[野生のカンガルーがいる世界一のビーチを目指して！西オーストラリア・ロングドライブ旅行記41] 想像を絶する菜の花畑に囲まれて。おっちゃんありがとう！

一本道の途中には休憩スポット

さて、この延々と続く1本道。私達のように、こうやって車を使って旅行をしているオージーは多く（というか、オーストラリア人にとってこういう旅行は一番メジャーなスタイルなのかもしれない）、道の途中途中には、こうして車を停めてちょっと休めるような簡易パーキングエリアが設置されている。ただし、トイレなどは無く、ごみ箱が置かれている程度の本当に簡素な休憩エリアなので、もしもトイレが我慢できない場合は、その辺の木陰に隠れてするしか無い（笑）。

トラックに乗ったおっちゃんが近づいてくる

パーキングで水などを飲んで休憩していると、私達の方へ一台のトラックが近づいてきた。運転手はゴツい体型のイカついおっちゃん。海外で人気のない場所でこういう状況はドキッとするが、おっちゃんの脇には3人のかわいい娘さんが居るので、多分悪い人ではないようだ。

そう言うと、おっちゃんはゆっくり車を動かし始める。私も状況に流されるまま、そのおっちゃんのトラックに付いて行く。そして、おっちゃんは菜の花畑の柵の大きな門を開けて、中へと入っていく。

私達もゆっくりその門をくぐる。

菜の花畑のど真ん中

菜の花畑のど真ん中。ゴミ一つ落ちていないキレイな道がその畑の中央に伸びている。

そう言うと、おっちゃんは、遠くの方へと消えていった。

菜の花畑

ここは一体どこなのかよく分からないが、とにかく目の前には美しい菜の花畑の風景が広がっている。見ず知らずの旅行者の私達を呼び止め、自分の畑の中に案内してくれたおっちゃん。このエリア一帯は、昔ながらの人情味溢れる人たちがのどかに農業を営んで暮らしているエリアなのだろう。普段、人を疑って生きる都会の生活に慣れてしまっていた私達にとって、この体験は心洗われるような、そんな清々しい思い出になった。

一面、菜の花だらけ

それにしても一体どれぐらいの菜の花が育てられているのだろうか。この菜の花は食用油になるのかなぁ？この菜の花の広大な風景が見られるのは9月〜10月上旬ぐらいとのこと。もしも、こうしてこの時期に西オーストラリアのセルフドライブ旅行に行く機会があるなら、ぜひこの一面真っ黄色な風景を目に収めて欲しいと思う。