旅行記 - 12月25日

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記：北欧編28] 人生初めての列車で国境越え。パスポートチェックでつまみ出されてる人も。。。

Malmo C

ホームに入ってきた列車のドアの上の表示板には「Malmo C」の文字が表示されている。よし！この電車で間違いないようだ。いよいよマルメに行くよ♪

列車の中

こちらがマルメ方面へと向かう列車の中の様子。車両の奥には固定された座席はあるが、こちらのエリアは折りたたみ式のイスタイプの座席。この電車は、専用のチケットを購入すれば、自転車も持って入ることが出来るようになっているので、オープンエリアではこんな感じの折りたたみイスの方が便利なのだろう。

切符の確認

さて、このデンマーク国鉄は日本の電車のような改札口は無し。そう、電車に乗り込む際にチケットを見せる場所は無いのだ。しかし、電車に乗ってから、写真のようにチケットをちゃんと持っているか確認して回るスタッフが現れる。なお、チケットのチェックは合ったり無かったりのようではあるが、もしも切符買ってなくてそれが発覚すると高額の罰金が課せられる、、、らしい。価格は調べた所によると1万円ぐらい？かな。。？とにかく、改札は無くてもちゃんとチケットは買うようにしよう。

Hyllie - ヒリー駅（マルメ）

デンマークの国境を超え、列車はスウェーデンに入る。そしてスウェーデン側の最初の駅「Hyllie - ヒリー駅」（マルメ地区）に停まる。ここで、車両にスウェーデンの警察が乗り込んでパスポートチェックが行なわれるようだ。

パスポートは忘れずに

一人一人のパスポート、もしくはEUの市民カードを確認してゆく警察官のお兄さん。このスウェーデンも、やってきたデンマークもEU加盟の国なので、原則的にはEU間は移動の自由が認められている。しかし昨今の移民問題などにより、国境間の警備が厳重となり、こうしてパスポートやIDカードによる入国チェックが行なわれているのだ。

入念な調査

また、この車両はトイレも設置されているのだが、検問中にトイレに隠れている人が居ないかも入念にチェックし、トイレのドアも1つ1つ開けて回っていた。そしてしばらく検査が行われたあとに、乗客全員のIDチェックが完了すると再び列車はマルメ中央駅に向けて走り始める。なお、今回の検査では黒人の若い男の子が一人、このHyllieの駅で列車から降ろされて警察の人に連行されていった。不法入国などの問題がすぐ身近に存在しているヨーロッパという地域を肌で感じた体験だった。

もうすぐマルメ

ヒリー駅を過ぎると、マルメーまではあと10分弱。もうすぐだ。なお、この列車では扉近くに次の駅の案内などが表示されるので、私達のような旅行者にとっても非常に使いやすい公共機関だと言えるだろう。

Malmo C 駅

マルメの駅に到着。この駅に降りる人はそんなに居ない。いや、それよりも乗客自体が非常に少ない。私達が最初に乗ったDSBの列車はこんな感じでガラガラだったので、いつもこんなふうに空いているのかと思っていたのだが、ここから2日後に再びコペンハーゲンに戻る日に昼間に利用した際は、満員電車になっていた（汗）。やはりこのガラガラさ加減はクリスマスならでは、、、なのかもしれない。

電車が通りすぎた後

私達を乗せてきた電車が通りすぎた後、窓をイメージしたような映像が駅のホームの壁に映しだされていた。こういうちょっとした場所に、さり気なくデザインアイデアを盛り込んでくる辺り、北欧に来たんだなぁという気分を盛り上げてくれる。さて、ここからホテルまでは歩いて10分ほどか、、、。外は暗いけどまだ18時だし、荷物も多くないし、歩いて向かうかな。。。