旅行記 - 4月30日

[マレーシアの秘境離島・レダン島GW旅行記25] まさかのUNO大会@レダン島

目次

  1. 食事を終えて部屋に戻ろうとした時
  2. マレーシアのUNOルールはエグい
  3. 実は彼らはゲイのコミュニティグループ
  4. 気がつけば午前0時を回る

食事を終えて部屋に戻ろうとした時

[マレーシアの秘境離島・レダン島GW旅行記25] まさかのUNO大会@レダン島

さて、ディナービュッフェも食べ終わり、そろそろ部屋に戻ろうとした時のことだった。

モリオ:「ほんじゃ、そろそろ部屋戻って寝るかぁ。」
ミヅキ:「そうやね。ビールとか無いけど、たまにはこういうデトックスなプランの旅行もいいよね。」
モリオ:「そうやな。ここにビールあると、グビグビ飲みそうでまた太るよな。」
ミヅキ:「ははは。」
・・・:「おーい!UNOやるかい?」

いきなり後ろから声を掛けられる私達。振り返ると、そこにはお昼間に氷を分けてくれたオッチャンが居るではないか。

オッチャン:「おーい、UNOやろう。」
モリオ:「UNOか・・・どんなルールだったか忘れたけど、、、できるかな?」
ミヅキ:「大丈夫なんじゃない?やってみる?w」
モリオ:「まぁ、、やってたら分かるかw マレーシアの独自ルールとかもありそうだけど、、、ま、部屋帰っても寝るだけやしな。」
モリオ:「はーい。ここに座っていいです?」
オッチャン:「うんうん。よし!はじめよう。」

こうして、いきなり夜のレダン島で、マレーシアの人達とUNOゲームで盛り上がることになる。


マレーシアのUNOルールはエグい

[マレーシアの秘境離島・レダン島GW旅行記25] まさかのUNO大会@レダン島

そして、英語やマレー語、日本語が飛び交う、カオスで楽しいUNOゲームが始まる。UNOは私が高校〜大学ぐらいの頃に仲間内で流行ってやってたけど、そういやそれ以来ほとんど遊んでないな・・。数戦やってるうちにだんだんとルールを思い出し、私も次第にゲームに熱が入ってくる。だがこのマレーシアのローカルルールというのがかなりエグくて、普通は自分の番になった時に、出せる手が無い場合は、一枚引いて次の人に移るんだが、今回のローカルルールでは、なんと、次のカードを出せるようになるまで、延々場からカードを引き続ける必要があるのだ(汗)。なので、あと1枚で上がれそうになっても手が出せない場合は、カードを引き続け・・・残り1枚だったはずが、気がつけば手元には10枚以上カードを持っていたり、、かなりヤバい。

またこのUNOはカードに色が付いているんだが、私が日本語で「赤かぁ」とか「青かぁ」とか、ミヅキと喋っていると、隣の人も「アカ」とか「アオ」とか日本語を覚え始めたり、私達も「青」がマレー語「buri - ビル」だとか、「緑」が「hujau - ヒジャウ」だとかいうのを覚えたり、、、と、お互いに自国の言葉を教え合ったりもして、なかなか楽しい。さらに、私の左隣の彼は頭が非常に良くて、一回教えた言葉をかなり正確に覚えたりして、例えば数字の読み方を1〜10までサラッと教えると完全に覚えてしまうなど、驚愕の記憶力を披露してくれる。聞くと本業は歯医者さんだとか。なるほど、、、お医者さんかぁ。。。頭いいわけだ。


実は彼らはゲイのコミュニティグループ

[マレーシアの秘境離島・レダン島GW旅行記25] まさかのUNO大会@レダン島

そうしてゲームが盛り上がるに連れ、いろいろと会話をしているうちに、どうも特にいま写真で立ってピースをしている彼なんかの仕草やしゃべり方がどうもオネェっぽいのに気がつく。また、彼らの集団は約20人ほどなのだが、女性らしき人が1人しかおらず他は全て男性ばかり。私も昔はクラブのゲイパーティーでDJをやっていたりしたので(ちなみに私はストレート)、その人がゲイなのかどうなのかはだいたい察知できる。そこで思い切って「ゲイなの?」と聞いてみると「そうだよ〜」と返事。やはり。

モリオ:「あなた達はゲイ?」
左隣の彼:「うん、そうだよ。」
モリオ:「やっぱり。私も昔はゲイパーティーのDJやってたから分かる。」
左隣の彼:「でも、日本はゲイは少ないんじゃない?」
モリオ:「うーん、そんなには多くないけど、少なくもないような?でも普段はみんなあんまり言わないから。」
左隣の彼:「そうなのかぁ。」

私達が全然ゲイに対して抵抗が無いのが分かると、彼らもさらに親しい雰囲気になり、UNOをしながら色んな会話が弾む。会話の中で一番驚いたのは、みんな日本に行きたがっていることだった。何人かは先月日本に旅行に行っていたりもしていたらしく、やはりエアアジアなどのLCCが頻繁に就航するようになって、日本という国がかなり身近になったのだとか。だが、これほど日本のことが好きだと言ってくれるのは、私達としても非常に嬉しい限りだ。

モリオ:「じゃあ、今度もし京都に来たら、SNSのID教えるから連絡して♪ 京都を案内するよ。」
彼ら:「おお!ありがとう。」

そうして少し休憩を挟んだ後、次は私と交代でミヅキがUNOゲームに参戦。彼らの一人が作ってきたクッキーを食べて、飲み放題のネスカフェコーヒーを飲んで、楽しいレダン島の夜は過ぎていく。


気がつけば午前0時を回る

[マレーシアの秘境離島・レダン島GW旅行記25] まさかのUNO大会@レダン島

そうしてワイワイ言いながらUNOゲームをやっていて気がつけば、午前0時を回る。そろそろ寝ないと明日起きられないなぁ、ということでこの辺でゲームはお開き。どうやら彼らは今日がここでの最後の夜のようで、明日にはクアラルンプールに戻って明後日からは仕事なのだとか。ここマレーシアでは5月1日はメーデー(労働者の休日)の休日のため、そのお休みに合わせてみんなで国内旅行に来ているのだろう。そういや、このWisana Villageリゾートの予約するときに、「予約してる日程はマレーシアの休日にあたっていて他の予約希望者もいるから、お部屋確保したい場合は24時間以内に返事して」とかメールで連絡来てたっけな。もしかしたら彼らといい部屋の取り合いをしていたのかもしれないなぁ。ゴメンね、先にいい部屋確保しちゃって。いやしかし、彼らとはこの夜にしか交流が無かったのに、なんだかもっと長く知り合いだったような、そんな親近感が湧いてくるな。