険は子会社のレンタルカバードットコムが担当になっていて、スマホ用の専用アプリもある）は持ってきてないな（汗）、、、仕方ない、ネット使ってアプリで表示させよう。

モリオ：「そういや、GlocalMeのネットもう繋がってる？」

ミヅキ：「いや、なんかアンテナのランプがチカチカしてる。」

モリオ：「げ、、、それエラーになってる表示やん。。。もっかい再起動して。。。ああ、だめだ。」

この大変なときにインターネットが使えない。後ろにも人が結構並んでいるので地味に焦る。。。

モリオ：「すいません、ここにWiFiありますか？」

スタッフ：「ここにはありませんね。。。でも、私のスマホのテザリングなら使ってもいいですよ。」

モリオ：「ありがとうございます！」

まさかスタッフの人が自分のスマホ回線のテザリングを貸してくれるとは！ありがたい。

モリオ：「はい、これが私の保険の補償ポリシーです。」

スタッフ：「確認しますね。。。やはり、あなたはLDW（Loss Damage Waiver / 自車両の損害補償）しか持っていないようです。もし不明な場合は、一度保険会社に電話して確認してみてください。」

モリオ：「そのライアビリティって何ですか？」

スタッフ：「ええっと、、それは、例えばあなたの車が、他の人や物に損害を与えたとします。その時、あなたの車についてはこのプランにある保険が全て補償してくれますが、その人や物については補償されません。それをカバーするのが【Supplemental Liability Insurance】です。」

モリオ：「なるほど。今わかりました。すこしお時間をください。確認します。」

スタッフ：「はい。わかりました。」

モリオ：「もう少しテザリングを使わせてもらっていいですか？」

スタッフ：「どうぞ。」

モリオ：「（カウンターを離れて横の窓際でアプリに表示された保険規約を確認する）」

やっと意味が分かった。なんちゃらライアビリティというのは、つまり対人対物保険のこと。そういや予約するときに、自分の車両の保険ばかりに目がいっていて、この第三者損害賠償保険（SLI / Supplemental Liability Insurance）については何も考えてなかった（汗）。確かに、このレンタルカバードットコムのフルプロテクションの規約を読んでも、対人対物のことには一切触れられていない。。。対人対物保険が無かったからあんなにレンタカー代が安かったのね。。。不覚だった。

モリオ：「確かに書いてないわ」

ミヅキ：「そうなん？一回レンタカーズドットコムに電話してみたら？」

モリオ：「うん、後でGlocalMeのネット回線が繋がったら確認するけど、本当にこのフルカバー保険には対人対物保険は入ってないわ。さらに俺らが借りたレンタカーのプランにもLDWしか付いてないし、これで事故でも起こした時には、借金地獄で人生詰むことになるわ。」

ミヅキ：「それはアカンね。」

モリオ：「うん。やし、今回はいい勉強になったってことで、ちゃんと窓口で対人対物保険に入るわ。」

ミヅキ：「うん、わかった。幾らぐらいなんやろね？」

モリオ：「うーん、、まぁ聞いてみるわ。」

対人対物保険に入る

モリオ：「確認しました。確かに保険にはそのライアビリティの保険は無いです。」

スタッフ：「ではどうしますか？」

モリオ：「その保険はいくらになりますか？」

スタッフ：「（モニターを見せながら）1日14.24ドルなので、5日間で71.20（税別）です。」

モリオ：「ではそれを付けてください。」

スタッフ：「わかりました。後で保険会社に確認して、もしも対人対物保険が付いているようでしたら、電話してもらえればこの保険はキャンセル出来ます。」

モリオ：「はい。わかりました。」

スタッフ：「あと、一日○○ドル（値段忘れた）でスタンダードカーにアップグレード出来ますよ♪」

モリオ：「いえ、小さい車が好きなのでｗ」

スタッフ：「駐車しやすいですからねｗ」

モリオ：「はいｗ」

スタッフ：「あと、返却時のガソリンチャージが不要のプランもありますが？」

モリオ：「幾らですか？」

スタッフ：「○○ドルです（確か70ドルちょっと / 割高）」

モリオ：「いえ、保険だけで良いです。」

スタッフ：「わかりました。では、これがあなたの車の鍵です。車はこのブースのすぐ前にある白いフォードです。」

モリオ：「ありがとうございます。テザリングもありがとうございました。助かりました。」

スタッフ：「いいえ、こちらこそありがとうございます。よい一日を。」

こうして何とかややこしいレンタカーの保険を英語でやり遂げた私。ちゅうか、この担当のスタッフの女性は凄く親切で良い人で良かった。少し疲れたけど、、、レンタカーの保険のこともよく分かったし、なんだかすごい達成感があった。そして、レンタカーに乗る前に、営業所前のベンチで、持ってきたGlocalMeのトラブルに対処する。。。ネットに繋がらない原因は、なんと、レダン島に行った際に利用したマレーシアのSIMが刺さったまま。。。そりゃぁ、マレーシアのSIMでハワイの携帯回線を掴むのは無理だろうよ（苦笑）。設定をGlocalMeのクラウドSIMに戻すと、すぐにインターネット回線に繋がった。

その後、インターネット回線で使える050の電話でレンタカーズドットコムに連絡して保険内容を確認（日本語でできる）すると、やはり対人対物の補償は入っていないとのこと。。。やっぱり。ヨーロッパなどではレンタカーに対人対物保険（ヨーロッパではTPと略される）を掛けるのは義務なので勝手に料金に入っているため気にしなくて良いのだが、このアメリカでは任意保険の扱いになっているため、レンタカー料金を安く見せるためにこの対人対物保険を抜いた状態のプランが最安値で表示されていることが多々あるので注意しよう。この私の汗と涙（泣いてないけどｗ）の失敗体験から生まれた特集が下の記事になっているので、レンタカーを海外で借りる場合は、絶対目を通しておいて欲しい。