旅行記 - 12月31日

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

目次

  1. キャンプファイヤーエリアにて
  2. 踊りと歌
  3. 誕生日?
  4. 踊って盛り上げてみるか、、、。
  5. 大晦日パーティーも終わり
  6. あけましておめでとう!
  7. 私達にも新年のシャンパン
  8. おやすみなさい

キャンプファイヤーエリアにて

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

大晦日のキャンプファイヤーエリア。食事が終わって立ち寄ってみると、昨日の夜と同じく、男性スタッフ達が、火のまわりで太鼓の革膜を乾燥させつつチューニングを行っている。今日は昨日のように、ドレスアップした女性陣は見当たらない。昨日のフライングイベントで満足してしまったのだろうか?w


踊りと歌

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

ディナータイムも終わり、続々とこのキャンプファイヤーの場所にゲストも集まってくる。いよいよ本当の大晦日のダンスパーティーが始まる。昨日と同じように、炎を囲んでみんながステップを踏み、民族的な歌が太鼓のリズムとともに夜の闇に響き渡る。。。だが、あれ?ブッシュマンの姿はない。今日のブッシュウォークの後、ブッシュマンに「今日もファイヤーキャンプでイベントやるの?」と聞くと「やるよ!」と言っていたので、てっきりここに姿を表わすと思っていたが、、、疲れて寝てしまったのかもしれないなw ちなみに今日のパーカッションは昨日よりはレベルが高い。


誕生日?

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

さて、ダンスで盛り上がり始めた頃、今日のプールサイドで一緒になったダルエスサラームからの家族が「今日は娘の誕生日だから祝ってくれ」みたいなことをキャンプのスタッフに伝え、ダンスパーティーはだんだんと一家族の誕生日会のような雰囲気に変わっていく。きっとこのダルエスサラームからの家族は地元で力持ってて、ワガママ通せるんだろうな、、、というゴリ押し誕生日パーティーみたいな感じに。

若干、ヨーロッパからのゲストはその状況に引き気味になりながらも、トラブルもなくハッピーバースデーの歌も歌い終わり、再びパーカッションと歌のニューイヤーイヴパーティーが繰り広げられる。。。が、途中ハッピーバースディパーティーでトーンダウンしたせいもあり(苦笑)、少し勢いに欠ける展開に。


踊って盛り上げてみるか、、、。

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

そしてイベントもフィナーレ。最後のラストソングが激しいパーカッションのリズムに乗せて始まる。だが、スタッフもゲストもちょっと乗り切れていない雰囲気。

よし、、、ここは、私が踊って盛り上げるしか無いw 。。。というわけで、昔ストリートでやっていたカポエラ訛りのダンスステップを踏みながら、フロアの中央で激しく踊ってみる。。。

すると、、、なんということでしょうw その踊りに感化され、スタッフの女性ダンサーの一人が、激しく腰を振りながら私のダンスに絡んでくる。うぉ、思った以上に反応が良い。さらに私達の踊りを煽るように、パーカッション担当のスタッフも奇声を上げながら、パーカッションを叩きまくる!そしていつしか、このファイヤーキャンプエリアは、ものすごい熱気に包まれ、大晦日らしいフィナーレを迎えた。これは頂きました♪

若気の至りで夜な夜な近所迷惑も考えず、たむろってやっていたストリートダンスがこんな所で役に立つとは。さすがアフリカンビート本場のアフリカ。踊りに対する反響がスゴい。

この後から、スタッフは私を見ると「ヨー!ブラザー!」と声をかけてくるようになったw ヨーロッパのゲストの人達も、私たちと目が合うと向こうから「ハイ!ダンサー!」と声を掛けてくれるようにもなったりと、ほんと「ダンス」ってこのアフリカではかなりの武器になる。


大晦日パーティーも終わり

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

さて、大晦日のパーティーも幕を閉じ、私たちはバーでいつものようにビール(1本4ドル)を頼み、新しい年が近づいてくるのを、炎を見ながら過ごしていた。するとそこに、マサイ族の一人、英語があまり喋れない三つ編みロングドレッドのサイモンがやって来て私達の隣の席に座った。

サイモン:「ダンス。グッド♪」

そう言いながら、私達と一緒に炎を見つめてニコニコするサイモン。そしてその後、「マサイ、ダンス」と言いながら、自分の持っている携帯電話を取り出し、私達に自分のマサイの村のお祭りのムービーを、割れたケイタイの画面を通して見せてくれる。

マサイ族も現代では携帯電話を持っているとか聞いたことがあったが、、、それは本当の話だったようだ。しかしサイモンに、彼の携帯を指差し「インターネット見れる?」と聞くと首を横に振る。インターネットが見れるなら、私達のSNSなんかを紹介してみようと思ったのだが、どうやら彼の画面の割れた携帯電話は回線には繋がっておらず、ただ、ムービーや写真を保存しておくだけの端末として機能しているだけだった。

また、彼は自分のスマホの中に保存されている、自分の種族の祭典を録画したムービーをなんとか私たちのスマホに送ろうと、何度もBluetoothで私のスマホと接続を試みるが、Bluetoothのバージョンが違いすぎて接続は出来ず。仕方が無いので、画面越しに、そのムービーを撮らせてもらった。それが上のムービー。

本物のマサイ族から見せてもらった、ヤラセ一切無しのマサイ族の祭典映像。そこには先進国から来たテレビカメラに収められた映像ではなく、マサイ族の一人の青年が自分のカメラで撮った、リアルなマサイ族の姿が映し出されている。この割れた携帯も、キャンプの誰かのお下がりを貰ったのかもしれないが、彼にとってはとても大切な宝物なのだ。


あけましておめでとう!

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

そうして、マサイ族のサイモンが見せてくれる色んな映像に私たち夫婦が見とれていると、、、いつの間にか年が明けて2018年1月1日がやって来た。いたる場所で「ハッピーニューイヤー!」の挨拶が交わされ、バーのほうも新年の到来に盛り上がっている。そんな時だった。

バーの方からの声:「おい!マサイ!ハッピーニューイヤー!ソーダだ。来い!」

そんなマサイ族を全部ひっくるめて呼び寄せるスタッフの声が聞こえる。マサイ族の彼らを顎で使うような口調はあまり好きになれないが、どうやら、マサイ族にもここのサファリのスタッフから新年のお祝いとして「ソーダ」が振る舞われるようだ。マサイ族って、ソーダは飲むのかwと多少ビックリはしたが、こんな娯楽の少ないアフリカ・タンザニアの中央部での生活で、彼らにとっての新年を祝う炭酸水というのは、格別なごちそうなのかもしれない。


私達にも新年のシャンパン

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

そして、サファリのスタッフは、私達にも新年のお祝いとして、シャンパンを振る舞ってくれる。おお、これは良い♪ もちろんありがたく頂きますよ。大晦日のガラディナーは若干ガッカリ感はあったけど、その後のダンスパーティーの盛り上がりから、マサイ族との交流、そして新年のハッピーニューイヤーシャンパンへの流れ。これは私達にとって新年にふさわしいイベントになった。


おやすみなさい

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:サファリ編44] ニューイヤーイヴのダンスパーティー。そしてハッピーニューイヤー!

そして私達もそろそろ明日のボートサファリに向けて部屋に戻って寝ることにする。コテージまでの夜道を付き添ってくれたのは、もちろんマサイ族のサイモン。夜の写真でピントがボケてしまっているが、本当に彼の笑顔は、純朴でステキだ。さ、明日のボートサファリも1日中なので、ちゃんと寝て体力を温存するよ♪