[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記55] 5日目・しつこい物売りが強烈なフェラーリ広場でお土産を断念

ジェノバの名所、フェラーリ広場にやってきた

ジェノヴァの中心地と言われ、大きな噴水が目印のフェラーリ広場。観光客だけでなく、地元の人も多い。人が集まる場所だからか？警官も結構見かける。ドゥカーレ宮やオペラ座など、ここからぐるりと見渡せる風景は重厚でとっても見応えがある。この大きな噴水を目印にして自由行動になった。集合時間になったら左側にある「SUSHI」と書いてある建物の前辺りに集合するように…とのこと。とりあえず、近くをブラブラ散策してみよう。お土産も探さなあかんしね（汗）。

可愛い車を発見！

母「あ！あの車可愛いわぁ～！おとうさん！写真撮ってー！」

車体にパステル調で可愛い街並みが描かれている車を見つけた母は車に駆け寄り、記念写真を父に頼む。母の行動がドンドンアクティブになっていく。

セグウェイもやりたい！

母「あ！あれ何？」

ミヅキ「あれは、セグウェイっていう乗り物よ。観光地に行ったらよく見かけるわぁ。」

母「あれ、やってみたいねー。」

ミヅキ「あれはツアーみたいなんに申し込まんといかんから、今は無理よ～。」

母「え～、そうなん？残念やわぁ～。」

時間があってツアーに申し込めるのならセグウェイもやる気満々の母。いや、さすがに無理でしょー？

まさか、セグウェイにも乗ると言い出すとは！！バランス崩してコケたりとかしたら大変やん（汗）。

フェラーリ広場はしつこい物売りが多い

フェラーリ広場を歩いていると、どこからともなくスカーフ売りやバッグ売り、Ｔシャツ売り、アクセサリー売り、キーホルダー売り…と、色んな物売りがワラワラと集まってくる。私が「ノー！ノーサンキュー！」と言っても「マダム！マダム！」と言いながら私や母の周りにまとわりつく。歩いても歩いてもいつまでもしつこくついてくる。どんなに断っても、しつこくて離れてくれない。

母「ノー！ノー！要りません！すいません！要りませんから！ノーです！」

母も私の真似をして英語交じりの日本語で一生懸命断るけど、全然あっちに行ってくれない。

母「ミヅキちゃん、どうしたらいいん？この人たち、全然あっちに行ってくれんやん？」

ミヅキ「もうね、無視するしかないんよ。この人たちから買い物するつもりが無いんやったら、目を合わさずに【ノー！】って言って無視するしかないよ。それか、この人たちからお土産買う？」

母「エー！それは無理！こんなに押し売りする人から買うのとか怖いわぁ。」

ミヅキ「それやったら、無視するしかないよ。」

母「わかった！無視するわ！」

モリオはキーホルダーをお買い上げ

私と母が物売りをなんとか振り切って建物の方に歩いて行くと、モリオがニコニコしながら何かをぶら下げている。え？キーホルダー？

ミヅキ「どしたん？それ」

モリオ「可愛いやろ？買ったんや！」

ミヅキ「マジ？あのおっちゃんから？」

モリオ「そうそう！なんぼか聞いたら２ユーロやって言うし、安いし可愛いし記念に買った（笑）」

ミヅキ「エー！値段聞いて、高かったらどうするつもりやったん？やっぱり買うん？」

モリオ「買うわけないやんけ。見た目に合わんような値段やったら買わんわ。」

ミヅキ「だって、あのおっちゃんたち、めっちゃしつこいよ？値段だけ聞いて買わんとか無理やろ。」

モリオ「だって、どっちにしてもしつこいんやろ？聞いても聞かんでも一緒やん。」

ミヅキ「あ、そっか。それもそうやね。」妙に納得。

モリオ「で、キーホルダー買ったし写真も撮らせてもらったわ（笑）」

母「あははは！モリオくん、やるねー！」

ヨーロッパの街は犬の糞が多い

ヨーロッパの街を歩いていて驚くのが犬の糞の多さ。日本では犬の散歩のときにはマナー袋を持ち歩いて、自分の犬が糞をしたらちゃんと持ち帰るというマナーが浸透しつつあるけど、ヨーロッパはそういうマナーをきちんと守る人も居るけど、そのまま知らんふりで行ってしまう人も多いようで、石畳を歩いていると大きな糞があちこちに落ちていたり、それを気付かず踏んでしまった跡があったり、、、かなり道が汚い。下をしっかり見ながら歩かないと、踏んでしまいそうになる（汗）。

露店でお土産探し

近くに露店が出てたから何かお土産になりそうなものがないか探してみる。

ミヅキ「あ！石鹸や！母さん、石鹸はどう？可愛いし、使えるから実用的でええよ？」

母「石鹸は、この間、友達がお土産にくれたけん、同じになるしやめとく。」

ミヅキ「あ！キャンドルや！母さん、ろうそくはどう？可愛いよ？」

父「ろうそくとか…仏壇に置くんか？そんなん、いかんいかん（ダメダメ）。」

ミヅキ「・・・・でも、もう後はバッグとか置物みたいな物しか無いよ？」

母「・・・・・」

ミヅキ「この露店で買わんのやったら、あとはもう、さっきのおっちゃんから何か買うしかないね。寄港地観光も今日で終わりやし、明日はもう船下りて、空港に行って飛行機に乗って帰るんよ？」

父「ほしたら、空港じゃわい。やっぱり。」

ミヅキ「やから、空港はあてにしたいかんって何回も言っとるやろ？時間が無かったらどうするん？本当に何も買えずに帰ることになるよ？」

母「お土産買えんかったら困るわ。。。どうしよう。。。」

ミヅキ「それやったら今晩、船のチョコレート屋さんで買ったら？あそこやったらいろんな種類があるけん、渡す人によって選べるよ？こんだけ探して無かったんやから、もうしょうがないやろ？」

母「・・・うん。どこにも無かったんやからしょうがないよね。名前と写真が付いたパッケージは諦めるわ。」

さんざんあちこちで探し回ったけど、地名付きのベタなお土産は結局見つからず、、、。しぶしぶ普通のチョコレートを買うことを納得した両親。はぁ、観光最終日にしてようやくお土産のミッションから解放される時が来たか、、、。長かったなぁ～。お土産でこんなに手こずるとは。

夕方には可愛い電飾

もうすぐ集合時間だ。すこし夕暮れになってきて街の電飾に灯りがともりはじめた。ここジェノバでもやっぱりまだクリスマスらしく、ツリーの形をした電飾が飾られている。私はクリスマス前はものすごく忙しいから海外旅行は無理って今までクリスマス時期にヨーロッパを訪れるのは諦めてたけど、こんな感じで年始までクリスマスが続いているんなら、年末年始にヨーロッパでまったり過ごすのとかも素敵だなぁ。夢がまた一つ増えた♪