旅行記 - 8月8日

[タイの秘境・ピピ島とプーケットを巡る旅行記7] 最近、タイの入国審査で所持金(現金)の提示を求められる事案が発生しているらしい。真相をタイ王国大使館に問い合わせてみた。

目次

  1. 世界中から観光客が訪れる国
  2. 現金提示の意味
  3. タイ王国大使館に聞く

世界中から観光客が訪れる国

[タイの秘境・ピピ島とプーケットを巡る旅行記7] 最近、タイの入国審査で所持金(現金)の提示を求められる事案が発生しているらしい。真相をタイ王国大使館に問い合わせてみた。

タイは世界中から観光客が訪れる人気の旅行先。私達もこの旅行でプーケットを訪れるわけなんだけど、、、、そろそろ旅行が始まる時期に、ちょっとドキッとするようなニュースが入ってきた。

それは、タイへの入国時に、「所持している現金を提示するように言われ、一人1万タイバーツを持っていない場合は入国を拒否されるケースがまれにある。」ということだった。

1万タイバーツというと、約3.3万円。どこでもATMがあり何時でもお金をおろせ、さらにクレジットカードの普及で昔のように現金がそれほど必要ではないこの時代に、現金3万円を持って旅行することは私たちの旅行では殆どありえない。もしもこのことが本当であるとするなら、私達の場合だと、大人二人で2万バーツ、つまり7万円近くを持った状態で入国しなくてはならないことになる。それは困る。

さらに、入国時に所持が必要ということは、つまり旅行前にタイバーツを用意しなくてはならないことになる。しかし日本国内でタイバーツに両替するのは非常にレートも悪い。

だいたいザクッと1万円をタイバーツに両替する場合、時期によってマチマチであるが、2017年8月現在では、日本国内の両替では2700THBなのに対し、タイで両替する場合は2900~3000THBになる。つまり10%ほど違いが生じるので、例えば7万円だとその10%ほど、つまり7000円ほどの誤差が生まれてしまいちょっと勿体ない。いや、そんなことよりも、財布に70,000円も入れた状態で海外に行きたくない。。。。


現金提示の意味

[タイの秘境・ピピ島とプーケットを巡る旅行記7] 最近、タイの入国審査で所持金(現金)の提示を求められる事案が発生しているらしい。真相をタイ王国大使館に問い合わせてみた。

さて「現金所持を入国の条件とする」という目的であるが、噂では、海外からのバックパッカーがあまりお金を持たずに入国し物乞いのようなことをやってお金を得て旅をするようなケースがあり、それを抑制するために滞在中の生活費をちゃんと持っているのを確かめているのだそうだ。

タイの入国の要項にも「現金の所持」の項目は、名目上とはいえちゃんと記載されているらしい。そのニュースでは、まだ日本人が入国の際にそういった現金提示を求められたという事例は無いようではあるが、、、、このままではこのプーケット旅行に不安が残ってしまう。だが、ネットの情報では真意はつかめない、、、ということで、一番手っ取り早く、タイ王国の大使館に電話して聞いてみることにした。


タイ王国大使館に聞く

[タイの秘境・ピピ島とプーケットを巡る旅行記7] 最近、タイの入国審査で所持金(現金)の提示を求められる事案が発生しているらしい。真相をタイ王国大使館に問い合わせてみた。

タイ王国の大使館に電話を掛ける。電話は日本語でOKだ。

モリオ:「もしもし、少しお聞きしたいことがあるのですが。」
係の人:「はい。どうぞ。」
モリオ:「今年の8月にタイに行くのですが、入国の際に現金1万タイバーツの提示を求められることはあるんですか?最近ニュースでそういうことがあるというのを見たのですが。」
係の人:「ええっと、一応規定としては一人2万バーツの所持が必要となっております。」
モリオ:「え!?2万なんですか?(汗)」
係の人:「はい。しかしながら、実際は入国時に宿泊するホテルが決まっているとか、帰りの航空券を所持していれば、まず問題ないと思います。」
モリオ:「では、万が一、提示を求められた場合でも、ホテルやチケットを見せれば入国は出来るということですね。」
係の人:「はい、きっと大丈夫です。」

「きっと大丈夫」、、、つまり名目上は2万タイバーツ必要だが、ちゃんと宿泊する場所や帰るチケットがあれば、入国は認めてもらえるはずだが、、、、それも全ては審査員に掛かっている、、、ということになるのかwなかなかアバウトだが、つまり現状では、日本人であれば信頼があるため今のところ現金提示の事案は起こっていない、、、ということか。

ただ、みすぼらしすぎる格好や怪しい格好をしている場合は、確認のため現金提示が求められる危険性も高くなる、、ということのようだ。「絶対大丈夫」ということは無いが、ある程度の身なりを整え、また宿泊先や、最低限帰りのチケットを持っている状態で入国審査に臨めばほぼ入国は可能だということだろう。

多分トラブルに合うことは無いとは思うが、タイ旅行に行く際はこのことをちゃんと頭に置いていたほうがいい。今回大使館に電話して、私はそう確信した。さて、、、引き続きプーケット&ピピ島旅行の準備を進めていこう。