旅行記 - 1月2日

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

目次

  1. Mtemere Airstrip へGO!
  2. セルースゲート前
  3. 滑走路へ
  4. 脚を曲げて食べる姿
  5. イノシシをバックに
  6. セスナ機の到着
  7. さよなら、タンボ

Mtemere Airstrip へGO!

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

私達を乗せたサファリカーは、ムテメレの飛行場へと進んでゆく。時間にして約10分ほどの距離。この最後のドライブの道中も、タンボは「これは象の足跡だ」とか言いながら、私達にサファリガイドをしてくれる。

モリオ:「そういえば、Eメールアドレスは?」
タンボ:「ああ、それなんだが、今日ハプニングがあってね。妻が水の中に携帯電話を落としてしまったんだよ。」
モリオ:「それは大変。じゃあ、これ俺のメールアドレスだから、携帯電話新しくしたら、メール送ってね。」
タンボ:「分かった。送るよ。」

本当に嘘が下手くそなタンボだ。教えることが出来ない理由でもあるのだろう。多分、メールが送られてくることは無いだろうが、彼が元気にこのセルーでガイドをしてくれていたら、いずれまた会うことも出来るはずだ。


セルースゲート前

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

程なくして私達のジープは、このサファリ旅行の最初の場所、セルー動物保護区の入り口でもある、ムテメレの滑走路前に到着。この門の向こうでの楽しかったゲームドライブサファリを思い出しつつ、記念の写真を一枚。


滑走路へ

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

荷物をゲートの建物内に置いて、タンボの後ろについて滑走路内へと入ってゆく。まだ私達のセスナ機はやってきていない。しかし、その滑走路のど真ん中あたりには、、、草を無心で食べているブッシュピッグ、イノシシの姿w なんでそんな所で草食べてるんだw ちゅうか、あんなど真ん中にイノシシが居て、飛行機、ちゃんと着陸できるのか?(汗)


脚を曲げて食べる姿

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

このイノシシが草を食べる姿というのが非常にユニークで、脚を伸ばした状態では口が地面に着かないので、こうやって前かがみになって草をむしっている。この出発間際の時間にも、私達に野生の世界を垣間見せてくれるセルースの大自然。ほんと、演出がニクいね。


イノシシをバックに

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

そんな夢中で食事をしているイノシシを背景に、タンボと一緒に写真を撮る。本当にこの4日間、お世話になりました。この後、タンボはこのイノシシを森の方へと追いやり、いよいよセスナ機が着陸する準備が整う。


セスナ機の到着

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

大きな音を立てながら、私達の乗り込む飛行機がやって来た。私達の出発と入れ替わるように、このセルーの地に足を踏み入れる旅行者を乗せて。降りてくるゲストにとっては、今日がこのサファリ生活のスタートとなる。その浮かれた姿を見ていると、なんだか羨ましくも思えてくる。本当にこのセルーのサファリ体験は、私達にとって一生忘れることのできないものになっている。


さよなら、タンボ

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編58] セルー、そしてタンボとのお別れ。

私達もセスナ機に乗り込む。

ミヅキ:「タンボ、体に気を付けてね、、、。」
モリオ:「タンボ、ありがとう。最後にこれ、新しいスマホの足しにして。」

私は、ポケットに忍ばせた5ドルをタンボに手渡す。ミヅキはボロボロ涙を流しながらそれ以上は言葉にならず、私達のやり取りを見守っている。

モリオ:「あ、もちろん、これだけじゃ買えないけどw」
タンボ:「ありがとう!」
モリオ:「じゃあ、あと20年はガイドやっててね♪ See you.」
タンボ:「See you.」

タンボは頷く。80歳のサファリガイド、、、は無理があるとは思うが、体力が許す限りは、ずっとこの地でガイドをやってて欲しい。そう願っている。では、パイロットの人も待ってることだし、このセルーの地を後にするよ。タンボ、お元気で。