[インドネシアのパリピ秘境・ギリ島旅行記35] ギリ・トラワンガン島のナイトマーケット(後編)

ナイトマーケットを出て

そろそろ夜の21時。ビールも飲んだことだしこのギリ・トラワンガン島のナイトマーケットを後にする。それにしてもこのナイトマーケットは「東南アジア」の雰囲気たっぷりで、私達が食べられるものは少なかったけど面白かったなぁ。

焼きとうもろこし

ナイトマーケットを出てすぐの場所で、若い男の子がやっている焼きとうもろこしのお店を発見。もちろん幾らなのかは書いてないので、早速聞いてみることにする。

夜のギリ・トラワンガン島

トウモロコシが焼ける間、そんなくだらない話をしていると、若い欧米系の女の子がお兄ちゃんに話しかけてきた。

目の前で気軽に交わされているのはドラッグ系の取引。ほんと、この島はヒッピーが愛した島だけあって、こういうやり取りは日常茶飯事のようだ。こっちのジェッティエリアにいる旅行者は、ヤンチャそうな若い子が多いのも頷ける。

ギリ島

そうして私たちはトウモロコシを食べながら自転車置場に歩いてゆく。トウモロコシの味は、、、結構硬くて素朴な味わい。ミヅキ曰く、昔の昭和時代のトウモロコシの味、、、子供のころよく食べていた懐かしい味らしい。まぁこのトウモロコシが20,000Rp（約180円）なのはちょっと高いが、まぁこれもイベントの一つということでヨシとしよう。

こんな感じで、ギリ島はほんとナチュラル系ドラッグをそこら中で売っていたりしているため、少しドキッとしてしまうが、こちらがちゃんと「要らない」といえばすぐ引き下がるのであまり気にしないほうがいいだろう。夜のギリ島のジェッティ近所は、夜の町の怪しさと平和な雰囲気が融合したような、そんな独特の風景が広がっていた。

Sama Sama Reggae Bar

帰る道中で横切った、街の中心にあるクラブハウス「Sama Sama」ではレゲエのライブが真っ最中で、結構な人が席に座って音楽を楽しんでいた。まだ夜の21時頃。このギリ島のナイトライフが盛り上がりを見せるのは周りのレストランが全て閉まった23時頃から。明日は私たちは朝からシュノーケルに出かけるため、今日の夜はもうギリエコヴィラズに戻るが、最後の夜までにはここの夜23時からのナイトライフもレポートしたいと思っている。

北エリアに戻る

さて、それでは再び自転車でギリ島の北エリア、私達を待つギリエコヴィラズへと戻ることにする。それにしても夜だというのに、ほとんどのお店開いてるんじゃないかなぁ。田舎なのに都会な感じ。不思議な雰囲気だ。

北部に到着

自転車を漕いで、砂地では押して、、、結構大変な思いをしながらやっとギリトラワンガン島北部に帰ってきた。ホテル近所のレストランバー「The Clubhouse」では弾き語りのライブをやっている。目の前を写真を撮りながら通りすぎていると、「どこから来たの？」と弾き語りのライブ中の人が私たちにマイク越しに話しかけてくる（驚）。「日本だよー」と言うと「コニチハ」とまたマイクで返してくる。このフレンドリーでのんびりした感じがギリ島の大きな魅力の一つなのだろう。

ギリエコヴィラズに到着

ナイトマーケットがあったジェッティエリアから自転車で20～30分。やっと私たちのホテル「ギリエコヴィラズ」へと帰ってきた。この北部のゆったりした街灯を見ると、なんだか自分のテリトリーに帰ってきたみたいで心が落ち着く。賑やかなジェッティもアクティブな感じで良いけど、やっぱり私達的にはこちらの静かな北部のエリアのほうがしっくり来る。ただいま！

リビングでスイカ

さて、ヴィラに帰ってきた私達。お昼に買ってきていたスイカが冷蔵庫でキンキンに冷えていたので、切って食べることに。そう、ミヅキお待ちかねのスイカだ。早速切ってテーブルに運ぶ。

四分の一カット

夜市ではあまりお腹いっぱいに食べられなかったので、そのぶん今日のスイカは大きめに一人四分の一カット。南国のスイカだからきっと甘いのだろうとワクワクしながら…がっつく。。。。がっつく。。。あれ、、、そんなに甘くない。種は少なくて食べやすいのだけれど、ちょっと甘さが物足りない。これは塩必須だ。ギリ島のスイカはそんなに甘くない。豆知識だ。いや、たまたま私達が買ったスイカが甘くないのかもしれないがｗ

夜のお客さん

スイカが甘く無いと文句を言いながら食べていると、何やらリビングの床のほうで動く影。。。ドキッとしながら、影が動いた方を見てみると、、、、なんと、ここのリゾートのベンガル猫「スージー」が、私達の元へと戻ってきていたのだ。

スイカは嫌いらしい

多分お腹が減っているのだろうと思い、辺りを見回してみたが、、、スージーにあげられそうなものは何一つ無い。。。。いや、甘くないスイカがあるか。そう思い、スイカを小さく切ってスージー用のお皿に入れてあげてみる。しかーし、、、、スージーはこのスイカには目もくれない。。。さすがギリ島の住人だけあって、この島のスイカが甘くないのをよく知っているようだ。しかたが無い、お水でもあげとこう。

おやすみ、スージー

そうしてスイカも何とか食べ終わったので、私達も明日に備えて寝ることにする。スージーはリビングルームの奥で佇んで毛づくろいしながらまどろんでいる。明日もうちにやってきてくれるかな？私達の中で、このスージーに会うのがこの旅行の楽しみの一つになってきているのを感じた。おやすみ、スージー。また明日な。