旅行記 - 2月10日

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記50] モロカイ島の人はあったけぇ・・・

おばちゃんは工房で凧のデザインをやってる？

おばちゃんがどこに行きたいのかよくわからない。

おばちゃん：「まぁ、いいから車を出して♪」

行き先わからんのにどこに行けっちゅうねん！と思っていたら

モリオは「曲がる場所に来たら教えてね」と優しく言って車を走らせ始める。

オバちゃん：「あなたたち、旅行者？」（英語）

ミヅキ：「イエス。」

オバちゃん：「いつから居るの？」

ミヅキ：「イエスタデー。」

オバちゃん：「どのくらい居るの？1か月？2か月？」

ミヅキ：「3ナイト」

英語が苦手な私の返事は簡単な単語ばかりだｗ

オバちゃん：「え？なんだって？3週間？」

モリオ：「いえ、3日です。明後日にはオアフ島に行くんです」

オバちゃん：「エー！それはまたベリーショートね。」

ミヅキ：「イエスイエス。イッツベリーショート！」

モリオ：「あなたはここに住んでるんですか？」

オバちゃん：「ええ、そうよ。私は凧のデザインをしている工房で働いているのよ」

もう、この辺りからは私の英語力では会話が成立しないのでとりあえず聞き役に回って相槌を打つ。

オバちゃん：「ここを右に曲がって！」

モリオ：「オッケー」

オバちゃん：「あ、あの先を左に！」

モリオ：「ハイハイ」

オバちゃん：「あとはこのまま真っすぐよ。」

「モロカイ島はすごくいいところなのよ」と言いながらモロカイ島の良さを力説するオバちゃん。

もしかして、、、このオバちゃん、本当にただのヒッチハイカーなんだろうか？？

あ！Coffees of Hawaiiだ！

オバちゃんが「ここよ！」と言ってモリオが車を停めた。

あれ？ここ、何か写真で見た気がする。

ミヅキ：「あれ？ここ、明日行こうって言ってたコーヒー農園の所じゃない？」

モリオ：「ホンマや！このコーヒー農園でいいの？」

オバちゃん：「ええ、私の工房はあの奥なのよ。」

ミヅキ：「まさか、コーヒー・オブ・ハワイに来るとは思わんかったわｗ」

モリオ：「ホンマやな。行き先が聞き取れんまま知らずに来たけど、来て良かったなｗ」

ミヅキ：「ホンマやね。明日来ようって言ってたけど、今、寄って行く？」

私たちの日本語の会話はわからないおばちゃんだけど、私たちの会話を聞きながら「やっと解ったのね♪」みたいなことを言ってアハハと笑っている。きっと、はじめのときに「Coffees of Hawaiiの所よ」みたいなことを言ってたのかもしれない。でも、私たちが全然聞き取れないから「しょうがないわねー」と思っていたのかもｗ

おばちゃん、疑ってゴメンね

突然のヒッチハイクのオバちゃんのお陰で、予期せず【コーヒー・オブ・ハワイ】までやって来た私たち。今日、ここに寄っておけば、明日来なくてよくなるので、かなりスケジュール的に楽になる。ヒッチハイクをしている人を車に乗せるなんて初めてだったし、土地勘の無い海外だからドキドキしたけど、結局オバちゃんはモロカイ島の普通の住人だった。オバちゃん、疑ってゴメンね。

モリオ：「な？ホンマに普通の人やったやろ？」

ミヅキ：「うん。ホンマに普通の人やったね。私なんか【オバさんで安心させといて、指示されて向かった先が悪いやつらのアジトで私たちは取り囲まれて身ぐるみはがされるんかも】とか相当ヤバイパターン想像して心臓バクバクしてたんよw」

モリオ：「わははｗオマエ、映画の見過ぎやろｗでもまぁ、確かに海外やから心配するのも当然やわな。はじめての場所なんやからそのくらい警戒心持って行動したほうがいいんかもしれんな。まぁ、普通の人で良かったよ。モロカイ島には悪い人はおらんのちゃうか？」

うんうん。ホント、オバちゃんが普通の人で良かった。モロカイ島には悪い人は居ないっていうのは本当かも。さっき、私たちが車を停めてオバちゃんを乗せてアタフタしてたときも、対向車線の人がわざわざ車を停めて心配してくれたし、後ろから走って来た人も車止めて声をかけてくれたし。例えば私たちが住んでる京都で同じシチュエーションがあったとしても「何かやってるなぁ」と思いながら通り過ぎるくらいで、わざわざ車を停めて声をかけてくれるなんてないと思う。

モロカイ島の人は何だかあったかいと感じていたけど、今回の一件で確信した。

モロカイ島の人は本当にあったけぇ・・・・

とりあえず、無事着いたという事でオバちゃんと記念写真（笑）。