旅行記 - 12月30日

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

目次

  1. ジープは進む
  2. ルフィジ川のほとり
  3. 川辺を進む
  4. 何か居る!
  5. ワニがいっぱい(汗)
  6. 川の中央にはカバ
  7. 骨も転がっている
  8. キリンがジープをガン見しているw

ジープは進む

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

私達を乗せたジープは、どんどんとセルースの奥へと進んでいく。タンボは運転しながら「ゾウの臭いがする」と言いながら、道無き道へと進んだりw

さて、ここセルース動物保護区でのサファリについてもう少し紹介しておこう。タンザニアでの一番人気のサファリの場所といえばアルーシャ方面の「セレンゲティ国立公園」。そこは1回のサファリで一人5万円ぐらい費用がかかる場所なのであるが、そこのルールとして、決められた道路から外れて走ることは出来ない。

しかし、ここセルースは道が有ろうが無かろうが行けるのであれば、オフロードを進むのも問題なし。また動物にも好きなだけ近づいて良いのだ。もちろん危険な動物に近づき過ぎるのは、こんな無防備なジープでは危ないが、その危険かどうかの判断は、すべてガイドに委ねられている。


ルフィジ川のほとり

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

程なくしてタンボのジープはルフィジ川の畔までやってきた。セルース動物保護区の動物たちはこのルフィジ川の豊潤な水によって、その生態系を支えられている。川の水は土を含んで濁っており、この中をうかがい知ることは出来ないが、、、どう考えても危なそうな雰囲気が漂ってくる。


川辺を進む

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タンボはそのぬかるんだ川辺の道を進んでゆく。ここに何か見せたい動物が居るのだろうか・・・そう思っていると、ふとタンボはジープを停め、エンジンをストップさせ、目の前の川辺の草むらを指差した。

タンボ:「あそこ(小声で)」

何か居る!

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私たちはタンボの指の先を見つめる。。。居た、、、ワニだ。体長は1mほどとそんなに大きくないが、草むらの保護色に身を包んだクロコダイルが頭だけ上げてジーっとどこかを見つめている。


ワニがいっぱい(汗)

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

もう少しカメラをズームして写真に収めてみよう。ぼーっとしてはいるが、凶暴そうな顔つきをしている。タンボに「この川は水に入ると危ないのか?」と聞くと「もちろん危ない」とのこと。たまに現地の人もこのクロコダイルに襲われて命を失っているのだそうだ、、、、サラッと怖いことを話すタンボ。本当にここはアフリカの大自然の中なのだ。辺りをよく見てみると、クロコダイルはこれ1匹では無く、あちこちにいっぱいいる。そして私達の気配に気付くと、スーッとこの濁った川の中へと隠れていくのだ。


川の中央にはカバ

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

またタンボが川の方を指さし「ヒッポ」と言う。よく見ると、頭の上部分だけを水面に出したカバがプカプカ川の中を泳いでいる。でも、この川にはクロコダイルでいっぱいだろうに、、、カバはワニに襲われないのだろうか?そう思っていると、ロバートお父さんがタンボに「ワニはカバを襲わないのか」と質問した。やっぱりみんな考えることは一緒だ。するとタンボは、弱ったり死んだカバを食べることはあるが、基本的にはカバの方が強く、また潜れる水深もカバのほうが深いとかなんとか。とにかく草食獣のカバのほうが生物学的に優位な立場にある、ということなのだろう。


骨も転がっている

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

フィールドを進んでゆくと、時折このように、骨だけになった動物の死骸もそこら中に転がっている。骨が散らばっているのは、色んな動物にその死骸を食い荒らされたためだろう。すごくのんびりとした緑の風景の中にも、こんな自然の厳しさのような香りを感じ取れる。


キリンがジープをガン見しているw

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編27] ルフィジ川の畔にはクロコダイル。こんな所で水遊びしてたら、命が何個あっても足りなさそう・・・。

川辺を離れ、再び内陸部へとルートを戻す。少し開けた草原のような場所では、キリンが数頭、こちらのジープをジーっと見つめている。ジープが進んでいくと、その動きを追う様に顔の角度を変えてガン見してくるw

敷地が広大で水と食料がいたるところにあるためか、とにかくふとした場面で動物たちが普通に登場してくる。本当にやばいとこにやって来た。でも、動物たちの姿が自然すぎて、動物がいるのが当たり前のような、、、とにかく普段は文明社会に囲まれた私達からしてみれば、非現実的で実感の沸かない場所、セルースだ。